2/21河村名古屋市長の「南京大虐殺否定」報道への感想

毎日新聞WEB版2013年2月13日

名古屋市河村たかし市長は20日の定例記者会見で、姉妹友好都市の中国・南京市の共産党市委員会常務委員らの訪問団に対し1937年の南京事件を 否定した理由について「姉妹都市だから『真実』を言わなくてはいけない。社会的使命を感じる。この問題だけはきちんとして、日本の将来の子どもたちのため にプレゼントしたい」と説明した。

 河村市長は同日午前、市役所を表敬訪問した南京市訪問団に「通常の戦闘行為はあって残念だが、南京事件というのはなかったのではないか」などと発言した。(以上引用終わり)

南京大虐殺」と表現される事実があったかなかったか…と言う議論はさておき

中国南京市の市民がこの表現を中国政府が用いたり、中国人の一部や日本の「サヨク」「教科書教条主義者」達が用いて、日本政府や日本人をいまだに責める…という事をどのように思っているか…ホンマ南京市民・元南京市民子孫はそんなことをやっているのか…

そういった現在の事実が明らかになってくる…少なくとも名古屋市民や子供らが知ることが大切でしょうね。
歴史認識であれば、日本人は「南京大虐殺などなかった。あるとしても多少の民間人への攻撃と死だ」と認識すれば良いし、中国人は「たとえ一人でも国際法上許されない民間人への虐殺である。1000万人1億人子虐殺されたかも知れない」とでも認識すれば良いのです。

お好きにどうぞ…できれば、その当時の夫々の政府・政権や軍についての功罪の両側面を見れもらえば、ちょっとは知性や理性を発達させる事に繋がります。

自分が過去に「虐待された」「苛められた」、また「無能であるために現在社会的地位や存在が低階層となっている」などの動機で、自己尊厳を自国民であるということのみを基盤にしかできず「他国を悪者にして」相対的優越感によって保とうとするネット上の「ネトウヨ」くんたちも

同じような自分の生い立ちの過程が「資本主義体制」や「いまだに残る軍国主義的思想・天皇制賛美思想と融合した封建主義的思想に反映された諸事象…すなわち厳しい親や大人の考え」のせいである…という考えに固執するネット上の「サヨク」も

皆、「アレ的な」自信の無い者の群れと言えます。

知性があれば、どのような経緯で南京市街で戦闘が起こり、その戦闘で何人の民間人が死に、そのうち何人が「ゲリラ」でなく無抵抗の市民であったか…を知ろうとしてもおかしくはありません。

まあ、それが「何人」であったとしてもいたって「趣味的研究」であり、その結果「日本が悪い・中国が悪い」などという結論も出るはずもありません。

無抵抗の民間人が戦闘によって死んだ

どの戦争でも戦闘でも、東京でも南京でも、広島でもベルリンでも、長崎でもパリでも…

同じことです。

そんな事実を知らしめ、中国南京市民と日本名古屋市民が対等にお付き合い…時には仲良く時には喧嘩しながら…できるようにすれば何かが生まれて来るでしょう。皆が今の自分に自信を持って前に進むことができるようになるのではないでしょうか。

自分の良いところ・悪いところ、他人のそれら…全部ひっくるめて認めあうしかないのですよ。

そうして、その中で「ちょっとでも前へすすもうや」と言いながらお互いに協力し力を出し合って未来を創っていけば幸せになると思います。

そのために自信を持てる能力と、対話・議論相手を知ろう・わかろうとする姿勢…好奇心や想像力が必要です。