北海道旅行記 Part4

2011/2/12 土曜日

9:00 札幌雪まつり

この日も非常に天気が良い。昨日は少ししか見なかったので、雪まつり会場の大通り公園を一通り見て回る。大通り公園の中心辺りでは、雪像よりも様々な飲食の屋台の数の方が多い。25年前の雪まつりを知る母曰く「昔はこんなに屋台とかがなくて、一般人の作った雪像がたくさん並んでいた」らしい。祭りも観光地も、商業化され過ぎると趣を失ってしまうものです。雪像のテーマとしては、卯年に纏わるもの、ワンピースやトイ・ストーリーのキャラが多かった。サザエさん御一家は巨大だったw

批判しつつも屋台で美味いもんを色々食ったあとは、噂の時計台と、両親が微妙に縁ある北海道大学をチラ見した。時計台は、観光スポットがっかり大賞の名を欲しいままにしているらしいが、そのことで余計な期待を抱かずに済んだのか、それなりに綺麗で迫力あると感じた。皆はロンドンのビッグ・ベンのようなものを想定して見に行くのだろうか。
筑波とか広島が広い(そして高自殺率)という話はよく聞くけど、北大もかなり広い。動物のお医者さんとかクラーク像とかポプラ並木とかノーベル賞とか(?)、大学自体がある種の観光スポットになってるのが面白い。そういえば夏はビアガーデンもやってるんだっけ。


11:00 大倉山ジャンプ競技場

札幌市街地から少し離れて、オリンピックの会場だったというスキージャンプの競技場へ。リフトでスタート地点まで上がってみて、その景色に驚く。ジャンプ台の前方には札幌の街が広がっており、それに向かって飛び出す感じになっている。同じくオリンピック会場であった白馬ジャンプ競技場は山に向かって飛び出すような印象だったが、これはこれで面白い。また、白馬は柱の上にジャンプ台の頭が乗っている構造で不安定この上なかったが、大倉山は山の斜面に沿ってジャンプ台が作られているので安定感も安心感も◎
競技場の下の方では橇などで斜面を滑り降りて遊べるコーナーなどが無料で設けられていた。雪まつりに合わせてやってんのかな。


13:00 札幌中央卸売市場

最後に北海道の海の幸を食べ収めるべく市場へ。昨日の会食で食べさせて貰った捌かれる前の八角も発見。隣には謎の怪しい魚も。一番手前の店「北のグルメ」で遅めの昼食として時鮭とイクラの親子丼を食す。うまかった。店内には著名人のサインなどが鈴なりになっていた。


17:00 新千歳空港

食べた後は新千歳空港へ。レンタカーを返却し、空港内の店でお土産を買い込む。往路の教訓を活かして早めに飛行機に乗り込む。行きの飛行機よりかなり大きいものだったので揺れは小さいかもしれない、と思っていた。二度目のフライトは心にだいぶ余裕もあった。しかし着陸前に雪雲があるので多少の揺れが予想されるとアナウンスが入る。機内に(?)緊張が走る。関口機長マジがんばれ。やはりその呪怨が効いたのか、いくらかの揺れはあったものの、無事に着陸。窓際ではなかったので外は見えなかったが、モニターには外の様子が映像で映し出されていた。大崎善生の『ランプコントロール』を思い出しながら、それを眺める。確かに飛行機を導く光の列は雨にも濡れて情緒的で、印象的な画だった。始めは真っ直ぐに誘導する光の筋も、乗降口に着くまでに蛇行し、交差する。そんなことにも気付いて、1人感慨に耽っていた。
回転ベルトから荷物を拾い上げ、羽田空港から外に出た。雨とともに冷たい風が吹いており、体感では北海道に劣らぬ寒さだったw


最終日の移動距離は70kmくらい。東広島市から山口県に入った辺りまでか。3泊4日の1回の旅行で、東京から山口まで移動したことになりますね。でっかいどーの広さは半端ではなかったようです。
それにしても4日間とも、天候に恵まれて本当に良かった。ある意味では本当の北海道を知ることができなかったのかもしれないけれど、それはそれで幸せだったんじゃなかろうか。さて、いろいろ復習しなくては。


最後にどうでも良いネタ。北海道でまちつく!のスタンプもかなり貯まりホクホクしていたが、こんなのがあった。賞味期限の切れていないお菓子を食べる人で人口が増えます。こういうブラックユーモアは好きだw
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20070830gr03.htm