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京都の古本屋 Fabulous

2016-10-05

The Golden Wet Fingers『OLL KORRECT -VOL.2 THREE DOGS LIVE OUT LOUD 2016-』ご予約について

初のLIVE DVD!!


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The Golden Wet Fingers 『OLL KORRECT-VOL.2 THREE DOGS LIVE OUT LOUD 2016-』

発売日:10月5日(水)

価格: 4,536 円 ( 税込価格) 4,200 円 ( 税別価格)

品番: PPBM-002

収録内容:

・6月24・25日に恵比寿リキッドルームにて行われた、

 ライブツアー・ファイナル2DAYSの模様から全17曲

・蛇腹仕様のジャケットブックレットを封入



前作『『BREAK THE SHELL 』から引き続きまして、

オリジナル限定特典としてジャケットと同デザインのポストカードをおつけいたします。


お手数をお掛けいたしまして恐縮ですが、

ご予約はメール、または店頭にてお願いいたします。


69fabulous@gmail.com


メールの場合は以下をご記入ください。


1. 通販 or 店頭お渡し

2. 枚数

3. お名前

4. メールアドレス

5. お電話番号


通販をご希望の方は、


6. 郵便番号、ご住所


も併せてご記入いただきますようお願いいたします。


ご入金は銀行振込のみとさせていただきます。

レターパックライトでの配送を予定しております。


またご注文後のキャンセルはお受けできません。

何卒ご了承ください。


特典は数に限りがございます。

ぜひお早めにご予約ください!!

2016-09-26

The Golden Wet Fingers『OLL KORRECT -VOL.2 THREE DOGS LIVE OUT LOUD 2016-』ご予約について

初のLIVE DVD!!


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The Golden Wet Fingers 『OLL KORRECT-VOL.2 THREE DOGS LIVE OUT LOUD 2016-』


発売日:10月5日(水)

価格: 4,536 円 ( 税込価格) 4,200 円 ( 税別価格)

品番: PPBM-002

収録内容:

・6月24・25日に恵比寿リキッドルームにて行われた、

 ライブツアー・ファイナル2DAYSの模様から全17曲

・蛇腹仕様のジャケットブックレットを封入


前作『『BREAK THE SHELL 』から引き続きまして、

オリジナル限定特典としてジャケットと同デザインのポストカードをおつけいたします。


お手数をお掛けいたしまして恐縮ですが、

ご予約はメール、または店頭にてお願いいたします。


69fabulous@gmail.com


メールの場合は以下をご記入ください。


1. 通販 or 店頭お渡し

2. 枚数

3. お名前

4. メールアドレス

5. お電話番号


通販をご希望の方は、


6. 郵便番号、ご住所


も併せてご記入いただきますようお願いいたします。


ご入金は銀行振込のみとさせていただきます。

レターパックライトでの配送を予定しております。


またご注文後のキャンセルはお受けできません。

何卒ご了承ください。


特典は数に限りがございます。

ぜひお早めにご予約ください!!

2016-09-22

IN LIVE SOMEWHERE

昨日は心斎橋でDrop'sのライブを観てきました。

いやあ、本当にカッコよかったです。

他のバンド目当てのお客さんがDrop’sの演奏に惹き込まれていくのを間近で見て、

とても嬉しくなりました。


ライブ会場限定販売のCD『IN LIVE SOMEWHERE』も購入。


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貴重なライブ音源が15曲も収録されて、お値段なんと1,500円!!

はっきりいってお買い得すぎます。


今日は大阪梅田Zeelaでライブ。

その後は、


9月24日(土) 福岡 MUSIC CITY TENJIN 2016 MCT MAIN STAGE


9月27日(火) 広島 Cave-Be


9月29日(木) 岡山 PEPPERLAND


9月30日(金) 小倉 FUSE


10月1日(土) 長崎 StudioDO!


