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富柏村香港日剰 日記 ブログ 網誌 博客

2018-09-19

fookpaktsuen2018-09-19

農暦八月十日。快晴。夕食後に鎌倉紅谷のお菓子頬張る。

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Facebook:引用するには内容の深い記事等はこちらの顔本に無断転用で掲載しております。

旧「富柏村のゑぶサヒト」(こちら)には途中でアップデート止めた「香港用語の基礎知識」やかつて香港邦字紙等に連載等の富柏村記事掲載あり。

2018-09-18 今日まで学校休校措置

fookpaktsuen2018-09-18

農暦八月九日。やつと台風一過で快晴。台風による土砂崩れ、倒木で未だに道路封鎖の場所いくつもあり。路線バスも再開せぬ路線かなりあり不便。f:id:fookpaktsuen:20180920112913j:image:w150:left昨日、東京羽田より来港客あり。台風の影響でフライトどうなるかと気を揉む。台風来襲の日曜日に香港空港全面閉鎖で香港から羽田へのフライトキャンセルだつたが羽田からフライトも同様で、結果、羽田に待機してゐた機体がそのまゝ月曜日フライトに。これはCXだつたが同様にJALやANA日曜日に飛べなかつた旅客には代行便が出たやうで、さうした点はさすがLCCとの違ひ。その客人とK氏と夕食の予定だつたが少し早めに客人のミッション終はつてしまひ出先から大埔墟へ。香港の超高層ビル立ち並ぶ地域とは違つた郊外の雰囲気あぢはつていたゞく。張記国際洋酒で店猫三匹のお迎へ受けて赤ワイン仕入れて大埔墟街市お練りのあとBobby Londonで啤酒飲む。昏刻に地元の酒飲みのおやぢたち。そこから1号幹線で沙田へ。沙田下禾輋村。龍華酒店。店の男衆何人もが酒店にあがる坂から庭の倒木落ち葉の清掃に汗流す。紅燒乳鴿。美味至極。啤酒よりやはり赤ワインが合ふ。沙田滑雞粥も久々に啜つたがこれも上手い。客人は昨晩は沙田のホテル泊まりだつたが今晩からは香港島の北角のため車で送迎。

2018-09-17 台風22号一過

fookpaktsuen2018-09-17

農暦八月八日。未明にはまだ10号であつた台風警報が午前6時に3号となる。台風の威力としては昨年の台風13号(ハト)のほうが雨風はずつと強かつた気がするが最悪の風雨の時間が昨日に比べると短く昨日の台風は9時間暴風雨叩きつけ続けたことで被害は深刻かも。学校は香港全て休校となつたがシグナル3で私ら打工仔は皆出勤。といつても地下鉄はどうにかf:id:fookpaktsuen:20180919074155j:image:w200:left 動いてゐるが鉄道も麻痺してをり幹線道路も軒並み倒木が道を塞ぎ、まともに走つてゐるバス路線もわずか。仕事場が地下鉄沿線ならマシだが不便な場所にある官邸までさて、だうやつて辿りつくか。数年ぶりにトレイルシューズ出してポンチョや出納、昨晩の餃子の弁当などリュックに詰めてお出かけ。ミニバスでMTR站まで出ると幹線道路は倒木被害など警戒されてゐるのか自動車交通量はいつもより少なくタクシーがけっこう空車で流してゐるのでタクシーに乗ると平時の朝の交通ラッシュよりずっとスムーズ。だがハーバー沿ひのハイウェイから市街地のちょっと坂の方に入ると緑化が災ひして倒木も多くトラムの線路を塞ぎ自動車も数車線の道路が一車線に。幹線道路の倒木や土砂崩れ通行止めで迂回する車で渋滞もあり。歩いた方が早い、とタクシー降りて歩き出す。まさに倒木を越へて、の進軍。交通機関の乱れで乗り換へ站に多くの人が溢れ、この状況で豪雨警報のやうに「出勤不要」とガイダンスせずの政府に不満たらたら。あちこちの被害状況明らかにになるにつれ明日は学校再開できるのか、通勤手段は確保されるのか、倒木の処理は終はるのか……と疑問多し。教育局長午後イチ記者会見で「明日の学校休校を決めるには時期尚早」と述べてゐたがアタシは「どうせ小役人、判断もできないが非難に脅えて公務員の退勤時間の午後5時前にギリギリで「明日も休校措置継続」と宣ふのでは?」と嗤つてゐたら本当に午後4時45分にそれを発表。競馬は当たらないがかういふのはアタシは当たる。とにかく今日中の仕事済ませ、これで黄昏にバーの口開けで一杯とか何事もなかつたかのやうにジムで運動もいいね、と思つたが、やはり精神的に疲れてゐて早々に帰宅。日本のテレビでは樹木希林さん訃報で追悼多し。

f:id:fookpaktsuen:20180919074151j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180919074148j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180919074145j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180919074141j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180919074138j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180919074135j:image:h180

f:id:fookpaktsuen:20180919074130j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180919074127j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180919074124j:image:h180

2018-09-16 台風22号(マンゴスティン)来襲

fookpaktsuen2018-09-16

農暦八月七日。未明に寤めると台風警報8号すでに発令(午前1時頃発令されてゐたらしい)。だがけして暴風雨で目覚めたわけでもなく老人の早起き。台風は午後に広東省の台山(香港から見るとマカオ以遠)に上陸ださうで今後ます/\風雨強くなる模様。f:id:fookpaktsuen:20180917233105j:image:h220:left朝のうちに『文藝春秋十月読了。午前11時前に紅色暴雨警報出て11時に台風警報10号へ。雨風猛烈。窓の外は暴風雨で視界がかなり乏しく窓を開けたら風圧で窓がどうなるか、周囲の状況も窺へず。テレビでは昨年の台風13号(ハト)の際に甚大な被害受けた香港の杏花邨やマカオの十月初五街などから中継。確かに杏花邨は高波がハーバー沿ひのマンションにまで押し寄せてゐる。その他にも水位上昇の上の高波で尖沙咀のインターコンチネンタルホテルの朝食カフェの窓ガラス割れ海水が押し寄せる動画や台風で屋根がすつかり飛んだ家屋を上空から撮影した画像など拡散されてゐるが前者は深圳のシェラトンリゾートのもの後者は明らかな合成画像。台風警報は12号になるといふデマがマコトシヤカに。台風の威力示す数値は10以上もあるのは事実だが台風警報は最大が10なのである。ちなみに今日の台風はフィリピン沖では最大17を記録してをり香港と珠海結ぶ珠江デルタの大橋建設完了で未開通)は台風の風力16を最大に設計被害あるのでは?と言はれてゐたが台風はその後、風力低下は幸ひ。外に出るはずもなく暫くサボってゐた靴磨き。台風の雨に便乗しての高窓の掃除。昼に保存食で半田麺啜る。午後になつても台風はまだ大陸に上陸するかしないかで香港から百数十km圏で暴風止まず。陋宅も寝室の窓から暴風で水が入り込み出窓と床を濡らす。読書。早酒でジントニック飲みながら大相撲中継眺める。午後4時半に教育局が明日は台風の威力に関はらず所有の学校停課と決定。大相撲見てゐると樹木希林さん死去のテロップ。ウヰスキーのロック献杯。夕食は家人が捏ねた自家製餃子頬張る

