第3回『ちいさな古本博覧会』初日終了致しました!

日記書きました!














(写真は夕方に一瞬行った際の会場)

第3回ちいさな古本博覧会初日終了致しました。ご来場いただきまことにありがとうございます。明日は10時〜17時までとなってりますのでよろしくお願いいたします。



この二日間は会場ではなくお店の番をすることになっているので、10時半店にひとり出勤。博覧会のことを気にしつつ開店作業。11時からはオヨヨ書林さん、バサラブックス関根さんとお喋りがあるので開店後交代してくれるS氏が来るのを待つ。ぽつねん。30分過ぎる。来ない。ぽつねん。このままどこかに消えてしまいたい気分になりかけた頃S氏が。どうやら会場はにぎにぎしているらしく帳場を出られなかった様子。そうですか、しょうがないですね、それはそれでよいことではあります。すぐ会場へ。
皆さんに挨拶するも奥のテーブルには誰もいない。って、DJやってないのー!さっそく奥のテーブルに3人で座り、『オヨヨ書林の山崎です』『バサラブックスの関根です』『古楽房でアルバイトしてます、うすだです』と挨拶。まず関根さんがMIXしてきたCDが流れる。で、マイクを持ち直してトークセッションもスタート。目の前の長椅子にははらぶち商店さんとEさん。誰が聴いているのかなんて心配はいらない。誰も聴いていないぜ!
話の方はひとまず流している音楽について『これは何ですか?』『これは・・・』と話してゆく。お決まりのはじめて買った音楽、最近買った音楽なども話してゆく。MIXCDにはシャムキャット、かえる目THA BLUE HERBキリンジyanokamiエレカシfishmansなどなど。全体的にほんわかと春めいた、流れも考えている感じ。(※関根さんについては最新号の雑誌ぐるり(ビレッジプレス)にてコクテイル狩野さんによる『ぼくのなかのひと』という連載に登場してますので是非見てみてください。関根さんの魅力の断片がキラキラしています。)関根さんにとって音楽は嗜好品ではなくてそこからなにかを生産してゆく対象なのだろう、と思う。とても音楽と本人の間の距離が蜜だな。それは深呼吸をし大きく吸い込んだ世界をもう一度世界にかえすようだ。オヨヨさんからも質問が出る。『難解な歌詞が好きなの?哲学的というか・・・』『あ、いや、その、え、んん・・・はい。あ、でもそうでもない、かな。いや、そう、わかりやすいよりはすこし難しいぐらいの方が、はい』
その後話はふたりを中心に小沢健二へと向かう。『最近、十数年ぶりに小沢健二を聴きなおしてるんだよね、最初から全部さ』『オヨヨさんていくつですか』『35』『渋谷系直系?』『直系てなに?(笑)あ、でもピチカートのね、マニアだった。ピチカートファイブね』オヨヨさんは富山出身。ライブになどに行きたくても当時は遠くて行けなかったらしい。『雑誌とかに出てるじゃない?あれ全部集めてた、出てるのは全部』『でもね、なんかやめちゃったんだよね、卒業って言うか。で、全部売ったんだよね。そしたら20万になった』『ええーー!!!』(関根、薄田)『当時はね、まだ高く買ってくれたんだよね。そういうの好きな人のところ持ってくとさ。×××がうん万円で売っちゃてるようなとこ』当時は高かったレコードも、いまや随分と安い。とくに渋谷系のレコードはいろいろあって高い。(買占めして自分のレコ屋で高くつけるとか、いろいろ)『オヨヨさんは7インチも買うんですよね』『ああ、買ってたよ。でもね、やめたんだ。7インチってさ、短いじゃん時間。すぐ終わる。だからすぐレコード変えなきゃいけないでしょ?そうするとさ、仕事してるよりレコードいじってる時間の方が長くて仕事になんないんだよね。それに少し前に気付いた。』3人爆笑。会場シーン。『レコードと古本って似てるんですかね?』『似てると思うよ。両方とも過去のアーカイブなわけでしょ?新しいものってないわけじゃない』『本人が生きていない限り新作ってのはないものね』
で、話は小沢健二に戻る。関根さんのCDでも小沢健二が流れてる。『小沢健二は多分やばいでしょ、変って言うか』『当時は小山田の方が変なやつって思われてたと思うけど別々になって実際一番変でやばいのは小沢健二だった。当時はそれがわからなかったよね』『小沢健二の世界はだんだん音がなくなっていっていて最終的に彼の場合は音はなくなるだよ、きっと』はオヨヨさん。小沢健二には無頓着なわたしはそれを聞きつつふたりの真剣な横顔を見る。『POP過ぎて恐いっていうか、狂気ですよね』と関根さん。POPが突き抜けたら狂気です、ほんと。『これ名曲だね』とつぶやくオヨヨさん。fishmansだ。曲名は失念。最後に中村一義でお仕舞い。
わたしの持ってきたCDにチェンジ。『ぐっと暗いのかけます』で≪柳田ヒロとそのグループ/幸せにならないで≫を。『・・・暗いねえ』(オヨヨ、関根)その後もCDを変えながら話は続く。
≪Levitts/Notes So High≫で話は音楽と古本に。『これはスピリチュアルジャズなんだね』とオヨヨさん。そして関根さんが『古本好きなひとの好きな音楽って何ですかね?やっぱりJAZZ?』と。『いや、それはわかんないね。でもJAZZはカタログの番号埋めていくとかさ、このCDもESP-DISKのやつだけどレーベルごとで揃えていったりとか、ブルーノートとかさ。ESPも一応JAZZのレーベルだしね。そういうコレクションの要素が古本好きなひとにも多いんじゃない。岩波文庫全部揃える、みたいな。』『そろうんすか!?』(関根、薄田)(そもそもESP−DISKはエスペラント語のレコードを出すために設立されたみたいですが、JAZZ以外にもサイケとかの良質な音源が多いです)
で、柳田ヒロをもう一曲に、PHANTASIA、埋火を。気が付けば11時半からはじまったおしゃべりも1時半に。2時からはPIPPOさんのポエトリーリーディングショウが。するとコクテイルの狩野さんが来て『次あるから適当なとこで終わらせて』とのこと。観客のいない長椅子を前に3人そそくさとフェードアウト。最後の方はだらだらとドーナツトークな具合でコーヒーショップでダベるのをそのまま会場に持ってきたような感じ。持っていたマイクもはやばやと置いて話した2時間でした。
山崎さん、関根さんありがとうございました。

