魔法先生ネギま! 231時間目 EP1「続・旅立ちのラカン▽」

やっと話数の誤植直ったね。この話、時間移動とかもあるから、何か理由があるのかもしれないとか疑ってしまったよ。
で、前回に引き続き、ラカンの昔話。もうここでの映像がラカンの自主制作映像なのか、単なる回想なのか分からなくなってきているw。早い話、楽しく見せるための口実な訳だ。上手いなあ。どうやら、この映像も次回までのような感じだ。

ナギのような無敵の存在は、どこにも引っかかれない、孤独な存在と言える。彼があのように豪快でいて朗らかな性格であったのは、ある意味幸運な事だったのかもしれない。下手をすれば、自分の才能に振り回され、戦争の道具などに成り下がりかねない。彼の周りには、既に三人の凄腕がいて彼の「現実との鎹」になっていたようだが、それでもまだ彼は物足りなさを感じていたようだ。
そんなナギにとって、ガチンコで戦う事ができる相手ラカンこそ、正に彼が一番望んでいた者なのかもしれない。「俺に並ぶ人間がいたってだけで満足だぜ」この言葉だけで、ナギにとってラカンがどんな存在かが分かるというものだ。ナギにとって、他の紅き翼メンバーは「仲間」かもしれない。しかし、ラカンは「親友」と呼べる存在だったのかもしれない。
二人がいちゃつく姿に、アルと詠春はため息をつく。それは羨望のため息のように感じる。
ところで、前回のラカンは剣の二本目を折られてそれまでだったようだが、今回は自在に出せるようになっている。この間にナギとの契約をしたという事だろうか。

  • ウェスペルタティア王国王女アリカ殿下

かなり印象的な目元だ。意志の強さを表すような、付根が二股の眉毛。そして、黒目がちの瞳。この目元を見る限り、誰とも似ているとかは言えない。
王女というからには、王位を継いでいるわけではないのだろう。現王は他にいるわけで、もしかしたら直系ではないという事も考えられる。例えば、彼女が幼い頃に王弟が即位してしまい、王位を手放さないとか。つまり、彼女の王国における権力そのものがあるかどうかは不明だ。
そう考えると、「姫子ちゃん」の扱いの事が、どことなく納得できる。ナギは、心ならずも王国からアスナを開放できずにいる。それなのに、アリカ王女との確執は起きない。それは、王女自身がアスナを解放しない現王との間に確執がある王女だからでは無いかと推測できるのだ。
アリカ王女は、そんな国内の事情を改善する意味もあり、もっと広い視点で世界を動かそうとしているとすれば、戦争調停役を自ら買って出る、彼女の強い意思についても納得できる。
そんなふうに妄想すると、ネカネは現王の娘、つまり彼女のいとこに当たるのかもとか思ったり。

そして、アスナはアリカの妹ではない事が判明した。アスナを助けたという深い係わり合いを持ち、彼女の協力者になったナギに対しても、アリカ王女はアスナの事を明確に話そうとはしないらしい。つまり、表沙汰に出来ない、それなりの事情があるという事だ。
王女の妹ではない。しかし姫ではある。そして深い理由。そう考えると、やはり噂される「見かけ通りの歳ではない」が真実味を帯びてくる。成長したタカミチといたアスナが21年前のこの当時の姿と変わっていなかったのも、やはり彼女が「不老の存在」だとするのが納得しやすい。であれば、アスナがアリカの妹で無いのも不思議ではない。アスナは、ずっと以前から王国に存在し続けた考えればよい。
アスナは「神代の力」と呼ばれるほどの力を持っている。その力を長く保つ為、その命を長引かせる為に、非常識なほどの方策が採られているとも考えられる。アスナ自身が不老の力を持っていなくても、王国が彼女の命を「凍結」しているなどの可能性もあるだろう。そういった意味で「不老の存在」にさせられている可能性もある。
アスナは、何時の頃から存在していたかも定かでは無い、時を止められ、人生を奪われ続けている悲運の姫だったのかもしれない。しかし、そんな彼女が今の「明日菜」になったのかと思うと、なんだか泣けてくる感じだ。

