Hatena::ブログ(Diary)

京都の古本屋 Fabulous

2018-01-31

The Birthday 『LIVE AT XXXX』ご予約について

2018年1月31日発売!

The Birthday初のライブ盤『LIVE AT XXXX』!!!


Fabulousでも販売させていただきます。


【完全生産限定盤 / SHM-CD

『LIVE AT XXXX』

2018年1月31日(水)リリース

デジパック仕様

UMCK-9933 / \2,963(tax out)


Fabulousオリジナル特典はポストカードを予定しております。

デザインはもちろんチバユウスケさん。

今回もカッコいい特典ができそうです。


ご予約はメールにてお願いいたします。

69fabulous@gmail.com

メールには以下の項目をご記入ください。

1. 通販 or 店頭お渡し

2. 枚数

3. お名前

4. メールアドレス

5. お電話番号


通販をご希望の方は、

6. 郵便番号、ご住所

も併せてご記入いただきますようお願いいたします。


ご入金は銀行振込のみとさせていただきます。


商品はレターパックライトでの配送を予定しております。


ポストカードからポスター等、

特典の形態が変更になる場合がございます。

その際は発送方法も変更させていただきます。

あらかじめご了承ください。


お電話、 Twitterinstagramでのご予約はお受けしておりません。

お手数をお掛けいたしまして申し訳ありませんが、

メールにてお願いいたします。


またご注文後のキャンセルはお受けできません。

何卒ご了承ください。


みなさんのご予約を心よりお待ちしております。

2017-12-17

店休日のお知らせ

誠に勝手ながら17日(日)、18日(月)は、

店休日とさせていただきます。

ご迷惑をお掛けいたしまして申し訳ありません。

21日(木)は営業いたします。

何卒よろしくお願いいたします。

2017-12-16

ちょっと面白い話

復活!!!

今日のおすすめ本。

2017年12月16日はこちらです。


f:id:fabulous69:20171216164116j:image

バーレスク自叙伝

マーク・トウェイン著 大久保博編訳 旺文社文庫


 しばらくして、スレイドの精力的な管理のお蔭で、街道の中でも

最も悪いディヴィジョンの一つに平和と秩序に再び訪れるようになると、

それを見た大陸横断郵便馬車会社は彼をロッキー山脈のロッキー・リッジの

ディヴィジョンへ転勤させ、そこでも同じような奇跡が行えるかどうか

見ようとした。ここは無法者やデスペラードたちにとってまさに

天国のような所だった。法律のホの字もない所だった。暴力が、

オキテだった。力が唯一の公認された権威だった。どんなにありふれた

誤解でも、それを収めるには、その場でリヴォルバーかナイフかが使われた。

殺人は白昼堂々と行なわれた。しかも火花を散らすほど頻繁にだ。

それでいて誰一人その殺人を調査しようと考えるものはいなかった。

皆の考えによれば、殺し合いをする当事者はそれ相当の個人的理由が

あるからなんだ、だから他人がそこに口出しをしようものなら、

それははしたないことと見なされてしまうのだ、ということだった。

(中略)

 スレイドは、こうした馬ドロボーや人殺し連中の真直中でも、

自分の居所を気持ちよく平和に構えていた。そして連中の一人が、

肩を怒らせながら横柄な態度で目の前を通り過ぎようものなら、

直ちにその場で撃ち殺していた!また無法者たちを不意に襲い始めもした。

そして実に短期間のあいだに、郵便馬車用の家畜に対する

彼らの略奪行為を完全に止めてしまい、盗まれた数多くの馬を取り返し、

その地区の最も悪質なデスペラードの何人かを殺し、生き残った者たちの上に

恐るべき支配力を獲得した。そのため、連中は彼を尊敬し、崇拝し、恐れ、

服従するようになったのだ!

(「西部の無法者 ジャック・スレイド」本文より)


こちらは初版本で現在絶版となっております。

通信販売もさせていただきますので、

お気軽にお問い合わせください。


69fabulous@gmail.com


日々のおすすめ本から、

お気にいりの一冊が見つかりますように。

今日も明日も明後日も。

ごきげんよくお過ごしください。

2017-12-15

黒の事件簿

復活!!!

