手段としてのAjax、目的としてのAjax


結構、Ajaxの技術を使って、使い勝手のよいサイトが増えてきている。

最初に、コードを見たときには、実装が大変そうだから、世の中に広まるのは時間がかかるだろうと思っていた。でも、そうではなかった。ライブラリが公開されたりしているおかげなんだろう。


ストレスなくWebを利用してもらうために、Ajaxを手段として正しく使っている開発者も多い一方で、Ajaxが受けている理由もわからずに、ただ単にAjaxを使えばよいものが作れると勘違いして、今度の開発で使おうと考える人も多いようだ。


身近な現場では、Javaスクリプトを使って、非同期でアプリケーションサーバと通信して、DBも用意すれば、Ajaxでよいアプリが作れると思っているらしい。Javaスクリプトで複雑な処理を作るのが、工程内におさまるのかが問題なんだそうだ。それを聞いたときに椅子からころげ落ちそうになった。


大量のJavaスクリプトをダウンロードしてきたら、全然重いWebアプリの出来上がりではないか...

なんのためのAjaxなんだか全然理解していないようだ。すっかり、Ajaxを使う事が目的化してしまっている。


こういう現場も結構あるんだろうな...