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富柏村香港日剰 日記 ブログ 網誌 博客

2016-07-27

fookpaktsuen2016-07-27

農暦六月廿四日。快晴。一昨日、使つてゐない写真機をいじってみてRicoh GRも手軽なカメラなのに、すっかりご無沙汰してゐた。あらためて手にすると、やはり格別なカメラ。晩は陋宅で鯖缶つかつた冷や汁。麦飯。酒は薩摩酒造で明治の正中。食後の記憶ほとんどなし。朝の4時に起きてゐれば、さすがに夜はもたない。

f:id:fookpaktsuen:20160728112909j:image:h150 f:id:fookpaktsuen:20160728112910j:image:h150

2016年最低賃金の目安を時給で24年値上げで822円に、と政府与党(日経朝刊1面トップ)。この24円が過去最高なんださうで、低所得者には一律1万円の現金支給。こんなことでアベノミクス失策の誤魔化し。消費増税も延期で税制改革もなく財源も確保できない中でのかうしたばら撒き(それにしてもセコい額)が結局のところ将来の財の前倒しの食ひつぶしであること。日経とて、さうしたことに目を瞑つたまま政府の広報紙の如く景気回復音頭取りが情けない。f:id:fookpaktsuen:20160728112912j:image:w300:left

▼ポケモンGOは話題にするのもウンザリだが、さすが山寨の国・中国では、すでに中国の伝説に出てくる神や妖怪をポケモン同様にゲットする「山海経GO」なるゲームあり。久が原のT君曰く伝奇地誌よりも仏典で「法華経GO」や「華厳経GO」を期待したい、と。普賢菩薩や善財童子を捕獲……恐れ多くもありがたや。確かにポケモンよりご利益ありさう。

▼相模原の施設での殺傷事件。実行者の男が警察から送検される際に自動車の中から何とも気狂ひな笑みを浮かべた写真新聞に。本来容疑者の姿などあらはにせぬべきところ。前代未聞の猟奇的殺人で警察による容疑者曝け出しは私刑的。晋三は「真相究明と再発防止に全力をあげる」と。真相究明って気狂ひの犯行以外の何物でもなく「再発防止」が強い。更なる監視カメラ設置や少しでも異常行動の市民監視警察国家化。麻薬取締りも厳しくなり大麻にとつてはとんだ迷惑のはず。風が吹けば桶屋が儲かるで、この事件でかなり世の中を変へるのだらう。

新聞は何かを知ろうと読むのだが、日本の全国紙で了見の狭さに呆れることも多い。その中では毎日が一番マシではないか、と思ふ。海外特派員リレーエッセイでエルサレム支局の大治朋子特派員がトルコから伝へる「沈黙の代償」(こちら)も良い記事。この方の視点から記者自身人格まで素晴らしいのでは?と思へてしまふのは私だけかしら。

テレビや新聞は、軍人の蜂起に刃向かった市民の「勇気ある抵抗」や、政権ないしエルドアン氏の「決然とした対応」を延々と繰り返す。クーデターの背景を探ったり、政権のありように鋭く斬りこんだりする多様な分析はほとんど見られない。

地元紙記者によると、こうした「沈黙」は3年ほど前からじわじわと拡大している。反政権デモに参加した若者らはその後、逮捕されたり、ソーシャルメディア政権批判を書いただけで拘束されたりして「就職できなくなった人も少なくない」。

トルコの国是は世俗主義。だがエルドアン氏は国家のイスラム主義化を目指しているように見える。そしてナショナリズムの高揚。今のトルコは、そこに違和感を覚える者には実に居心地が悪い。

3年前、治安当局の催涙ガスを浴びながら、政権言論統制批判し続けた若者たちの姿はもうない。若者が萎縮し押し黙る社会は、健全とは言えない。次世代の「沈黙」は、国家の未来の危うさを意味する。いずれ重い代償となって、トルコの未来に跳ね返るのではないか。(エルサレム支局

▼憲法9条につき「自民党では改正すべきと考えている人が大部分」だが「したいと思っているができない、できないことはしない」と自民党で高村総裁。下手に憲法の9条改正で顰蹙かふより「永遠の与党」こそ自民党にとつての夢では。

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2016-07-26

fookpaktsuen2016-07-26

農暦六月廿三日。朝、お天気雨からかなりの驟雨、雷。海南島のほうに進む台風の余波で天気不安定。早晩にFCCで数日分の日記まとめる。よくいろ/\覚へてますね、といはれるが覚へてゐるはずがない。すべて手帳に綴つたメモに依る。シャルドネ二杯飲んだところに家人来て公司三文治頬張り市大會堂へ。Arcadi Volodosのピアノリサイタルf:id:fookpaktsuen:20160728040301j:image:w280:left音楽会は昨年11月下旬に深圳での牛牛のピアノリサイタルが聴いた最後で、香港ではその数週間前の香港シンフォニエッタでポッペン指揮でAurélien Pascalのチェロシューマン協奏曲以来。で、市大會堂に着いたら開演10分前なのに開場もされてをらずロビーも活気がない。ん?と思つたら演奏体調不良で来港せず中止の張り紙。20日の決定ださうで、いちいちコンサート直前に文康署のサイトなんて見てもゐないがチケットはUrbtixのネット上で購入してゐるのだら連絡をくれてもいゝものを。ネットで購入したチケットを公演日直前まで発券してゐないと丁寧に電話くれるのだから。窓口で返金。客をホールに入れてから小澤休演告げた水戸芸術館のこと思ひ出す。夏恒例の香港書展閉幕。ついに行かずに終はつてしまつた。192万人だかの入場者ださうで須磨帆とゲームの時代に香港の読書熱は高いが銅羅湾書店事件以来「政治的敏感」な書籍の扱ひに自己規制的な動きあり。

▼相模原の施設で元職員の気狂ひが夜中に忍び込み入居者を大量殺傷。この犯人容疑者)の名前施設に近い住居まで報じられてゐるが精神異常といふことで刑事責任不問となつたらどうするのかしら。施設収容されてゐた被害者は障害者といふことで名前公表せず。これも微妙新聞は(日経だつたか)「社会覆う「憎悪犯罪」の闇」だとか「攻撃の矛先が弱者に」と仰るが憎悪犯罪は昔からあるし(それがなければ南北の芝居などネタがない)、弱者攻撃対象にされやすい。この出来事が「平成以来死者数最多」で「戦後最悪」といふが平成以前にこれ以上の死者数出した大量殺人があつたのか、戦後最悪なら戦前は?……で思ひ出したのは横溝正史の『八つ墓村』のモデルとなつた昭和13年の岡山の津山事件。これは村八分と困窮の恨みからの村人虐殺犯行者も辛い環境にあつたわけで今回の相模原の状況ともちと違ふか。朝日新聞は「容疑者から大麻の薬物反応」と大騒ぎ(こちら)。今年2月に異常言動見られた措置入院時のことださう。これで「大麻危険キャンペーン開始。普通大麻ハイになって大量殺人は思ひつかないと思ふのだが、元々よっぽどヤヴァい患者さんだつたのだらう。でも、そんな事実はどうでもよい。ただ大麻取締り強化にはうってつけ。

▼「スマホで引き出し三菱UFJ導入18年春、大手行で初」と朝日新聞1面トップ(こちら)。Visa payWaveやApple Pay以前の技術。朝刊1面トップにするネタか。須磨帆で銀行口座から現金引き出しで近くのプリンタから印刷できるやうにでもなれば大したもの。そんなことより国のプライマリーバランスが5.5兆円の赤字で依然、黒字達成は困難のほうが深刻で、こんな記事が夕刊の3面にベタ記事扱ひで、どうするのか。新聞の1面トップといへば今晩、FCC男子トイレの小便器並ぶ壁に掲げられた新聞で紐育時報の1面トップから“Hong Kong Graft Buster’s Exit Stirs Fears Over Agency’s Independence”(こちら)と“Mortal to Divine and Back: India’s Transgender Goddesses”(こちら)。この記事の格調の高さは日本の新聞には望めない。

2016-07-25

fookpaktsuen2016-07-25

農暦六月廿二日。晴。早晩、帰宅途中に太古の岡田屋に寄る。菊正宗は昨年末から品薄だつたが改装後の岡田屋には一升瓶で在庫あり有難い。f:id:fookpaktsuen:20160726184204j:image:w170:left写真機収納ケースの乾燥剤も詰め替へ贖ひ帰宅して早酒しつゝ写真機取り出し素振りとホコリとり。写真を撮らないのは甚だカメラに失礼。昨晩から頭痛ひどくGastroenteritisのやう。夕餉は肉骨茶。頭痛薬飲んで早寝。

都新聞に月一で日曜に連載されるキーン先生の回顧談。今回は源氏物語英訳で後世に名を遺すアーサー=ウェイリー先生との交はり。Waleyをウエーリとカナ書きするキーン先生漢語、蒙古語からアイヌ語ユーカラまで解し日本語は平安の言葉に通じても現代日本語は尻間栓、が素敵なウーエリ。いつか、この英訳源氏を読みたいもの

▼都知事選、小池優勢、追ふ増田、鳥越苦戦と朝日新聞。鳥越君選んだのは民進党。今更だがほんと民進党(旧民主党)は政権についた後はロクなことをしない。先の参院選の野党統一候補だつて共産党の先導あつてのこと。この都知事選とて左翼リベラルは宇都宮君で民進党は自主投票とするか、小泉三世らと組んで小池女史を担ぐ選択もあつたはず。小泉君といへば「あれ、なんだよ、オレが小池さん応援したら進次郎を除名するの?、驚くね、自由も民主もないよ」と苦言の宜(山田孝男、風知草より)。さうは言つてもアンタが「自民党をぶっ壊す」と宣つた結果がこれなんだから責任とりなさいよ。

2016-07-24

fookpaktsuen2016-07-24

農暦六月廿一日。快晴。暑いのでジムで走るつもりが、ふと薬(って危険な薬物ぢゃなくて家庭常備薬よ)やバンドエイドなど、居間や書室、浴室、旅行用品などに同じ物が点在するのが気になり、整理し始めたら昼に至る。白花油の小瓶がいくつもあり防虫スプレーでも作らうと一瓶に入れかへてみると大した量じゃない。かうして片づけ始めると断捨離気持ちもよくわかる。どれだけ無駄ものが多いか。昼過ぎに中環。路上で立法會主席の曾成の尊顔を配す。後で知つたが香港商台のラジオ番組に出演で立法會議長退くにあたり立法會議員のあまりの身たしなみ、抗議行動の乱れに苦言。御意。按摩。擦背(垢擦り)の者までポケモンGOの話題うんざり。初めて冷房トラムに乗る。二階座席後部の椅子位置が高く、その下に何か装置。蓋上にある冷房装置で二階ばかりか一階車室まで冷やす技術は大したもの。進行方向右手後方の角に天井から階下まで通風孔があるのか柱が太い。寒すぎ。陋宅にて夕餉のあと香港大のN姐にいたゞいた京都は永楽堂の琥珀「栗」頬ばる。

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f:id:fookpaktsuen:20160726181401j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20160726181359j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20160726181400j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20160726181402j:image:h180

▼参院選で与党に対する熱狂的な支持もないなか与党圧勝は「奇妙な判断停止」と宇野重規教授政治学東大)。極端な左右の分極化避け慎重で消極的現状維持。勿論、この判断には不甲斐ない与党で選択肢もなし、といふ前提ありなのだが。それにしても小選挙区制。河野洋平君曰く、1994年細川首相の小選挙区導入に合意は大失敗で非常に責任を感じてゐる。素直で誠実な人だが、謝るまで。それでも小選挙区制のまゝでも運用は変へられる、小選挙区で落選した議員の比例復活当選は無くすこと、と。これは確かに。

