そらのおとしもの #7 頭脳少女(トキメキ)の転校生

 本作のサブタイトルは変な当て字ばかりだけど,さすがに今回のはどうなんだ,
そらのおとしもの』,第7話.
(前回の記事はこちら.そらのおとしもの #6 水着軍団(ナミギワ)GO!GO!GO! - DDC blog





 夏休みも終わって二学期の始まったトモキ.
イカロスとニンフには学校に付いてこないようにと,キツく言い渡してから登校する.
平穏な学園生活が送れると思いきや,先生から紹介される転校生が二人.







ニンフがイカロスにカードを使わせて,教師の記憶を改竄させたらしい.
イカロスの名前が暴走族のようだ.



しかも背中の羽を隠そうともしない二人に,クラスメイトはざわめく.
トモキは他人の振りをしてやり過ごそうとするが,さすがに無理があった.
他の生徒に見られないように,慌てて二人を新大陸発見部へ引きずり込む.




 何しに来やがったと怒るトモキだが,部室にいた守形先輩と会長に仲裁され,
さらに,「イカロスとニンフに人間らしい生活を教える良い機会じゃないか」と諭されて
トモキはとりあえずの学園生活を許しす.
ソハラは二人と一緒に勉強できるとなって嬉しそう.
二人の面倒を見るんだと張り切りだした.





 授業に戻って.
地理の時間.ソハラはノートを取っている.






かわいらしいノートですことw
「多様性」くらいは漢字で書こうぜ.



一通りノートをとって満足したソハラは,不慣れであろうイカロスに
ノートの取り方を見せてあげようと思って覗いてみる.







参考書のような,ずいぶんきっちりとしたイカロスのノート.
もちろんソハラには教えられることはなく,黙って引っ込む.




一方のニンフはノートも取らずに窓の外の小鳥ばかり見ている.
ノートの取り方を教えようとしたソハラだが,ニンフに「別にイイ」と一言で断られ,
それでもめげずに興味を持っていそうな小鳥の種類を教えようとするが
全然分からなくて逆にニンフから教わってしまう始末.
自分の役どころを失ってしょげかえるソハラ.







トモキの哀れみの篭もった視線がうける.
さすがに二人ともアンドロイドなだけあって,普段の言動はアレだが,蓄えられた知識は比じゃなさそうだ.




家庭科の調理実習では,またしても食材を自力調達する二人.







魚はともかく,牛はどこかの牧場から盗ってきたんだろ!



この後イカロスは魚を巨大活け作りにして,クラス中から喝采を浴びる.
ソハラは自分の作った黄身の崩れた目玉焼きを見てさらに落ち込み,
ニンフはモンハンよろしく直火でこんがり肉を作るが,スプリンクラー騒ぎとなってしまった.





 その後も数学では難問をすらすらと解いてしまったり,
科学では再び教師を操って,臨時講師として教壇に立ってみたりと,まさに独壇場.
これ,ニンフの入れ知恵だ.


さすがにこれには反抗するトモキだったが
ソハラはイカロスの優秀さにすっかり心酔してしまい,自然に受け入れてしまっている.
そのうえ,なぜか教室にいる守形先輩と会長がけしかける.







見物しに来たんだな.
守形先輩の誘導で,トモキを無視してイカロス先生の授業は進められる.



そうして始められた授業.イカロスが黒板に書き出した授業のテーマは「空の飛び方」.




イカロス:「では,さっそく誰かに飛んでもらいましょう…




いやいや,飛べるわけ無いだろ!
てかせめて,実践の前に講義しろよ!!




当然,やり玉に挙がるのはトモキ.
必死で抵抗するトモキだが,イカロスの,「マスターは大きなつばさを持っています…」という言葉に
真実をしった!みたいな妙な表情.







しかも感動的なBGMまで流れて,トモキは生まれ変わった!みたいな演出.
クラスのみんなも,優しそうな目で見てるけど,全然違うから! 雰囲気にのまれすぎだろ!




