日経春秋 春秋(1/3)

先進7カ国首脳会議だった時代もあるサミットが今年は日本で開かれるが、七福神は「さながら福神サミットのようである」との記述を神道学者三橋健氏の『日本人と福の神』に見つけた。「七柱の神々のルーツはアジア全域に及び」「ヒンズー教、仏教、道教神道の神々を1つにまとめあげ」たものだからだ。▼「諸宗教の対話が叫ばれる今日、異質な神々を巧みに調和させた七福神に学ぶべきことは少なくない」ともある。200年前に江戸の文人隅田川の周りで始めた七福神巡りは、今では全国各地に無数の参拝コースができている。七福神初詣でに出かけて、宝船上のサミットで何を話しているか想像してみるとしよう。

 日本人にもイスラム教の信者はいる。執筆子はそういう人を想像すらできないのだろうと思う。
 昨今の日本人はアニミズムを寛容でエコな生命観としてイスラムの人に説教しかねないようにも思う。

日経社説 日本企業は技術で世界のリード役を・低炭素社会への道

 実験を手がける地球環境産業技術研究機構は「地中の炭酸ガスは安定度が高く、大気への漏れはほとんどない」という。地下の化石資源を燃やしてできたCO2を再び地下に戻せば、大気中の濃度には影響しない。地下封入を大掛かりに実施するには、適当な地層の発見など課題が残るが、海外での先行事例もあり、今後の展開に注目したい。

 注目はするけど問題はだから科学技術というより世界の人の合意。

産経社説 【主張】日本の安全保障 首相は「国益」戦略語れ 民主党は現実姿勢に転換を - MSN産経ニュース

 不利も被っている。原油の9割を中東に依存する日本にとって多国籍海軍がパトロールする海域はシーレーン海上交通路)と重なり合う。ところが給油艦撤収に伴い、海自がバーレーンの多国籍海軍司令部から連絡官を引き揚げた以降、海上テロなどの情報を共有できなくなっている。いざという場合の備えはなにもない。シーレーンの安全は危うさの中にある。

 そこはなかなか理解されないのだろう。ただ、これを一部のエリートの責務に負わせるのはもう無理でもある。

朝日社説 新たな秩序へ 米国の揺らぎで広がる不安、視界不良の世界経済 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 人口減社会を迎えた日本が成長を続けるには、グローバルな市場で日本が生きていく、通商国家としての基本戦略が欠かせない。

 そのための最大のライフラインシーレーン、そして……という思考にはなる。

朝日社説 技術の底力で変身しよう―脱温暖化の決意 : asahi.com:朝日新聞社説

 悪い冗談の部類だが、そして執筆子はあまり科学的な思考はしないだろうと思うけど、「技術の底力で変身しよう 脱温暖化の決意」というなら人工雲で対応するという技術もある。ただ、副作用はわからない。技術というのはそういう意味で倫理とは直結しない。