10月2日(日) 熊本 Django


10月7日(金) 札幌 Sound Lab mole


10月10日(月) 札幌 北星学園大学


10月15日(土) 札幌 KRAPS HALL


と続きます。

お近くの方も、そうでない方も。

ぜひ会場に駆けつけるべし!!!


http://drops-official.com/

2016-09-20

短篇小説講義

今日のおすすめ本。

2016年9月20日はこちらです。


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『着想の技術』

筒井康隆著 新潮社


 虚構の中ではどのような事件も起り得るからというので、虚構からの模倣であれ、

犯人の独創であれ、また偶然であれ、疑似虚構化した現実までが、心理、動機、手段、

トリック、社会的背景なども含めて考え得る限りの事件を発生させはじめたとすれば、

虚構内で起る事件の独自性とはいったいどのようなものになるのだろうか。

超自然現象や天変地異にしてもいつ現実によって真似られるかわからぬ可能性を

持っていることは、奇妙な事件が現実に起るたび、われわれSF作家の間で囁かれる

「誰それの作品の盗作だ」という冗談によって証明される。そもそもそれ以前に、

虚構によって描かれた超自然現象や天変地異は規模こそ異なるもののその殆どが

現実に起ったことや起ったのではないかと噂されていることに端を発している

場合が多い。こう考えてみると虚構内における事件の規模を大きくするか、

事件の数を多くするかという、せいぜい数量的な優位によって現実を超えようと

試みることぐらいしか残されていないのである。そしてそのどちらも、

もはや虚構の世界ではさんざ使い古され、エスカレートにエスカレートを重ねて

しまっている。大規模なパニックはスペクタクルの表現力ではるかに小説を超す筈の

映画で見てさえ感動を覚えず、結局そうしたパニック映画の中でもしわれわれが

感動するところがあったとすれば、特にパニック映画にしなくても表現可能な

例えば主人公たちの人間ドラマといったものであるに過ぎないのだ。

(「虚構と現実」本文より)


こちらは初版本で現在絶版となっております。

通信販売もさせていただきますので、

お気軽にお問い合わせください。

69fabulous@gmail.com


日々のおすすめ本から、

貴方のお気にいりの一冊が見つかりますように。

2016-09-17

神話の薔薇

今日のおすすめ本。

2016年9月17日はこちらです。


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夢想の秘密』

J・G・キャベル著 杉山洋子訳 

世界幻想文学大系 第二十九巻 国書刊行会


フェリックス・ケナストンはその夜遅くまで書きものをしていたわけではない。

例によって取りとめもなく、この贅沢な部屋に坐っているこの冴えない男が

どうして実際にフェリックス・ケナストンでありえようか、などとおかしなことを

考えていたのだった。この広々と、しっとり光に充ちたアルクルード邸が

我が物とは嬉しいことだ。子供の頃から「リッチフィールドのヘンリー叔父」として

知られていた半ば神話的な人物とその一人息子が自動車事故で同時に死んで、

金銭上の苦労知らずの今の身分に納まるまでのやりくり算段の三十八年、

貧しくも気の滅入るばかりの住いで、何とかごまかしてのその日暮し

その場凌ぎの貧乏生活をたっぷり味わった。今だにケナストンはこの思いがけぬ

巡り合わせが心底信じられなくて、自分の素敵な邸、中でも特に書斎にいると、

何か異国の領土に特別置いて貰っているような錯覚を起すのだった。

それにしても、魅惑的な展望で探検欲を唆る国ではあった。妻がのろけるような

弁護するような口調でいつも人に話しているように、ケナストンは暇さえあれば

いつだって「とても読書が好き」だった。

(本文より)


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こちらは初版本で現在絶版となっております。

通信販売もさせていただきますので、

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2016-09-13

ブラックチケッツ

今日のおすすめ本。

2016年9月13日はこちらです。


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『ファスト・レーンズ』

ジェイン・アン・フィリップス著 篠目清美訳 白水社


 ケイトゥはわたしたちとは違っていた。いろいろな意味で彼女はおとなのような生活を

していた。彼女は好きなように学校を出たり入ったりしていた。彼女には仕事があった—

玉突き場でサンドイッチを作り、警察が巡回に来ないときはバーで生ビールをついでいた。

シナーとふたりの兄のために曲がりなりにも家事も切り盛りしていた。兄たちはいずれも

オハイオの製鋼所に勤めており、ほとんど家にいることはなかったが。彼女は学校関係の

様々な女子のグループの仲間になることは決してなかった。YMCAやガールスカウト

メンバー、女子の会合や教会のキャンプの代表になることもなかった。わたしのほうは

そういうグループに属しながら、なおも彼女に対して不安定な親近感を抱いていた。

たぶんわたしが引っ掛かっていたのはそのことだったろう。

 彼女は長いことアウトサイダーだった。

(中略)