秋出水 餃子喰らひて 家籠り

次第に暴風雨収まりつ。だがテレビの報道見ると各地で低地の浸水、倒木や建築場所の竹組の足場崩壊など深刻。マカオのカジノが全面閉業は2002年カジノ独占権解禁以来初。晩19時40分に台風警報は8に。郷里の母からLINE電話あり。大丈夫?と心配され日本のテレビ報道でも香港の台風被害報じてゐるといふ。松岡圭祐『黄砂の篭城』下巻を読了して早寝。

松岡圭祐『黄砂の篭城』は1900年の北京での義和団の乱での欧米列強と日本の義和団と清軍に対する抵抗の物語。北京の外交公館区で列強の外交官や軍司令を率ゐた柴五郎中佐の活躍事実。だが小説最後で「日本に生まれて良かった。気高く潔く、どこまでも尊い」なんていはれると何だか昭和司馬遼太郎のやうで最近の「日本がいかに素晴らしいか」の自慰番組同様に、どこか興醒め。当時の清朝や義和団をこゝまで悪者扱ひにしておいて。ところでこの物語の導入が現代の北京で出張した櫻井海斗なる会社員が英国系中国人(まぁ香港系か)の難しい商売相手にすんなりと商談受け入れられ、その理由がこの櫻井の高祖父こそ柴五郎の下で相手軍の砲台を地下から爆破する功績残した櫻井伍長(この物語主人公)だから、といふのも何だか……。そのあとこの現代の話は筋と一切関係もなにもない。それでも当時の状況をよくぞ調べ上げてエンターテイメント小説にした作者の力量は見事。「あとがき」(東えりか)は「当時の清国が抱えていた貧富の格差や思想問題外交や政治への不安などは、現代の日本が突きつけられている問題共通するものがある」と、これは事実。だが「国際社会のなかで、日本はどのように振る舞うべきか、大きな示唆を与えてくれる小説」といふのは些か言ひすぎ。当時の柴五郎のやうな欧米列強をも動かす判断力指導力櫻井伍長のやうな精神力を、この小説を読めばすかっと習得できるなら、そんな楽なことはない。この義和団の乱での日本の奮闘、日英同盟を経てロシアとの戦争での勝利までは良いが、そのあとの軍部独走、今日の立憲政治の為体まで何故にダメなのか、を深く自省する以外に何もあるまいに。

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黄砂の籠城(下) (講談社文庫)

黄砂の籠城(下) (講談社文庫)

2018-09-15

fookpaktsuen2018-09-15

農暦八月六日。台風来襲前で今日炎天下、気温は摂氏35度まで上がるといふ。昨年八月下旬の台風13号(ハト)来襲前も香港で観測f:id:fookpaktsuen:20180916084722j:image:w200:left史上初の摂氏36.6度記録したものだつた。官邸で週末の残務処理。夕方帰宅して台風に備へて、まず血液補充でBloody Mary一飲。強風で大気中の塵埃拭き去られ陋宅から夜景は遠くまできれい。週明けの来客のフライトがどうなるものか、まだ何も見えないがフライト情報見ると明日の午後発の羽田便を明後日の深夜発とまで決め打ちしたJALはすごい。街路に面する商店ガラス破裂防止でガラステーピング施すが、これがアート感覚になつてゐる。

不毛の自民党総裁選。それでも石破先生の名乗りで、どうにか体裁整へたが詰まらないとタカ括つてゐたら討論会(於日本記者クラブ)は多少の面白さ。晋三にしたらたまつたものぢゃないが森加計。記者から「最大の問題は(内閣)不支持の一番の大きな理由が「総理大臣が信頼できない」といふことだ、一体なぜかういふことになつてゐるのか」と辛辣質問が出たが、これを問ふたのが自民党紙=読売新聞橋本五郎特別編集委員から。晋三にしてみれば読売など自らのファンクラブ機関誌のはずが身内から攻撃には表情が強ばつたといふ。その後も森加計が続き晋三は苛立ち。加計学園は晋三との面会を虚偽としたことに「なぜ抗議しないのか」と問はれゝば「すでに学生が学んでゐる状況の中で平穏な状況を一日も早く取り戻すべきだと考へた」とワケのわから逃げ口上。国民の76%が森加計での首相説明に納得してゐないこと(朝日新聞調査)には「私が政治的に便宜を図つたといふ贈収賄事件ではない、しかし道義的には責任を負はないといけない、その意味において、この問題も含めて昨年総選挙を行つた、(選挙を通じて)相当な議論をいたゞいた、その意味で国民の審判を仰いだ」と晋三。確か少子高齢化と北朝鮮を勝手に「国難」と位置づけ衆院解散は国難突破のためだつたのだが(嗤)。いずれにせよ、その場その場を凌ぐかうした発言矛盾は(バカだからか)わかつてゐない。財務省での決裁文書書き換へも麻生太郎野責任問はれると「私と麻生さんの二人三脚でアベノミクスを進めてきた、批判覚悟の上で麻生さんと乗りきつて行かうと決意した」といふ。アベノミクスはご信託で超法規的か。さらに石破支援表明の斉藤健農相は晋三シンパから「内閣にゐるんだろ、石破氏を応援するなら辞表書いてからやれ」と圧力受けたといふ。斉藤君は「ふざけるな」と断つたといふが自民党は明らかに中共なみの民主集中制に陥らうとしてゐる。

▼民主主義の最大の的はホワイトハウス個人ではない。人々の無関心だ。あなたが政治に飽き、投票日に家にいることが最大の脅威だ。(バラック=オバマ)

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2018-09-14

fookpaktsuen2018-09-14

農暦八月五日。台風22号は進路は少し西北にズレて今の予報では廣西か海南島方面へ抜けるらしい。この台風の影響で今日明日は無風でかなり高温ださうな。日曜日に香港最接近の由。近郊の農家は台風来襲前に早めに収穫できる農産物の扱ひにおほわらはおほわらはだがアタシも周末返上仕事のつもりだつたので日曜はさすがに出かけられず前倒しで多忙極める。

▼ 「総裁選の結果、首相が圧勝で3選となったら、自民党の終わりの始まりだ」と亀井静香先生。だが「次の参院選も衆院選も負けるだろう」と期待大のこと静香先生は言つてくれるが自民党に勝つ野党がない。

2018-09-13 三日月は嵐来る間の静けさや

fookpaktsuen2018-09-13

農暦八月四日。超大型の台風22号フィリピンの方から香港に向かつてをり日曜に香港直撃か?といはれるなか世の中あれこれ忙し。そんななか2ヶ月前だつたかに予約の歯科医へ。奥歯の小さな銀の冠せ外れたのがキッカケだが保険オプションあり歯医者で歯石除去とクリーニング検査無料。その銀冠の外れた場所の充填、老化で歯肉が後退したところの充填2カ所、それに奥歯でエッジの欠けたところの研磨……まで1回でやつてしまふから。その歯科医、まず普通の内科医のやうに広い問診の診察室があつて、その隣にやはり広い治療室。今までこんな設備は見たこともない。香港は歯科診療高値だが今回は保険オプションもあつて追加費用はHK$900なり。この台風の影響で今日は晴天で雲の流れも早く霧霾も失せて夕方から空には星が輝き三日月が見事。香港の市街で早晩にこれほど星を、それも明るく大きな金星を見たことない。トーホグの地震も、あの晩の夜空は悲しいかな、本当に見事だつたといふ。天災の前後の夜空は何事か語るのかしら。釜石のP君は「ヒトの営みが全て消えた夜の星空が、あれほど美しいとは。宇宙の存在を強烈に感じた唯一の経験でした」と。

