じじぃの「人の死にざま_1630_アナクシマンドロス(古代ギリシアの哲学者)」

Introduction to Thales, Anaximenes, and Anaximander 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=iyUWeoPc1wg
生命は海の中で誕生した (denkipaper HPより)

【書評】動物行動学研究家・竹内久美子が読む『進化の謎を数学で解く』アンドレアス・ワグナー著、垂水雄二訳  
進化論のルーツは古代ギリシャアナクシマンドロスまで遡(さかのぼ)る。しかし議論として沸騰し始めたのは19世紀のチャールズ・ダーウィンからだ。
http://www.sankei.com/life/news/150405/lif1504050033-n1.html
進化論 ウィキペディアWikipedia) より
古代ギリシアの哲学者アナクシマンドロス(Anaximandros、紀元前610年 - 紀元前546年)は生命は海の中で発展し、のちに地上に移住したと主張した。
エンペドクレスは非超自然的な生命の誕生を論じ、後の自然選択に類似した概念を書いている。中国では荘子が進化思想を持っていた。ジョセフ・ニーダムに依れば、道教ははっきりと種の不変性を否定し、道教の哲学者は生物が異なる環境に応じた異なる特徴を持っていると推測した。彼らは自然に対して、当時の西洋の静的な視点とは対照的に「恒常的な変化」を見いだした。古代ローマの哲学者ルクレティウスギリシアエピクロス主義に基づいていかなる超自然的干渉もなしで宇宙、地球、生命、人間とその社会が発展すると論じた。

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『10代からの哲学図鑑』 マーカス ウィークス、スティーブン ロー/著 三省堂 2015年発行
宇宙は何からできている? (一部抜粋しています)
ギリシャの沿岸植民ミレトス(今野トルコ西部)が、私たちの知っている最初期の哲学者たちの生れ故郷です。そのひとり、天文学者、技師でもあったタレスは、この世界は何からできているのかという問いにひきつけられ、驚くべき理論を考え出します。あらゆるものは、たったひとつの物質、水から成り立と考えたのです。水はどんな生命にも不可欠である。陸地は海から出現するように見える、水は液体・気体・固体というさまざまなかたちで存在する、ゆえにあらゆるものは、なんらかの存在形態をとった水でできているにちがいない、と推論したのです。タレスは自分の新しい数学的概念を建の思想家たちに教え、弟子だったアナクシマンドロスは、地球を支えるのが水だとしたら、水を支える何かがあるはずだと推論しました。アナクシマンドロスのあとにもさらに哲学者たちが続き、新説を提唱していきます。たとえばアナクシメネスの説は、地球は空気中に浮かんでいるのだから、空気が宇宙でただひとつの物質だというものでした。
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また、デモクリトスとレウキッポスの考案した、「原子論」もあります。あらゆるものは、原子という、きわめて小さくて不変の、それ以上分割できない粒子からなるという説です。それによると、原子がからっぽの空間を自由に動きまわり、互いに結合しあって、この世界で私たちの目に見えるさまざまな実体をかたちづくります。実体が死んだり朽ちたりすると、原子は再結合して新しい何かをかたちづくるのです。