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スプウン谷から看護をひとさじ〜いつも感謝。冷静に丁寧に正確に。みんなの夢が叶いますように。 RSSフィード Twitter

2017-04-27

博士号取得しました!(つづき)

博士課程に入学して三年。はじめの2年間は月に2回、東京まで新幹線で通う日々を過ごしました。

スケジュールとしては、1年目に副論文1本、2年目で博士論文用のデータ収集と分析、3年目で博士論文執筆というのがゴールデン・スタンダード。だれもそんなスケジュールどおり行かないんですけどね。(笑)

それでも、1年目で副論文を書き上げて投稿するというところまでは比較的順調に行きました。無事に学会誌に原著論文として採用されましたし。

 

でも、2年目特にデータ解析を始めてからは苦難の連続でした。本当に毎日が辛かった。寝ても覚めても研究のことを考えていた日々だったと思います。

なにが辛かったって、博士論文に値する研究として成り立たせるかってこと。

昨日のエントリーに書いた看護の赤字要因なんて、全く博士論文として不十分なんですよ。それは「独自性」が無いこと。だれでも考えつきそうなことをやっていてはダメなんです。

なので、如何に「独自性」と「新規性」を盛り込むかってところで、全く良いアイディアが浮かばなかったんです。それを見つけ出す為に毎日毎日データの山を掘りあさり、キラリと光る石を探すという途方も無い作業を半年以上続けたでしょうか・・・。

「暗く長い先の見えないトンネル」と先人は言いますが、まさにそのとおりだなぁと痛切に感じていました。

 

やっとこさひねり出したアイディアが、看護量とPDPS点数の比率(赤字率)を度数分布化して、その面積の期待値を評価するという数式モデル。

「本当にこれで大丈夫かな?博士号取れるかな?」と不安でしたが、これ以上この研究を深めることは当時の私には出来ませんでした。「ダメなら(博士号)諦める」「人事を尽くして天命を待つ」という悟りの境地に達していました。

 

ストレスで食事が喉を通らない日々が続き、酒ばっかり飲んでいたら健康診断で肝機能が急激に悪化し、現在治療中。(笑)

本当に精神的にやられた日々でしたが、学位記授与式(卒業式)では謝辞を述べる修了生総代として選出いただいたり、他の研究室の教授から「キミ、優秀だね」とお言葉頂いたりで有終の美は飾れたかなと思っています。

 

今は「何も考えなくていい毎日」というものを謳歌しています。なんて幸せなんだろう。(笑)

しばらくはゆっくりしたいところですが、もう次のシステム更新が間近に迫っており、現在入札中。どうなることやら。

2017-03-28

博士号取得しました!

約一年ぶりのエントリーになります。

まだ見てくれている人いるのかな?(笑)

 

さて、私こと江頭(仮名)、この度無事に博士号を取得しました。

なんの博士か書いちゃうと身バレするので内緒ですが・・・。

 

何を研究したかっていうと、今の診療報酬制度では、看護師さんの労働って出来高なら入院基本料で定額、DPCなら機能評価係数?で定率なんですよね。

DPCに着目すると、機能評価係数1を乗ずるPDPS点数って、基本的に検査料や投薬料などの出来高がベースになっているのですが、それって看護と全く相関しないんですよね。(事実、検定しましたが、全く相関しないという結果でした)

てことは、今のDPC/PDPS点数×機能評価係数1で看護を評価するってのは明らかに間違っていると言わざるを得ないわけです。ここが現行制度の問題点なわけです。

じゃぁ、機能評価係数1で定率評価ではなく、機能評価係数2のように施設間で変動する係数を設定する必要があるのではないか、そのためには看護量を計る指標が必要だよね。じゃぁ、その指標を作ろう!というのが私の研究の出発点であり、ゴールでした。

ベースは筒井孝子さんが開発した患者分類法2を用いて看護を定量化し、DPC/PDPS点数に対する比率の度数分布を面積として評価し、そこから得られる期待値を指標とする数学的モデルを考えました。

