里山歩きー矢倉岳

晴れたり曇ったりの日曜日。
箱根外輪山の金時山の向かいにある矢倉岳(標高870m)に登りに行った。
途中、小雨が降ったり、強い日差しが射したりと不安定な天気のなか
新緑が気持よい道を歩いた。
矢倉岳は富士山の展望台として地元の人達に愛されている。
自宅を6時前に出て、JR松田駅から8時10分発の地蔵堂行きの箱根登山バスに乗り換え、
登山口の矢倉沢には8時40分に着いた。
ここは神奈川県の西のはずれで、全くの田園地帯。
お茶畑を過ぎ杉の林を抜けて視界のない登山道を歩く。
新緑の低木林を抜けると、頂上は草原になっている。

時々、雷の鳴る天気で、富士山の頂上は雲の中だった。

絶景の写真を撮りたいと思っていたが果たせず。景色は霞んで遠くはよく見えない。
足柄峠への分岐点の山伏平から浜居場(はまいば)城跡をへて21世紀の森に向かうがまったく人がいない。

予定では、足柄峠とは反対方向の21世紀の森を経て洒水(しゃすい)の滝まで歩くつもりだったが、
途中のコースに崩落があり通行止めになっていた。どおりで誰もいないはずだ。


(所々に山桜が咲いていた)
県立21世紀の森「森林館」から車道へおり、固い舗装の車道を歩いた。
最終ゴールは洒水の滝(日本の名滝百選)、なかなか立派な滝だった。

洒水とは密教の浄めの行事に使う水のことだそうだ。
予定外の車道を長く歩いたので膝が痛くなった。
滝を見ながらセブンイレブンでかったおにぎりを食べ、JR御殿場線山北駅に向かい歩いていると
突然、軽登山靴のソールが両方剥がれてしまった。危機一髪。
駅に着くと目の前を上り電車が出発してしまい、
駅前の酒屋で缶ビールを買って時間つぶし。
電車は登山客で意外と混んでいた。
自宅近くのスーパーでかつおの刺身を買い込み、
ちょうど17時に帰宅した。
夕食は洒水の滝で買ってきたタラの芽の天麩羅とかつおの土佐作りにした。
追記:
歩いた歩数は3万2千歩、距離はおよそ22キロメートルだった。