今日のおすすめ本。

2017年12月15日はこちらです。


f:id:fabulous69:20171215170025j:image

サラリーマン悪徳セミナー

森村誠一著 角川文庫


 人間の最大多数の幸福のために、我々は法律というものを作り出し、

それをもって、社会の秩序を保つようになった。だが、人間とは

わがまま勝手なもので、みずからがその平和な生活の担保として

作り上げた法律を、時には窮屈なうっとうしいものに感じ、

反抗したくなるのである。いかに知識と教養にみがき上げられた

人物であっても、心の底には秩序もなく法律もない、

本能のおもむくままに行動できる原始の社会へのあこがれがある。

そのくせ、自ら秩序に反抗するだけの勇気も持ち合わせていない。

普通の常識人ならば、秩序に反抗したその瞬間には、本能的欲望

満たすことはあっても、その結果における損失のほうが大きいと

よく承知しているからである。しかし、結果に損失がないと

最初からわかっていれば、現代人の平和的仮面はもっと

かなぐり捨てられるであろう。

 ここに − 完全犯罪 − という甘美な行為が登場することになる。

 この行為の持つ甘美なひびき、秩序への反逆、数多くの制約を持った

完全な型、これらはすべての人間の憧憬であろう。法律により

(最大多数の常識の積み重なりにより)禁止されている行為を平然と

行ない、しかもそれが法律にふれない。それも、偶然とか、幸運に

よらしめるのではなく、電子計算機にかけたような正確な計算によって、

これほどの痛快事があろうか。その計画性、あえて秩序に反逆する不敵さ、

犯罪を行ないながら、有罪の証拠を何一つ残さぬスマートさ、また、

さらには犯罪を行ないながら、犯罪があったのかどうかということすら

知らぬふてぶてしさ、完璧さ、細心さと知恵に裏付けられたトリックの

数々と鉄壁のアリバイ工作。それらは我々すべてが、我々の日常生活に

応用できるのではあるまいか?

(「完全犯罪応用の原則」本文より)


こちらは初版本で現在絶版となっております。

通信販売もさせていただきますので、

お気軽にお問い合わせください。


69fabulous@gmail.com


日々のおすすめ本から、

お気にいりの一冊が見つかりますように。

今日も明日も明後日も。

ごきげんよくお過ごしください。

2017-12-12

優しい関係

復活!!!

今日のおすすめ本。

2017年12月12日はこちらです。


f:id:fabulous69:20171212161753j:image

『心の青あざ』

サガン著 朝吹登水子訳 新潮文庫


「もう一度そのレコードをかけてよ、ね?」とエレオノールが頼んだ。

 セバスチャンは腕をのばし、足もとのレコード・プレーヤーの

ピック・アップを動かした。彼はどのレコードをかけるかたずねなかった。

エレオノールは、古典音楽心酔の期間の後でシャルネ・トルネのレコード

夢中で、そればかり聞いていた。

  《死んだ森の枝の上に

   夏の最後の鳥が一羽

   揺れている・・・》

 彼らは南フランスのキャップ・ダイユのジュデルマン氏の別荘のテラスの

揺り椅子の上に寝そべっていた。最初は少しつらかったが、それが過ぎると、

セバスチャンは、ノラ・ジュデルマン一種の愛情を感じ始めていた。

(中略)

精神的にこの夫婦を魅了したエレオノールは、再び好きな読書にふけったが、

今回は浜辺であった。日に焼け、愛想よく、平静なエレオノールは、

いくつかの小説のページの間を夏が夢のように過ぎていくのを見ていた。

別荘主の社交界友達の幾人かが彼女に言い寄ったが無駄だった。

その埋め合わせに、セバスチャンは彼女のために別荘の庭師

つまり美丈夫との夜の逢引を手助けした。けれども彼はそのことを

彼女に喋らなかった。それほど、彼らの《ロマンス》は彼らにとって、

そして彼らの間では、冗談の話題であり、気まぐれな内容の情事

秘密でなければならなかった。それが互いの好色に対する絶対的な敬意

(恋愛問題に対する変らぬ皮肉の感情の混り合って)であり、

それゆえ、つねにそれが二人の共存を可能にしていたのだということを

彼らは知っていた。

(本文より)


こちらは現在絶版となっております。

通信販売もさせていただきますので、

お気軽にお問い合わせください。


69fabulous@gmail.com


日々のおすすめ本から、

お気にいりの一冊が見つかりますように。

今日も明日も明後日も。

ごきげんよくお過ごしください。

2017-12-11

パプリカ

復活!!!