 ケイトゥは本当に多くのことを知っていた。彼女は見捨てられるということが

どういうことか知っていた。何年も前、母親が家出してしまったから。彼女は

大酒飲みのこともわかっていた。シナーが時々酔っ払うから。男や少年のことも

わかっていた。玉突き台の下で人形ごっこをしていた四歳の頃から、男たちの友情、

喧嘩、ギャンブルを眼にしてきたから。十二歳にして彼女はバーのカウンターの

後ろでチーズサンドイッチを作ったり、冷凍ピザを暖めていた。そのときすでに、

彼女は女のことも知っていた。父や兄たちが女を家に連れ込んだから。

彼女はいかにおとなしくしているべきかということも知っていた。男前で放蕩な

シナーは時折、人妻とも関わったから。まあ女客はたいがいトラック休憩所の

ウェイトレスだったけれど。彼女は街で唯一の玉突き場の二階に暮らしている

自分たち家族をベリントンの町がどう見ているかも知っていた。

(「ブルー・ムーン」本文より)


こちらは初版本で現在絶版となっております。

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2016-09-09

はじめにイメージありき

今日のおすすめ本。

2016年9月9日はこちらです。


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モダンアートへの招待』

木村重信著 講談社現代新書


 たとえばここにマリリン・モンローの写真がある。それはあくまでも

モンローの虚像であって、実際のモンローではない。しかしモンロー本人を

見た人がどれだけいるだろうか。ほとんどの人は写真や映画によってモンローを

知るのであり、しかもそのような虚像がひとり歩きをして、彼女の人気の源泉となる。

とすると、モンローの写真は、じつは実物とひとしい役割を演じていることとなる。

われわれはとかく虚像の背後にはかならず実体があると思いがちである。

だが現代におけるマスメディアの発達は、虚像の機能を異常に大きくし、

むしろ実像にとってかわらせた。つまり虚像は、ある現実の再現ではなくて、

ひとつの現実の創造なのである。ここに現代が虚構の時代と呼ばれることの意味があり、

またそのような環境に即して、ポップ・アートがうまれたのである。

(中略)

 われわれはテレヴィジョンで浅間山荘の銃撃戦を、パレスティナ・ゲリラの

オリンピック村襲撃を、そしてヴェトナムの戦闘をみる。しかしそれらはほんの

ひととき、軽いいらだちを感じさせるだけで、決してわれわれの平穏な日常を

侵すことがない。現代のマス・メディアの非情さは、見る者の感情移入を

惨酷なまでに拒否しつつ、どんな戦慄的な事件をも、テレヴィコマーシャルによる

中断にしか感じない観衆をつくりあげた。ウォーホルが、虚像を通して世界を

のぞきつつ、ペラペラの軽薄な単一な映像をあくことなく繰りかえすのも、

このような観衆と自分を同列におくからである。そのことによって、かれは、

その絵を見る人の毎日が平穏で退屈で、変化も希望もない繰りかえしであることを

思い知らせる。逆説的にかれはいう。「自分がこういうやり方で描く理由は、

私が一個の機械でありたいからである。だれもがそっくり同じだったら、

どんなに素晴らしいことだろう」と。また、こうもいう。「個性、個性という

連中にかぎって、じつは型破りなものにいちばん反対する。そして数年もたつと、

逆のことが起こるのだ」と。

(「アメリカの新しい波」本文より)


