『だからワタシを座らせて。通勤電車で座る技術!』まもなく公開(10/7〜10/20まで)

30才を越えたお局OLと定年間近の中年男性それぞれの恋模様を軸に、通勤電車の席取りをめぐる壮絶なバトルをユーモアたっぷりに描いた日本初の異色通勤電車映画『だからワタシを座らせて。通勤電車で座る技術!』が今週末から2週間限定公開される。原作はベストセラー・ハウツー本「通勤電車で座る技術!」。主役の二人を、ご存じ強面俳優・六平直政と、数年前よりアメリカに拠点を移して女優活動を続けこのたびハリウッド映画出演作を2本控えての凱旋帰国となった懐かしの元アイドル・田村英里子が演じる。監督は『ファンキー・モンキー・ティーチャー3』の市川徹。

『だからワタシを座らせて。通勤電車で座る技術!』 10/7(土)〜10/20(金)まで


【監督】市川徹【脚本】原田佳夏/市川徹【撮影】及川厚
【出演】田村英里子/六平直政/朝倉えりか/松田優/吉井怜/網本圭吾/伊藤裕子/銀粉蝶/高瀬秀司
92min/2006年
□上映館:渋谷シネ・ラ・セット(21:15〜レイトショー)


【STORY】一流企業のOL・貴子(田村英里子)は、恋よりも仕事を優先するうちに30歳を過ぎてしまった秘書課の“お局様”。ある日、貴子はひょんなことから同じ会社の大輔と出会い、大輔が電車に乗ると便意を催す過敏性腸症候群の為朝早くから通勤していることを知る。可哀想に思った貴子は、大輔に協力し電車の中で座る方法を必死に模索するうち、かすかな恋心を抱きはじめる。一方、同じ会社に勤める53歳の原田(六平直政)は、三十年近く府中の先の安い賃貸マンションに住み、通勤地獄に耐え、定年も間近になったところで、熟年離婚の危機に陥っていた。そんな中やはり同じ会社に勤める涼子と出会う。原田は自分が今まで培ってきた座る技術を涼子に伝授。最初は原田を邪険に扱っていた涼子だったが、説得され講座を受けるうちにみるみるうちに技を取得し、更に女性としても美しく成長していく。やがて30歳も年が離れた二人の間に恋が芽生える……。


さざ波監督日記 ※市川徹監督公式ダイアリー

10/7(土)上映前に初日舞台挨拶あり。ゲストは朝倉えりか、松田優、網本圭吾、市川徹監督を予定。当日AM9:30より整理券配布(一人2枚まで)。尚、来場者先着10名に原作本がプレゼントされるそうです。


トークショーの予定は以下の通り。

10/8(日)上映前
ゲスト(予定):市川徹監督、万大(原作者)
※当日AM10:00より整理券配布(一人2枚まで)


通勤電車で座る技術!

通勤電車で座る技術!



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完成披露試写会の模様



『ソースの小壜』『煙が目にしみる』まもなく公開(10/7〜10/13まで)

重松清の官能小説「愛妻日記」に収録された短編6作が映画化され、先週今週と2本ずつ順次公開されてきたわけだが、締めとなるラスト2作、渡辺謙作監督『ソースの小壜』、亀井亨監督『煙が目にしみる』が今週末より公開される。亀井監督は『心中エレジー』『楽園』等でなんとなく想像つくのだが、渡辺監督のエロスものってどんな感じなんだろう。脚本の黒沢&荒井コンビは後藤真希主演ドラマ『指』に続いてだね。

『ソースの小壜』『煙が目にしみる』〜重松清原作「愛妻日記」より〜 10/7(土)〜10/13(金)まで
□上映館:渋谷ユーロスペース(21:00〜レイトショー)


『ソースの小壜』
【監督】渡邉謙作【脚本】黒沢久子/荒井晴彦(監修)【撮影】村石直人
【出演】未向/草野康太/温水洋一
70min/R-18指定/2006年
【STORY】お互い初めての相手同士と結婚した、純子と公平。白いマンション、白いブラウス、白い下着。二人の関係は純潔だった。だが、純子は派手な下着をつけ、黒いドレスを着て同窓会に出席する。怪しむ公平が後をつけると、純子は中学時代の同級生、岡田とホテルに消えていった。厳格な母の影響で、病的なほどに「汚れる」ことを嫌う公平は、他の男に汚されてしまった純子を徹底的に汚すことを誓う。そして彼は輪姦倶楽部に自らの妻を差し出すことに……。


『煙が目にしみる』
【監督】亀井亨【脚本】吉田直人/荒井晴彦(監修)【撮影】中尾正
【出演】不二子/木下ほうか/田村泰二郎
70min/R-18指定/2006年
【STORY】「美味しいよお、あんたのまんこの味がするから。こんな美味しい煙草はないよお」。千穂は子作りのため夫・高橋に禁煙を命じていた。リストラされたことを妻に言えない高橋は、煙草の煙に惹かれ、ショートピースを吸っていた女子高生と援交してしまう。その晩、千穂はショートピースの臭いに気づき激しい嫌悪感を示す。昔、老人に同じ煙草を性器に差し込まれたせいだと言うのだ。しかしその思い出は千穂のものではなく、本当は双子の姉・可穂のものであるのだが……。


愛妻日記

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