今週の「週刊文春」は、読みごたえアリ


本日発売の『週刊文春』12月20日号に、
落語関連のコラムと対談が掲載されています。


まずは当代随一のコラムニストである
堀井憲一郎さんの「ホリイのずんずん調査隊」(71頁)。
「落語家の師弟関係に胸を熱くする」と題して、
実地取材をもとに、
ドラマ『ちりとてちん』を、鋭く論評しています。


後段では、
万葉亭柳眉役で出演している
桂よね吉さん(桂吉弥さんの おとうと弟子)が、
今年のNHK新人演芸大賞を受賞した折の
エピソードを披露していますが。
これが泣ける。
すごーく、いい話です。


もうひとつは、今週で709回を数える長寿対談
阿川佐和子の この人に会いたい」(136ページ)。


ゲストは、春風亭小朝さん。
元妻の泰葉さん、ならびに実家の海老名家の知られざる実体、
閉塞する落語界に打った一手、
古今亭志ん朝が亡くなった折に、
立川談志が、いきなり机をバンっと叩いたワケ、
などなど。


落語界のいいところも、
深部・暗部・恥部までもが垣間見られます。


140ページの3段目の後ろから8行目の小朝さんのご指摘。
うーん。どういう意味でしょうか。深く考えさせられるのですが。
いったい、どなたさんの、
どんな噺を、指してはるのでしょうか……。