増田的議論というか告白というか

 増田⇒実を言うと彼女なんかいらない
 そういう人もいるのだろうと思う。
 で、この増田君の文章を読んで私がどう思うかだが、20代前半だろうか後半だろうか30代だろうか、まあ、そのあたりのスペクトラムで思うことは違う。たぶん、20代前半ではないかな。
 まあ、あけすけに言うと。
 「彼女なんかいらない」というより、誰かを好きになってしまってどうしようもねーや、これって人間は必死の定めみたいなもんという運命が、その先あるかだろうか、というだけだと思う。運命というか天命というか。
 そういうのがない人もいるんだろうと思う。
 まあ、それでも今生はきちんと死ねる。
 ただ、死にきれてないような感じはする。
 あるいは、そういう愛みたいなものに、なにか別のなにかが暗示されるのかもしれない。
 で、トンデモなんだけど、火の鳥みたいな話だけど、ちがった、アポロ歌だな、そうなる運命という天命というかそういうのに巡り会うまで転生するような気がする。まあ、実際に人間が転生するとかありえないわけだけどね。
 ⇒アポロの歌 - Wikipedia

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アポロの歌 (1): 手塚 治虫
 まあ、100万回生きたねこみたいに一度泣いて二度とこの世に産まれまいとするのが成仏ってもんでしょうか。
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100万回生きたねこ: 佐野 洋子
 もし増田君が「100万回生きたねこ」を読んでなければ、どこの本屋にでもあるから立ち読みして、かーぺっってするのも風流かも。
 ただ、この作品、名作扱いされているが、佐野洋子としては無理というか、ちょっと背伸びというか、なんか異和感があって、手放しで名作とはいえない感じもしないではない。
 作品としてはこっち↓のほうが優れていると思うけど。まあ、はてなの世代にはわかんないでしょ。
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空とぶライオン: 佐野 洋子