NOVA 1

奇抜な話が読みたかったら、SFのアンソロジーを読むのが一番いいと思う。最初から変な作家の作品を読むのも手だけど、こういうアンソロジーには思わぬ伏兵がまぎれこんでいるので油断できないのですよ。とくによかったのは、「世界を確定させる能力者 VS 不可知の攻撃を与える能力者」のスタンドバトルをやった小林泰三、とにかくクソ面白い田中哲弥Googleが「世界」になってありとあらゆる情報がGoogleによって編集される話の飛浩隆。次点で円城塔ですね。伊藤計劃のは未完で残念です。