面白いドラマをありがとうアワード2011・結果発表前半戦
ながらくおまたせ致しました。昨年12/22より12/31までに応募させて頂いた「面白いドラマをありがとうアワード2011」集計結果を発表させていただきます。短い期間にも関わらず、ご応募ありがとうございました!
では、部門別に結果を見ていきましょう。前半戦は【1】と【2】です。
【1】2011年にTVでオンエアされたドラマで面白かったものを3つあげてください。できればその理由も教えてください。
こちら皆様より挙げて頂いたドラマを集計し、数の多い順に並べさせていただきました。
→加害者家族と被害者家族の日々を描いた、鈍器ドラマ「それでも、生きてゆく」が最も票を集めました。
→誰もが傑作と認める朝ドラ「カーネーション」。
→月曜10時のテレ東ドラマは良作佳作揃いでしたが、その中でも頭ひとつ飛び抜けた感のある「鈴木先生」。
→クドカンも福田雄一も、ゴールデン帯のドラマ脚本を経て、より自分の意思を濃く反映させたドラマを描く事に特化してきたような気がします。
【全体的な感想】
2011年の顕著な傾向として、「震災」「視聴率」「地デジ化」が挙げられると思います。
「震災」については、「こんな時だからこそ面白いドラマを世に送り出さねば!」とゆう、作り手側のテンションが後半に行くに従い加速化、良作ドラマが多く生み出されました。現時点ではあまりに多くの視点や問題が山積し、捉えようのなくなっている「震災」を描いたドラマが出てくるのは今年以降ですね。
「視聴率」については、「数字が高い=面白いとは限らない、数字が低くても面白いものはある」、という視聴者側の通説を打ち崩す作品が出てきてしまいました。そう「家政婦のミタ」の最終回40%。この高視聴率によって「数字が高い=やっぱり面白い、低い作品はダメ」という傾向が再び進みやしないか心配です。
「地デジ化」については、何もなければ今年もっともテレビに取って大きな出来事でしたが、気がつけばいつのまにか移行完了。移行後、ローカル局が見れないという事に気がついて激怒した人が全国で多発しましたが、亜姫のところもtvkが見れなくなってしまい激怒。
【2】2011年にTVでオンエアされたドラマを書いた脚本家で、1人挙げるならばどなたでしょうか? できればその理由も添えて挙げてください。
【全体的な感想】
渡辺あやと坂元裕二のデットヒートでした。かなりの人がどちらにしようかすごく悩まれてますが、最終的に「2011年」という点で渡辺あやに軍配。坂本裕二の異常(笑)は数年前から確認されてましたからね。宇宙人にインテル埋め込まれた説が濃厚です。
そのスペックの高さは認知されながらも、連続作品は未執筆、連ドラ処女作「カーネーション」が論外級の面白さだった渡辺あや。これまでの「朝ドラ脚本は脚本家に取って大河ドラマよりキツい、脚本のエベレスト」みたいな通説ハードルは一体何だったのでしょう。NHKは一体どういう経緯で渡辺あやをチョイスしたのか、特集番組作って、僕らに説明すべきだと思います。
後半へつづくっ。