▼「憲法とか社会保障とかが国論を二分していいとは思わない」と石破先生。ご尤も。憲法は国のかたちであり、さう易々と変えられるやうな憲法では國が保たぬし晋三のやうに憲法改正で味方を付け首相の座に居座らうといふ根性ダメ

▼自民党改憲案を次の国会提出に反対49%、賛成32%(朝日新聞世論調査)。

2018-09-12

fookpaktsuen2018-09-12

農暦八月三日。新加坡でも到着した晩に早速MRT站にMRTカード買ひに出かけたがアタシは香港のオクトパスカード東京でいへばSuicaなどf:id:fookpaktsuen:20180914140132p:image:w320:left都市交通カード蒐集してしまふアタシ。乗るならまだしも前回の(もう5年以上前の)北京などずつと貸切小型バス移動なのに途中で無理を言つて地下鉄站で停まつてもらひ地下のコンコースに走つてカード買つてくるほど。広東省は複雑で広州、深圳など地域限定カードもあれば「嶺南通」といふ広東省全域のカードもあり、但し深圳のみ不可なのは深圳地鉄の営業システムは香港のMTRによるため。さういふカードのなかでも特筆すべきは中銀系のICBC(工銀亜州)が出してゐた広深鉄路カード。深圳〜広州間の高鉄で、それぞれの始発站から乗車の場合に限られるが改札口でセンサーにカード翳すだけで直近の列車座席指定された乗車券自動的に発行される画期的システム。途中駅か終着駅で降車して出札口で乗車区間が確定され支払い請求が月1でまとめて来るもの最初面白さうで、わざわざ乗りに出かけたが、広州に往く用事あつても香港からの直行に乗つてしまふし、たとへ広深高鉄に乗るにしても二等は窮屈で混雑してをり一等選ぶから、このカード使ふ機会なし。そのカードが銀通系のクレジットカードにアップグレードされ深圳通といふ深圳オンリーのカード機能も含まれ、かうなると都市交通カードといふより「高鉄乗車も特化されたクレジットカード」で年会費免除など面倒なので今日、ICBCに行きカードキャンセル手続きする。それにしてもICBC(中国工商銀行)は元々、中国建設銀行中国銀行中国農業銀行とともに中国四大商業銀行であつたが今では総資産及び営業収益で世界最大の銀行なのだといふ。

▼自民党総裁選で自民党所属で石破先生の街頭活動に誘はれてゐた或る神戸市議が或る兵庫県議から連絡を受け県議曰く官邸幹部から電話で石破に「参加すれば将来に差し障る」と言はれ、それをこの市議に伝へてきたといふ。この市議はこの圧力に屈せず石破支持に決めたといふ。まるで中共なみのこの完成。かつての派閥抗争で首相の座争つた自民党は過去。代々木のかつての民主集中制を自民党は踏襲したのか。

2018-09-11

fookpaktsuen2018-09-11

農暦八月二日。曇。早晩に金鐘。軽く夕食済まさうとPacific Place地下のフードコートにあるTriple O'sでハンバーガーか、と向かつたらf:id:fookpaktsuen:20180913004242j:image:w200:left一頭の雌の白豹が獲物の厚切りサーモンとデカい生海老の刺身を美味そうに食べている……野生の王国。まぁ牛を殺したハンバーガー食べてゐるアタシも他人のこと笑へないが。尖沙咀。バーBにマティーニとハイボール飲む。ご亭主U氏に昨年7周年記念の粗品差し上げましたっけ?と問はれオリジナルトランプいたゞく。アタシもそれぢゃ次回、アタシが制作に携はつた珍品のトランプ差し上げますよ、と応へたら更に「それぢゃ」とオリジナルでも特製の豪華版のトランプまで供され常客でもないのに申し訳ないかぎり。独酌してゐたら須磨帆に新加坡のO氏より「新加坡に来られていたやうで、連絡いたゞければ拙宅で一杯お誘ひしたのに残念」とSMSが。2009年にクランジ競馬場にお誘ひいたゞき、その後も何度か香港の沙田競馬場で香港カップで邂逅、ご挨拶こそしてゐたが、その程度ではまさか新加坡で「来ました!」といふのも失礼か、と思つてゐたらO氏がこの拙い日剩を読まれてゐたとはこそばゆいかぎり。The One映画館。知己のScud(雲翔)監督映画『三十儿立(Thirty Years of Adonis)の上映は香港同志影展(HKLGFF)の内。場内に入るとScud監督スクリーン前に司会と立つてゐて久々に、とご挨拶。上映前挨拶と上映後のトークある由。Scud監督2008年の、香港で地味な野球のプレーヤーたちを主人公にした『無野之城』以来、彼の嗜好で男を脱がす一連のゲイ映画2016年の『同流合烏(ユートピア)』は三島由紀夫の『豊饒の海』にかなり感化されたもので日本での上映のためアタシが日本語字幕も書いてあげたが、作風は数を重ねる毎に観念的、精神世界で今回の『三十ㄦ立』はゲイ青年が三十で命落とすまでの生涯。正直、昭和ATG映画を知るアタシの世代には、今回の作品は一寸、nudityとゲイの性行為描写、死、観念世界が未整理のまゝな気がしないでもなし。映画上映後のQ&A苦手なので場内明るくなる前に辞す。

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2018-09-10

fookpaktsuen2018-09-10

農暦八月初日。朝の気温も摂氏25度でぐっと涼しくなつたと感じるのは異常気象で猛暑所為。朝、北角の下町を通ると路上に細々とゴミの散乱、泥と食用油で埋まつた排水溝など見るにつけシンガポールの清潔さは見事だと思ふ。「明るい北朝鮮」と嘲つてはゐられまい。彼の地で人民行動党(PAP)執政さゑ許容すれば快適な生活保証される、といふ〈自由〉。中共のやうにネットも含め言論が統制されることもなく。たゞ経済成長に伴ふインフレは深刻で白タク運転手との四方山話でアタシが「シンガポールは1人あたりのGDPは日本より高く*1消費力もある*2」と言つたら運転手君は「収入生活支出を賄ふのに精一杯で不可分所得は低いのが実情」と実に的確に説明してくれた(かういふことをさらりと言ふのだから教育水準も高い)。アベノミクスなる虚言に騙される日本からすると、それでもシンガポールは豊かと思へるのだが。隣の芝生から青く見える、難しいところ。晩にシンガポールで購入の大同餅家の月餅を頬張る。アタシにとつては今まで食べた月餅のなかで一番好きかも。

本日は今月下旬に開通の香港開業高速鉄道切符売り始め。乗り鉄でも新幹線嫌ひのアタシ。

*1:シンガポールの1人あたりのGDPはUSD53Kで世界12位でアジアではカジノ収入のあるマカオ(USD77Kで6位)に次ぎ、日本はUSD34.6Kで世界31位。

