ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

秩父鉱山に行って来た(1)

先週の土曜日、久しぶりに秩父鉱山に行って来ました。
ほんと、10年ぶりぐらいです。
つうか、石掘り自体10年ぶりぐらいかな。
うちの嫁さん(じろーちゃん)がコーチしているミニバス(小学生のバスケットボールクラブ)の合宿が秩父(旧大滝村)であって、それに付き合う形(便乗)で行きました。娘(7ヶ月)を連れてなんで大変だったけど。
参考(じろーちゃんの日記/mixi内)
http/・・・ (リンク削除しました。)

ぼくが石マニアだっつうのは、たぶんブログとかホームページとかには明かしていなかったけど、そのマニア歴は30年かな。
小学校の時に長野県の松本市にいたんだけど、近所に流れていた奈良井川の石を拾っていたのが始まり。その後、化石、鉱物などをやって、最終的に鉱物マニアになった。
一番、ハマっていたのは1990年代。大学入って車が運転できるようになった頃は、そこら中の鉱山やらペグマタイトやらに通ってました。

そしてその時期によく行っていたのが、この秩父鉱山
秩父の山奥、群馬と長野との県境近くにあるこの金属鉱山は、日本でも有数の鉱山でした。金・銀・銅・鉛・亜鉛などの金属鉱物や結晶質石灰岩(大理石)や珪石などを掘っていました。いまでは金属はやめていて、結晶質石灰岩(大理石)や珪石だけを掘ってます。

秩父鉱山には数カ所の鉱物産地があるんだけど、その中でも今回目指したのが、六助鉱床、石灰沢、中津鉱床の3カ所。なかでも六助鉱床は珍しい金属鉱物がとれるので、是非とも行ってみたい場所でした。
六助鉱床には過去に何度か行っているんだけど、これがまた凄い場所にあって、車が入れる林道から道なき沢を1時間以上かけて登らなきゃならない。しかも数カ所危険な場所があるんです。
当日、関東から東海を襲った集中豪雨のまっただ中。秩父も朝方雨がぱらついていて、現地に行くのもちょっと躊躇していました。まあ、行くだけ行ってみようと、泊まっていた「大滝げんきプラザ」を出発、秩父鉱山を目指しました。沢の入り口まで来たときには日差しが出ていて、こりゃ行けるかもな、と沢を登ることを決意。六助沢を登り始めました。
記録によると、六助沢を最後に登ったのは2000年11月23日。もう8年も前です。1995年に登ったときに作成した自作の地図を頼りに登ります。第1の関門、砂防ダム


石掘りの時のいでたち。やっぱ作業着にザックが一番いい。ヘルメットも一応かぶります。


これが砂防ダム。低く見えるけど、5メートルはあります。これを越えるのが、いつも結構苦労します。


いまでも稼働中の秩父鉱山(小倉沢)。いまは硅石と大理石だけの採掘ですが・・・。

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