まぁ、ここで詳しく書いても仕方がないので割愛しますが、その分析の課程でいろんなことが分かりました。

まず、看護量が赤字になる患者さんとはどのような患者像なのか。

一つは「死亡退院」。死亡退院の際には救命的に医学的処置も多く、ADLも低下するためケア量も多くなる。結果的に赤字。DPCコードでは死亡による分岐は考慮されていないので、当然の結果かと思います。(「死亡退院だったら点数上げる」ってのはモラル・ハザードが怖いしね)

次に「全身麻酔」。全麻の術後も死亡退院と同じく、疼痛管理などの医学的処置とADL低下が同時発生するからですね。「手術は出来高算定やん」という意見もあるかと思いますが、出来高算定部分て主に手術室の手技料など手術室内で行われる医療処置が出来高算定なだけで、帰室してからは包括対象になっちゃうんですよね。加えて言うとDPCの樹形図に「手術」による分岐がありますが、こと看護の側面から見ると「麻酔法」による分岐があるとありがたいんです。術後のケア量にだいぶ違いが発生しますから。

そして3つ目。「(がんの)Stage」。とりわけStage0から2までの早期がん。これはまぁ、早期がんは外科的手術が選択される場合が多く、Stageが進むに連れて化学療法や放射線治療などの低侵襲性治療に移行していくからと思われます。重回帰分析したとこと、「麻酔法」との相関性はありませんでしたが、なにかしらの因果関係が推察されます。

これらに当てはまる患者さんは、語弊を恐れずに言うならばケアの持ち出しの患者さんと言えるのではないでしょうか。

 

そんなような研究をずっとやっていました。

(つづく)

元医局秘書元医局秘書 2017/04/04 22:43 おめでとう〜!

ところで、アテクシもYou同様にバツイチになり、You同様にもう一度姓変更しようと思ってるよ。
んでもって、来年からしばらく海外生活予定。

人生なにがあるかわからんもんだね(笑)

2016-01-21

看護必要度2016年度改定シミュレーションしました-その後

前回のエントリーで、2016年度改定に向けた看護必要度のシミュレーションの結果、当院は20%ぐらいにしかならないと書きました。

http://d.hatena.ne.jp/double2you/20160119/p1

 

納得できないのでSPSSを引っ張り出してきて、統計的に検証した結果22%ぐらいは確保できているはずという結論になり、データとロジックの再検証を行いました。

結果、「A得点3点以上」のフラグを立て忘れてました。(∀`*ゞ)テヘッ

なんというケアレスミス。(笑)

そこは今回の改定のキモだろwアホかお前はwというツッコミは甘んじて受けます。すみません。

 

前回のエントリーを見て、直接問い合わせて頂いた皆様、大変お騒がせ致しました。

当院は昨年1年間実績ベースで25.6%でございます。これで看護部も安心するでしょう。看護部長に説明する前に気がついてよかったー。

 

さて、再検証データの分析を行っているところですが、外科系、特に呼吸器外科・消化器外科・泌尿器科・婦人科・口腔外科の伸びが半端ないです。ほぼ倍増で、呼吸器外科に至っては50%を超えてるwww

M項目(全麻の術後)のインパクトは相当なものがありますね。今回のシミュレーションでは一般全麻の3日で行いましたが、当院は鏡視下手術が多いのでこの数値よりももっと増えるのは確実です。

他方、整形外科の伸びはイマイチです。M項目に骨の観血的手術がありますが、全身麻酔に限定されていることが影響していると推察します。

また、脳神経外科はほぼ横ばいです。当院はSCUがあるので、脳外科の術後に一般病棟に戻ることが殆ど無いので、これは道理でしょう。

 