*2:1人あたりのGDPをPPP(購買力平価)で米国を100とした場合、シンガポールは151.9で世界5位、日本は72.1で35位。

konzertnr9konzertnr9 2018/09/11 19:42 シンガポールで言論が統制されないというのはどうでしょう。余少年の件はそんなに昔の話ではないですが。

fookpaktsuenfookpaktsuen 2018/09/12 23:10 ご指摘の通りシンガポールも十分に言論は統制されていると思います。ここでは言葉足らずでしたが「ネットを含め」で中共のように世界的なSNSが規制され官製のSNSで監視されるなか中共や習近平批判、六四どころかクマのプーさんの画像まで制限されうような状況に比べるとシンガポールはネットではまだマシ、という理解でした。

2018-09-09 新加坡→香港

fookpaktsuen2018-09-09

農暦七月晦日。晴。朝起きるとまた八時。昨日はさすがに疲れたか十時間寝てゐた。晴天。ラウンヂで朝食のあとホテル屋上プールサイドに出てみたら太陽光を求めるガイジン多く樹木やパラソル下はすでに占拠。けして暑くはない。オーチャードの中心地で20階建のホテルだが周囲の建物が低いのでベイエリアまでの絶景。部屋にこもり昼前に出街。パラパラと降り出したと思つたら大雨。オーチャードロードでパラゴンからオーチャードロードのビルの軒を歩き地下のMRT站を抜けて眦膕阿悄0柄阿茲螻板ァの紀伊国屋の広さは驚くばかり。地下の食料品売り場で家人に頼まれたバクテーのスープの素とトムヤンとラクサのカップヌードル贖ふ。雨歇む。パラゴンに戻り旅行バッグの専門店でBriggs & Rileyの小型のキャリーバッグ贖ふ。Victorinoxのを10年くらゐ使つてゐたがボロボロで今回持参できず。ダンヒルの、こちらも10年は使つたビジネスバッグで来たが一昨日は資料が多く腰にキテしまつた。やはりキャリーで、しかも中に仕切りのないタイプの方が使ひやすい。Briggs & Rileyもいまだにノートブックといふよりかラップトップのパソコンを保護するやうな取り外し式のカバー付属だつたが絶対に使はないので親切な店員に「これ、要らないから置いていつてもいゝ?」と尋ねると「ですよね」と受け取つてくれる。土曜昼過ぎのオーチャードはどの消費場所のフードコートも混雑。ホテルビルの下にあつたアウトドアの潮州系の食堂に入る。肉饅はそこ/\食べられるが雲呑麺はひどかつた。ホテルに戻り旅荷まとめ午後3時前に退房。Grabで呼んだ白タクで空港へ(S$18)。ターミナル4が随分と空いてゐるのは、このターミナルはチャンギでも最新だが利用はCXがメインで他にKorean Airとベトナム航空、それに一部のそこ/\マシなLCCのみ。チェックインカウンター設備も最新式なら出国審査は全自動手荷物検査も待ち行列もなく順調。Briggs & Rileyのバッグは消費税S$20(1,600円)還付だが、これも機械でパスポート、免税のレシートクレジットカードデータ読み取るだけ。高級デパートのやうな免税店が並ぶなかCXラウンジへ。十分な広さで快適。ラウンヂチェアーに寛ぎ香檳酒と白ワイン、珍しくミモザ飲む。champagneはアタシは一杯目は美味しくて二杯目は飽きるけど口直しにミモザはいゝ鴨。外はすつかり晴れて南洋の新加坡も秋の空。CX716便。出発前の飲み物で香檳酒とキャロットジュースをもらつたが、これは混ぜたらミモザと違つてまずいはず。機体はCX2016年導入のA350-900で機能的だが恐ろしく冷房がきつい。よく皆さん平気なものブランケット2枚もらひ寒さ凌ぐ。機内食はチキンライス選んだが白切鶏ではなく茶色に煮込んだもの松岡圭祐『黄砂の籠城』講談社文庫で上巻読む。1900年義和団の乱、紫禁城東南の東交民巷にある外国公使館エリアに籠城で柴五郎・陸軍中佐の活躍が有名だが、それを櫻井といふ陸軍伍長の視線から描く。清朝の北京を「帝都」と、この物語のなかでは呼ばれるが確かに大清の都ではあるが帝政ローマのローマやオスマン帝国のコンスタンチノープル、近代では大英帝国のロンドンであるとか嘘でも日露戦争後の東京自称帝都に比べ当時の清末の北京が「帝都」か、には一寸違和感あり。シンガポールでの搭乗から離陸がスムーズだつたため香港には予定より少し早く晩10時前に着く。小雨模様。だが大雨の後だつたやうでエアポートエクスプレスで香港站まで来るとタクシーは長蛇の列。MTRで太古まで来て、こゝからだとタクシースタンドには空車並んでおり、これで帰宅。旅荷を解き荷物片付ける。

▼シンガポールを「明るい北朝鮮」と揶揄するところ「豊かな北朝鮮」も、あり。といつても現政権が実質的専制はいへ北朝鮮のやうなキム体制での独裁でもなく中共のやうな露骨人権弾圧思想統制もなく優秀な賢人が形の上では選挙により選ばれ、汚職もない健全な政府が有能に機能すれば国民は、それを支持していれば快適に生活ができる、といふシンガポールシステム開発独裁の見事な成功例。バカが強権発動したり日本のやうに立憲政治も危ないのに比べれば国家としての繁栄と安定でシンガポールは勝ち組か。

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黄砂の籠城(上) (講談社文庫)

黄砂の籠城(上) (講談社文庫)

2018-09-08 新加坡3日目

fookpaktsuen2018-09-08

農暦七月廿九日。週末。朝のスコールで寤めると、もう8時すぎ。昼までホテルの客室で書き物したり読書でのんびり。昼前にちょっと郊外といつてみようとMRT赤線でBishanまで行つてみるが站に接続のJunction 8といふ消費場所があり周囲に集合住宅といふシンガポールで何の変哲もない風景。赤線で市中心に戻りDhoby Ghautから紫線に乗り換へチャイナタウンへ。昨晩遅くにも来たが昼すぎはまぁ観光客ごったがえし。近くにモスクあり、そのへんは閑か。Mosque Stにある大同餅家で豆沙と五仁(アーモンドや胡桃など五種の種子混ぜ)の月餅贖ふ。モスクの隣にあるハラルのインド料理屋で昼餉。盛りつけが見事。市中徘徊。古い南支建築の閑かな按摩屋。Maxwellのフードコートで馳名の天天で数分ほど行列に並び海南鶏飯。これだけは香港よりシンガポールの方が美味い。チャイナタウンに戻り観光街を見下ろすバーで早酒。T君来て晩9時まで。MRTでサマセットに戻り小腹減りカップヌードルのトムヤンクン海鮮味、辛味入れると激辛を部屋で啜る。早寝。

f:id:fookpaktsuen:20180909111725j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180909111722j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180909111718j:image:h180

f:id:fookpaktsuen:20180909111715j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180908183016j:image:h180

ホテルロビーで清掃機械が健気に働いてゐたがアタシが乗つたエレベーターに乗つてきてしまひ客室フロアのドアが開くとフロアが違ふことまでは関知せず廊下掃除しながら彼方へ。どこか愛嬌ありシュールな光景でもある。彼は一人でロビーフロアに下りたのかしら。