日経世論調査天皇の生前退位の意向表明につき「問題なし」が80%で生前退位「認めるべき」が77%といふ聖上の好意的な結果。保坂正康さん曰く(サンデー毎日)日本国憲法の理念危機に瀕してゐる現在の状況に対して今上天皇不安感を抱き何らかの形で異議申し立てを表明しても不思議ではない、改憲の潮流に対して天皇の起こした「たった一人の反乱」。かなり際どい見方だが強ちズレてはいまい。古川劉久教授(歴史学・日大)曰く、職業選擇もできぬ、つまり基本的人権の範疇の外にある立場で皇室典範は憲法超越する部分もあり天皇が退位して、どのやうな地位権限と考へるといっそのこと何の権限もない立場、つまり民間人になるのが一番良い、と。

2016-07-23 ポケモンは多神教で反イスラム的

fookpaktsuen2016-07-23

農暦六月二十日。快晴。酷暑にかはりはないが大暑も過ぎ、空は高く何より湿気がなくなり風は心地よい。西陽さすまでは陋宅も窓を開けて冷房なしで過ごせるくらゐ。久々にジムに少し走る。午後出街。某家電店でクレジットカードポイント用ゐてBoseの藍牙の携帯スピーカー入手。陋宅の台所で長くSony風呂用ラジCDプレーヤーICF-CD74)使つてゐたが、壊れてはゐないがCDはとんと聞かなくなつてゐて藍牙スピーカーならiTunesなり日本のラジオまでネット聴取可。中環に行きオリンピアグラエコで珈琲豆贖ふ。f:id:fookpaktsuen:20160725072351j:image:h150:left f:id:fookpaktsuen:20160725072352j:image:h150:leftFCCでウヰスキーソーダ一飲。油麻地。Cinematiqueで家人と是枝監督映画「海よりもまだ深く」見る。東京の西武線沿線の昭和団地舞台にありがちなテーマをさらりと描くのだが是枝監督役者選びが山田洋次的にお見事。何よりも樹木希林の軽妙な名演。樹木希林演じる老婆がクラシック音楽に目覚め(同じ団地クラシック音楽鑑賞の文化人的な老先生がゐて音楽鑑賞会を開いてゐるからなのだが)団地の狭いダイニングキッチン音楽聞くのに「便利なのよ、通販で買って」と愛用するのがSonyの、その風呂用ラジCDプレーヤーなのだつた(ちなみに今年春に販売中止)。父親(阿部寛)と息子(吉澤太陽)の間のモチーフに宝くじが出てくるが(以下、ネタバレじゃないが)最後の場面は父が息子に「やるよ」と言つた宝くじを息子が当選番号を調べてゐて「あっ!」で瞬間的に終はるか、「ちぇ、やっぱりダメじゃん」あたりを狙ふか、と思つたが是枝監督といふ人はさういふ落とし方はしないらしい。

f:id:fookpaktsuen:20160725072353j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20160725072356j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20160725072355j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20160725072354j:image:h180

The Economistが、よくぞ書いたと思ふ記事が巻頭の“The generals who hide behind the throne - Thailand is ill-prepared for the death of its king”(こちら)。とくに不敬罪に問はれる内容ではないが巻頭記事に続き、かなり詳しく“Twilight of the king - After the ailing monarch goes, what next?”(こちら)は随分とタイジレンマについて。香港の政情も“The force is with who? - Falling public trust in the territory’s police bodes ill”(こちら)と香港警察やICACの壊滅的状況について。マスコミはそれほどシリアス時代朝日新聞は昨夕と今朝の1面トップがポケモンGOである。日本を代表するquality paperと自認しておいてアホか。全国紙で夕刊と長官でポケモンGOをトップ記事にしたのは朝日くらゐ(地方紙こそポケモンGOはトップ記事にしないでせう)。それにしても老若男女この須磨帆のゲームに熱中。f:id:fookpaktsuen:20160723231428j:image:h220:right f:id:fookpaktsuen:20160723075111j:image:h220:rightまさに一億総白痴だが、大宅壮一がさう言つた時代はまだ政治もそこまで愚衆政治に陥つてゐなかつたが自民党もポピュリズムで以前のやうな自浄作用もなしでは国も民草も白痴状態で救ひやうなし。自民党といへばポケモンGOで自民党本部も「アイテムを入手できるポケストップ」の一つださうで、しかもコトもあらうに「永遠の与党」と紹介。北朝鮮を嗤へず。ちなみに民進党本部は“Miyakezaka Buildingとあるだけで党名ナシ。同党のゆるキャラ民主くん」がTwitterで「ちょっとちょっと、任天堂さん!民進党の説明文は「未来の与党」でお願いしますね!」と呟いたといふのだから情けない。エジプトの宗教指導者がかつて「人間泥酔者のやうにする」ポケモンについてモンスターの進化は多神教に通じるもので反イスラム的と指摘してゐたさう。御意。ロシアではポケモンGOが米国の情報機関による作成された可能性もいはれてゐるとか。このゲームには「人々の暮らしぶりについて、あらゆるデータ収集する監視資本主義だ」とオリバー=ストーン監督。ドイツでのテロ乱射騒ぎも物騒だが「激増するテロ」に非ず。日本赤軍でも三菱重工でもミュンヘンだつて五輪で黒い九月の騒動あり。市民を狙つた無差別テロ多発といふが米国がシリアやアフガニスタン等でどれだけ無人機空爆市民を殺してゐるか、と思へば同じこと、否、米国のほうが大罪テロは必ず起きるし解消しやうもないのは国家権力暴力装置だから反対勢力暴力化するから権力は「テロ対策」と称して国民を守ること口実に警察国家を進めるのはわかりきつたこと。国はテロから我々を守る、のではなくテロをも利用して国民から国家権力を守つてゐる。

▼都知事選で森進一が鳥越候補応援芸能人政治的立場を明確にする、が巨泉や六輔ならわかるが演歌歌手となると、さすがに驚く。森進一ほどの大御所から許されるのかもしれないが左傾の?野党候補支援。大したもの、といひたいが巣鴨で、鳥越のあまりに短い1分にも満たない演説?の上に森進一が「襟裳岬」のサビを歌つたことに、それが公選法で禁止される「聴衆に物品を提供する行為」と同じ、などと御用筋から非難される始末。いずれにせよ野党統一候補として鳥越がベスト選択だつたのか甚だ疑問。都知事といへば昨夕の朝日新聞青島美幸が父・幸男都知事について語つてゐる(こちら)。

組織を持たない父にとって、都政は難しい決断連続でした。象徴的なのが世界都市博の中止と、破綻した信用組合への公的資金投入でしょう。

父が重んじた民主主義は多数決論理。都市博中止を公約に掲げて170万票を得たけれど、開催を推す圧倒的多数の都議らの背後にも大勢の都民がいる。悩む父を支えたのは、公約を信じた都民とともに闘っているとの自覚でした。彼らの思いを失望から絶望に変えてはいけない。都市博の重さと信義の重さをはかった決断が、中止でした。

一方で、破綻した信組の処理では公約を破った。娘の擁護と思われるでしょうが、父は選挙戦で否定した公金投入の必要性に気付いてしまった。目をつむるのはエゴだと考えたんです。圧力はなかったと思う。あれば闘っちゃう人だから。でもマスコミバッシングし、世論も同調した。

……わからない話ではない。それでもねぇ。青島が都知事辞めた後に2001年、04年と2度も参院選に立候補して落選してゐたことすらアタシは今日まで知らず。

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常無常人常無常人 2016/07/27 10:12 決める政治がいいっていうのは自分で決めないで権威らしきが決めることで自らの責任をのがれ、かつ偉い人や国が決めたんだから仕方ないといって貧乏くじを引いても我慢する日本人の特性で。引きこもり解消とか父娘の交流やら老人の散歩って本質とは別のこと、同じことですよ馬鹿們GO、この世は論理じゃない。讀賣新聞が嫌いになったのは読売ランド完成を一面トップにした何十年前(Wikiによれば`64)。以来あの紙に意識して触ったこともありません。

2016-07-22

fookpaktsuen2016-07-22

農暦六月十九日。大暑。晴。あたしの好きなサイトに「teppei101」といふのがあつて101は台北の超超高層ビルTaipei101からteppei101と名付けCXを中心にした飛行機ホテルネタ満載で面白いサイト。このTeppei氏も帰国され首都圏中心に鉄道の旅も加はつてゐたが12年続いたブログを「キャセイもマルコもつまらなくなっちゃった」といふことで突然の中止。それもこれまでの記事全て消去された。エアラインステータスでゴールド維持するのに香港〜東京を年間で10往復しなければいけないのだから。Teppei氏のモチベーション下がつたのもつくづくわかりところ。Amexから貰つた映画無料券あり早晩に油麻地のCinematiqueで明日映画チケット入手。紅磡車站前の某日本料理屋で会食の約あり。そのビルの飲食店、普段は夜は客足途切れるのに行列まで出来て何事か、と思へば隣の紅磡體育館で盧國沾といふ「香港の阿久悠」の如き1970〜80年代活躍した作詞家楽曲演唱會あり中高年の観衆多し。バーWに独酌で半夜三更すぎて帰宅

▼ル=コルビジェが世界文化遺産登録話題だが渋谷の旧東急文化会館(現・ヒカリエ)にあつた映画館渋谷パンテオンにル=コルビジェが描いた西陣織の緞帳があつたとは(都新聞こちら)。この集合ビルでは昭和の終はり頃にいろ/\あり三省堂、珈琲のマウンテン、鳩居堂に立田野……と懐かしいところだがロードショー公開の映画まり見ず渋谷パンテオンは招待券貰つて1度映画を見たきりで、こんな緞帳があるとは知らなんだ。

NHK経営委員長石原某(JR九州)。日本会議福岡の名誉顧問で原子力国民会議の共同代表。いずれも表面上は辞任したが物産の籾井をNHK会長に推したのも、この石原某で、これがNHKの経営委員会の委員長とは……。あまり露骨な晋三人事。

▼トルコのクーデターについてクーデター失敗の理由を「トルコに民主主義が定着していて多くの国民が民主的選挙によって選ばれた大統領を支持したから」といふ見方には与せず、と佐藤優都新聞)。

  • クーデターが失敗した最大の理由はエルドアン大統領の拘束もしくは殺害に失敗したからだ。

と。さうである。見事にトルコの現状を言ひ当てゝゐるし、世界はそのやうな偶然だけで動いてゐる。都新聞といへば「こち特」が外務省の危険情報取り上げ「基準曖昧」と。実態も反映されずトルコやブラジルなど「ほんとに安全?」だがイスタンブールはレベル1の注意喚起でアンカラは安全。元レバノン大使の天木直人氏曰く、日本と関係密接な国には負の印象与へぬやう配慮もあり官邸の顔色伺ふ、と。トルコは2014年に晋三が原子力協定結んでゐる。非常事態宣言が出されてゐても安全となる。

仕事柄、退避勧告が出ている地域にも出入りした。現地人に知人がいるか言葉が通じるか、事前調査の深さを基準に行動の幅を決めた。政府の怠慢を許す自己責任論には与しないが渡航自由を守るため安全自己責任と考えてきた。危険情報を参考にしたことは一度もない。(牧)

香港の安全情報でも呆れて言葉もないレベルの珍事もあつたがこゝに書くには能はず……。ところで昨日の自民党外交部会で外務省は日本も「イスラム国」の攻撃対象に含まれると言及の宜。すべてシナリオ通り。風が吹けば桶屋が儲かる

2016-07-21

fookpaktsuen2016-07-21

農暦六月十八日。快晴。猛暑にかはりはないが天高く、風もどこか爽やかでほんのすこし秋の気配の今日。早晩に金鐘。Island Shangri-la Hotelで某銀行パーティあり末席を汚す。お土産は今とんでもない人気で「商品のお届けまでに約2ヶ月」の獺祭の四合瓶で磨き三割九分といふ純米大吟醸。晩八時前に湾仔のバーMに独飲。酔つた勢ひで銅羅湾まで歩きバーSに飲む。いずれもハイボールとジンマティーニ。