しかしまぁ、腎臓内科・呼吸器内科・消化器内科といった内科系は15%で頭打ち状態です。

他の診療科が稼いでくれるので病院全体では基準を満たしそうですが、病棟別に見ると、前述した呼吸器外科・消化器外科・泌尿器科・婦人科病棟以外は基準に達しません。

病棟単位での施設基準が強制されるようになると内科系病棟は対策が必要と思われます。

 

が、今日の所は、議論されているMaxの基準であろう25%をクリア出来そうで一安心しました。

2016-01-19

看護必要度2016年度改定シミュレーションしました

さて、年度末の中医協の中間とりまとめを踏まえ、2016年春の診療報酬改定に向けた施設基準、とりわけ一般病棟用の重症度、医療・看護必要度界隈が慌ただしくなってきましたね。

大きくは

  • M項目の新設(全麻の術後なら問答無用で基準を満たす)
  • 認知症・せん妄の評価
  • 救急入院の評価

 

といった所なのは説明する必要は無いでしょう。

 

今後注目されるのは、看護必要度の施設基準が何%になるかですね。

厚生労働省は25%と言っていますが、日病や全自病の偉い人から強い反発が出ています。

個人的には20か23%のどちらかになるのではないかと踏んでいます。あえて言うなら23%だと思ってます。

 

そんなこんなで、私のお仕事としては、新基準になった場合のシミュレーションです。もう、改定前の恒例になりつつあります。勘弁して欲しいです。

年が明け、3日ぐらいかけてロジックを作っていました。

2015年1年間の全患者データに対し、救急受診・手術(麻酔法)を結合して、新設のB項目を足しこんでってな具合です。

当院は病棟種別を問わず看護必要度全項目をチェックしているので、ハイケア評価にある「危険行動」「指示が通じる」のデータがある点が良いですね。

 

ま、そんな訳でシミュレーションしてみたんですが、なんと現行基準(2014年度基準)から4%ほどしか上昇しない結果となってしまいました。

要は20%ぐらいってことですよ、奥さん。

25%なんて夢のまた夢の状況じゃないですか、奥さん。

M項目の新設にともなって外科系は非常に良い数値なんですが、内科系がとにかく低値なんですわ。

このシミュレーションから抜けているのは以下ぐらいなもんです。

  • 無菌室治療
  • 開胸・開頭や腹腔鏡下かどうか分からないので一般の全麻(3日)で見ている

 

無菌室は当院は2床しか無いし、3日以上に該当する手術も20%という数値を大きく底上げするとは考えづらいです。

それを踏まえると、この数値が当院の実力ではないかと思うのです。

どうしましょう。困っちゃいました。

 

もし、対策するのであれば、以下の点でしょうか?。

2016年度基準で、B得点が3点未満でA得点が2点の患者が全体の1割程度存在していることが分析結果から分かっています。

この患者のA得点を1点引き上げる努力をすれば20%という数値は大きく改善するはずです。

他方、B得点が3点以上でA得点が1点の患者さんも同じように全体の1割います。前者と合わせれば全体の2割の患者さんにあと1項目評価することが出来れば劇的に改善します。

しかし、しかしですよ、奥さん。

A項目は医療に関する評価項目です。むやみに上げるということは、すなわち過剰医療の提供です。言うまでもなくあってはならないことなのです。

実際問題、とりわけ低値である内科系でA項目をあと1点稼ぐのは至難の技です。専門的な治療・処置で2点の患者さんに「あと1点!」と求めても、評価できる項目無いですよね。もちろん、専門的な治療・処置の無い患者さんに不要な治療を施すことも出来ませんよね。

ということは、2014年度改定の際のように「(術後は)心電図モニターの装着」のような力技で稼ぐことはかなり厳しい状況であると言わざるを得ません。

 

というわけで、手詰まり感のある診療報酬改定に向けた看護必要度シミュレーションの中間報告でした。

■後日談がありますので、ぜひお読み下さい。

看護必要度2016年度改定シミュレーションしました-その後

2015-07-16

富士通LifeMark-HX

モダンホスピタルショウの開催に合わせて富士通が新型電子カルテを発表しましたね。

http://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/healthcare/products/lifemarkhx/index.html