 クラス中からのサクライコールで応援を受けるトモキ.
守形先輩は,「こんな事もあろうかと」と妙な装備をトモキに渡す.
先輩の優しさに瞳を潤ませるトモキ.
オモチャにされているだけだと気づけww







バカすぎるw 鳥人間かw
凛々しい顔してるトモキは頭おかしい.
こんな事があると前準備してる守形先輩はもっとおかしい.





クラスメイトからの「すっげーカッケー」,「飛べるよ,桜井君なら!」という
狂気集団のような声援を受け,トモキは大空へ向かって羽ばたいた…








トモキ:「みんな,覚えていて欲しい.信じれば誰だって,あの大きな空を飛べるって事を…!






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  (   )ゝ (   )ゝ(   )ゝ(   )ゝ ムチャシヤガッテ・・・
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   三  |  三  |  三  |  三  |
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  三三   三三  三三  三三







 翌日.
墜落時の怪我から何とか登校できるまでに回復したトモキは
またイカロスとニンフを連れて学校へ来た.
無茶をやらかしてはいるが,学校に来ることは二人にとってプラスになるとトモキも認めたようだ.


そして下駄箱へ来た一行.イカロスとニンフの所には,大量のラブレターが山が.
ラブレターが理解できないニンフはそれをゴミ箱へ捨てようとするが
「すこしは読め」とトモキに怒られる.




トモキたちと別れて,図書館でラブレターを読むニンフとイカロス.
ニンフはそれを,くだらないと放りなげるが,イカロスはその隣で黙々と手紙を読んでいる.
そんなイカロスを見て話しかけるニンフ.



ニンフ:「そんな緑色の瞳のままじゃ,愛なんて,とうてい理解できないんじゃない?






悪意の篭もった笑み.
そしてニンフはイカロスの頭を鷲掴みにし,頭脳をスキャンし始める.
予想していたとおり,ほとんどの機能,特に感情を司る部分には大きく制限がかけられていた.


ニンフに比べてイカロスは旧型機だから感情制御機能は全くないのかと思っていたが
そういうわけではないらしい.




イカロスの頭を掴むニンフの腕に,さらに力がこもる.



ニンフ:「まるで人形ね.ウラヌスクイーンと恐れられ,シナプスを震撼させた貴様がっ!!






なんかニンフ怒ってるよ.
悪者っぽい雰囲気を出してたけど,もしかして復讐劇?





 ちょうどそこで,図書館の扉を開けて入ってくる守形先輩.
その姿を見てニンフは手を離し,今度は守形先輩に絡み始める.
イカロスを馬鹿にしたような発言をするニンフに対し,守形先輩は,



先輩:「しかし同じエンジェロイドでも,お前は違う.
 まるで,別の目的を持って地上に送り込まれて来たように見えるが?



睨み合う守形先輩とニンフ.




一方そのイカロスは,ラブレターを読みながら,「愛している」という単語にわずかな反応を見せている.
しかし機能制限されているため,それが何を意味するかを理解することは出来なかった.






 その後,エンディングロールを挟んでから,Cパート
学校の屋上でニンフは独り,地上に降りてくる時のことを思い出している.
ニンフは自分のマスターから,ウラヌスクイーンを連れ戻すように命令を受けていたのだ.
つまり,イカロスを.







 総評.
久しぶりにシリアスストーリが展開された.
旧型機と思われていたイカロスが,どうやら機能を封印された重要な個体であることと,
それを取り戻しに来たというニンフの目的が明らかになった.
そのわりにニンフは,ダラダラと居候を続けてて,ちゃんと命令を聞く気があるんだかどうだか.
次回あたり,ニンフとイカロスの攻防戦でも始まる?



前半は相変わらずの馬鹿話.おっぱいやパンツはなかったが.
ソハラの可愛らしさや,会長の黒さを交えながら
最後にはクラスの期待を一身に背負っての,トモキの身投げw
イイ話風な演出がまた笑える.


守形先輩も色々と出て来てはいたけど,もう少しはっちゃけて欲しかったなぁ.
注目の助手三代目はまだ現れず.





 では最後に,エンディング Ver.7.0 「ふり向くな君は美しい」.