東京新聞で水野和夫「海の時代の幕引き」読む。西ローマ帝国解体とフランク王国、つまりヨーロッパの出現。800年前。アラブ人による地中海閉鎖でフランク王国は崩壊。今のEUと同じ移民といふ問題市場を通じて富(資本蒐集するのが海の国でかつてのオランダ、英国やアメリカ。陸の国は領土拡大をする。海の国が最も恐れるのはユーラシアの一体化。海から牽制がきかぬ大きさ。英国のEU離脱は海の時代の幕引き。米国もTPP見直しの気配。

21世紀は陸の時代に向かっている。グローバリゼーションによって地球が一つになったかにみえた、まさにその瞬間、逆向きの力が作動した。

2016-07-20

fookpaktsuen2016-07-20

農暦六月十七日。帰宅途中に新装開店の太古の岡田屋で薩摩酒造の明治の正中を入手。好きな焼酎。日本では1,980円くらゐの四合瓶が190ドル(2,600円)は割高だが海外で致し方なし。帰宅してカレーライスだつたが昨日の飲み残しの赤ワインありカレーにワインは合はないだろ、と先にマカオソウルのオリーヴとトマトのサラダでワイン飲み干してから酔っ払ひカレー。新規購入のiPad4をセッティング、といつてもiClouldからの複製で10分ほどで終はる。iPad3の旧機は寝室で枕元の音楽用に。

▼大橋巨泉逝去巨泉の11PMは小学生ながら宵っ張りで親と一緒に見てゐた記憶あり。単なる芸能人ならだが、民主党から立候補と辞職あたりから何だか全くよくわからない人だつた。勝手自由気ままにオーストラリアゴルフや釣りをしてゐてください、って。老後の反権力的な晋三批判は大したものだつたが、批判するだけじゃ何も生まれない。それにしても戦後象徴的な人。

みじかびのきゃぷりきとればすぎちょびれすぎかきすらのはっぱふみふみ

天皇退位につき1984年の衆院内閣委員会で昭和天皇の退位について当時の宮内庁次長コメント朝日新聞)は、天皇退位に否定的理由として、(1) 退位した天皇上皇法皇など天皇超へた存在となり二重の権威存在する可能性、(2) 天皇自らの意思に基づかない退位強制政治的になどある懸念、(3) 天皇恣意的に退位を決めると憲法の象徴天皇理念にそぐはない懸念……どれも尤もなこと。それをわかつた上で聖上の今回の思し召は、さうした困難を超へるほどの難しい問題解決必要といふ切迫した状況にあられるからか。聖上の強い憂慮とご決心で、皇族画像を見てもいろ/\気になるのは聖上に従はれる皇太子殿下なり。

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2016-07-19

農暦六月十六日。昨日が日本は祝日で夕刊休み今日休刊日で夕刊からf:id:fookpaktsuen:20160719212333j:image:w140:rightこの休刊日といふ制度、日本だけ。欧米紙では土曜に週末版が出て日曜が休みか、英国系だとSunday Timesなど日曜版が出る(赤旗と一緒)。香港の新聞信報が日曜、祝日休刊だが他は春節除けば一年刊行され蘋果日報皮切りに正月休刊せず。新聞何紙も読むので休刊日はありがたい、変な気分。晩にNHKのクローズアップ現代+で永六輔さん追悼(こちら)見る。番組に出演の五木寛之氏が実にお元気。義一、ひさし、昭一は早かつたが昭如、六輔そして巨泉……と昭和一桁の自由人たちの相次ぐ死去。そのあとが、かうした自由人が続いてゐないのが何とも。

▼土耳古の軍クーデター。政府に反抗した軍ばかりか公務員も9千人近く解任ださうで反体制派とされる勢力排除拡大。保養地で危機一髪のところで逃れた大統領、イスタンブールへの飛行途中も戦闘機に追はれつゝ撃破もされず、戻れば謀反征伐に市民呼応し……その結果が恐怖政治とは。

世界上的民族,智商、人格、品味,有高等和低下之分,一個天生愚庸的民族,是不配玩西方文明的議會民主遊戲的。(陶傑)

常無常人常無常人 2016/07/22 20:38 トルコの混乱、政権によるマッチポンプではないとしてもクーデター情報つかみながら泳がせて粛清とは「ナチスの手口」とどう違うのでしょう? 権力はこうできるという例。コミュ障らしきが何とかのアプリで遊んでる間にお友達日本もそっちへ行くよ。

2016-07-18

fookpaktsuen2016-07-18

農暦六月十五日。Le Corbusierの現代建築作品が世界遺産に。写真上野の西洋美術館の設計来日の際、弟子の坂倉準三とのもの。当時の準三さん、これで54歳。今みたら随分と年をめした感じだが素敵。本日黄昏に閑静な住宅地の坂の階段道降つていくと西洋人の伯父さんが地面に何かを、Tシャツに包んで抑へつけてゐる。子猫?と思つたら香港によくゐる鳴き声の通る、愛嬌のある小さな黒い鳥。坂下から上半身裸の若者が急いで駆け上がつて来たか、と思ふと手にハサミ。立ち止まつてみてゐると、その鳥に養生テープだかがかなり羽にまきついて飛べなくなつてゐたのを捕獲したやうで、息子がTシャツを脱ぎ、それで父が鳥を抑へ、息子が家に走つてハサミをとつてきたらしい。父親が慎重にハサミでテープを切り取る。それを心配さうに凝視する丹精な表情のハーフの息子。父親の見事なハサミ捌きで大方のテープを剥がし、様子見に手を少し緩めたところ、まだ羽にテープの破片ついたまゝだつたが黒鳥は驚いたやうに少し小走りのあと飛び立つて街路樹の枝に。母親も来て「どうしたの?」と日本語。黙つて見てゐるだけだつたが、その親子の優しさ。もう夏休みなのか黄昏時に父と息子がジョギングに出かけ、それだけでまるでPatek Philippeの広告イメージ写真のやう、余裕のある生活。そこで悲惨な鳥を見つけた時の、この自然と出る慈善心。鳥インフルが怖いとか、Tシャツが汚くなる……ではない。noblesse obligeといつたら言ひ過ぎかもしれないが大したものである。ミニバスで銅羅湾に出ると赤子抱いて歩いてゐた女性がゐて、それを後ろから歩いてきた男性が横断歩道に向かふのに、この女性を後ろから掠め、その瞬間に女性サンダルの踵だかを踏み、女性がバランスを崩したものゝ倒れなかつただけでも幸い。男性は何事もなかつたかのやうに道路を渡り、アタシも通り過ぎてから大丈夫かしら?と振り返ると女性サンダルの鼻緒が切れてしまひ、用をなさぬサンダルでひどいことになつて歩いてゐる。そこでさっと戻って手ぬぐい取り出しさっと割いて鼻緒を挿げかへまではできずとも、せめてこれで……とやればいゝものを、つい通り過ぎてしまつてから戻れず。さきほどの鳥を救つた父と息子に比べ本当に情けないかぎり。先日の台北でカジュアルの格好がくたくたのTシャツにショートパンツでだらしない格好だつたので白のポロシャツを贖ふ。ポロシャツは何年ぶりかしら。

朝日新聞公表の長谷部&杉田政談より(こちら

毎日新聞の月曜連載・風知草(山田孝男こちら)より小泉三世らしい放言改憲改憲につき「あれは民進党と相談しなけりゃダメよ、最初から自民党案突き付けて『やろう』ったって、できるわけねえじゃねえか」。今の自民党改憲草案小泉政権時の第1次に比べ復古調という質問に「見てないよ」と。相変わらず。

改憲勢力」に分類されている公明党は、<9条改憲>に抑制である。自民党にも<9条護憲>派がいるし、「護憲勢力」の民進党にも<9条改憲>派はいる。つまり、国会の3分の2を占めたのは「憲法改正自体否定しない勢力」であって、急進的な「9条改憲勢力」ではない。日本人が突然、右傾化したわけではない。

2016-07-17 臺灣重遊

fookpaktsuen2016-07-17

農暦六月十四日。晩に香港に戻る以外は何もとくに予定もなく朝から陽明山の温泉へ。猛暑でも山あひは風も爽やか、温泉で火照つた体は汗もあまりかゝず心地よい。市街地に戻り買ひ物に行つてゐた家人昼過ぎに台北駅近く漢口街にある華華ホテルで待ち合はせたら花華ホテル改名されてゐた。昨日に続き老牌牛肉拉面大王。昨日は牛肉拉麺で今日は炸醤麺。汗だく。ずっと快晴だつたが今日の午後から天気崩れるといふ予報通りで空が曇り雷鳴が響くなか捷運でホテルに戻ると雨。午睡。小瓶のサントリー角の残り飲み干しながら荷造り。午後4時のレイトチェックアウト。シェラトン系StarwoodのSPGプログラム、ゴールドのステータス宿泊してみたが、たとへプラチナでもSofitelのAccorプログラムのほうがベネフィットはいゝかも。タクシーで台北車站。國光の空港バスに乗ると前の席に若いゲイアベック。手をつないだまゝ頬を寄せたり何も気兼ねなく愛らしいかぎりだが(だからマイノリティで人権云々がアタシはよくわからない)、かなり積極的な方の男子感情的だと思つたら相方が旅立ちで見送りらしい……そりゃ感傷的になるわ、可哀想に。アタシは子どもの頃から停車場や空港での誰かの見送りが大嫌ひ。別れよりも自分が旅立てないことが。ホテルを立ち2時間で、ラウンジで寛ぐ暇もないまゝ18時10分のEva Air BR857便で香港に戻る。かなり新しいA330-300機で快適。台北の離陸もスムーズで香港の着陸待ちもなし。舒國治『臺灣重遊』少し読む。

三島由紀夫賞を『伯爵夫人』で受賞の蓮實重彦翁。受賞記者会見での不機嫌ぶり話題に。受賞式でのコメント筒井康隆日記こちら)で面白いものだつたと書かれてゐたが、その全文を週刊読書人で読む。産経新聞にもテキストあり(こちら)。筒井さんがこの蓮實作品書評を書き、その中で「いかにも旧帝国ホテルにふさわしいもの」として引いた「焦げたブラウンソースとバターの入りまじった匂い」といふ1行はフローベールの『ボヴァリー夫人からの正確きわまりない引用なのだつたさうな。蓮實と筒井といふ大人(daren)の、それもこの授賞式が初対面だつたさうな、その事象がとても愉快。

The Economist誌で天皇退位について“The long goodbye - A remarkable figurehead wants to step down”(こちら)。

A law must first be passed to allow Akihito to step down―nothing like this has happened in modern times. As for his son and successor, Prince Naruhito (speciality: 18th-century navigation on English waterways), he may struggle in the role. The royals are virtual prisoners of the Imperial Household Agency, the gnomic bureaucracy that runs the world’s oldest hereditary monarchy. It has treated Naruhito’s wife, Masako, a former diplomat, as an imperial birthing machine, and she has grappled with depression. Whether Naruhito would rather navigate the upper Thames than the forces that swirl around the monarchy remains unclear.

