ami.nakahara

It is no use crying over split TTY driver.

神宮

先発は朝倉。球場に着くと、もう一回表の荒木の打順だった。神宮の外野は和む。人の声や応援団がいることもちゃんとわかるし、騒ぎたければ騒げるし、ちょっと距離をおけば、静かに野球を見ることもできる。自分の気分にあわせてコントロールできるのがいい。ちょっと離れたところで足を投げ出して、夜空の下でビール飲んでると、こんなことしちゃっていいのかって気分にすらなる。

PANTA & HAL BOX

PANTA & HAL BOX

帰るとやっぱり普通郵便で届いている。事務所の通販で買うと、小冊子がついてきて、パンタのサインが入っている。ロックステディの記事が懐かしい。
ロッキンfの付録で臨時ニュース楽譜とかあったな。
マラッカを聞く。今度の復刻はCDに合わせた黄色い帯までついている。
歌詞カードもレコードの縮刷盤がついている。

ちなみに、(株)ソフトウェア・リサーチ・アソシエイツではHAL-009というコンピューターを使用しわれわれのテーマソングでもある”HALのテーマ"をパルスによってプログラミングしている。(中村治雄)

これはSRAのことで、岸田さんが当時出した本には、HALのテーマの歌詞とか楽譜が載っていた。中学の頃、このライナーノーツの文章を読んでいなければ、今頃計算機関係業界のはしくれにいることもなかっただろう。
大学の研究室に入ったとき、使ったNEWSはSRAから買った3号機くらいのやつだったと思う。
頭脳警察の再結成解散ライブから帰るときに岸田さんを見かけたことを思い出す。

小冊子のライブ年表もよくできている。HAL時代のベストのライブは、1980年11月3日の大阪芸大のライブだと思う。野外で、めんたんぴんとか前座で出ていた。くそ寒いのにパンタは、「熱くてたまんねえぜ!」と叫んでいた。
パンタの演奏の良い悪いはドラムで決まる。いいドラマーと組んだときパンタの詩は突然牙を剥き、ギラリと冴える。頭脳警察の曲にトシの荒れ狂うパーカッションが必要なように、HALの曲には浜田文夫の太く低いドラムが必要なのだ。名古屋で活動しているとも聞いたけどフミのドラムが聞きたい。

ネフードの風を何度も聞く。
「おれの身体はもうすでにきみのものだ」
ああ、そうだな。