今日のおすすめ本。

2017年12月11日はこちらです。


f:id:fabulous69:20171211171123j:image

『いかにして眠るか』

筒井康隆編 光文社文庫


 睡眠は夜のように二つの薄明に先だたれ従われる。

一つはわれわれを絶対の無生気に導き、もう一つは

われわれを活発な生命へもどらせる。

(中略)

 睡眠が始まる時、感覚上の諸器官は少しずつ活動を停止する。

味覚が第一に、視覚や嗅覚がその次に。でも聴覚はなお眠らず、

触覚にいたってはいつまでも感じる。まったく、触覚こそ

最後までがんばっていて、痛みによってからだの危険を

われわれに告げるのである。

 眠りは多少とも安樂な感じに先だたれるのが常である。

肉体はすみやかな回復を信じ、喜んで眠りにつく。霊魂も、

その活動手段をそこでよみがえらせてもらえるという

希望のうちに信頼感をもって眠りにはいる。

 実にこういう感じ、こんなにも確実な感じを十分に

認めなかったために、第一流の学者までが眠りを死に

比較したのである。だが死に対してはすべての生物が

一生懸命に抵抗する。それに死はきわめて特殊な兆候を

持っていて、動物をすら恐れさせる。それほど生と死とは

根本的に違ったものである。

 すべての快楽と同様に睡眠もまた一つの癖になる。

まったく、一生の四分の三を眠って暮らした人たちもいるのだ。

そのかわりそうなると、すべての癖と同様にそれはただ

いまいましい結果しか産み出さない。つまり怠惰、不精、

衰弱、鈍感、死というような。

(「眠りについて」 ブリア・サヴァラン著より)


こちらは現在絶版となっております。

通信販売もさせていただきますので、

お気軽にお問い合わせください。


69fabulous@gmail.com


日々のおすすめ本から、

お気にいりの一冊が見つかりますように。

今日も明日も明後日も。

ごきげんよくお過ごしください。

2017-12-10

アメリカを葬った男

復活!!!

今日のおすすめ本。

2017年12月10日はこちらです。


f:id:fabulous69:20171210163354j:image

『フェイク マフィアをはめた男』

ジョセフ・ピストーネ著 落合信彦


 自分の位置を確立するというのは微妙な仕事である。

ささやかな印象の積み重ね、ちょっとしたテストの繰り返し、

暗黙の承認の集積なのだ。

(中略)

 特別な注意を引くことなく、自分の存在に気づいてもらうという

このゲーム、目立つ動きをせずに悪党連中の世界に滑り込み、

そのまま自分を受け入れてもらうというゲームを、私は数か月間

つづけてきた。このゲームはあちこちを少しずつプッシュしつつ、

あくまでも穏やかに進めていかなければならない。簡単な紹介、

短い会話、あちこちの店に姿を見せること、自分が何をやっているか

ということに関するそれとないほのめかし。さりげない振る舞い、

表情、自分なりのやり方を知っているということを示す業界用語

こうしたことすべてが重なり合って、進んでいくその背後に

「信用できる人間」という跡を残していくのだ。そして何にもまして

重要なのは、決して急いではならないということだ。誰か特定の

人物に会いたがったり、特定のコンタクトを持ちたがったり、

特定の事実を知りたがっったりしていると見られてはならない。

物ごとを急いで進めようとするのは、サツのまわし者という

レッテルを、いとも簡単に貼られるやり方だ。

(本文より)


D


こちらは初版本で現在絶版となっております。

通信販売もさせていただきますので、

お気軽にお問い合わせください。


69fabulous@gmail.com


日々のおすすめ本から、

お気にいりの一冊が見つかりますように。

今日も明日も明後日も。

ごきげんよくお過ごしください。

2017-12-09

推理小説作法

復活!!!

今日のおすすめ本。

2017年12月9日はこちらです。


f:id:fabulous69:20171209170823j:image

ミステリイ・カクテル

渡辺剣次著 講談社文庫


  実際、江戸川乱歩ほど「一人二役」の魅力にとりつかれ、

これを執拗にくり返しくり返し、その作品にとりあげて物語る

作家はいないであろう。

 乱歩が書いた本格的な推理小説 − 戦前では「幽霊」「湖畔亭事件」

パノラマ島奇譚」「陰獣」「何者」「鬼」「石榴」など。

戦後では「化人幻戯」「月と手袋」などは、いずれもこのトリックを

中心に据えている。

 乱歩にとって、「一人二役」は、その生涯を通じての

中心的テーマだったと称していいすぎではない。しかし、ここでいう

一人二役」トリックは、欧米の作家によって客観的に描き出されるような

「意外な犯人」のためのトリックではない。

 乱歩が、魅せられたのは、一人二役を演ずる側 − つまり変装や、

変貌によって、一個の人間が、二人分の人格や環境をもつことに

あったようだ。

(中略)