日本のマスコミは書けない、この感じ。単に菊のタブーだけではなく浩宮さんが専門とするテムズ川の水運にかけて語るなんてウィット。それにしても皇太子妃が“an imperial birthing machine”としての役割で……なんてひどい書き方のやうだが「ほんと、そうなのよ」と納得するのは妃ご自身かも。

専守防衛姿勢は立派。まぁM78星雲から地球を救ふためにやつて来ては集団的自衛権のやうでもあるが。

2016-07-16 台北三日目(竹田宮家と台湾)

fookpaktsuen2016-07-16

農暦六月十三日。朝食にラウンジに下ると相変はらず誰も起きてやしない。新聞を読みながらゆっくりと朝食。ホテルでいくら朝食メニューが充実してゐてもパンとヨーグルト、少しの果物と珈琲があればアタシには幸せ家人に誘なはれ龍山寺の方へ行くことになりホテルの前の南京東路から台北車站、中華路を抜けるバスで市立連合医院前。広州街を抜け昔の街並みを保存した剥皮寮歴史街区見物。龍山寺参拝は遠慮して東三水街市場(新富市場)。萬華火車站。鉄道が地下化された際に建てた地上の駅舎があつたが更に再開発で駅舎の上に高層ビル化。艋舺大道を渡り萬大路の陳聖聞掏耳で耳掃除。見事な職人技で、まぁこんな耳垢が、と思ふほど耳の奥からとれる。普段、綿棒でどれだけ耳道に汚れを押し込んでゐるか。昼には早かつたが西門までバスで戻り老牌牛肉拉面大王。財布をホテルに忘れてきて家人と別れホテルに戻る。f:id:fookpaktsuen:20160718233430j:image:h180:left f:id:fookpaktsuen:20160718233431j:image:h180:left午睡。午後遅くホテルに一旦戻つてきた家人と捷運で石壁。路線バスで磺渓の露天温泉へ。市街に戻り雙連。民生西路にある家人御用達の信成油廠。老舗の料理油や調味料売る店でお祖母さまの日本語がまぁきれい。家人に田園城市風格書店を紹介。日も暮れると暑くはない、と南京松江の四平小館まで20分ほど急ぎ足で歩く。酸菜白肉鍋。また15分ほど路地を歩きホテルに戻る。路地にのんびりとした暮らしあるのが香港の喧騒から見ると本当に羨ましい。ホテルの隣が中華航空の台北分社大厦。大学生のころ何十年も前のことだが最初に台湾に来たのは中国放浪の旅の復路で香港で査証申請して高雄に飛ぶと荷物検査など本当に厳しく劉少奇選集は空港預かりで台北に送られたほどで、高雄から国強号で台北に着いて駅前の安宿に下榻、で最初に来たのが、この中華航空。当時は飛行機に乗るには往路以外はリコンファームといふ手続き必要で復路の羽田便のリコンファームに来たのだつた。まだこの周辺は新興の都市開発区といふ雰囲気。それが今では台北といふ大都市の真っ只中。ここでリコンファーム済ませ、その足で市北部の郊外にある故宮博物館バスで行つたのだが、当時は今のやうに須磨帆でちょちょいのちょいでデータ見るわけでもなく、よくバスを乗り継ぎ行つたものf:id:fookpaktsuen:20160718233429j:image:w350:right

官房長官菅某が昨日の会見で曰く、政府が内閣官房に置いてゐる皇室典範改正準備室は「皇族減少への対応検討するもの」で生前退位検討は「全く違ふ」と改めて否定皇族減少については「かなり具体的な形で対応することができるやう検討中、年内といふよりも早急に対応しなければならないといふ問題意識持つてゐる」と。やはり。だが聖上の思し召に柔軟に対応必須で官邸的には天皇退位の思し召は「余計なこと」。旧宮家皇籍復活で思ひ浮かぶのは何といつても恆和「五輪王」や恒泰「マスコミ王」擁する竹田宮家。この宮家皇族にするといふ強い力の作用が官邸にもあるのでせう、日本会議的に、とか。さういふ動きに対して聖上の憂慮もありや、なしや。さういへば竹田宮は台湾とも史的に関はりあり。北白川宮能久親王の<台湾征討>があつて、その長男竹田宮五輪王の祖父にあたる恒久王となること、ふと思ひ出す。

▼ニースでのトラック暴走テロについて新日鉄住金幹部曰く「グローバル展開を進めれば進めるほどリスクにさらされる」。当然。相次ぐテロ社員安全をどう確保するか、って、突然の空港での爆破テロは逃げようもないが、せめて晋三の集団的自衛権を財界が支持しないこと。かつての中東での日本への信頼を取り戻すことでせう。日本人を狙ふ計画を未然に防ぎ、ダッカのやうな現場日本人なら生き延びられるやうな環境づくり。この日経記事東芝渡航する際は不特定多数の人が集まる場所公共交通機関では注意するやう社員に呼びかけ……って外務省の海外安全情報ぢゃないんだから公共交通機関使はず人が集まらない場所で密会の商談なんて更に怪しく目立つでせう。別の大手商社広報担当は「どのような対策を取っているか(を公開すること)がテロに利用される場合がる」って、それほどの何かノウハウがあるのか……ないでせう。

毎日新聞が昨日の紙面(金言)で天皇即位1990年としたことにつき1989年の誤りで1990年即位の礼でした、と訂正。歴史に明るい毎日新聞にしては皇室話題が多い昨今で、あまりに稚拙ミス

2016-07-15 台北二日目

fookpaktsuen2016-07-15

農暦六月十二日。摂氏36度の酷暑。かなり汗をかく。所用のなか唐山書店と大學口胡椒餅は済ます。政大の学生と話す機会あり。来年北大留学だと聞き大陸への抵抗感の無さは外省人末裔なのか、と思ふ。早晩に林森北路のバーで啤酒飲み復興南路の微風広場へ。かなり高級なショッピングモールだが如何せむ場所中途半端。目の前を捷運の文湖線が通つてゐるが南京と忠孝の丁度中間。こゝの楼上に東急ハンズ紀伊国屋書店、ユニクロと無印が1フロアずつ入つてゐるのだから、それさへあれば生活できる感あり。紀伊国屋本日、来台の家人と待ち合はせ。お決まりで陸光小館に飰す。普通の飲食店なら啤酒など冷蔵庫から請勿自取(勝手に取らないでください)なのに、この食肆は請自取(自分で取ってください)なのが可笑しい。暑さにバテて珍しくタクシーホテルに戻る。

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天皇退位につき朝日新聞の「天皇陛下「ふさわしいあり方」重視」といふ記事(1面)のリード

天皇の位を生前皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を示している天皇陛下が、宮内庁が今年に入って公務軽減を検討した際に受け入れず、「象徴としてふさわしいあり方」ができないのであれば生前退位もやむを得ないとの意向を話していたことが宮内庁関係者への取材で分かった。

悪文のお手本。全く意味不明。あとの記事を読むと、これは

天皇意向を踏まえ)宮内庁が今年に入り公務軽減を検討し「官邸に報告したが」「官邸でこれが受け入れられず」象徴としてふさわしいあり方ができないのであれば生前退位もやむを得ないとの意向を話していたことが宮内庁関係者への取材で分かった。

どれだけ晋三らが聖上のかうした判断が癪に触るか、といふこと。麻生漫画太郎も現行でいける摂政制で良いと発言。つまるところ「天皇のことについては俺たちが決める」といふ薩長土肥から明治政府、そして戦前の岸ら革新派官僚から民主党を経て自民党につながる価値観が晋三や漫画太郎をして今も息づいてゐる。晋三は女系天皇に反対の立場で、さらに旧宮家男系男子皇籍復帰まで提唱。それも「占領体制からの脱却」といふのだから困つたものだが実は今回の聖上の退位思し召をして、実は官邸でも数年前から限られたメンバーで皇室のあり方を検討としてきたのは実はこの晋三案のことで、それだつたから宮内庁からの突然の天皇退位といふリークは晋三にとつても驚き。毎日新聞記事野口武則)はこの状況を皇室典範に詳しい保守系学者曰く「退位の問題が優先され旧宮家復帰の話は吹き飛んでしまう」と。自民党幹部も退位問題が「安倍政権の一大仕事になる、他の問題を同時にやるのは難しい」といふのは、つまり改憲へのプロセスも日程で困難に、といふことか。国政に関与せぬ天皇のはずが思し召一つで国政に大きな楔を打ち込むことになるとは。また皇室内では今回の退位が実現すれば上皇天皇に皇太弟(秋篠宮)といふ、これまでにない権力関係ができることになり女系天皇皇族も生まれゝば秋篠宮家への譲位もすんなりとはいかず、それにより皇太子バッシングの上で秩父宮的に秋篠宮担ぎたい勢力にとつてはイライラ募るばかり……かも。

▼フランスのニースで革命記念日の花火大会にトラック突っ込み八十数名を轢き殺して運転手は銃を手に車を降り警察と銃撃戦で射殺される。チェニジュア出身の男。安易テロもいい加減にしてほしいが、この手のテロが頻発する原因は何か、を考へるとテロリストばかり避難できず。

作家東山彰良中国語を教えてゐる大学の1年生の授業で参院選前に選挙に行くか?と学生に尋ねたところ三分の一ほどが投票すると答へ、そのほとんどが「親の選んだ候補」に投票すると言つたさうな。親が子どもにそんなこと託すのは利権だらけの自民党か、創価学会=公明党くらゐか。左傾家族もないことはないだらうが。こんなことな選挙権など引き下げは意味もない。

2016-07-14 四ヶ月ぶりの台北

fookpaktsuen2016-07-14

農暦六月十一日。早朝に雷雨。雨が止んだ隙に家を出て空港へ。恐らく初めて、でEva Airで台北へ。ずっとCXだつたがスタアラでSQプログラムに乗り換へ台湾便はEvaとなる。A321-200で簡素な機内。一応ビジネスクラスなる席は8席。まぁ一時間だし。空港から時速130kmで飛ばすタクシーで出先へ。須磨帆で日本の防災警報が鳴り何事か、と思へば郷里で1時間に80m超の豪雨の由。母に電話すると窓から外が見えないほどで雨が地面叩きつける轟音が家内まで響く、こんな雨は生まれて初めて、と。f:id:fookpaktsuen:20160715090020j:image:left:w280夕方、南京東路のWestin Taipeiに下榻。シェラトンのSPGのゴールド会員だつたのだが、これも使ふのは初めて。クラブフロア洗濯がNT$1,000までクレジットされてゐるのが一番の特典か。路線バスで中山へ。元米国大使公邸(光點台北SPOT-Taipei)は中山北路にあり何度も前を通つてゐるが入つたのは初めて(珈琲時光がある)。今日は「初めて」が多い。裏道に小綺麗なブティックやヘアサロンなど並んで青山か原宿のやう。中山北路の路地を入つたところにある笹鮨。台湾風の?美味い鮨をつまむ。

▼晋三が進める政策に「期待のほうが大きい」は37%で「不安のほうが大きい」は48%とほぼ過半数。それでなぜ、あの信任選挙の結果となるのか。経済優先といふが今年度の実質経済成長の見通しは1月の1.7%から0.9%に下方修正。あきらかに国民の精神分裂。

▼聖上の退位思し召について宮内庁は否定したが官邸では天皇意向尊重し已に法整備等の検討を初めてをり早ければ来年の通常国会で必要改正を進めたい考え、と毎日新聞。この退位発言マスコミに流れ晋三もそれを知り驚いたといふが、この驚いたは思し召初めて知つたのではなくリークについてか。そのリーク元は宮内庁なら急かしでなるほど、な話。新聞は参院選の結果など吹っ飛んだ形で、この天皇退位取り上げるが識者の声ではさすが毎日新聞加藤陽子保坂正康半藤一利原武史と見事な人選で真っ当なこと語らせてゐる(こちら)。

政策の真面目さ、安定性など考へると個人的には宇都宮さんだ。

2016-07-13 聖上退位の思し召とは

fookpaktsuen2016-07-13

農暦六月十日。昏刻に大圍で少し時間あり啤酒でも一杯ひっかけるか、とThe Railway Tavernに寄つたら已に廃業。今から四半世紀前の思ひ出

中共の南洋佔領についてフィリピンの起こしたハーグでの国際仲裁裁判。中共利権認めぬ判断に日本も真っ当な判断とするが、そもそも「南シナ海」と呼んでゐるのだから領土問題になると尖閣でもやたら一方的に中国の利権主張する信報だが今日社説「南海仲裁製造更多麻煩」で述べるのは

裁決結果之所以不讓人感到意外,原因有三。首先,中國堅決不參與仲裁,全案由菲律賓單方面提出,誰的贏面較高已是昭然若揭。其次,仲裁案的幕後玩家是美國,藉此遏制在島礁又建機場又建醫院的中國。再者,仲裁小組由國際海洋法法庭庭長日籍法官柳井俊二籌組,柳井俊二曾任日本駐美大使,亦是首相安倍晉三發起的「修改集團自衞權憲法解釋委員會」委員長,乃日本右翼鷹派代表人物。在種種不利的客觀環境裏頭,中國聲稱「自古以來」擁有南海諸島主權,根據的僅僅是含糊不清的九段線(不連貫的虛線,本來是十一段線,中共建政之後為了向越南示好而刪減兩條),實在很難產生足夠的說服力。