  • 完全なる世界

ウロボロスが紋章か。正に、そのまんまのイメージだ。しかし、改めてこのイメージを提示されると、色々と考えたくなってしまう。
彼らの目的は、やはり単なる「死の商人」としてのものではないようだ。この魔法世界の滅亡を目的としているとも考えられる。そして、ガトウが掴んだ彼らの目的は、ガトウにして、理解は出来るものの、信じ難いものだったようだ。そして、ラカンには興味が無いかもという事は、それほどまでに観念的で壮大な目的だったのかもしれない。
信じ難い、観念的なほど壮大、そして、ウロボロスのイメージ。
ガトウの「信じられない」という反応は、以前に似たような反応を見た事がある。それはカシオペアに対する魔法先生達の反応だ。魔法使いにとってしても、時間移動はありえない現象なのだろう。
しかし、現にネギま世界には時間移動は存在する。それをウロボロスのイメージとあわせて考えると、ありえないほど壮大な設定が妄想できる。つまり、この世界を滅ぼすのは、新しい世界が生み出させる為に必要な事だから、という事。そしてその新しい世界は、時間移動によってこの世界に繋がっているとか。
例えば、この魔法世界が実は未来の火星だとして、今唯一つ残されているゲートが、どうも古くからある麻帆良学園と繋がっているようだという事から考えると、魔法世界を滅亡させるのは、古代の地球にエクソダスさせるため。そして、地球の文明を誕生させる。そしてその文明発展の結果、人類は未来において火星に渡り、そこでタイムマシンも開発する。未来火星の発展は、時間移動も出来る12のゲートの開発と魔法使いという新人類の登場で混乱し、一旦破滅しかけるが、それが今の魔法世界となった。そして「振り出しに戻る」・・・とか。
以前に妄想したものに比べて、更に大雑把で矛盾だらけの妄想だが、ウロボロスのイメージからするとこんな所だろうか。何にしても、タイムマシンが絡むと、どんな事も想像出来てしまうのが、大変でもあり、面白くもある。

  • ナギとフェイト

年恰好がナギに近いフェイトが登場。これは一つの暗示だろうか。フェイトとナギは鏡の様な存在だと。この後二人は戦い相打ちになるようだ。そして後、フェイトは子供の姿で現れ、それに対するのはやはり子供のネギだ・・・・。
どうも、ネギにとってあまり良くない想像をしてしまう。ナギは一体どのような存在なのか。生まれも育ちも未だ明らかでなく、歳もかなり若い。それなのに「無敵」。彼と対等に戦えるラカンなどは、きっとナギの数倍の時をかけて、あれほどの力を身に付けたのだろう。ナギという存在は、あまりに非常識にすぎる。それはまるで、作られた存在フェイトのように。
そして、ネギの誕生時の状況も気になる。ナギが死に、その後ネギが残された。それはまるで、フェイトが相打ちし、そして子供のフェイトが現れたのと同じではないか。
あまりに突飛な発想だが、ナギは、フェイトと同じ様な生まれ方をした存在なのではないか。つまり、元々は完全なる世界が生み出した人造人間であり、なにかの拍子に自由意志を持ってしまい敵となった存在。仮面ライダーのように。そして、彼らは強い魔力によって、その存在を維持する為、例え死んでも再生する力すら持っているとか。超人ロックのように。フェイトは組織によって記憶のバックアップがあるが、ナギには無いので新たな人格ネギとして育ってきたとか。子供のネギの前に現れたナギは、もしかしたら、真相を知った未来のネギが、その運命を変えないようにカシオペアで過去に行き、自らナギを装う渾身の演技だったりして。
もし、そんな設定だとすると、ネギという存在は、とてつもなく孤独な存在になる。自分で妄想しててなんだが、これはちょっと嫌かも。

  • ネギの母

そして、ネギはアリカ王女を見て思うところがあるようだ。やはり彼女がネギの母である事が一番収まりが良いように思う。