1974年5月の1号店オープンと共に本格的なFCビジネスを展開*1、短期間で業界トップに上り詰めた*2。
建前としてはアメリカのサウスランド社*3からノウハウを導入して開業したことになっているが、実態は鈴木敏文会長*4をはじめとする当時の日本側関係者の言うとおり、独自開発とあまり違わないようである。
2007年2月期の店舗数1万11735店、売上高2兆5335億円は2位のローソンと比較して店舗数で3350店、売り上げに至っては1兆1557億円と倍近く上回っている。
この差を生み出す原動力となるのは独特のチームマーチャンダイジング(チームMD)に基づく商品力の格差であり、ために店舗あたりの平均日販は60万円台に達し、これは他の主要チェーンを10万円以上引き離すダントツの数字である。
名実共に日本のトップ小売企業であり、旧親会社イトーヨーカ堂を含めた形でIYグループ(セブン&アイ)を構成する。
セブン-イレブンはいま、日本を中心として世界で32,208店のネットワークを展開しています。
http://www.sej.co.jp/company/tenpo02.html
世界初のコンビニビジネスを発明したサウスランド社は7-Elevenの店舗を積極的に展開して、アメリカでのトップチェーンとなった。さらに1968年のカナダ進出を皮切りに積極的な国外への展開を進めた。1971年にはメキシコとヨーロッパへも進出している。これらはサウスランド主導もしくは合弁でなされたものだが、日本を含む他地域への展開はエリアライセンスの契約という形で行われた。
その後、米本土での過酷な流通戦争の結果、1991年に米サウスランドの経営が行き詰まると、セブンイレブン・ジャパンがこれを逆に救済し、親子関係が逆転した。サウスランド社は再建され、1999年に社名を7-Eleven, Inc.と改めている。
一時進出したイギリスやブラジルなどからは撤退したものの、現在でも世界17の国と地域*5でセブンイレブンは展開している。
革新的な企業に多く見られるように、セブンイレブンも「常識」と思われていた事柄を疑ってかかることで成功を収めた面がある*6。そもそも「店でおにぎりやおでんが売る(そしてそれを買って食べる)」という部分ですでにしてコンビニ時代以前には考えられないような話だったと言える。
POSシステムを導入して商品管理の精度を向上させ、タンピンカンリ(単品管理)を徹底することで限りある売り場を最適化し続けるというスタイルは、日系コンビニの大きな特徴となっている。
単なるPOSデータの本部集約に留まらず、さらにストアコンピューターを全店舗に配置するなどして情報系を強化して「仮説と検証」「個店対応」といった言葉に体現されるミクロなレベルでの予測に基づく仕入れのダイナミックな変更も可能とした。
また、製販が大胆に連携するチームMDを導入することで、結果として外部の製造メーカーの力を(自社の能力の一部であるかのように)自在に活用することに成功し、強力なオリジナル商品群を生み出すことにも成功している*7。
出店政策については「他密度多店舗出店方式」と呼ばれる集中的な出店によるドミナント獲得を方針としている。このため、ローソンとファミリーマートが全都道府県への進出を果たしているのに対し、セブンは中四国を中心に8県*8の未進出地域を残している。
サウスランド・アイスが、のちにコンビニエンスストアと呼ばれることになる新しい業態へと進出する際に、どういうCIを採用するかが問題になった。
このとき、アラスカへの旅行経験を持つ同社の社員の一人が、新業態を「トーテム・ストア」と呼んではどうかと提案した。これは、この社員がアラスカ土産のトーテム・ポールを自宅の庭に置いていたところ、周辺住民の関心を集めていたのである。これが受け入れられてトーテム・ストア*9との名称が定められた。
時は流れて第二次世界大戦後。サウスランドの経営者、ジョディ・トンプソンは店舗名称の再統一という問題を抱えていた。というのも、従来からサウスランドが経営していた店舗は「トーテム・ストア」と名乗っていたが、2年前に買収したシティ・アイスの店舗は旧名のままで営業していたので、広告宣伝活動を効果的に行うために、店舗の名称を統一する必要があった。
そこでトンプソンは宣伝活動を依頼した広告代理店のトレーシー=ロック社に、ついでに小売店の名前も考えてもらうことにした。トレーシー=ロックは検討を行った結果、各店の経営者が朝7時から夜11時まで店を営業することに同意しているので、店舗名は「セブン-イレブン(7-Eleven)」が適切であるとした。
1946年1月24日、サウスランド社取締役会において店舗名の変更が正式に認められ、ここにセブンイレブンの名と新しいロゴマーク(こんにちのものとは異なる)が定められた*10。
*1:1号店自体が酒屋から業態転換したフランチャイズ店舗だった
*2:親会社のイトーヨーカ堂はセブンイレブンの創業当時は20数店舗を展開するスーパー業界8位の企業に過ぎなかったので、「強大な流通力をバックに新規参入した業界で勝利」というのとはいささか異なる
*5:日本、アメリカ、台湾、タイ、韓国、中国、マレーシア、メキシコ、カナダ、オーストラリア、シンガポール、フィリピン、ノルウェー、トルコ、スウェーデン、デンマーク、プエルトリコ
*6:これは「本当のようなウソを見抜く」という鈴木敏文の言葉に体現されているとも言える
*7:大雑把に言えば「販売はセブンが引き受けるから、その分いいものを作ってくれ」がチームMDである。必然的に企画・開発も小売側のイニシアティブで行われることになる。セブンイレブンの強さは、このシステムで有力なベンダーを囲い込んでいる点にあるともされる
*9:もしくは、トーテム・アイス・ストア。この時期の写真についてはセブン-イレブン・ジャパンのサイト内に掲載されている。[URI]
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| た | 豊洲, とっておきクリスマス |
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