と、フィリピンの一方的提訴仲裁にもならず、米国の覇権、そして日本で晋三の集団的自衛権に深く関はつた「右翼タカ派代表的人物」である柳生俊二が率ゐる国際海洋法の法廷は中国に最初から不利な偏向、と。なるほどね。

お上が退位の意向お示しとNHKなど報ず。それもNHK報道こちら)があまりに聖上のご心境汲んだが如し。宮内庁では晩に次長が「報道されたような事実は一切ない」と打ち消しに躍起。この二百年では稀なる譲位だが上皇となり国家の象徴としての天皇地位外れることで「フリーのお言葉」の機会増すことを恐れる勢力もありやなしや。晋三が易々とこれを認めるに能はぬことは明らか。参院選終はり戦後の革新政党たる自民党安泰の直後にこの報道意味深。これで浩宮が襲へば皇子男子なければ「皇太子の不在」となり秋篠宮心中如何に。そこまで先のこと見据ゑての聖上の譲位思し召なのではないかしら。いずれにせよ久が原T君のいふ通り、先の敗戦時に近衛の先帝へ進言の故事に倣ひ「御室・仁和寺ご入室の上ご出家ご遁世あらば国家神道復古勢力完膚なきまでに掣肘できようもの……」だつたわけで今回の譲位発言今上さまは明らかに先帝を凌駕し給はれたのでは。

2016-07-12

fookpaktsuen2016-07-12

農暦六月初九。早晩に銅羅湾で散髪して帰宅。銅羅湾といへば華々しく大型のスポーツジムが賑はつてゐたものだが大手のCalifornia Fitnessが倒産。数年分先払ひで割安と会員料金支払はせるシステムで、この倒産で返金も期待できず泣き寝入り利用者少なからず。10万人の会員でHK$10億の被害あり、と。アタシもこのジムを十数年利用してゐたが何年前だかに会員権切れる頃に陋宅近くのジムは利用者も少なく賃貸の次の更新はせず閉鎖らしいといふ風評聞き更新しなかつたのが幸ひ。もう一つのジムは十年も前に永久会員になつてゐて会費も払はず利用できてゐるのでリスクなし。

▼香港の汚職摘発専門にする政府独立期間のICAC(廉政公署)で実働的な摘発部署のトップである署理執行首長(李寶蘭)がICACのトップ(白韞六)による異動=事実上の更迭辞令を受け辞職。李寶蘭は行政長官梁振英が豪州企業から受けたといふHK$50mの業務委託費に関する調査担当しており、それに関しての上から圧力ではないか、といふ噂。ICACは一切の政治権力から独立が建前だが、それも崩されるか。

▼参院選での比例代表政党別得票数より。得票数のうち政党名でが一番多いのが共産党の93.07%で個人名は公明党の48.74%といふ結果。創価学会の会員数は知る由もないが、ほぼ会員+家族票に等しいのであらう757万票集めた公明党がいかに組織票で票の分散まで徹底してゐるか。それに対して共産党は602万票の共産党は人より党なのか、党員数が30万人余なのだから、どれだけ党外の支持者が多く勝手に共産党に一票を投じたか、といふことか。

▼安倍政権で憲法論議はどこまで進むか?といふ問ひ(日経こちら)に御厨貴曰く

憲法審査会で一応、議論は始めると思う。でもそれは延々と続くだろう。やってみると改憲について、いかに自分たちが何も知らなかったか自覚する。だから何をどうしていいか、国民もわからない。

自民党の憲法草案をよく読むと本当にミゼラブルだ。本気で改憲する気がないからそういうものが出てくる。安倍さんは一体だれを後継者にしようとしているか。それを見ないと、改憲をどこまでやる気かはわからない。

安倍さん自身は、自分はマイノリティーだと思っている。マジョリティーは後からついてくればいいと。自民党の多くの議員は「改憲なんてやっかい問題を持ち込んでくれるな」と考えている。安倍さん自分たちが引っ張っていくという発想だ。

まったく、本当にどうにか「できない」方向に持つていかないと。

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2016-07-11 永六輔氏逝去

fookpaktsuen2016-07-11

農暦六月初八。来客あり午後、空港にお迎へに。到着ホール何だか音楽イベントの宣伝で雑踏の中にステージ組んで演奏中。ステージにはSteinwayコンサートグランドピアノ。こんなところにこんなピアノ運んできて音も満足に聞こえないのに勿体ない、楽器が可哀想。客人とは10年ぶりの再会。香港には数回来たことがあるが観光もしたことがない、と仰るので空港からホテルに送る途中にピークへ。平日の午後とはいへピークトラムの下りは待ち時間なしなほど客も少なく10年ぶり?で乗る。FCCのメインバーで少しお話してから北角のホテルにお連れして早晩に甘飯館に数名で会食。

▼昨日の参院選。有権者の半数余しか投票に行かず。戦後自民党史でいろいろな意味で「最も危ない」安倍晋三が返り咲き政権で四度の国政選挙制し嘗てない一強体制をなぜ作れるのか。民草が何を晋三の自民党に託すのか。今回の選挙安保関連法制の強行や立憲政治崩壊といつた大きな懐疑あつても、それでも民草は動じず。

安倍政権下での改憲に反対の人は多いのに、それが投票先を決める理由にはならない。給料は上がらず物価は高くなってみんな生活に苦しい中、今の政権に何とか良くしてもらえばという気持ち日本人の中にあるからだ。経済状況が悪くなると、人々は国家権力に頼っていく。生きるということに対して無関心な人も増えたようにみえる。(澤地久枝

選挙選挙では自民36に対して民進21で3年前に比べれば野党も健闘、改選数2以上の選挙区では自民15、民進14でほぼ互角だが大阪と神戸自民とお維の関西ファッショ。1人区で公明党支持層の24%が野党統一候補に。20歳以下の半数が自公に投票投票率が最も高い都道府県は長野、次いで山形。最も低いのが(低い順に)高知、徳島、広島。香港でもアタシの周囲で日本人でも選挙話題にも出ず。出さないのがエチケットらしい、出すと自分政治的見方露骨になるので個人情報の扱いは慎重に、か。

永六輔逝去享年八十四。1980年代後半だつたか仙台で永さんを迎えての小さなトーク企画あり。企画したTさんが「トッピクスは全く打合せもできてゐない」と苦笑してゐたが福岡からだつたか鉄道でかけつけた永さんはいきなりイントロなしで『女大學』の話。福岡でこの江戸時代の女子訓書の話になり早速、東京事務所にこれを調達させ東京の驛で受け取り仙台まで読みながら来た、といふ。それでそのネタでトークできるのだから恐れ入るばかり。会場は仙台の一番丁と広瀬通の角にあるフォーラスといふビルの中の貸しホールだつたが隣のライヴホールロック演奏五月蝿く永さんがどこでもいゝから静かに話できる場所を見つけて、とTさんに命じて楼上のカフェバーに移ることになり、そこに行く間もずっと話を止めなかった永さん。その数年後、昭和も終はり近く、原宿ラフォーレで原宿文楽。文楽の公演始まつたら背後の席の客が話を止めない。文楽の話をしてゐるのだが義太夫邪魔するやうな声で、あれ?と思つたら永さん。この文楽公演に盲人を連れてきて盲人に人形の動きや情景を説明してゐる。さすがに「うるさい」とも言へない。もう一つ、印象深いのが永さんが語つた坂本九ちゃんの思ひ出。六八九トリオ中村八大が逝き、坂本九が御巣鷹山の飛行機事故で亡くなつたが坂本九がいくら仕事のためとはい自民党代議士のパーティの司会なんて節操のない仕事をするための大阪行きで、と亡くなつた無二の親友にまで、こゝまで厳しく指摘するか、と。どれもこれも本当に印象的。あの甲高い笑ひ声、とくにタモリやオスギ、久米宏といつた相手がなよなよ系相手のトークだと俄然、それが勢ひづく、あの愉快さが惜しい。ザ・ピーナッツ伊藤ユミさんも逝去享年七十六。昭和も遠くなりにけり。ザ・ピーナッツ作詞永六輔といふのも何曲もあるはず、と思つたがヒット曲では『若い季節』くらゐ。ザ・ピーナッツは何といつても岩谷時子なかにし礼だつた。

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常無常人常無常人 2016/07/13 07:43 レジスタンス。戦争終わってみれば大方の見方どおり強権ドゴール、ルクレルクは下請け無惨。70年も経てばルペンの登場。いつの時代も知ってか知らでか犠牲は一般人。歴史には時間をどこで止めて見るかで変わってしまう皮肉(それは連綿と続いているため)があるけれど変わらないのは学ばない「一般の」人々。ポピュリズムは歴史を回避し己の有視界だけを餌、それを民意と言い行動原理は皮膚感覚。あ、パリ祭やらボジョレー・ヌーヴォー解禁に日本人が浮かれたフランスのこと。さてベルコールでも再読しようか。

fookpaktsuenfookpaktsuen 2016/07/14 07:33 香港でベルコールの読書会とか、地味で面白いかもw

2016-07-10 参議院選挙

fookpaktsuen2016-07-10

農暦六月初七。昨日に比べれば摂氏30度の気温も厳しく感じず。朝は小雨で午後は天気回復。出先で朝から夕方までの仕事済ませ油麻地。家人文房具の中南廣場で待合せ。香港でこれだけの文具の揃ひはありがたい。食得棧清湯腩王で腩河を啜る。この麺屋、f:id:fookpaktsuen:20160710200158j:image:w280:left廟街といふ場所柄かなり焼きが回つた客も少なからず。それを上手くあしらふ店の兄さんが好感度大。Cinematiqueで台湾映画『湾生回家』を見る。台湾生まれの日本人(湾生)が日本に戻っても望郷の念……って、それはあるでしょ、これが北朝鮮とか絶対に戻れない場所だとか、小澤征爾が何十年ぶりに戻って文革後の中国と音楽で交流とか……さういふ話ならドキュメンタリーになるけど気軽に「いつでも戻れる」台湾で「台湾はいい」とか「台湾が懐かしい」以外の何もないはずで、それで映画になるの?と。とくに見ようと思つてゐなかつたが面白いといふ評判。確かに想像より面白い。引き揚げのあと、老後は何一つ不自由もなく幸せさうに暮らす湾生たちのキャラが何より立つてゐて、その強烈なインパクトで台湾に帰省して交流する態は確かに面白い。それでも想像できる内容で、これだけなら記録映画としてはイマイチだが台北とは異なり花蓮など東部で原住民の子らと分け隔てなく育つた男性の強烈な台湾の念、「清子さんの娘、孫娘が清子さんを台湾に残して日本に戻った母、千歳さんの足跡を辿る」といふ岡山と大阪の話がインパクトになっている。戦前の彼らの戸籍が今でも台湾の役所にそのまゝ保管されてゐるのには驚いた。f:id:fookpaktsuen:20160712065643j:image:w300:right「香港の河童橋」上海街で店の閉まつたシャッタースプレー落書き。それが「つづく」と読める。何だ、これは。帰宅してNHK開票速報を見る。日本時間20時の番組開始が「自公過半数確実に」で始まつた由。わかつてゐたことで今更驚きもせぬがダメだといはれた1人区での野党共闘は予想以上に東日本で善戦。結果、戊辰戦争以来官軍秋田以外は反自民。富山、石川、福井の北陸三県の親自民に対する東北のリベラリズム。大阪と兵庫は自民とお維が独占で西のファシズム。予想以上に共産党伸びず、防衛費「人殺す予算」の失言けが原因であるまい、前回(2013年)は民進党嫌つた左の票が共産党に流れたもの、それでも改選議席は倍増の6となる。自公にお維など含めた所謂改憲勢力で2/3を超へるのか、開票中継眺めてゐて夜中となる。テレビ東京では池上先生当選したおバカさん議員へのつっこみが面白いらしい。どうしてこんなのが議員になれるのか?が少なからず。