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2018-09-07 新加坡2日目

fookpaktsuen2018-09-07

農暦七月廿八日。夜明けは曇り空。朝6時半にラウンジ簡単な朝食。MRT一駅だけ乗つてDhoby Ghautへ。Bugisの方に10分余歩き某ホテルで他の方らと待合せ小雨降り始めるなかクレメンティ会議場所へ。昼をはさみ夕刻まで延々と会議。大雨で物凄い落雷が何度も。早晩に成り行きでSuntec Cityといふ巨大な消費場所に同行の方らと送られてしまひ香港でも絶対に行かないTony Roma'sでやっつけで飰す。啤酒など中グラスでS$10(800円)もする。雨模様なのにタクシースタンドは数名しか並んでゐないが、たまに来るタクシーに順番も関係なく乗つてゆくので「あれ?」と思つたら皆さんネットのGrabでタクシー呼んでゐるのでアタシもそれでタクシー呼んで朝の集合場所ホテルへ。路上に面したバーで4人で赤葡萄酒1本飲んで解散。雨もやみ歩いて宿に戻る。途中とにかく飲み屋多く若者がまぁよく飲んで騒いでゐること。店外で煙草吸う連中も多し。煙草規制も厳しい新加坡で、と思ふが以前に聞いた話では軍隊で煙草覚へることが多いといふ。折角の久々の新加坡なので夜遅くMRTチャイナタウンへ。観光夜市である、こゝは。繁華街外れのバーで一盞。もう一軒、古い南洋建築の木造建物上がつた飲み屋で飲んでゐたらMRT終電過ぎでGrabで白タク呼んでホテルに戻る。親しげな運転手と新加坡の物価高、安いのは公共交通機関くらゐ、運転手旅行で行くといふ東京の方がずっと安い、タクシーを除けば、なんて話してゐたらホテル目の前で後ろから暴走してきてアタシの乗つてゐた白タク追い越した2人乗りのバイクが前で車線変更してゐたタクシー接触し横倒れ。二人乗りで後ろに乗つてゐた女性は暫く起き上がれなかつたが足首の捻挫程度で助かる。今日はずっと車で移動があつたが新加坡の運転は粗つぽいと痛感。

2018-09-06 新加坡へ

fookpaktsuen2018-09-06

農暦七月廿七日。朝起きると日本のテレビが深夜の北海道で震度6強(後に震度7に)の地震発生伝へる。台風に続き地震。関西空港に続き千歳空港。f:id:fookpaktsuen:20180913193831j:image:w200:left昼まで官邸で仕事に追はれ午後イチ会合に出て慌てゝ空港へ。ラウンヂで仕事の続き。CX711便。CXも久々ならCXのCクラスは東京便でリージョナルは乗つてゐたがフルサイズのCが今の仕様になつて何年目?で初めて。機内食が揚げた魚、肉はビーフストロガノフ飯と空飛ぶ焼鵝麒粥で珍しいので鵝靡気襦5‘發任映画でも見るつもりがお仕事。テレビドラマ『おっさんずラブ』早送りでチラ見しつゝ。新加坡着。何年ぶりかしら?と思へば前回は新加坡国際の競馬観戦でフルトンホテル宿泊2009年のこと。近くはチェンマイ行きとドバイ行きで空港はトランジットしてゐたが。ターミナル4は見た目が温かくイミグレから預け荷物受取りまで迅速。夜九時近くで遉がにMRTに乗る気もせずタクシーでサマセットへ(料金S$20は約1,600円)。小雨。ベイエリアの開発もさることながら街中もずいぶんと再開発で新しいビルやいくつもの消費場所うんざりシャングリラ系列Hotel Jenに下榻。クラブフロアでアップグレード尋ねたら週末が混んでゐて三泊は一寸」と。途中で部屋替へは面倒。ホテルMRTに直結でMRTカード贖ひに行きオーチャードロード少しふらふらして帰宿。さすがに疲労困憊。ホテルクラブフロア客室によくウェルカムフルーツ供されるがリゾートで美味い南洋果実ならまだしも蘋果と洋梨など盛られてゐるとうんざりだが、このホテルは飲み物無料冷蔵庫一口サイズの果物がカップに入つていて、これのほうがありがたい。

2018-09-05 青柚の香も遠かりし残暑かな

fookpaktsuen2018-09-05

農暦七月廿六日。晴。

▼(行動経済学)損失の発生が予想できると人間合理的な選擇よりもリスクの高い選擇に傾きがちになる。……ノーベル経済学賞を受賞するほどの行動経済学の一つの学説で、日本がなぜ昭和初期に米国の石油禁輸でジリ貧が想定されるなか対米開戦といふ選擇をしたのか、もこれで分析できるといふ。だが、この人間判断は競馬や博打好きの人間にとつては昔からよくわかつてゐること。

▼(朝日新聞8/30)「同性婚制度不在、違憲では」木村草太。 同性婚法制化については「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」すると定めた憲法24条に違反すると誤解してゐる人が意外に多いが、それは誤解、と草太先生。(以下、草太先生の他の法学者の引用部分の引用元を削除)

旧憲法・民法の下では婚姻の成立に家制度における「戸主」の同意必要とされていた。また女性に対する婚姻強要も多かった。連合国軍総司令部(GHQ)案作成に関わったベアテ・シロタ・ゴードン氏はこの状況を憂え男女両当事者婚姻意思尊重する条文を起草。日本側も受け入れ現在の憲法24が成立。

制定経緯からすると同条が禁じるのは同性婚ではない。当事者特に女性意思に反する婚姻だ。あくまで「第三者意思に」「干渉されない」こと。最高裁判例も同条は婚姻が「当事者間の自由かつ平等意思決定に委ねられるべき」ことを規定したものとする(2015年12月16日法廷判決)。

では憲法24条は同性婚積極的保護することを求めているか。通説は同条の「婚姻」は異性婚を指し同性婚保護せずとも違憲とまでは言えないとする。長谷部恭男氏の教科書『憲法』は「憲法は同性愛者間の家庭生活を異性婚のそれと同程度に配慮に値するものとは考えていない」と言う。

政府解釈も「同性カップルに(憲法24条にいう)婚姻の成立を認めることは想定されていない」とする(2015年2月18日の参院本会議で安倍首相答弁)。これは憲法24条の「婚姻」は異性婚の意味だとする通説を前提に同性間での異性婚の成立は想定できず同条の保護同性婚に及ばないとしたもの

たしかに男女の不平等存在しえない同性カップルでは憲法24条を適用する必要もない。もっとも最高裁判例は夫婦別姓訴訟判決において「当事者」の合意を強調しつつ「男女の合意」という言い方を慎重に回避した。同性婚に憲法24条の保護を及ぼすことに含みを残す。

通説・政府解釈は憲法24条の保護同性婚に及ばないとするが、これは同性カップル婚姻法律上の効力を認めると違憲になるという意味ではない。同性婚に憲法24条の保護を及ぼさないことと同性婚法律婚地位を与えることを禁じることは異なるもので「同性婚法律婚としての地位を与えるかどうかは法律に委ねられている」。同性婚に法的効力を認める法律が違憲無効だとする学説はない。