あー楽しかった!

出演(写真右から)
オヨヨ書林 山崎さん(35)
バサラブックス 関根さん(28)
古楽房 うすだ(25)




その後は店にいたので詳細はわかりませんが、古本博覧会はどうやら盛況だったようです。

PIPPOさんのポエトリーリーディングショウでもあらたな出会いがあった模様!こちら≫http://blog.livedoor.jp/pipponpippon/archives/51144791.html


明日も10時から17時までやっておりますので、よろしくお願いいたします。

蟲文庫さんの本が売れておりましたので棚のお手入れしてまいりました。売れています。えいさえいさ

(オヨヨさんにロックマガジンとEGOのことを話し見せると『安いね。買っていいなら全部買うけど』とおっしゃっていたのが個人的に印象的でした)

それでは

さようなら


うすだ

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第3回『ちいさな古本博覧会

■日時 4月11日(土)、12日(日)
■会場 高円寺西部古書会館 高円寺駅北口より徒歩3分
高円寺駅北口のロータリー右手吉野家を過ぎ、99shopも過ぎた先のディスカウントショップオリンピックを右折、すぐ右手が西部古書会館
■時間10:00〜18:00(12日は17:00終了)

■参加店舗(変更の可能性有り)
古楽房(高円寺)http://d.hatena.ne.jp/collabonet_project/
paradis_books(無店舗)http://plaza.rakuten.co.jp/yumenosuke2/
コクテイル書房(古本酒場コクテイル/高円寺) http://koenji-cocktail.com/
オヨヨ書林(青山)http://www.oyoyoshorin.jp/
蟲文庫(岡山・倉敷)http://homepage3.nifty.com/mushi-b/
アジアンドッグ(無店舗)http://asiandog.ocnk.net/
盛林堂書房(西荻窪)http://seirindo.client.jp/
股旅堂(無店舗)http://www.matatabido.net/
書肆楠の木(神奈川・茅ヶ崎)http://ishonan.com/syoshikusunoki
とんぼ書林(無店舗)http://homepage3.nifty.com/tomboshorin/
中央書籍(高円寺)http://d.hatena.ne.jp/chuobk/
太陽野郎(無店舗)http://taiyoyarodiary.seesaa.net/
常田書店(無店舗)
はらぶち商店(無店舗)
古書桃李(無店舗)
音羽館(西荻窪)
(順不同)
≪イベントご案内≫
◎4/11日(土)古本Jくんとゆこうtour記念!近代詩朗読集‘てふてふ’Special!
PippoのPoetry readingショー‘
14:00〜と、16:00〜の二回
(この日は詩の朗読:BGM付&トーク のみです)
投げ銭制です☆お気軽にどうぞ♪
PIPPOさんブログ≫http://blog.livedoor.jp/pipponpippon/

オヨヨ書林DJ(両日全時間帯)
オヨヨ書林による古本DJ
開場から閉場まで音楽をかけながらふらりといらした誰かとまったりダベります
完全フリースタイル、ノーロープ!
ゲストとして吉祥寺バサラブックスの関根店長も登場予定
(11時頃に登場予定)
オヨヨ書林http://www.oyoyoshorin.jp/
バサラブックスhttp://basarabook.blog.shinobi.jp/