それにしても、Web型とは想像の斜め上。見た目は従来のEGMAINを踏襲していますが・・・。

http://www.fujitsu.com/jp/Images/01_b_tcm102-1830961.jpg

 

率直には「大規模病院でWeb型は無いだろ」と思うわけです。

Web型の弱点はユーザビリティ(操作性)の低下です。

数年前にもWeb型を発表した同社ですが、いまではほとんど聞かれなくなりましたね。

理由は上記にあるんだと思います。

 

ただ、そこは天下の富士通です。

従来のクラサバにhttpd載せて、UIはHTML5を採用してなんてことを期待しちゃいますが、どうやらWeb一本のようです。んー。

今日、これからモダンホスピタルショウに行って実物見てきます。

 

余談ですが、数年前のモダンホスピタルショウに合わせて新製品を発表したNECはその後どうなってるんでしょう。(笑)

富士通LifeMark-HX見てきました

富士通のLifeMark-HXの実物を見てきましたよー。

あのですね、Web型ということでなめてました。すみません。

ブラウザで、EGMAIN-GXとほぼ同じUIを実現してますね。とはいえ、どうしてもブラウザでは超えられない壁は存在するのも確かですが、目を瞑れる範囲なのではないでしょうか。

技術的にはHTML5ではなく、某MS社の銀のやつ(シャア専用の赤いモビルスーツとは関係ありません)がベースですね。

この銀のやつが将来的にキラーテクノロジーになってしまうのではないかと心配するところですが、これは杞憂に終わりました。(詳細は言えませんが)

 

上から目線でいうと、「やっと富士通も本気で『あるべき姿』に移行する方向に舵を切ったな」という印象です。

 

次の電子カルテの更新の際にはSOA基盤の構築を目指していますが、現行ベンダーの電子カルテだけでなくLifeMark-HXとの組み合わせも可能と思われます。

 

最後に、BIツールが付いてくるのも売りのひとつらしいけど、BIツールだけじゃ使える範囲ってすっごい狭いぜ。良い子のみんなは期待しちゃダメだよ。


電子カルテ関連のエントリーまとめはこちらから

電子カルテベンダー乗り換え、データ移行の実際(当院の場合)はこちら

電子カルテバージョンアップにおける病院側の受け入れ体制についてはこちら

2015-07-05

もう更新の時期です(T_T)

今年度から「次期システム」に向けての作業が始まりました。

こないだ稼働したかと思ったらもう4年目に入っているのですー。

 

ところで、信州はF社の独壇場と言ってもいいぐらいです。

なぜなら唯一の大学病院がF社だからです。

 

でも、私達はF社からの乗り換えを決断しました。

私達の望む電子カルテではなかったからです。

 

その点では、今の電子カルテベンダーにはある程度は満足していました。

当初の目標としていたことは達成できたからです。

 

しかし、これからの更新にあたって、ひとつ明らかにしておかなければならないことがあります。

この電子カルテが「みんなにとって使いやすい電子カルテであるか」です。

 

なので、現在の電子カルテの評価を他病院から赴任してきた医師・看護師にアンケートをしています。

 

結果の集計中ですが、やはり個人によって大きく好き嫌いがブレるのですよ。

まぁそもそも自分の病院の電子カルテは「最悪だ」という声ばかりがまかり通る世界ですからね。

断言しますが、医療者を満足させる電子カルテなど、少なくとも私が生きている間には登場しません。

医療の進歩は凄まじく、そのスピートに電子カルテがついていききれない点が一点。

そして、そもそも医療者(というか人間)の価値観てそれぞれ違うのですから、全員を満足させるなど到底不可能であるというのが二点目。

これらが理由です。

 

結局、五十歩百歩。より多数に「まぁまぁだね」と言ってもらえる電子カルテを選ばざるを得ないのです。

 

