コインブラ---アヴェイロ---ポルト

この日は曇り空。大学都市コインブラへ。ここもきれいな教会と街並み。
右の小さいのは女性用教会で、今はカフェになってました。ああ、現代に生まれて両方に入れてよかった。





ちょっと歩くとすぐにまた教会が。1区画に2・3あるときも。


石畳と犬。ポルトガルは猫より犬によくあったなぁ。野良もいまどき多く、でも地域犬なのか人になれててにこにこ幸せそうに陽気に闊歩していた。人々も路傍の犬と関心なく見慣れた感じで。そういや何時からか日本は野良犬がいなくなったのかなぁ。狂犬病のニュースも聞くから確かに怖いけど、ちょっぴりさみしいっちゃさみしい。


内心じつは民芸調で素朴なの多いかなぁとちょっぴりあなどってたけど、ポルトガルはデザインがとても趣味がいい。博物館の見せ方とか、空港のピクトとかおしゃれだし。

ポストもかわいい。青は速達。

大学は高い丘の上。こんな環境で勉強できるなんて!いいなぁ〜。EU統合で、1年くらいであちこちの大学に行けたり休学してその間はたらいて学費を稼いで、また別のとこに行ったりと自由度が増したらしい。いいなぁ。いいなぁ。


この日はあいにく土曜日で学生さんはあまり見られず。まだ着てるか分からないけど、黒マントが制服的なもので、もてる人はマントの端を切り取られてぼろぼろになるらしい。第二ボタンみたいなものか。で、すっごくみたかった大学図書館に入れずしょんぼり・・・・・・。
こんなんですよ!!!
コインブラ 大学図書館 - Google 検索


高い門の上の像に学生さんのリボンが結んであった。学部ごとに違う色のリボンを卒業時に焼くお祭りがあるそうで、誰かはっちゃけた人がここまで上ったんだろーなー。


図書館見られずにちょっとふてくされぎみだったのですが、また新しい建物見たら結局テンションあがってきた。単純である。。。
ちょっとイスラムっぽい感じも混ざった教会。ポルトガルもかつてはイスラムに占拠されてレコンキスタだから、結構あちこちに名残があります。砂岩でできていて不思議な感じ。


中もタイルが使われていて、でもロマネスク風な列柱。


ポルトガルタイルはアズレージョと呼ばれてアズール=青で日本や中国の陶器風な白地に青のイメージだけど、初期はイスラムセビリア風カラフルだったそうです。へー。こんなかんじにポルトガルは結構他国の文化をゆるゆる受けいけてるとこが多い。あんまり「ならでは!」ってのがないんだよなー。

にゃー

運河の街アヴェイロへ。駅のアズレージョが有名とのことですが、またも閉まってた!


隣にモダンな新駅舎。


タイルが海沿いモチーフ。たつのおとしご・・・?

晴れてくると、太陽の光が強くやっぱり南のほうなんだなぁー。


タイルがきらきら反射してきれいでした。タイルは実際は飾りだけではなく、雨が多い北のほうで壁を防御するために使われているそうな。


ポルト着は18時過ぎに。どうしても行きたかった本屋にダッシュで駆け込む。
ガーディアン誌の世界一美しい書店にはいってる小さいけど密度ばっちりな本屋さん。どれも新書で専門各書取りそろっててセンスがまたいい!







Porto em 360º | Livraria Lello & Irmão
セグウェイツアーが気になる。そういえばリスボンの警官がセグウェイに乗ってた。

世界一美しい本や一位はどうもオランダみたいです。
http://www.selexyz.nl/pages/content/S2/selexyzwinkel_dominikanerkerk.aspx

もう一箇所ここも行きたかった古いカフェ「マジェスティック」 24時までやっているとはステキ。ピアノの生演奏もあるのに、コーヒー2ユーロ。ポルトガルはコーヒーがとっても安くておいしくてよかったなー。なにげに消費量はすごいらしい。コーヒーとミルクの比率で6種類くらいメニューの名前があるし。カフェと頼むとエスプレッソが基本なんだけど、濃いのに全然日本と違って苦くなくてまろやかですごい好みでここぞとばかりにいっぱいの見ました。街のケーキやさんなんかだと0.6ユーロ位で飲めちゃう!1ユーロは約120円で換算ください。



この日のホテルはクラシックでよかったな。同じツアー料金なのに、3部屋くらいあってお風呂も総大理石な超スイートルームにひとりな貴婦人と、同じくひとりでそのバスルームの広さしかない4畳半にダブルベッドがつまっただけで歩く隙間もない女中部屋に泊まった私。すごいオチだ。でもこのくらいの広さが落ち着くもん!とまけおしみ。しかし一生見ないような部屋だったので見せてもらっておもしろかった。HIGH & LOWを見たぜ・・・。

ディナーもこんなんだった


この日は結構がんばって夜歩き、部屋に帰ってすとーんと眠った。