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2016-09-06

もう一つの青春

今日のおすすめ本。

2016年9月6日はこちらです。


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『荒れた海辺』

ジャン=ルネ・ユグナン著 荒木亨訳 筑摩書房


 彼らに追いついてどうなるというのか。誰が彼を待っていよう。彼は一人だった。

他の連中がいたり、その叫びや質問が、時に彼の孤独を紛らせ、その孤独と彼との間に

一種の障壁を置くことがあるばかりで、その壁の透明と非実在を彼はこの瞬間に感じた。

一つの苦痛に似た力が彼を横切り、ゆっくりと彼は身体を一回転させた。凸凹の

黒ずんだ岩の群れ、遠くの燈台、水にひたった荒地、羊、岩の群れ。たった一瞥で

全地をあまねく一周したように彼には思われ、「誰もいやしない」と彼はつぶやいた。

 一匹の黒い犬が、鼻面を地面にすれすれに、荒地の中の匂いをたどってやって来た。

それは祈っている修道僧のような形のぽつんと離れた岩の蔭にしばらく姿を隠した。

オリヴィエがふり向くと、一条の陽の光が雲を通して波の上に蒼ざめた光を投げた。

彼は何物にとも知れず飢えを感じ、自分が大きくなったように、自分自身が輝くものに

変わったように感じた。風が血管の中を流れ、心臓の鼓動が自分でも感じられた・・・。

死ぬことは不可能であった。彼は何物も望まず、失うべき何物もなく、自由であった。

 陽の光が消える。

(本文より)


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2016-09-03

ひとたび人を殺さば

今日のおすすめ本。

2016年9月3日はこちらです。


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眠れる森の惨劇』

ルース・レンデル著 宇佐川晶子訳 角川文庫


 カーテンがわきに引かれたように森がわかれた先に、舞台装置のように

煌煌と明かりのついた館が、緑色がかった冷たい人工的な月の光を全身に浴びて

建っていた。それは妙にドラマティックな光景だった。張り出し窓からこぼれる

明かりでちらちらときらめく館は、霧深く暗い森ときわだった対照をなしていた。

ファッサードそのものはところどころ暗いが、四角形や長方形のいくつもの窓には

オレンジ色の明かりが

ともっている。

 暗い荒涼たる館を予想していたバーデンにとって、明かりは思いもよらぬ

異物だった。眼前のこの光景は、さながら人里離れた城に澄む「眠れぬ森の美女』の

映画のオープニング・シーンだった。ホルンやドラムの低い不吉なメロディが

流れてきたら、さぞ似合ったことだろう。静寂は肝心ななにかが欠けているような、

なにかがとんでもなくまちがっているような気分をかきたてた。明かりが消えないと、

さっかくの効果音も無駄になる。道路が次のカーブにさしかかると、またしても

森が迫ってきた。バーデンは焦燥にかられた。外へ飛びだして館めざして走り、

最悪の状況を自分の目で確かめたい気持ちをおさえて、いらいらとすわっていた。

(本文より)


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2016-08-31

迷宮の魔術師たち

今日のおすすめ本。

2016年8月31日はこちらです。


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『食物漫遊記』

種村季弘著 ちくま文庫


 前にも言ったように、私は凝り性というより偏執狂に近い性格の持主である。

天どんが好物となると天どんばっかり、中華料理が好きとなると、横浜中華街

一軒一軒しらみ潰しに渡りあるいたりする。久しくタクシーを敬遠していても、

一旦何かの拍子に車を使うと、歩いて三百メートルのところでも車を使わないと

気がすまない。

(中略)

 ポルノ館を出て、まっさきに目についた蕎麦屋に入った。天どんを注文し、

天どんがきたところで、あらためてビールを頼んだ。天どんを出前が届くくらいの

間適度に冷ますためである。

 パリパリの揚げ立てはいけない。家庭教師時代のように、出前が遅れて天ぷら

すこしくたびれ、タレがしみすぎてくたんとなったのを前歯と舌の間に挟んで

にったり食いちぎる感触が、まずは復活しなければいけない。天下の天どん通が

何を言おうと、私の天どんリハビリテーションには、あのわびしくうらさびしい

出前物の正調がぜひとも欠かせないのだ。

 ビールを一本半ほど干した頃合いを見計らって、丼の蓋を取る。蓋の裏側に

水蒸気の冷めて水玉になったのが、透明な魚卵のようにびっしりと貼りついている。

よろしい、あの頃のままだ。崩れそうにふやけた衣を箸でつまむと、ずるっと

むけてイカの白いネタがのぞく。構わずに口を寄せて前歯で食いちぎった。

 拒否反応はない。揚げざましを使ったのか衣の表側が冷め、ネタも舌ざわりが

冷たいのに、ご飯にぬくもった裏側がほんのりと温かい。これが正調だ。

あの頃の通りだ。と思うままに色の濃い衣は難なく咽喉元を通っていた。

(「天どん物語」本文より)


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天どん食べたい・・・。


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