ただ、電子カルテ業界の地盤沈下は指摘せざるを得ません。

当院の電子カルテはユーザーの使い勝手をおいておくと、至って「当たり前」のことが出来ています。

それはそれでいい。

 

でも、営業もイマイチだしプロマネに至っては最悪だ。定例会にしか出てこなくて、その定例会までのタスクをこなしてない。

私はもう数ヶ月間定例会でほとんど発言していません。発言するだけ時間の浪費だから、いつも宿題をやってこない子に何を言っても私がどうこう出来るわけじゃないのです。

その人やその企業が私達をどう思っているかは別の次元ですから。

  

信州の地方病院の扱いなんてこんなもんですよ。

どれだけ新しいことにチャレンジして、どれだけ新しいモデルを構築したか、そんなことはおそらく評価されていないんでしょう。幾ばくかは広告塔にもなったつもりです。

ほんと、ベンダー変えたくなります。

 

でも、他ベンダーの地盤沈下も顕著で、とりわけ営業力は軒並み低下しています。(当社比)

 

もう、どうなってもいい。

「みんなが選んだ」と言えるのであれば。

 

ただ、「行くも地獄、ゆかぬも地獄」というジオン公国軍突撃機動軍シーマ・ガラハウ中佐が宇宙世紀0080年1月15日(ガンダム一年戦争終結直後)に残した言葉を思い出してしまう私は心配性。

 

お父さんは心配症。

電子カルテ関連のエントリーまとめはこちらから

電子カルテベンダー乗り換え、データ移行の実際(当院の場合)はこちら

電子カルテバージョンアップにおける病院側の受け入れ体制についてはこちら

2015-05-05

研究デザインが完全に行き詰まってしまっている件

世の中はゴールデンウィークだというのに、家にこもっている私です。

1日だけ家族サービスで、娘たちを水族館に連れて行ったら、館内が暑かったのか熱中症になりダウンしたりで散々です。(T_T)

 

さて、無事に博士課程も2年目に突入し、先日副論文となる論文を学会に投稿しまして、いよいよ博士の学位のための博士論文の準備にとりかかっています。

 

もともとやりたいことがあったから博士課程に進学したので、「このテーマで行きます!」とワクワクしていました。

やりたかったことは、「DPC/PDPS制度下で機能評価係数として定率で評価されている看護師のケアの量を、診断群分類別に分析し定率から脱却させるため」の研究です。

 

ネタとしては良いと考えていたのだけれど、教授と研究計画のデザインの詳細の打ち合わせで、「博士論文に求められるのは『独自性』と『新規性』であり、君の計画では『新規性』が欠けている」と言われてしまいました。

 

それから?週間、ずっと研究デザインについて悩んでいます。

今の課題は以下。

  • どういう結果が出たら研究のゴールなのか曖昧
  • 仮に結果が出たとして、それに対して「ふーん。だから?」で終わってしまう可能性が高い
  • そもそも『新規性』がない

 

まるで研究初心者のような状況。

「これが博士論文やなかったら、このデザインでOKなんやけど、博士論文は次元が別やからな〜」と教授。

 

最近は胃が痛くてたまりません。そうとう追い詰められています。

2015-03-04

「重症度 、医療・看護必要度等に関する調査 」が泣ける件について

厚生労働省からの「重症度 、医療・看護必要度等に関する調査 」にハマっております。良い意味の「ハマり」じゃなく、悪い意味です。はい。

事前に以下の調査依頼が来ていて、私たち庶民の預かり知らぬところで「ええよー」と返事をしてしまったのが事の発端。

「重症度、医療・看護必要度等に関する調査」へのご協力のお願い-日本病院会-

https://www.hospital.or.jp/pdf/00_20150202_02.pdf

「重症度 、医療 ・看護必要度等 に関する調査 」の概要-日本看護協会-

http://www.nurse.or.jp/up_pdf/20150203151222_f.pdf

この依頼文を見る限り、「看護必要度の評価データとDPCデータと、それにちょびっと情報を付加するだけやんな」と気安く返事をしてしまうのも致し方ありません。

 

