吉田美奈子 公式サイトにてCCCDについて"お知らせとお詫び"を掲載
K’z ROOM...NAKED『吉田美奈子までが...』(←はてなの杖日記『[CCCD]吉田美奈子公式サイトにCCCDに関する「お知らせとお詫び」』)より。以下、NEWS最下部に掲載された"お知らせとお詫び"を抜粋します。
お知らせとお詫び
この度（株）プライム・ディレクションは、
契約者のCCCD仕様でのリリース義務を解放しました。
従って、契約者は仕様についての選択の自由を得ました。そこで、本年の新作リリースからコピー・コントロールを外します。
ハードのダメージを心配して居られた方々、
ご迷惑をお掛けし申し訳ありませんでした。今後は、安心してお持ちのドライヴァーをお使い頂けると思います。
リリースが「義務」であり、これまで「選択の自由」を得られなかったから「解放」される…記載された言葉(特に「」内の表現)に、私見ですがCCCD仕様にせざるを得なかった苦しさが伺えます。「解放」という意味が"束縛からの自由"であることから、明白かもしれません。
ソニー、MP3をネイティブサポートへ
Music Watchdogs ニュース『ソニー、ポータブル音楽プレーヤーでMP3をサポート』より。
ソニーは米国時間22日、同社の携帯音楽プレイヤーに、MP3をネイティブでサポートする機能を追加する作業を進めていることを正式に認めた。この重大な戦略の転換により、同社はApple Computerなどの競合各社に対して、一段と効果的に戦えるようになる可能性がある。
(中略)
MP3は、他に比べて格段に普及しているデジタル音楽ファイルの形式だが、現在ソニーのハードウェアは同社独自のAtracフォーマットでエンコードされたファイルしか再生できない。同社の音楽プレイヤーでは、MP3や他のフォーマットで保存された音楽ファイルを再生するのに、いったんAtracファイルに変換するというやり方をしているが、この変換処理には時間がかかり、特に比較的ストレージ容量の少ないフラッシュメモリベースのプレイヤーなどでは、その点が顕著になるとの問題がある。
このことから、同社はAppleなどのライバル各社に対して不利な立場に置かれている。市場をリードするAppleのiPodは、同社独自のFairPlayデジタル著作権管理ソフトウェアとともにMP3もサポートしている。
先日発表された、ソニーのレーベルゲートCDの全廃方向への報道同様、ソニーがデジタル音楽市場へ本格参入(もしくは積極的に関与する)するものとして見逃せない動きです。Atracファイルは今後どうなっていくのかも気になるところです。
ブライアン・バートン・ルイスは何処へ
音楽業界の中に新たな動きが出てきています。というのも、DJ/VJ担当のブライアン・バートン・ルイス氏が、突如自身の番組を降板してしまっている事態が発生しています。
輸入CD規制問題で消費者の代弁とも言うべき意見を発していたブライアン氏ですが、J-WAVEで自身の番組『TR2 Friday』(毎週金曜 26;00〜29:00)が突如終了(しかもJ-WAVEのNavigator一覧からブライアン氏の名前は消えています)、そしてスペースシャワーTVで(輸入CD規制問題で国会へ突撃まで実行した)『BBL World』では、HPにて「終了のお知らせ」が掲載されています。
9月17日の番組内容変更、及び今回の番組終了に伴う9月24日の番組変更に至る経緯としましては、ブライアン・バートン ルイス所属事務所より、本人に関わる問題が発生し、やむを得ず出演を辞退したいという申し出があり、スペースシャワーTVとしましては、私どもの力では回避できないという判断に至り、その申し出を結果的に受け入れざるを得ませんでした。
ブライアン・バートン ルイスは8年の長きに亘り、スペースシャワーTVの代表的パーソナリティとして活躍して頂いただけでなく、音楽・カルチャーに対するマインドの部分でもスペースシャワーTVにとって大変重要な存在でした。それ由に、甚だ残念ではありますが、番組終了という断を持って、視聴者の皆様へのお知らせと代えさせていただきます。
(以上、「BBL WORLD」終了のお知らせより一部抜粋)
みずしげ探検記『BBL World放送終了』でも記載されていますが、この件に関しては諸説流れています。
恐らくは(レコード会社への背信行為と受け止められかねないものとして)当時業界で報道することがタブー視されていた向きもあるであろう輸入CD規制の問題について、自身の正直な意見を発し、積極的に問題分析に取り組んでいたブライアン氏の姿勢には頭が下がりっぱなしでした。それ故に本当に事の成り行きが心配でなりません。まずはどういう経過の末に降板という事態へ至ったのか、純粋に知りたいと思います(このままでは憶測が憶測を呼び噂が一方的に広がることは避けられないでしょう)。