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2016-07-09 明日の参院選は晋三の「この道」への信任投票

fookpaktsuen2016-07-09

農暦六月初六。台湾襲つた台風の影響で昨日から風がなく朦霧。そこを強烈な太陽が炒つて今日の気温は尖沙咀の天文台で摂氏35.6度を記録。f:id:fookpaktsuen:20160710125348j:image:w280:left1968年の35.7度が最高気温記録ださうでほゞそれ並み。香港といふとイメージでは南洋の猛暑だが実際には夏も気温は高くても摂氏32度くらゐで日本の夏のほうがずっと暑い。市街は実際には摂氏37度。新界に所用あり昼過ぎに沙田のNew Town Plaza抜けると酷暑で外にはゐられず、で芋を洗ふどころか通行不能なほどの人出。中環。The LandmarkのHackett商店で朱色の千鳥柄の蝶ネクタイ贖ふ。FCCに涼む。ヘミングウェイ宜しくSugerlessでFrozen Daiquiri飲もうと思つたら馴染みの給仕に「ハイボール、氷なしで」と年押され否定できず。二杯目にダイキリ。帰宅してマカオソウル風に叉焼に生野菜添へて、赤ワインで夕食。叉焼は柴湾の眞好味燒臘。晩に凄まじい雷雨となる。

明日が参院選挙。もはや2/3に届くか届かないか、の自公その他圧勝。もはやかうなると、代々木にも言いたいことはいくらでもある、が今回一番インパクト与えるのは共産党の躍進でしょ。新聞は参院ネタ掲載してもネット上での分析だと読者にあまり読まれてゐないさう。マスコミ良心で書けば書くほど「偏向してる」と思ふ民草の多さ。晋三の思うツボ、あんな思慮浅き自民党総裁なのに。そこでかなり骨太の論説に目からウロコである毎日新聞の倉重篤郎・論説委員の「記者の目」よりf:id:fookpaktsuen:20160710125347j:image:w200:rightこちら)。

安倍晋三首相は「この道しかない」と言う。「まだ道半ば」だとも言う。そのたびにうさん臭さを感じる。「この道」以外にも適切な道があると思うし、目標に到達できないことを「道半ば」と言い訳している。何よりも戦後歩んできた道とはあまりに異なる。あなた任せでリスクも高すぎる。この道を引き返そう。参院選はその好機にしたい。(略)

「この道」にはいずれもアラが見えてきた。しかも、それは戦後日本政治の基本(外交安保では専守防衛、経済・財政では財政健全化)路線を大きく逸脱し、自主独立自己責任とは全く裏腹に、恥じることもなく徹底的に他者外交安保では米国、経済・財政では次世代)に依存する道であるリスクについては先に述べた。

参院選は政権交代選挙ではない。だから、安倍政権の「この道」への賛否表明だけで、十分投票の意義はある。この道にブレーキをかけ、それに代わる道の議論が、与野党内で活性化することを期待する。それを政策として構築し、問うのは次の衆院選となる。

これをわかりやすく訴へてゐるのがSEALDsのサイトで水上貴央・弁護士(こちら)。

(1) 安定を求めるなら、その選択肢は間違いです。今回政権与党に勝たせたら、憲法を憲法じゃないものに変えられる、という激変中の激変が生じる可能性が、無視できない大きな可能性として存在します。

(2) 今回、あなたが野党に入れて、野党が勝っても、政権交代は起きません。そもそも衆議院選挙じゃないですから政権選択選挙ではありません。当然、経済政策等が劇的に変わることはありません。むしろ、たいした変化は起きないのです。

(3) 民進党が信用できなくても、共産党が怖くても(私は実際どうなのかは知りませんが)、そんなことははっきり言ってどうでもいいのです。彼らが今回ちょっと勝ったって、どうせ与党になるわけではないのですから。いま重要なことは、現在の政権与党を今回勝たせたら、日本が立憲民主主義の国でなくなるかもしれないということです。

(4) わかりやすくデフォルメして言えば、あなたが共産党に投票しても日本が共産主義の国になる可能性はゼロですが、あなたが自民党その他の改憲勢力と言われる人たちに投票すると、日本が立憲民主主義の国でなくなる可能性が、現実的危険として生じます。

(5) 今回野党が勝つとどうなるか、その場合の変化は、むしろ自民党の中に生じます。自民党の中で、本当はあん改憲草案は憲法じゃないよねと思っている人たち。日本は、分厚い中間層をしっかりと回復させながら内需主導の経済を確立し、自由で民主的な国としてしっかり国際社会の信頼を確保していかないとね、と思っている人たちが、ついに意見を言い始めます。

(6) あなたが信頼し、国際情勢が不安定な時には安定感を求めて応援したいと思う自民党って、むしろ、そっちの人たちじゃないですか?あなたが今の自民党に投票することって、そういう懐の深い保守政党だった自民党の息の根を止めることになりませんか?

(7) ちまたで、今回ばかりは野党に、という声が出始めているのは、つまりそういうことです。今回ばかりは「新しい判断」が必要です。

もちろん、投票行動は、それぞれの判断です。ただ、少なくとも、選挙には行きましょう!絶対に行きましょう!

とこゝまで書いても伝はらないのかしら。「この人たちは偏つてゐる」と思ふ偏つてゐる民草たち。洗脳されたわけでもなく、ただ粛々と災害の〈無常〉の絆を内面化して共有してゐる民草たちには何も通じない。

2016-07-08

fookpaktsuen2016-07-08

農暦六月五日。酷暑だが冷え性できつい冷房は怖いし薄手のカーディガン羽織つたりストール巻いてゐると「具合悪いんですか?」と聞かれる。蒲柳の質といふことで。二晩も続け酒抜き。

▼「改憲に賛成の政党が参院で3分の2に届くと、安倍晋三首相が実際に憲法改正に踏み切るのかどうかに関わらず、憲法について自由に言い、行動できるフリーハンドを彼に与えることになります」と御厨先生朝日新聞こちら)。どこかで読んだやうなフレーズ、と思つたらThe Economist(先週末号)の“Master plan, Shinzo Abe eyes an expanded majority”(こちら)。

2016-07-07 今日は七夕に非ず

fookpaktsuen2016-07-07

農暦六月四日。小暑今日七夕七夕といふ日本人多いが今日七夕ではない。今年の七夕陽暦でいへば八月九日で立秋の後。季節に鈍感なくらゐだから政治にも鈍感。晋三は新潟の村上での遊説で外国人観光客増加に「温泉に入って地酒を飲み、村上牛を食べる。素晴らしいではありませんか!」で自民党が勝てるのだから政治家のレベルの低さ=民度の低さ。

▼英国で米追従でイラク征伐に加担のブレア首相だがイラク戦争調査報告書が「無条件支持、必要なかった」と結論。そんなこと当時からわかつてゐたこと。「米英の侵攻でイラクが失敗国家にならなければIS組織されなかったはずだ」(在英アラブ紙ライ・ヨウム編集主幹アブデルバリ=アトワン)なのだからISの「世界が怯える無差別テロ」も結局は(当時から明白だつたが)米英の犯罪。だがブッシュもブレアも放免。ビンラディンフセインは殺されたのに。

▼小沢一郎の選挙応援演説より。

民主主義とは何か。それは国民が、主権者が最終の国政の決定をできる制度だ。安倍首相は(過去の)選挙で何を言っていたか。言っていたことを何もしないで、言わないことを一生懸命やっている。国民には、それを止める手立ては選挙しかない。だから私は言っている。候補者も政治家もっと真剣選挙を重視して考えないとだめだ。国民も自分たちの主権を行使できるのは選挙の機会だけだ。自分たち政権を選ぶんだという意識を持たない限り、民主主義は成り立たない。

全くその通り。だが国民が晋三の選挙約束したことは守らず、約束もしてゐないことは平気で進めることを放任してゐるのだら。

2016-07-06

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農暦六月三日。新聞各紙が自民党過半数、改憲賛成で3分の2と報じてゐる。これで「それはヤヴァい」と無党派層棄権民が挙って反自公に票を投ずるか、といふとそれはないらしい。「安倍政権の暴走を許すな」とは思ふ有権者は多くても、それが政権交代には直接は結びつかず。f:id:fookpaktsuen:20160709091713j:image:w280:leftかりに自民党負けても代はる政権党がダメなのは明白、でまた自民党になるのだろ、といふ「民主党政権交代ショック」あり。せめてもの縛りは「安倍政権での憲法改正」反対が多数で、そこまではさせない。そこさへ守れれば大丈夫、といふ意識がどこかある。政治評論家森田実氏のコメント毎日新聞こちら)が実に的を得てゐる。

率直に言ってね、安倍首相も自民党も憲法改正を叫ぶのをやめたら攻撃されるから。結党以来の党是だからやるやる、と。だから叫ぶのはやめないんだけど、実際には国民投票はできない、と思っているんですよ。国民投票をやったら負けますから。負けるというのは、その内閣が吹っ飛ぶようなものではないんですよ。つま、55年以来の自民党の歴史そのもの否定されるわけです。できません、これ怖くって。

安倍さんはこれまで、そこに気づかなかったから騒いできたんですよ。また米国もかつては(日本の)憲法改正を認めようとしなかったけれども、ある時点から改正プラスになると考えるようになった。でも、9条を改正する国民投票は(改憲派が)負ける可能性があるんです。

から私は「自民党憲法草案でやりましょうよ」と言っている。否決してしまえば55年以来の自民党の歴史まで全部吹っ飛び、憲法改正を主張していた人たちが表に出て大きなことを言えなくなるわけですよ。もう日本の政治が根本的に変わっちゃいます。現時点で、5、10年の先を考えてみても、憲法9条を改正するという投票が勝てるわけがありませんよ。そこが見えていない。彼らが今回の選挙で3分の2を取れたとしても……私は3分の2を取れないと思うけれども……いざ憲法改正へ動こうとしても、公明党が乗るはずがない。(公明は)黙っているだけですから

それから「内閣総理大臣が発議できない」ということまで(各党首討論の場で公明党は)安倍首相の隣で言っているわけでしょ。内閣として憲法の発議はできないんですよ。自民党ができるだけですから。しかし自民党だけで発議して負けたら歴史そのものから吹っ飛ばされるわけですから僕はできないと思いますよ。改憲派が78議席を取ることになれば3分の2になって大変だ、大変だと騒がれているけれども、実はそんなに説得力のある議論ではないんですよ。

公明党の中にも憲法改正論者はいるんですよ。しかしそれは3分の1ほどです。いざ憲法改正をやるとなったら、賛成しない人は3分の2いますからね。

歌舞伎で澤瀉屋の市川月乃助が新派で二代目喜多村緑郎襲名の由。浅草で水谷八重子と波野久里子が添つてのお練り。良重がもう喜壽、久里子古稀とは。八重子(初代)亡くなつたのが七十四歳。

2016-07-05

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農暦六月二日。不安定な天気。夕方には落雷で大雨。夜はまた晴れる。

▼バングラディシュでのテロ実行犯「エリートがなぜ過激思想に」とマスコミは騒ぐ。エリート過激思想に走るのは、日本の戦前アカ思想でも浅沼暗殺山口二矢日本赤軍でも一緒。「頭良すぎて狂しくなった」で済ませりゃいゝだけのこと。最初からバカなら過激思想」に走るわけもない。

イスラム過激派は根絶できない。政府が米国やイスラエルと距離を置いても日本人が狙われない保証はない。だが余計な恨みをかわずに済む分、狙われる可能性は減る。政治の最優先課題は国民の生活保護であり、結果が全てだ。虚構抑止力に頼るべきではない。

