文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

日本は国難ても未曾有の危機でもない。

国難だから、未曾有の国家的な危機だから…全員一致、団結して、この「国難」と「危機」に立ち向かえとか、ともに頑張ろうとか、もっともらしい精神論を振り回す人が少なくない。しかしその精神論の裏で、被災現地が放置され、被災者が次々と犠牲になっている。政治休戦という美名とタテマエのもとで、誰も批判しないことを悪用して、菅直人は東電社員を脅し、放射能の中へ突き出し、海江田は消防隊員を「急がないと処分する」と脅迫。岡田は、ニタニタしながら「ヒトもモノもアリーナ…」とふざけている。日本の政治はこれでいいのか。 日本は国難ても未曾有の危機でもない。東京以西、つまり日本の七、八割は安泰である。日本は復興出来るだろうか、という前に、すでに復興している。被災したのは東北と関東の一部だけである。救援活動は無傷の地域各県が、一丸となり協力するならば、アッというまに、片付くはずだ。言い換えれば、今の日本の場合、「国難」「国家的危機」とは政治国難、政治危機に外ならない。被災地、被災者達を放置し、見殺しにしたまま、立ち往生する無能政治家達、暢気にダジャレを飛ばしながら鼻歌を歌っている政治家達。それを批判しないマスコミと国民…。これこそ日本の国難であり、未曾有の危機である。軍事アナリスト小川和久がツィターで、こう書いている。

トップ官僚の述懐。今回は阪神大震災の教訓が活かせなかった。東電は最初の2日間ほど消防などの出動を断っていた由。自衛隊も東北方面が被害の全容把握をもとに必要数を算出しようとしたら政治主導で5万、10万と増え典型的な戦力の逐次投入になった由。政治主導がなかっただけ阪神のほうがまし。

「政治主導がなかっただけ阪神のほうがまし。」とは、名言である。ところで、政府(枝野)の「健康には影響ない」という「安全宣言」は信用できるか?たとえば、こんな例がある。


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