 このように乱歩文学では、たえず変装や変貌の魅力が語られている。

そこには、それぞれの主人公が自分の現在の環境とは異なった、

まったく新しい環境のなかで行動したいという夢がひめられている。

これは変身願望の文学と、言っていいのではないか − 。

 そして読者が、これに共感を覚えるのは、人生はやり直しができない、

人は、その環境を一変させることができないという哀れな宿命を

自覚しているからであろう。

(「変身願望」本文より)


こちらは初版本で現在絶版となっております。

通信販売もさせていただきますので、

お気軽にお問い合わせください。


69fabulous@gmail.com


日々のおすすめ本から、

お気にいりの一冊が見つかりますように。

今日も明日も明後日も。

ごきげんよくお過ごしください。

2017-12-07

スキャナーに生きがいはない

復活!!!

今日のおすすめ本。

2017年12月7日はこちらです。


f:id:fabulous69:20171207170142j:image


ノーストリリア

コードウェイナー・スミス著 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫


 空が口笛を鳴らし、風が波を打ちすえ、黒いものが

弾丸のようなスピードでそばをかすめていった。地上すれすれに

飛び去っていくそれを、ロッドはようやく見てとった。

 くるった雀だ。

 左腕が濡れていた。

 ノーストリリアの平原にはめったに雨が降らないので、

なぜ体が濡れたのかよくわからない。ちらと腕に目をやった。

 血だ。自分の血だ。

 殺人鳥のくちばしは狙いがはずれたが、かみそりのような

翼の羽毛がかすっていったのだ。突然変異で武器に変わった羽毛。

大きな羽毛の中の羽軸と羽板がとてつもなく強化され、

特に翼の先端では刃物のように鋭い小羽軸が発達している。

鳥の切りつけかたがあまりにもすばやかったため、痛みも感じず、

気がつかなかったのだ。

ノーストリリア人にふさわしく、まずロッドの頭にうかんだのは

応急手当てのことだった。出血はそれほどひどくない。

まず腕を縛るべきか、それとも、つぎの急降下攻撃にそなえて、

どこかへ隠れるべきか?

 その質問には、むこうが答を出してくれた。

 不気味な口笛に似た音がまたひびいた。

(本文より)


こちらは初版本となっております。

通信販売もさせていただきますので、

お気軽にお問い合わせください。


69fabulous@gmail.com


日々のおすすめ本から、

お気にいりの一冊が見つかりますように。

今日も明日も明後日も。

ごきげんよくお過ごしください。

2017-12-06

暗くて静かでロックな娘

復活!!!

今日のおすすめ本。

2017年12月6日はこちらです。


f:id:fabulous69:20171206172111j:image

ミサイルマン

平山夢明著 光文社文庫


 痛みは感じなかった。それよりも俺は血を吸われている間、

得も言われぬ快感に細胞のひとつひとつを洗われていた。

それは初め何の前触れもなく突然にやっていた。俺はブルーが

息も荒く、頸に齧りついている間、手持ち無沙汰の手を

彼女の尻に回し、その逆ハート形の丸みと窪みに指を這わせていた。

 いきなりドンッと毛穴がドン開きになった。

 誰かが悲鳴を上げていた。

 俺の声だった。

 座っている椅子の感覚が消え、俺は音速で墜落していた。

しかも重力のひと筋ひと筋が俺の肉と皮と神経の間を

すっすっと掠めていく。その度に脊髄もブギを踊る絶頂感が

爪先から頭のてっぺんまで駆け巡る。俺は快楽が駆け巡る

サーキット場のようになっていた。

 目を開けるとブルーが上半身裸で俺を見下ろしていた。

「もうできないぜ・・・」

 俺は全身が甘ったるく、微弱電流が走っているかのように

皮膚が敏感になっていた。

 それ以来、チューブは不要になった。

 掛け値なしに俺たちはうまくいっていた。

 神に誓って、それは言える。

 あのデブが来るまでは・・・。

(「Necksucker Blues」本文より)


いま日本でいちばん面白い小説を書く作家。

ハムスターおじさんこと、平山夢明さん。

こんな方です。

D


こちらは初版本となっております。

通信販売もさせていただきますので、

お気軽にお問い合わせください。


69fabulous@gmail.com


日々のおすすめ本から、

お気にいりの一冊が見つかりますように。

今日も明日も明後日も。

ごきげんよくお過ごしください。