東京新聞「こち特」で田原記者デスクメモ

不安定な世相で半藤一利さんのかういふ主張(毎日新聞こちら)をまさに「保守」と呼ぶのだろう。納得。

長く歴史を学んだ者として「歴史は繰り返す」とは必ずしも思っていない。「9条を変え、徴兵制を復活させる」といったプロセス抜きの政権批判に、人々はうんでいる。

むしろ中国や北朝鮮を念頭に安倍首相が「せまりくる危機」を繰り返し訴えれば、人々はその言葉に大きく動かされる。歴史は繰り返さないが、歴史をつくる人間に大きな進歩はない。

晋三の影にゐる岸信介の亡霊のやうな(それほど大物ではないが)日本をかうしたい、と願ふ所謂革新官僚」たちによる憲法空洞化=立憲政治の危機は憂ふところ。

戦前の治安維持法と國體について築地H君より興味深い話を聞く。治安維持法は「国体を変革し又は私有財産制度を否認すること」が取り締まり対象なのは学んだ通りだが、この「國體」とは何か。一般には万世一系天皇奉戴したる帝国の謂であるとされてゐるが法制定時の若槻内相は国会での答弁は

即チ我ガ日本ニ於イテ今日日本ノ政體ガ如何ナルモノデアルカト申セバ、即チ立憲政體デアリマス、代議政體デアリマス。之ヲ破壞セントスル者ガアルナラバ、此法律ニ依ツテ取リ締マルト云ウノデアリマス。

続けて憲法の中身を変へることは立憲政体の否定にはならないが政体そのものを改変することは「國體の変革」であって許されないと。H君曰く

若槻内相の解釈にしたがうなら「憲法改正」を訴えることそのもの問題ないが、自民党の今次の改憲草案は立憲政治という国体を変革せんとする企図を持つもので治安維持法の取り締まり対象となる。

と。御意。また若槻内相は「鉄道国有にしよう、鉱山を国有にしよう、水力電気国有にしよう、農耕地国有にしよう、是は私は決して私有財産制度を否認するものではないと思ひます」とも答弁。これは「日本の社会発展の次の段階での生産手段の社会化」かゝげる現在の日本共産党綱領もセーフのやうだ、と。これほどの見識が昭和に入ると大政翼賛や国家総動員になるわけで、これこそ若槻のいふ「治安維持法違反の国体の変革」そのもの

フジロックフェスティバルにSEALDs参加で「音楽に政治を持ち込むな」といふ意見について(毎日新聞こちら)。

新聞のさうなのだがマスコミに中立求めることでのぎくしゃく。

The Economist誌の先週末号の巻頭 “Liberalism after Brexit” The politics of anger - The triumph of the Brexit campaign is a warning to the liberal international order (こちら)の和訳記事日経こちら)より。英国のEU離脱派はEUの柵みから自由を楽観的に志望したら結果、離脱を決定したのは所得格差など感じる市民の怒りだつた、として潔く

本誌エコノミストを含むグローバル化の支持者らは「官僚が間違いを犯し市民がそのツケを払ったこと」を認めなければならない。欠陥を抱えた欧州単一通貨の導入は、典型的エリート官僚によるプロジェクトで経済の停滞と失業、EU加盟国間の分裂を招いた。複雑に作られた金融商品は規制の抜け穴を突き世界金融危機の引き金を引いた。それは経済を混乱させ税金による銀行救済とその後の緊縮財政につながった。

と語る。グローバル化の弊害などアタシですらわかってゐたことなのだが。政治家グローバル化恩恵を広く配分する代はりに、右派実力主義に基づき自ら道を切り開くやう説いたが、その機会を全員には与へられず、左派は人種環境人権、性を巡る様々な権利確立といつた問題に力を入れる。結局、恩恵の得られぬ人々は疎外感を味はふばかり、それがトランプルペンといつた支持となり英国のEU離脱といふ決定を生む。それでも自由主義でやるしかない、と力説するのがThe Economistらしいところ。

2016-07-04

fookpaktsuen2016-07-04

農暦六月朔日。気温は摂氏30度超へでも先週のやうな酷暑に非ず。降ったかと思へば晴れて。さういへば、この6月は観測至上2番目の酷暑だつた由。平均気温が摂氏29.4度。これより暑い6月があつたのか、と驚くが、それが昨年の29.7度だと聞くと、そんな暑かつたか、と。

朝日新聞の社説「香港の自由 一国二制度が危うい」(こちら)。「長期にわたり街路を占拠した「雨傘運動」は香港史に画期をもたらした」は曖昧すぎ。運動失策否定できずマイナス効果も大。そして最後は「大切なのは日本を含む他国から香港と中国の市民社会に関心を寄せることだ、保障されるべき人権に国境はない」と結ぶ。海外のことを社説で書くと最後はいつも「注視していきたい」の、これ。大切なのは中国からは「国政への干渉」と言はれても人権弾圧改善等に向け各国も共同歩調をとることでせうに、それが中国に対しては出来ないのが事実

▼政府の打ち出の小槌になり下がった日銀に「国債購入減らせ」とBNPバリバ証券チーフエコノミスト河野龍太郎氏(東京新聞)。

  • 英国ショックに政府は10兆円超の追加財政検討するが日本の低成長は潜在成長率が0まで低下しているため。追加財政取り沙汰は財政規律が大幅に緩んでいるからで日銀の金融緩和の副作用。
  • 金融緩和のため日銀が毎年80兆円も国債買い増しで政府は国債発行=借金増に抵抗感喪失財政悪化すれば国債金利上がるが日銀が買い手のため金利上がらず警報も鳴らず。歳出に比べ税収全く不足でも日銀が政府の借金肩代わりで公共事業等の財政支出。無制限な国債の発行。2020年には国債残高の7割を日銀買い占めの事態に。
  • かりに将来、物価が上がりインフレになれば日銀は物価抑制のため保有の国債売却で出回るカネの吸収迫られるが国債は価格急落。政府は国債金利上昇で財政破綻の恐れ。

誰にでもわかること。日銀資金提供400兆円超へに日経ですら緩和効果に懐疑。それでも「決してアベノミクスは失敗していない!でも道半ばだ」と晋三。あの世に逝つても、さう言つてろよ、まったく。

常無常人常無常人 2016/07/06 13:57 国歌は歌えた方がいいですがどうもあの人達はオリンピックで国威発揚と思っているのでしょう。もう国威の発揚はオリンピックを国がかりでやるしか望めない国なのかも。決まった時におどりまくった人達にも聞いてみたいものです。海港城のLV旗艦店で群がる日本団体客に店員たちが舌打ちしながらサンプルを投げ与えていた時代以前にもどりたいのでしょうか。北京の時でさえもう華南の多くの人はどこ吹く風、時代は動いてしまいました。

2016-07-03 マカオに遊ぶ(3日目)

fookpaktsuen2016-07-03

農暦五月廿九日。ホテルのチェックアウトは午後3時まで延長してくれてラウンジで早い朝食は香檳酒に酔ひ朝寝。ぼんやりとマカオ市街中共側の土建開発を眺めて過ごす。マカオの西沿岸から珠江デルタの海向かうを眺めると珠海の横琴の鄙びた漁村が点在してゐたがみる/\うちに埋め立てと開発進み高層マンションなど建ち始めマカオ大学がコトもあらうに横琴キャンパス造営し(学問の自由もあつたもんぢゃない)マカオと連携した開発と銘打ち、その極めつけが横琴にドバイの如き国際金融中心を、といふ狂気の沙汰。宿から眺めてゐると対岸の下流に完成間近の高層ビルは珠海中心大厦(330m)で66階建て。コンベンションセンターを備へ、f:id:fookpaktsuen:20160704220843j:image:w260:leftこのビルの下層は今更どんな企業が入居するのか、37〜65階はSt. Regisホテルなんださうで、シェラトンのStarwoodホテルチェーンにしてみれば「どうせ中国企業への名義貸し」にしても誰が好き好んで、こんな珠海でも辺境ビジネスなどしようものか、この開発は無謀すぎ。しかも計画では横琴总部大厦なる高度470m、108階建ての超高層ビル建設予定でマカオと連携したビジネス観光の目玉に、と意気込むさうだがマカオの賭場観光が已に下火で中国の経済発展頭打ち。開発会社も資金繰りは已に厳しく開発中止もあり。廃墟なら造らないほうがマシだが開発経済で巨万の富得た連中はすでに海外に逃亡済みか。昼は部屋で果物頬張り空腹を満たしジャグジーに浸かり、またぼんやりジャグジーのお湯は眼下の東亜ホテルと同じ碧色。退房。路地を抜けマカオソウル普段なら午後遅く店開けのところ本日はご亭主夫妻が晩遅く倫敦に夏の一ヶ月の帰省で、それなら店は昨晩を最後にすればいゝのに今日は正午からでワイン商のT氏が顔を見せた以外は結局のところアタシらだけ。DouroのAndrezaといふ白のGrand Reserva 2010年飲み「今日休みから」と美味しいチーズ振舞はれる。好物のこの酒場自家製のオリーヴ漬けを持ち帰りでいたゞく。まだ日も高く漫ろ歩き陸軍倶楽部に行くがドレスコードで男性のショートパンツダメで(自分の格好をすっかり忘れてゐた)、路線バスで氹仔。いつも通る路地で、レストランの勝手口にゐる犬を愛で、またバスで旧市街に還る。乗つたバスの行き先が高士徳大街通るので二晩続きで三盞燈。昨晩食べ損ねた香馨緬甸餐廳。改めて食べると塩っぱくコクがありすぎで昨晩の小店の方がアタシの好みかも。市場街を抜け路線バスホテルに戻り荷物受け取りホテルのシャトルバスで波止場。三連休のしまひで香港戻りの乗客多し。途中大雨。香港は快晴の晩。

f:id:fookpaktsuen:20160704220842j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20160704220839j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20160704220841j:image:h180

▼週間読書人(6月24日号)で柄谷行人インタビュー無意識超自我としての憲法9条」読む。憲法9条を授かつたことを神の摂理だとか神の計らひで、下手すると「日本は神国」で大東亜共栄圏近代の超克になつてしまふが……としつゝも「こんなことは日本にしか起こり得なかつた」、これは「有り難い」ことと行人センセイ。戦争放棄は無力のやうで実は力強く、国連の常任理事国になつて国連で9条の戦争放棄を高らかに謳ひ各国の市民革命を促し世界同時革命を……と読んでゐる方が恥ずかしくなつてしまふやう。確かに資本主義資本の蓄積(自己増殖)が限界に近づき、それで資本主義は終焉を迎へても(つまり反資本主義革命運動は不要といふことか)人間生活は残るのだから、と柄谷行人も老いてユートピア観念論に。天皇制について「かなり長期にわたって日本の社会に残っていくと考えている、今、これを変えようなんて一切主張していない」と述べ、自衛隊に関しても「今の東アジアの(安全保障環境の中で、なくせるわけはない」とする代々木の方がよっぽど現実的

官房長官菅某がダッカ騒動対応必要な昨日、新潟で選挙応援してゐたことにてついて日経で宮家邦彦といふ方(キヤノングローバル戦略研究所)の冷静なコメントこちら)。

邦人保護基本的プロ仕事だ。内閣危機管理監や外務省領事局、在外公館などつかさつかさで行政の専門家が最善を尽くす。政治家仕事判断だ。決断必要な時に政治家としての力量が発揮できれば良い。政治家官僚役割分担を理解すべきだ。

今回の事件は政治レベルの判断必要になる余地は限られていた。官房長官が首相官邸に残っても状況に変化はなかっただろう。

選挙応援世論や野党が反発し、政治的批判されても、それは行政と政治のバランスに関する官房長官の政治判断問題だ。

「つかさつかさで」って言葉がいゝねぇ。縦割り行政とか官僚主義と悪くは言はれるが「つかさつかさで」ってのは「あり」なはず。

日経で英国EU離脱につきエマニュエル=トッド先生の英国寄りな?EU危機説(こちら)、一読に値す。

トッド先生は英国のEU離脱が「冷戦の本当の終わり」だと言ふ。西側世界の内部で対立激化。ロシアとの対立は徐々に二次的なものに。東西冷戦といふ擬似的な対立の終はりは本当の終はりの始まりになるのかしら。