他方、同性婚を認めないことに違憲の疑いをかける学説も増えてきている。異性婚と同性婚保護の不平等は「合理的根拠」がない限り平等侵害になる。同性婚権利は自己決定権として保護する解釈検討すべきで「同性間の結婚が許されないのであれば、その合憲性が問題とされよう」。同性婚制度の不在は「13条(個人尊重)、14条(差別禁止)」から問題

通説・判例・政府解釈同性婚違憲説をとっていない。むしろ同性カップル保護不足に違憲の疑いが強まっている。婚姻は、個人アイデンティティーのよりどころ、生活基盤となり得る重大な事項。婚姻するかしないかは自由だが「その選択権がそもそもない」という状況は早急に解消すべき。

2018-09-04 盂蘭盆もすぎてとらやの水の宿

fookpaktsuen2018-09-04

農暦七月廿五日。晴。昨夜の深酒でさすがに眠い一日。f:id:fookpaktsuen:20180907010841j:image:w300:left夕方散髪して帰宅。夜九時すぎには早寝。

▼25年ぶりに大型の台風21号で大阪は被害甚大。もともと地盤沈下問題の関西空港は冠水で復旧未定。台風で高潮と聞いてイメージ容易なのは強風に煽られ海岸に叩き寄せられる高波。だが水位が上がるのは前から「なぜ?」と思ふどころか疑問以前の理解だつたが高潮は気圧が周辺より更に低い台風の中心付近では大気が水面押さえる力が弱まり海面は吸い上げられるやうにして吸い上げられるやうに上昇。気圧が1hPa上昇すると海面は1cm上昇。強風が海水を海岸に吹き寄せ、さらに波で運ばれた大量の海水が沖に戻される間もなく次の波が打ち寄せ海面が上昇。風速が2倍になると海面上昇は4倍になるといふ。

2018-09-03 ケンタッキーバーボン残暑にミント香な

fookpaktsuen2018-09-03

農暦七月廿四日。f:id:fookpaktsuen:20180905135635j:image:w200:left朝小雨のあと晴れる。晩に以前から「この仕事が片付いたら」と約束してゐたM君と当方のS君の三人で日本人倶楽部の食堂で飲食。二人とも日本人だが幼い頃からの香港育ち。逆に下手な日本人若者より礼儀正しく敬語など使ふのが興味深い。一刻者を四合便で一本半さんざん飲んで帰ればいゝのに湾仔まで出向きバーMに独酌。まさかこれからドライマティーニぢゃないだろ、とバーボンでミント・ジュレップを2杯飲む。飲みすぎ。

▼昨日の人民日報。1面に見出しだけでもすごいが1面で54カ所だか「習近平」の名が。「党紙」と呼ばれる人民日報だが今では「習紙」と揶揄される始末。一党独裁どころか、これぢゃ独裁そのもの。プーチン、習近平そして晋三までが、そして小学生並みの思考力のトランプが「一強」となる、いつたい何て世の中なのか。

▼民主主義について小熊英二先生。代議制民主主義はいはゞ選挙貴族政。それが民主主義だというフィクションがなぜ成り立つかといふと、一つは同じ戦争を戦つたといふ国民としての集合意識、もう一つは地域社会は皆、顔見知りで、そこの代表を選ぶといふ次元では民主政ともいへる、と。戦争もなく戦前、戦中派も少なくなつた時代(だから戦中派は自民党でも真っ当だつた)。しかも選挙全国区だの小選挙区で党利が優先され地域社会も崩壊では自分の選んだ代議士に非ず。

2018-09-02

fookpaktsuen2018-09-02

農暦七月廿三日。朝から黄色の豪雨警報で大雨。雨は歇み官邸で周末の残務処理。昼はカップヌードル。香港でもコンビニで日本製「カップヌードル 肉食リッチ 贅沢肉盛り担々麺」売つてゐたので、それを啜る。HK$20(280円)は「高っ!」と思つたものゝ日本でも標準小売希望価格230円なら空輸で家賃入れたら、けして高くないか。本日今期の競馬開鑼。メインレースは第3レースClass-2)香港行政長官盃だが折角の今期初日に林鄭月娥の不景気な顔など見たら運気が飛んでいきさう。毎年9月は競馬に手を出さぬが新聞で出走表見ると、ついモレイラ騎手のオッズ見てしまひ「あ、もうモレイラは日本だつた」と。

LGBTについてロバート=キャンベル先生曰く「今回は特定の党の国会議員からの発信でしたがLGBT課題保守革新かという不毛二項対立に吸収させるべきではないと僕は思います。東日本大震災の後、日本では原発や代替エネルギーの課題党利党略に利用され、右か左かの非常に狭い議論に閉ざされた。日本はエネルギー政策で新しい技術や国際競争力にもっとつなげられたはずなのに、とても大事な機会を逸してしまいました。だからセクシュアリティーの問題は超党派で議論してほしいのです」

2018-09-01 ハードルは高ければ高いほどくぐりやすい

fookpaktsuen2018-09-01

農暦七月廿二日。土曜日。鑑定で書類整理してゐると大雨。午後、某所にて一席請はれ持ちネタなので油断して高座に上がつたら噺が整理できてをらず収集つかず。今年三回の高座の最後で前二回は我ながら上々の出来で今日期待してくれた客には申し訳なし。一旦帰宅して夕食軽く済ませ養和病院時間外来。こゝ数日のGastroenteritisの症状は回復してゐたが消化不良、左の耳内に爛れ、汗疹もあり夜勤のC医師の施し受ける。晩のANAフライトで来客あり22:15到着のところ2時間遅れ深夜に空港へ。到着ロビーセブンイレブンで「茎めかぶ」肴に啤酒立ち飲みして時間潰す。空港のコンビニは造花の花束を売つてゐた。昨晩も成田からANA便は日を跨ぐ遅延で機体整備不良か何かかと思つたがJAL便も遅延で来客の話では搭乗前に1時間遅れで搭乗後も1時間半ほど待機で成田の離着陸多く全体的に遅延生じてゐたといふ。客を北角のホテルに送り帰宅は午前2時。

▼阿野冠『谷根千少女探偵団』読む。著者が17歳の時の初出では『花丸リンネ推理』で著者は23歳の時(2016年)のあとがきで「視点も幼く描写も甘い」と述べてゐるが確かに、その通りだが17歳でと思へば大したもの

▼今月23日の高鉄開通前に本日が駅舎開放日。中国の出入境管理部署が九龍の駅舎に出しゃばる「一地両検」。香港政府がこれに関するハンドブック発行。香港で、この駅舎で中共への通関後の法律的状況はグレー多し。例へばネット問題中共入境後も香港のネット環境中共規制のサイト等にも継なぐこと可能でだが禁句の投稿はだうなるのか。急な事故や急病で「999」に通報した場合は香港方が中共方の出先とcase by caseで対応だとか。コンコース雨漏りで濡れた床で転んで怪我もできぬ。但し確かなことは災ひが刑事事件に発展した場合中共公安での沙汰となる事。

中共では国内居住する港澳台湾居民に「居住証」発行始まる。内地の香港居民の数は52万人で留学生は1.7万人。台湾からもほゞ同数。大陸では身分証なしでは鉄道に乗ることも不便で就労等も条件改善され、この居住証で生活はかなり便利になるといふが所得税に始まり監視強化も明らか。また国防部は港澳居民の人民解放軍での兵役も(強制ではないが)可能とする方向を検討中とか。また内地の大学留学場合、新入生に課せられる軍事訓練参加等も強制に。着実に中共化が進捗。

