『力道山』まもなく公開(3/4〜4/14まで)

戦後日本最大のヒーロー・力道山をモデルにした日韓合作映画力道山が今週末から公開される(意外と公開まで時間がかかったなあ)。力道山を演じた韓国俳優ソル・ギョングは、5ヶ月かけてウェイトを30キロ増やし、レスラー体型へと肉体改造。故・橋本真也(!)や船木誠勝ら本物レスラーとのプロレスシーンも吹き替えなしで挑んだそうだ。尚、本作は「史実を参考に“独自の解釈による創作を加えて”製作された映画」との注釈あり。マス大山の「空手バカ一代」みたいなものだと思って観に行くべき?

『力道山』 3/4(土)〜4/14(金)まで


【監督・脚本】ソン・ヘソン【撮影】キム・ヒョング
【出演】ソル・ギョング/中谷美紀/藤竜也/萩原聖人/鈴木砂羽/山本太郎/船木誠勝/秋山準/橋本真也/武藤敬司
149min/韓国・日本/2004年
□上映館:テアトル新宿シネセゾン渋谷(〜4/7まで。3/25以降はモーニングショー)


39年間生きてきて悟ったことは、
全身をなげうつ覚悟がなければ何も得られないということだ。
人生は勝負だ。  −−力道山



【STORY】1945年。貧困の祖国を離れ、いい暮らしを夢見て相撲取りになるため、単身日本に渡ってきたシルラクソル・ギョング)。だがそこは先輩力士からの厳しい指導を耐え忍ぶ辛い日々が待っていた。そんなある日、力士のタニマチ菅野の世話で座敷に上がる芸者の綾(中谷美紀)と出会う。身寄りのないもの同士深い愛情で結ばれていく二人。心の支えを得たシルラクは、力士“力道山”となり関脇にまで登り詰める。順調に綱取りを目指す力道山であったが、そこには目に見えない民族の「壁」が存在していた……。

3/4(土)に初日舞台挨拶あり。テアトル新宿は10:00の回上映後、シネセゾン渋谷は13:05の回上映後。ゲストはソル・ギョング中谷美紀藤竜也萩原聖人を予定。


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ソル・ギョング インタビュー1


否定的な意味で使われる「意味不明」という感想

最近いくつかのことが頭の中をグルグル回ってる。そのうちのひとつがコレ。


ここのところ、ホラー映画の感想を読んでると「意味不明」って感想をよく目にする。読解できない受け手が悪いのか、伝わるように作らない送り手が悪いのか、恐怖のツボがあわないだけなのか、「不条理な恐怖」を提示したのにそれがうまく伝わらないのか、作り手が誘導の仕方を間違えたのか、もともと受け手に「不条理な恐怖」というもの自体存在してないのか。。。


自分自身の経験と照らし合わせてみると、「意味不明」だから怖い、「意味不明」だから怖くない、どちらも心当たりがある。


どんな「意味不明」だと怖くて、どんな「意味不明」だと怖くないのか。小中理論の「因縁話は怖くない」も少しひっかかるところがあるので、一度精査してスッキリしたい。