≪ヴュルツブルク散策≫(1984年8月6日)

 ニュルンベルク発11時01分のインターシティヴュルツブルクへ向かう。今日はヴュルツブルクの街を歩き回るつもりだ。

 最初にResidenzに向かって歩いた。ヴュルツブルクの駅の北側はブドウ畑になっている。ブドウの木が小高い山の斜面に植えられて、駅前の広場から見ると、美しい背景をなしている。ここはフランケン・ワインの産地であることで有名だ。Residenzの内部はあいにく閉館日で、残念ながらドイツ最大といわれるバロック様式の宮殿内部は観られなかった。宮殿の裏手にある美しい庭園を散歩した。いつか機会があったら、もう一度来て、内部を見たいと思う。
 Alte UniversitätやDomを見る。ヴュルツブルクには、古い大学の建物があちこちにあり、Residenzの内部の一部も研究室として使われいる。やはり大学の町にふさわしい風格がある。Alte Mainbrückeを渡り、Festung Marienbergへ登る。下から見上げるとなかなか堂々たる要塞で、要塞の下の斜面はブドウ畑になっている。
 城内のMainfränkisches Museumを見物する。フランケンの芸術家や、フランケンのために活動した芸術家の作品が数多く展示されている。圧巻はやはりなんといってもこの町が生んだ彫刻家Riemenschneiderの作品を一堂に集めたコレクションである。






  

 要塞のテラスから見下ろしたヴュルツブルクの町の眺めは,絶景であった。