2018-08-31 読売新聞香港版休刊

fookpaktsuen2018-08-31

農暦七月廿一日。曇天。小雨。ほんの少し涼しくなつたと思つたら昨夜から胃腸風邪の気配。昼前から西湾河の電影資料館で許冠文(マイケル=ホイ)f:id:fookpaktsuen:20180901132758j:image:w280:left1978年映画『賣身契』見る。日本では翌年に『Mr.Boo インベーダー作戦』で話題に。テレビ局が舞台。ネズミテレビの専属でバラエティ番組のバックダンサーや奇術の標的など捨て役ばかりのマイケル路地電気屋でいつか発明王になりたい弟のリッキー。シンガポールから来港の手品師サミエル。サミエルはライバルテ局のネコテレビで(専属契約違反だが)クイズ番組の司会したらリッキー発明した爆笑ガスのおかげで客席は大爆笑、それでネコテレビから専属契約持ちかけられネズミテレビの社長室から専属契約書盗もうとしてのドタバタ喜劇。相変はらず今になつて見ると他愛ないお粗末コント連続だが当時あれほど笑つたとは。劇中に出てくるホテル・華都酒店がそれなりに立派で目の前に公園あり。どこかと思へば公園はヴィクトリア公園で、この華都酒店はその後、ホテル日航となり柏寧酒店(パークレインホテル)を経て今はPullman Hotelである。胃の消化今一つで晩におじや*1。津のM姉からいたゞいた大阪は岸澤屋の黒豆甘煮頬張る。

▼正力の新聞は読んでないので知らなかつたが読売新聞国際版本日休刊の由。海外印刷は東南アジアは曼谷、香港と米国紐育で3カ所で休刊は一斉に。f:id:fookpaktsuen:20180901132801j:image:w200:left香港でもかつては日本から空輸の新聞が届き朝刊を夕方配達。中環と尖沙咀のスターフェリー前の新聞スタンドでは飛行機乗客が読んだ新聞アイロンかけて?再販してゐたのも懐かしい。90年代のいつ頃だつたからか香港でOCSが朝日日経(いずれもOCSの親会社)の現地印刷と朝刊での配達始め、読売もこれに負けじと香港で国際版発刊。当時の読売の「私も読んでいます読売新聞」は香港で著名な?邦人が出て読売嫌ひのアタシらは良心の呵責で「私は読んでいません、読売新聞」のチラシ出したら可笑しいよね、なんて話してゐたもの。当時は各社とも香港に香港版ページの編集部を置きオリジナル色出してアタシも朝日新聞の日曜版でエッセイなど書かせて貰つてゐたが(こちら)やはりネット社会化で新聞購読減少で朝日がまず現地ページ取り消し。日経月刊付属誌を出し、こちらも富柏村の連載(こちら)あり。当時は富柏村ライターだつたのである日経もこの日経Galleryは廃刊読売新聞けが国際版に香港独自の頁を設け日本人学校など邦人子女の作文掲載したり、で頑張つてゐたがOCS頼みの朝日日経に対して読売は香港で営業印刷販売する子会社を作り、それを国内の地方の読売新聞販売会社に任せるといふ形。OCSの朝日日経は残るのかもしれないが購読者減はすさまじいものあり。アタシのやうな新聞読みも専らネットでの紙面ビューワーで新聞「紙」からはかなり遠ざかつてゐる。

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*1:「おじや」の「お」は接頭語、「じや」は煮えるときの音や様、米飯を一度洗ひヌメを取りさらりと仕上げたものは「雑炊」だとか。

2018-08-30

農暦七月二十日。雨。昨日までで今月は13回もf:id:fookpaktsuen:20180830180507j:image:w360:right暴雨警報発令され1998年に暴雨警報制定され1999年8月の15回に続く大雨の由。昨日まで4日連続の暴雨警報は、その98年と2002年9月の記録に次ぎ三番目の長さ。早晩に尖沙咀。R氏ととん吉でとんかつ飰すのだがR氏は酒を飲まないので、とん吉への行きがけに河内道のBitburgerで独逸ラガー啤酒一飲してから。とん吉(The Oneから眺める九龍公園の繁華街とは思へぬ鬱蒼とした森林。それを取り囲む高層ビル。会食のあとハイボール1杯だけ、のつもりでバーBに寄るとバーテンダーY君がエストニア旅行の後でウオツカでこれを酒肴に、と塩漬けの小魚の缶を開けてくれる。調べてみるとスプラット(sprat)といふニシン科の小魚。エストニアではバルト海産。確かにウオツカに合ふ。それでも21時には酒を止めて帰宅

キリスト教会で後を絶たぬ聖職者による少年少女への性的行為。羅馬法王信者に対して祈祷、また同性愛傾向にある子どもたちへのカウンセリング!支援など施すと語るが、そんなことより罪を犯した聖職者断罪が先では? 香港の耶蘇団体も全ての聖職者兄弟らの犯した罪に祈祷贖罪を、また全ての信者にも祈祷を、と訴へるが、この世界はアタシにはまったくよくわからない。

⇧練乙錚による戦後香港の論壇についての考察1950年代は新亜書院(香港中文大学に吸収される)に於ける言論活動60年代は查良描牢の明報で查良匹砲茲社説を発展させた形での『明報月刊』の時代70年代は林行止による信報創刊。信報は今世紀に入り経営が変はつたが未だに林行止専欄だけが謂はゞ紙上での一国両制で信報にあつて一つの思想特区である、と。

2018-08-29

fookpaktsuen2018-08-29

農暦七月十九日。雨強し。カレーライスの晩飯のあとにマカオで買つてきた英記のスヌーピー月餅頬張る。

2018-08-28

fookpaktsuen2018-08-28

農暦七月十八日。雨模様。早晩に政治的中共圧力の渦中に置かれたFCCへ。来港中の香港マカオ戦史研究のW氏と何年ぶりかで再会。あれこれ話す。W氏も昨日までマカオ滞在の由。戦時中の葡萄牙としてのマカオの〈中立〉もさうだがマカオの興味深い立ち位置について。香港に比べ返還後も中共配下にどっぷりと浸かり非民主的なマカオだが、それでも生き抜く上では非常に微妙スタンスをうまくやりくり。これは、もはや和辻哲郎的に〈風土〉とでも言ふべきか。晋三の日本、習近平の中共、プーチンのロシアにトランプの米国……もはや荷風散人の如く世を眺めるか、思想的には高橋和巳孤独にやけに共鳴とW氏に話す。晋三総裁三選も手堅く、沖縄がどうなるか、唯一の拠り所は今上天皇戦後象徴の意義。世変はりでは公明党が創価学会ポスト大作先生となつた時にいつまで今の自民党サポーターの位置をとるのか、そんな先の「もし」にしか変化を期待できないとは……とW氏と話す。FCCでW氏到着待つ間、速効で難度5のスドクやつてみたが生憎万年筆しか手許になく万年筆での一気は、やはり途中で間違へた。

▼長州の晋三が薩摩で桜島を背に自民党総裁選に出馬表明は「子ども、孫の世代に美しい伝統あるふるさと誇りある日本を引き渡すため……」。ふるさとが美しいとか伝統あるかは晋三や国政に関はりはなく、晋三が目指す誇りある日本は迷惑千萬。

