JAZZ工房Nishimuraへ行ってきました!

その1:徘徊
唐津で仕事を終えたのが17時半、
福岡空港(レンタカーを返しに)→博多→天神

思いのほか広い天神の地下街で腹ごしらえして
西鉄二日市駅についたのはもう20時半を過ぎてる。
久留米の宿へもう一度電車に乗るので時刻表をカメラで記録した。
結構寒いから駅での待ち時間を短縮したい。

便利になったものです。


暗いよ〜寒いよ〜

さて、JAZZ工房への道順は記憶したつもりだったのですが
道を間違えてしばし迷子に。
私の備忘録が間違ってました。(汗・・・赤字で修正済
  カットアンドペーストで持ってきたつもりなのに。


ようやくたどりついたお店の外観は
こんな感じ・・・・・


この看板が無ければ普通のオウチです。

階段を上ってみます。


って、これ普通のオウチのドアちゃうの?しかもいきなり裏口?!
入口間違えた?これは隣の家の裏口?


もう一度階段を下りて見上げると、
同じ家にopenの看板がもうひとつ奥のドア近くにあった。


見つけましたぁ!!玄関!!!

その2:進入
ドアを開けるとピアノが聴こえます。
フローリングの床は広々として
テーブル席には誰も座っていませんが
カウンターには2人の若者がバーテンさんと談笑されています。

いや、これは佐賀ではなかった事です。
お客さんがいる!
シネマテークさんでは女性2人のお客が居ましたが
JAZZを聴きにくるというよりオーナーの奥さんとしゃべりに来てた感があり
JAZZ喫茶のお客ではありませんでした。

その3:遭遇
JAZZ工房のオーナーにはネット上でお会いした手前、ご挨拶するつもりだったので
テーブル席でスピーカーにカブリツキしたいところでしたが
私もカウンター席へ。


  にーちゃん達のしゃべりが、悪いけどちょっと五月蝿い。


ビールを平らげ、マティーニを注文した時点で後ろを振り向くとレコードラックに
マイルスのFour&Moreが。
「これかけてもらえます?」とお願いしたが
「私この機械触れないんです」がっくり。


もう、我慢できなくなり、
オーナーは貴方ですか?とバーテンさんに質問。
彼のお父さんがオーナーだとの事。ご挨拶したい旨を伝えました。


オーナーは奥でお料理をされている途中でお出ましになり、名刺交換していただきました。
定年退職前に会社を辞められたので60歳前という事でしょうか?
お話のされ方、発音がきっちりしておられました。
某有名企業の営業(技術系の?)をされていたそうです。


その4:談笑
オーナーとは私のblogで紹介しているJAZZ SPOTのお話をし、
いずれ行こうと思っているADAMSを紹介いただきました。
ADAMSのオーナーもこの日だったか、ちょっと失念しましたがJAZZ工房へお越しになり、
ご持参の音源を散々堪能されたそう。


大変失礼なお話ですがこのJAZZを売りにした飲食店って商売になるのかどうか、
非常に疑問に思っていたのでその辺りのお話をオーナーから拝聴しました。


やはり普通にやるとたいてい駄目だろうという事のようです。
そこでJAZZ工房のオーナーはきちんとマーケッティングを行い、
企画書を作成し、銀行からの出資までとりつけ店を実現されたとの事。
顧客層の絞り込み、潜在顧客数のお話
お料理の価格設定など、うなずくことしきりでした。


その5:オーディオ
かんじんのオーディオですが、こんなALTECの4Wayって見たことないです。

写りが悪くて失礼。
こっちを見てください。ただし、OTLの方は稼動してませんでした。


http://www.tfactory.net/jazzweb/



スピーカーの構成は


   2405 ×2
   288−8G+1505B
   416−8A×2  音研ボックス
   515B ×2   211


ALTECって2Wayが普通のように思ってましたがどエラいフロンドロードホーンに低域を受け持たせ
超高域にはJBLの2405を使うなど、んー、相当挑戦的なシステムです。そして4Wayマルチ。
部屋はかなりライブで残響音が多いのですが、音楽を聴く上で別段マイナスには感じませんでした。
各領域を受け持つユニットが放つ音をほどよくブレンドする意味もあるのかもしれません。


ほとんどPAシステムの様を呈していますが、カウンターで聴く限り、
音質はALTECの弾けるような中音が充実した音というより
モニター系のスピーカーを聴いているような感じです。


4台の金田式DCアンプが1つの客席テーブルの上に積み重ねて置かれています。
家では問題なかったのにお店で長いケーブルで使うと全部壊れたとの事。
いやぁーこれらのアンプを修理していただいてぜひ聴かせていただきたいところです。


その6:語らい
オーナー様とお話していると1人の上品なおじいさんが入ってこられました。
お店には初めて訪れたというご様子で、お散歩中、道に迷われたのか?
ここはJAZZを鳴らすお店なのにくつろげるのかな?
などと失礼な事が頭をよぎりました。


私の隣にお座りになり、まずは「この辺にお住まいで?」とか、
オーナー様とのあたりさわりのないお話からJAZZの話題になると
昔は東京におられてJATPを生で聴かれたり、生でJAZZを演(ゃ)るような
お店にも通われていたということ。
水割をおかわりされて、すっかり満足なご様子でした。

そうこうしているうちに、50過ぎとおぼしきご夫婦がお越しになられました。
先のおじいさんと同じく、上品な服の着こなしされてます。
 ちなみに私は紺ブレの下にDunstallと書いたTシャツという
 貧しい格好。ネクタイしてくれば良かった。

オーナー様はこのご夫婦にはご面識があるようで
会話が弾んでおられたので、この辺が引き時かと、席を立ちました。

お店ではビールに始まり、マティーニシングルモルト→ブランデーと
頂戴し、すっかり良い気分でお店を出る事ができました。

おしまい