2016-07-02 澳門に遊ぶ(2日目)

fookpaktsuen2016-07-02

農暦五月廿八日。夜明けに目覚め一通り新聞など読んで午前七時すぎの朝食。オムレツに香檳酒。朝寝貪る。Restaurante Litoralは観光客多いが地元の食評でも伝統的な澳葡料理供すると評判で一度試しにと昼の開店に合はせ訪れる。ワインが高値。烏賊のサラダとRabo de Boi Guisado c/vihno tinto(オックステールの赤葡萄酒煮込み)を二人でシェア。昔は行列が出来てゐたが香港は連休の週末だといふのに昼の営業テーブルも2回転難しいくらゐ。炎天下、食堂多い下環街を建物の軒を縫ふやうに歩き路地を抜け最香餅家。こゝの今でも手造りの杏仁餅は美味だが猛暑炭火で焼くのだから大変な作業。新填巷で評判の葡萄牙産の魚の缶詰賣る店が色鮮やかな缶詰の包装が美しい。家人と別れ宿に戻り午睡。宿のラウンジハッピーアワーで香檳酒。日が暮れるを待ち出街。十月初五日街から路線バスで細道を抜け三盞燈の方に向かふ。高士徳大馬路に「到富」といふ路面は文具、楼上は玩具運動具の小売店あり品数の充実特筆すべきものあり。ピンセット贖ふ。香馨緬甸餐廳に行つたら晩8時で閉店。三盞燈のロータリーに面した、緬甸語の看板出てゐる成群小食店といふ店で椰汁咖喱鶏湯麺と緬甸冷麺を啜る。晩の片付け続く市場街を漫ろ歩き宿に還る。ジャグジーに浸かる。早寝。寝てばかりの一日。

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▼バングラデシュの首都ダッカでの無差別テロで死者20人、内7名が日本人。晋三は北海道遊説取りやめ。官邸で国家安全保障会議(NSC)開催。狙はれた飲食店に日本人がゐて犠牲になつたが日本といふ国家が標的にされ安全が脅かされたわけでもないのに。「親日的な国で信じられない」といふが犯行グループにとつてバングラデシュが全般的親日的かどうか、も関係ないし、この飲食店に日本人がゐようがゐまひが関係ないこと。新潟での選挙応援から戻つた官房長官犠牲となつた日本人を遣つた企業もバングラデシュの発展に寄与する中で「痛恨の極み」といふがJICAも国益であり参与の企業もビジネスであつて無私の援助活動に非ず犯行者らにとつては異教徒破廉恥な開発経済に「神の裁きを」となる。この犯行のあとイスラム国もアルカイダも挙つて犯行声明といふのが何とも、そこも組織の理論。かうした「テロの脅威の拡大」が扇情的に語られるが十字軍中世の昔も同じやうな騒動繰返されてきたこと。

▼週間読書人(6月17日号)で金守珍(新宿梁山泊)と西堂行人の追悼蜷川幸雄の対談読む。蜷川の追悼で弔辞平幹二朗、大竹しのぶ、吉田鋼太郎、小栗旬、藤原竜也といふ五人の「人気タレント」に見送られる形になつたことは蜷川が「怒れる父親像」に収斂されたもので、蜷川のもっと凄い野望を考へれば、もっと別の送別の仕方があつたのではないか、と西堂が弔辞を聞きたかつた、とするのが唐十郎、石原蓮司と新宿アートシアター時代の同志である清水邦夫

世界のニナガワ」という言葉、僕ははっきり言うと、あまり好きじゃないんです。権威づけていて安っぽい気がする。蜷川さんはそんな言葉自分仕事を括られるのを好まなかったと思うし恥ずかしかったんじゃないか。(略)世界中蜷川幸雄名前が知られているかというと、ちょっと誇大な言い回しのような気がする。この言葉自分たちで発して自分たちで信じ込んで恰も客観的に言われているかのように思っているだけで、そもそも国内向けのキャッチコピーだと思う。少なくとも世界的なレベルでの発送ではない。

2016-07-01 澳門に遊ぶ(1日目)

fookpaktsuen2016-07-01

農暦五月廿七日。香港の中共への返還から19年の記念日。朝九時のジェットフォイル家人とマカオへ。ソフィテルに下榻。路線バスで氹仔。f:id:fookpaktsuen:20160702112002j:image:w280:leftSuper Mercado Seng Chongで食料品贖ひ炎天下歩き、かなり久々でXiolas O Castiçoに昼餉。睡眠不足と疲れで食事済む頃に睡魔に襲はれる。丸焼きにされる可愛い子豚が二匹。ざっくりと腹を割かれ可哀想だが美味しさう。宿に戻ると客室の用意できるまでラウンジで少し待たされ通された客室は黙つてゐても、のアップグレードで前回と同じPrestige Suiteで浴室に大きなジャグジーつき。午睡。日も西に傾き路地を抜けてマカオソウル。ご夫妻に銀座渡邊版画謹製来年カレンダー早くも届ける。英国のEU離脱は話題にも出せず。昼に比べると午睡の所為か体調良く赤葡萄酒も美味い。ヘンリーマッケンナもストレートでぐいっと飲む。勢ひのある驟雨で少し気温も下がり久しぶりに六記に、と歩くが香港客の行列十月初五日街の入り口の牛記へ。蟹黄撈麵。本日の香港での市民デモ主催者側発表で11万人参加の由。

新一代認為九七是在沒有取得香港居民同意下,由英國把主權轉移給中共國,所以是主權轉移。更尖刻的說法,是第二次殖民

十九年給香港人的教訓實在太多太多,而「都是中國公民」的教訓是最新也最深刻的,它告訴香港人特別是年輕一代自主奮鬥的方向。

と李怡先生が蘋果日報に「十九年的深刻教訓」(こちら)。

▼ヘンな保守佐伯啓思先生朝日の連載(異論のススメ)で「アベノミクスの前提 成長主義妥当性こそ争点」(こちら)。

無理に、成長、成長といわずに、むしろ低成長を前提にする方が現実的であろう。そして私にはそれが悪いことだとは思われない。日本はすでに物的な財や資産という点ではかつてなく豊かな社会になってしまった。「失われた20年」なのではない。低成長へ移行するのは当然のことであろう。そして低成長経済は、過度な競争社会であってはならないし、グローバル経済に国家の命綱を預けるべき経済ではない。それは、従来の成長主義効率主義競争主義という価値観からの転換を要するだろう。その価値観こそが本当は争点とすべきことではないのだろうか。

2016-06-30

fookpaktsuen2016-06-30

農暦五月廿六日。日本はついに65歳以上が全人口の1/4超へ。65歳以上が26.7%に対して15歳未満は12.7%なんださうな。真剣若い移民受け入れ考へないと崩壊する国。だがそれが決断できぬ。政治的に、ではなく社会が、なのだ。早晩に銅羅湾歩いてゐるとヘネシーロード歩道橋明日市民デモに備へ既に目隠しで「立ち止まらないやうに」の幕。デモを見せないといつた方針ではなく万人単位デモ道路横断ができなくなるため歩道橋から高みの見物させず動線として確保しなければ、といふ措置。でも、どうしても「見せない」やう。バーMで独酌。Wooloomoolooの銅羅湾店。尖沙咀は眺望絶好だつたが此処はprime viewといふわかりには周辺のビルに圧倒され今イチで何より登龍街の向かひのビル内装工事中トイレなど丸見えなのが何とも。銀行T氏と熟成牛肉のステーキ。バーSに飲む。

▼憲法に自衛隊明記すべきといふ意見あるが歴代政権が「自衛のための最小限の実力」と定義し国民の多くが自衛隊災害救助や国際貢献活動に頼もしさ感じてゐる。規制事実を積み上げ社会的認知されてゐるものをわざわざ明記する必要はない。「国防軍」などと明記すれば「軍に相応しい予算や人員必要だ」といふ意見が出て拡大に歯止めがきかなくなる。軍部特権を与へれば肥え太っていくものだと過去の戦争の歴史が証明してゐる。同じ轍を踏んではいらない。土山秀夫(元長崎大学長)

2016-06-29

fookpaktsuen2016-06-29

農暦五月廿五日。天気不安定で幾度か驟雨。こゝ数日、SCMPが政府広報のやうにCY Leungのヨイショ記事特集あり。

f:id:fookpaktsuen:20160701080320j:image:w280:leftまずはその方のコメント引用

われわれ私人や企業は、債務を借り換えで無限に先送りすることはできない。債務を繰り延べ続ける民間主体はいずれ破産宣告を受け操業が困難になる。だがこの原則は政府には通用しない。日本でも米国でも、長い間政府は民間から借り続けている。それが可能なのは、民間では次の貸し手の数に限りがあるが、政治的に安定している政府は将来にわたり、貸し手としての納税者を抱えているからだ。

……と、とても真っ当なコメント。これが、あのアベノミクスの教祖、浜田宏一先生の口から、と思ふと驚く(日経こちら)。政府の債務累積についていろいろ不安定要因を挙げ、さすがの浜田御大もアベノミクス挫折で降参か、と思ひきや、それでも「アベノミクスは順調に進んでおり、経済のファンダメンタルズは悪くない」って強弁はさすが。

東京新聞「こち特」で国民投票について。櫻井よしこ先生は「国民の覚悟」を説く。「自分投票で将来が決まることを念頭に置いて全体像をつかむ努力をしなければならない」もの憲法改正でいへば「最も大事なことは国際情勢の大変化の中でなぜ憲法改正必要かを自分の頭で考えること」が大切と。仰る通り。長谷川三千子・埼玉大名誉教授は「英国の国民投票を受けて憲法改正の国民投票について考えませう」といふ「内容のない記事はやめませう」と編集部忠告w。英国のEU離脱と憲法改正は「あまりにも違ひすぎる」と指摘するのは、今回の英国の国民投票は日本で「早急な国民投票危険」といふ印象与へた点で改憲にはマイナスイメージといふことなのだらう。とてもよくわかる。

常無常人常無常人 2016/07/02 20:38 Brexit国民投票には真摯な離脱派がたくさんいたのでしょうけど、どんなにネット情報があっても身の回りに困難が迫らないと分からない一般の人々の無力さを現してしまいました。日本の憲法についての国民投票にはなりふりかまわない手法で改憲実現を手ぐすね引いて待っている一派がいることが背後に。参院選の意味に日本人なら想像力がなんて期待できるもの? これがBrexitから見えた教訓でした。

2016-06-28

fookpaktsuen2016-06-28

農暦五月廿四日。先週金曜日から昨日まで連日最高気温は摂氏35度。1885年の観測開始以来4日連続で35度超への酷暑は初めて。南洋でイメージ酷暑だが夏は日本に比べると最高気温は数度低いのだが。

本日、深圳で地下鉄11号線開通。5号線まで開通してゐて、いきなり11号線だが深圳空港が1号線では終点の机场东站からシャトルバス連結だつたので空港直結の地下鉄建設が急務だつたのは事実。時速120kmださう……つくばエクスプレス並みだが中国だと思ふと恐ろしや。地下鉄で一等車廂もあり。深圳といへば羅湖から開発進んだが今ではすつかり西へ、西へと開発進むことは路線図からも明らか。それにしても2030年までに、は目も眩むやうな計画

f:id:fookpaktsuen:20160701063456j:image:h200 f:id:fookpaktsuen:20160701063455j:image:h200

ヤクルトの愛知にある子会社工場トランスジェンダー社員がその旨を会社に伝へ社内での公表等望まず更衣室のみ別室希望したところ会社側は名簿など女性名に変更の上、更衣室手配の配慮認める条件として、この方が全従業員に対して「私は性同一障害です、治療のためご迷惑をおかけします」と説明させたといふ。「特別配慮をする以上、興味本位の噂が先行せぬやう」といふ会社の〈配慮〉が怖い。