大御所になりかけお笑い芸人のコント風
空中ブランコ→amazon
著者:奥田英郎, 出版年:2004,出版社:文藝春秋
紹介と感想
笑える小説イン・ザ・プール(□奥田, 2002)の続編です。精神科医が悩みをもつ患者にぶっ飛んだ治療(?)をしていく話。
たまたま木下大サーカスを見た後だったので、サーカスの人はどうやって暮らしているのかが垣間見える空中ブランコ乗りの話はおもしろかったです。ただ、このおもしろいというのは、「へぇー、そうなんだ」という感じで、笑えるという感じじゃあないんですよね。全般的にテーマが現代的でマジメすぎるし、伊良部先生が実はいい人なんじゃないかと思わせるふしもあったりして、前作の突き抜けた感じが減っていますね。もちろん小説としては良いと思います。ちょっとまとまってしまったが、良作。
自分の日記内で引用(リンク)をつけてみる
実は、これを試したかったんです。ちょっとしたコメントや文章に引用をつけることで、深く知りたいときに
- 引用の紹介・感想文を読む
- もとの本を買うなり借りるなりして読む
ということが可能になります。引用は(□著者, 出版年)という形で書くつもりです。
学習法だけでも楽しいぞ
TOEICテスト実践勉強法→amazon
著者:石井辰哉, 出版年:2003, 出版社:PHP研究所(PHP文庫)
紹介と感想
必死に英語を勉強した人は、それぞれ独自の学習哲学を持っていると思います。この本は、そういう学習方法論をテーマにした英語学習本。TOEIC本業界では有名な著者が、自身の学習法を具体的に紹介しています。
私は、かなり英語を勉強していたときがあります。そのとき、「英語」よりも「英語学習法」が好きになってきている自分に何回か気づきました。例えるなら、野球選手になりたくて、野球の練習をしていたのに、だんだん筋力トレーニングの効率にだけ関心が移ってきている状態です。この本には魅力的な英語筋肉トレーニングの仕方が満載。僕も、ディクテーションとか内容保持とか役に立ったものもあります。
しかし、あくまでも学習法です。間違えてもこの本を暗記すれば「TOEIC満点だー」とか思わないで。思わないか。個人的には学習法は、それだけでおもしろいです。