文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

小沢一郎の復権の日は近い。馬渕議員が、早速、ゴマスリに参上したらしい。

小沢一郎裁判が大詰めを迎えつつあるらしい。そこで、小沢一郎を追い詰めるはずの検察側が、逆に追い詰められて、窮地に立たされていることが判明した。つまり検察側の提出した証拠資料が、大量に不採用ということになったらしい。特に石川議員(元秘書)関連の供述調書が、15通のうち10通と、三分の二が裁判所によって、却下されたということだ。石川ルートが、検察側の狙い目立っただけに、この大量の検察側調書不採用のニュースの影響は少なくないだろう。詳しくは東京新聞の記事を見てみよう。

★元秘書供述調書 「小沢氏へ報告」不採用
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011070102000193.html
2011年7月1日 夕刊


 小沢一郎民主党元代表資金管理団体陸山会」の土地取引をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)罪に問われた衆院議員石川知裕被告(38)ら元秘書三人の公判で、東京地裁(登石郁朗裁判長)は六月三十日、検察側が証拠請求していた三人の供述調書計三十八通のうち、十二通を採用しないことを決めた。
 石川被告らが政治資金収支報告書の提出前に虚偽記入について小沢元代表らに報告、了承されたとする調書などが中心。弁護側によると、裁判所は「取り調べ検事による威圧、誘導があり、任意性がない」としているという。
 検察側はこれらの調書を立証の柱にしてきたため、二十日に行われる論告の内容の見直しを迫られるとともに、検察審査会の議決で強制起訴された小沢元代表の裁判にも大きな影響を与えそうだ。
 弁護側によると、調書全体が却下されたのは、石川被告の供述調書十五通のうち十通と、後任の池田光智被告(33)の二十一通のうち二通。二人のほかの調書についても、部分的に却下されたものがある。二人が自らの虚偽記入を認めた部分は採用されたという。 陸山会の会計責任者だった大久保隆規被告(50)の二通の調書は採用された。

「石川被告の供述調書十五通のうち十通」、しかも「小沢一郎に報告した」という調書も、不採用に含まれているらしい。またNHKは、これに関連して、「特捜部の実態」について、次のように報道したらしい。東京地検特捜部の内部秘密が、裁判所によって暴かれようとしているというわけだ。

『裁判所は、石川議員の取り調べを担当した検事が、「特捜部は恐ろしいところだ、何でも出来るところだぞ、捜査がどんどん拡大していく」と脅すような言葉を述べる一方で、「調書にこれぐらい書いても、小沢さんは起訴にならないから」と安心させるような言葉も伝えていたと認めました。そのうえで、「威迫とも言うべき心理的圧迫と利益誘導を織り交ぜながら、巧妙に供述を誘導した」と指摘し、特捜部の取り調べを厳しく批判しました。今回、証拠として採用されなかった供述調書の中には、石川議員らが「小沢元代表に報告、相談した」などと供述した調書も含まれています。』


ところで、巷では、松本復興担当大臣と村井宮城県知事との遣り取りで騒然となっているようだが、もちろん松本大臣への批判、攻撃が烈しくなっているようだが、そしてそれに便乗するかのように文化人どもまでが、松本大臣批判に付和雷同しているようだが、何かおかしくないか。松本大臣が言ったことは文字通り「正論」だろう。被災者は神様ではない。ましてや被災県の県知事風情が、大臣を待たせて、後から余裕綽々で出てきて握手を求めるとは・・・。「客を待たせる」とは。「長幼の序というものがあるだろう」と言う松本発言は間違っていない。僕は、小泉純一郎を待たせた後、にこやかな顔で出てきて、横柄な握手をしていたキムジョンイルを思い出した。村井知事は、いつから神様(キムジョンイル)になったのか。僕は、大震災直後から、この村井知事という人物に、ひそかに興味をもって観察してきた。異様に張り切って、テレビなどマスコミに頻繁に登場し、いかにもそれらしい優等生的発言を繰り返し、挙句は政府のナントカ委員にまで成り上がっているのに、何か不愉快な物を感じてきた。そして今回の事件である。あまりテレビにも出ず、さっさとやることだけやっている岩手県知事と比べてみるといい。僕は、今回の事件に関する限り、断固、松本大臣の言動を支持するものである。


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