ちょス飯の読書日記
『驚きの介護民俗学』 ★★★★☆
- 作者: 六車由実
- 出版社/メーカー: 医学書院
- 発売日: 2012/02/27
- メディア: 単行本
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これは、とても興味深い話。
それぞれの名も無き人々の貧しかった子ども時代や戦中、戦後の暮らし、歴史書には載らない庶民の文化や様子、風俗が記されていく。
とくに、蚕の雌雄判別士という仕事があり、女性の判別士が村々を回って増産に貢献したこと、しょんべん菓子の話に驚いた。
医療現場の人のための本かもしれないが、高齢になれば誰でも記憶は薄れていくものだ。
筆者の指摘どおり、自分はどんな子ども時代を生きてきたのか、そして今に至るのか書き留めると良い。
認知症の人の言葉に意味があり、聞き取れるうちにその宝を受け取り、伝えていかねば・・・・。
排泄ケアがうまくいくことに喜びを感じる、という記述に感動した。他人の父母の糞尿にまみれた尻を、介護者は心を込めて拭いてくれている。
このような尊い仕事は、良い労働環境を整え、高い賃金で雇われるべきだ。そして、皆から尊敬されるべきだ。
もっと、詳しくひとりひとりの人生について知りたかったので、マイナス1★
D紙反響
群馬のUさんから、感想はなくご自分の4コマ漫画が掲載されて驚いた、とさらに新漫画が届いた。
ユーモアがあり、楽しい絵柄だ。
原稿料をこちらからお支払いするべきところ、彼から1600円分の80円切ってが入っていた。有難うございます。
隣人より大きい苺
朝、スーパーへ行き、198円のパイナップルを買って帰ったが、そのとき苺のパックを見ると、498円。ううーーん、これは買えない。我慢我慢。
すると、昨年末に救急車に乗って病院へ行き、戻ってからも自宅にずっとこもっていて、外出していなかった隣のばあさんが、ピンポーーン、とやって来た。
年末に500円の黄色い薔薇の花束とchosu-manma手製のクリスマスクッキーをお見舞いに渡したが・・・
倍返し!苺2パックを「お礼だ」と言ってくれた。大きくてうまい。甘い。決してみずからは買えない。
ばあさんは、血色もよく太ったようだ。部屋の中で歩いていたのよ、狭いけど。と笑顔だった。