厚生労働省から日本病院会への依頼文では

「本調査では、DPC 対象病院から、DPC 算定病床(入院基本料、特定集中治療室管理料、ハイケアユニット入院医療管理料を算定する病床)の入院患者について、重症度、医療・看護必要度の情報や、DPC データ等をご提供いただきたいと考えております。

看護協会からの調査項目では

医師・看護師による医療・看護の提供頻度、認知症行動・心理症状の有無 など

と書いてあるが、調査協力施設専用のサイトに載ってる項目を見てビックリ。お前どんだけざっくり書いたんやwwwと草を生やしたくなる。

ていうか、このサイトをきちんと確認しないで返事してしまった犯人がこの病院の中に居るwww お前だ!(当然見てない人だがw)

 

まぁ、突っ込みどころ満載。

そもそもなんと1病棟1Excelシートw

どう見ても各病棟で担当者1名(おそらく看護師長)が入力する事を想定しているw

もしくは交代で「私入力終わったよー」「はーい、じゃぁつぎアタシね(はーと)」的な「それいつの時代の話ですか?」的な対応をせざるを得ないw

複数人での入力を考慮していればファイルロック形式のExcelなんてありえんじゃろjk(常識的に考えて)

電子カルテからの情報を目視で転記しろと暗に強制している。なぜなら、ExcelファイルでなくCSVでデータ提出する際には「ペイロード型にしてね。(∀`*ゞ)テヘッ」だって。

ペイロードですよ、ペイロード。大事なことなので二回言いました。

ちょw、おまw、ペイロード型にデータ変換出来るアイテムとスキルを持った病院が全国でどれだけあるか想像してみたことあるのかと問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。

昨年春から様式1がペイロード型になったが、あれはベンダーさんが作ってくれているだろうから、例え診療情報管理士であっても「言葉だけは知っている」状態の人も多いっしょ。

ペイロード作るのどんだけ面倒くさいかは作ったことある人でなければ分からんわ。

 

あと、患者識別のためのキー値が「施設コード」×「病棟コード」×「1から連番」という作りについて。

なぜ1から連番にする必要があるのか?それも、桁数が3桁制限よ。何故に3桁w 10バイトにしなさいw

だって、DPCのデータ識別番号をペイロード内に記載させてるんだよ。だったらDPC対象患者でなくても同じロジックで一意化しちゃえばいいじゃん。

モロにExcel前提の作り。ペイロードデータを作らせるなら、それを考慮しないといけないよね。

基本設計した担当者出て来なさい。問い詰めてやる。小一時k(以下略)

 

さわりだけでこんだけ突っ込みどころのある調査は病院勤務歴20年目にして初めてっスwww

で、しゃあないから、1患者1日1項目ごとのレコード形式で蓄積している看護必要度のデータを、1患者1日ごとのレコードの中間ファイル作って、そこからペーロードに変換するロジックをちまちま作っています。ワタシ涙目(T_T)

一昨日から本気だそうと思っていましたが、当日朝から信州の広範囲で大規模停電w

電子カルテを含めたシステムは無事でしたが、地味にNASが壊れたりwプリンタが壊れたり、患者さまがベッドサイドでネット接続するためのLANのフロアスイッチが壊れたり(それも上位と光ファイバーで繋がってる幹線のSFPポート付きのやつw)とでなんだか忙しく、2日遅れでスタート。

もう時間がありませんがな。

 

でもね、ペイロードを作るアイテム持ってる当院としては、全部のデータをペイロードで出してやるんさ。

負けないぞw

2015-02-05

院内のセカンダリブラウザをChromeにしちゃおうか

当院の電子カルテ端末のブラウザは未だにInternetExplorer8でございます。

電子カルテ稼動時(4年前)のままです。多くの病院さんでも稼動時のままという例が多いのではないでしょうか?

