「HAKANA」初日

copanda2008-04-19

18日の初日を、さるもたんと美貴ひとすじヲタのロバたんといっしょに見てきました。
まずはネタバレなしの感想。
ひと言でいうと、ミキティ綺麗だったぁ〜。
「人」ではないという役の設定を体現した、この世の者ならざる美しさ。「儚(はかな)」という名に、絶大な説得力をもたらすほどの美しさ。もうほんと綺麗としか言いようがない。そんでもって、魂は赤ちゃんなもんだから可愛いの。
もちろん「リボンの騎士」のヘケティは絶品でしたが、あの芝居は「様式」だった訳で、今回みたいな感情表現を要求される芝居でとってもナチュラルな芝居をしていて、ミキティってこんなに芝居できたんだなぁと驚きました。
トゥーランドット」のなっちも大絶賛しましたし、ハローでいちばん舞台に向いてるのは梨華ちゃんだと思っていますが、ミキティもやるなぁ。
演劇界隈で、「トゥーランドット」のなっちはとても評判が良いようで嬉しい限りですが、美貴の評価も上がること間違いなし。未来に繋がるお仕事になったと思います。よかっよかった。
(ネタバレ防止画像↓ロビーに飾ってあったサインTシャツ)

ネタバレありの箇条書き感想。
・全裸の生まれたてミキティは、全身タイツだとしても1メートルの距離から見てみたい。
・その全裸ミキティを双眼鏡とかで覗き込みたい気持ちは分かるけど、舞台の奥から大光量の目つぶしライトが出ていますので、がっつきたい人はライトで目を痛めないように要注意。
・男女のまぐわいを覗き見たミキティが、ひとりで真似してやったりしても、エロくないのがミキティクオリティ。
・「抱いてよ抱いてよ、私を女にして」とまで言っていても、エロくないのが(ry
・んで、やっと抱いてもらって、あんな形やこんな形になるけど、黒衣の竹笹が我らがミキティを見せたり見せなかったりして守ってくれててGJ。
・猥語も連発するけどポルノにはなってないから安心してね。爽やかってこともないけど下品じゃない。どっちかっていうと笑えた。美貴がまらとか言ってるよ、ぷっ。って感じ。
・全編にさまざまな交歓シーンがあって、しかも美貴はとっても綺麗なのに、あんまり官能的じゃないのはなんでだろうって考えたけど、美貴が非常にさっぱりした人だからなのかなって思った。
・魂ボールふたたび。人間になりたーい。
・期待の花魁道中はてきとー過ぎ。禿(かむろ)も振袖新造もいないし。外八文字の歩き方してくれなくちゃ見せ場にならない。
・歌あり。ビゼーの「カルメン」で歌われる「ハバネラ」の替え歌。とても綺麗な声で歌っていましたが、ヲタ以外のお客様には美貴が歌ってるって分からないかも。こんなに歌えるんだってとこを、正面切って見せてほしかったです。生歌だったか口パクだったかは微妙だけど。
・カーテンコールで、他の俳優陣が深々とお辞儀を続けている中、さくっと頭を上げで両手を振ってる美貴ちゃんw 「何日君再来」の梨華ちゃんとは対照的w そんな座長は見たことないので、そのまま千秋楽まで続けてほしいです。気軽な感じが美貴らしいね。
・幕間が30分。「藤本美貴」の刻印つき瓦せんべい買いました。1200円。
・試食用の人形焼きに、ヲタが群がりすぎ。ひもじいなら買って食べれ。
・ヲタがヲタだと分かるのは、スーツ着てるのにリュック背負ってるから。
芝居全体はまったりぎみな展開だったけど、とにかくミキティが美しいですし、商業演劇らしいそれなりに豪華な照明とか衣裳も楽しませてくれるので、半額になったことですし、ぜひ見に行ってあげてほしいです。