部門システムの呼び出しをブラウザでキックさせていたり、そもそもベンダーがIEをアップグレードした場合の動作保証をしていなかったり。

とはいえ、未だにIE8ってwwwって草生える。

 

でも、近頃のサイトはIE8のレンダリングエンジンでは上手く表示されなかったり、インタラクティブなサイトなのに活用できなかったり、院内から「なんとかならない?」の声が聞こえてきていた今日この頃。

お気持ちは分かります。特に当院は電子カルテ端末からインターネットの閲覧が出来る環境ですから、その恩恵は最大限に活用したいですよね。

 

でもね、でもね、ブラウザ上げるのは怖いお。

理由は幾つかあります。

  • ActiveDirectoryでのラクチンポンで管理できなくなった
  • ActiveDirectoryサーバがまだ2003Serverだ
  • IEAK(Internet Explorer Administration Kit)での管理は面倒だw
  • そもそもMicrosoftは信用できないw

最大の理由は部門システムのキックにIEを使っていること、レポート系の参照にもIEを使っていること。これらの検証をやるのは面倒だ。

 

えー、ここまでを要約すると、「とにかく面倒だw」ということです。

 

じゃぁさぁ、デフォルト・ブラウザはIEのままで、セカンダリ・ブラウザとしてChrome入れて管理しちゃおうぜ!と企んでいるわけです。

事実、Chromeを標準ブラウザにしてActiveDirectoryで管理する企業も増えてきていますよね。

なんてことを同僚と話をしていたら「◯◯(診療科)の端末にChrome入ってますよ!」と寝耳に水な情報が!

「え?なんで?ユーザー権限じゃインストール出来ないっしょ?」→ググる→「管理者権限が無くてもユーザープロファイルにChromeがインストール出来る」→「!!」

なんというGoogleトラップ!この裏技を知っていればグループポリシーの制限を受けずにブラウズし放題という・・・。

 

のんびりと「どうしようかなー」と考えていたのに急遽対策を迫られました。

 

という経緯で、ちまちま設定を入れてみました。

 

まずはChromeをActiveDirectoryで管理するためのポリシーテンプレートをGoogleのサイトからダウンロードして、GPOに適用。

http://www.chromium.org/administrators/policy-templates

ここらへんの手順はググりましょう。

とりま設定したポリシーは以下。

  • デフォルトブラウザに設定しない
  • デベロッパーツール無効
  • Chromeへのログイン無効
  • 履歴の保存無効
  • Googkeとのデータ同期無効
  • パスワードマネージャー無効
  • 拡張機能インスコ無効

 

次に、Chrome for Workからエンタープライズ版のChromeをダウンロード。

https://www.google.co.jp/chrome/business/

 

資源管理ツールを使って検証マシンにサイレントインストール。←いまここ

 

これからいろいろ検証して、具合が良ければセカンダリブラウザとして院内に配信しようと思ってます。

2015-01-07

ネットのニュースになりました

拙blogをご愛読されている皆様、だいぶ遅いですが新年明けましておめでとうございます。

 

さて、今年最初のエントリーは、昨日某企業さんとコラボレーションした当院での取り組みが先方企業さんからプレスリリースが発表され、各種ネットニュースに取り上げていただいております。

内容を書くと私が誰か特定されちゃうので(「もう知っているがな」というツッコミは無用ですw)書けませんが、私が誰かご存知の方は職場の病院名でググッて頂ければと思います。

 

これまで数多の企業さんのモデル病院として取り上げられてきましたが、今回はかなりの大企業です。

信州の小田舎の病院ですが、大きな企業とコラボ出来ることは光栄の至りです。

今後も精進して行きたいと思いますが、まずは博士号取得が当面の目標なので、blogのエントリーは間隔が空くと思われますが、本年も拙blogをよろしくお願いいたします。