2018-08-27

fookpaktsuen2018-08-27

農暦七月十七日。雨模様。残業のあと大雨のなか夜の空港。来港者の迎へ。フードコートで不味い焼鵝叉焼飯を喰らふ。f:id:fookpaktsuen:20180827201820j:image:w220:left香港空港のあちこちにある椅子は低めで深めでノートブックで作業するにも居眠りにするにも、けして悪くない。22:10着予定の成田からANA便は飛行途中では21:45着となつてゐたが、この時間はアジア近隣からの夕方便到着ラッシュで香港空域で絶対に着陸待ち。ターミナルに着岸は22:25となり来客と会へたのは23時。空港出る際に車の運転手呼んだ後に尻のポケットにいれたスマホが実家に電話かけてゐて夜中に母を起してしまLINEで母から「何があつたのか、と驚いた」とコールバックあり。北角のホテルに送り帰宅は半夜三更を過ぎる。

▼米国で共和党上院長老のJohn McCain議員死去。かつてはかなり強硬右派の印象だつたがブッシュのあとトランプ登場で今となつては健全保守良心。日本ではさくらももこさん死去。

⇧「支持港獨的人沒有提出確實的計劃。現在支持港獨的人,只是提出訴求,卻沒有具體的計劃、組織及實力去實現他們的政治目標,流於空談」と戴先生仰るがそも/\あなたたちが企図した雨傘運動2003年の50万人デモ以来の香港での普選要求といふ市民の願ひから乖離市民運動を分断に追ひ込み若者たちの一部が「香港独立」といふ流れとなつたわけで今更それが間違つてゐるといつても、もはやこの誤謬はだう仕様もないし戴先生にこそ責任があるのでは。

2018-08-26 マカオ

fookpaktsuen2018-08-26

農暦七月十六日。遅めといつても日曜だろうが朝早いアタシらには8時からの朝食の後、N嬢は昼過ぎフライトで新加坡に飛ぶ予定あり路氹からジェットフォイルで香港空港に向かふため見送り。マカオ滞在の2日目はいつものごとく無聊。朝から蒸風呂に浴し未だ閑かなプールサイドぼんやり読書。ジムで少し運動。ソフィテルのプラチナステータスなら午後4時まで滞在できるがゴールドなので午後2時に退房。マカオにはやたら詳しい家人提案で福隆街の「老地方」といふ小さな食堂で遅めの昼食。ミンチライス、美味。猛暑。路線バスで路環(コロアネ)へ。途中、澳門に頻繁に来ていても足を踏み入れたことのない路氹のカジノホテル群を眺める。石排湾郊野公園に去年の夏も来たが2歳になる雄の双子パンダを愛でる。こゝのパンダ館は1時間毎の入場で16〜17時の閉園前ラスト双子夕方食事に夢中だつたが一頭がもう一等に遊び嗾け組んず解れつ夢中に戯れ合ひ閉館まで。路氹(コタイから氹仔(タイパ)をぐるりと廻る路線バスで市街に戻る。英記餅家で中秋前の月餅が、この店はスヌーピーオリジナルで、それを贖ひマカオソウルへ。女将が“small problem”と笑ふのは同じ建物にある新規店舗工事関係電気系統いぢられ冷房がきかないこと。冷たいヴィーノベルデ(緑ワイン)飲む。新馬路と福龍街の路地に樓蘭といふウイグル系の食堂あり牛肉麺と炸醤麺を啜る。こゝもかなり美味い。ソフィテルに戻り旅荷受け取りシャトルバスで波止場へ。予約は22時発だが21:15の便に間に合ひ会員特典で優先ウェイティングに並ぶが数人前で打切り。21:30の便もアタシらの一人前で打ち切られ結局22時の便。さすがに日曜晩は混雑。波に揺られ爆睡してゐたが香港に着くと大雨落雷。赤色警報。タクシーは長蛇の列でトランク引き摺りMTRに乗つたが半夜三更で家に近いMTRからのミニバスは終はり。雨も幾分弱まり客を送り届け市街に戻るタクシー捕まえ帰宅

f:id:fookpaktsuen:20180827192048j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180827192044j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180827192040j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180827192036j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180827192032j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180829000445j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180829000440j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180829000436j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180829000647j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180829000605j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20180829000432j:image:h180

2018-08-25 たそがれのモンテの丘にさんみげる

fookpaktsuen2018-08-25

農暦七月十五日。中元節。家人と上環から9時の噴射船の予定15分前倒しで先発で一路、澳門。9時が満席で30分前の便で先に到着してゐた投資銀行N嬢と落ち合ひソフィテルへ。クラブフロアのレセプションで下榻。路線バスで氹仔。家人とN嬢は先に孫逸仙大馬路の超級市場に買ひ出しでアタシ一人は氹仔旧市街へ先に。馴染みの食肆Xiolas O Castiçoに寄り女将にご挨拶で啤酒一酌。

陽に眩み小窩に冷えた啤酒かな

今回は家人提案で近くのTocaなる葡菜へ。葡萄酒が強気の値付けでCasal GarciaがMOP300(小売価格はMOP60以下)で5倍余。午後も少し買ひ物の二人と別れ先のソフィテルに還る。今日の大気汚染甚し。光化学スモッグのやうに空が霞む。かつては長閑な農村だつた珠海横琴の開発凄まじい。f:id:fookpaktsuen:20180827192546j:image:w280:left

横琴の泥を埋めたて築きゆく誰も要らぬが霾中の楼閣

いつものやうに套間にアップグレードして貰つた上に2人のところ1人追加で居間エクストラベッド入れてもらひ上級会員だからと追加の寝台料金無料。ありがたい。このホテルの洗剤はL'Occitaneだがクラブフロアと套間はエルメス家人エルメスは匂ひが強いのを厭ひL'Occitaneで、とお願いしたのに浴室にはエルメス洗剤が追加でずらりと並んでゐる。2人が戻りシエスタ夕方クラブラウンジで早酒。

たそがれのモンテの丘にさんみげる (無季)

いつものやうにマカオソウルへ。先日、銀座の渡邊版画店で入手の来年の巴水カレンダー差し上げる。ご亭主は京都で留守預かる女将と京都について四方山話。白(Cresta do Crasto 2015年)と名前失念の赤、葡萄酒に酔ひ飲み足りずHenry Mckennaいたゞいてゐるとピート好きの女将がBunnahabhain(ブナハーブン)奢つてくれる。この澳門で最もポルトガルワイン揃へた吧が最近CNN取材受けたといふ(こちら)。さんざん酔つて千鳥足で六記粥麺へ。秀逸なる雲呑麺啜りソフィテルに還る。

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2018-08-24 空だけは、もはや秋かと高き雲

fookpaktsuen2018-08-24

農暦七月十四日。昼にかけ西湾河の香港電影資料館。いつも見るだけでうんざりする香港の典型的な政府公共建築。この設計は本当に醜悪以外の何物でもない。もう何回見てるかわからないけど許冠文(マイケル=ホイ)の『半斤八両』。今になつてみると随分と粗いギャグも多いのだがMr.Boo!はこれと「ギャンブル作戦」「インベーダー作戦」が1979年に一気に公開で当時は香港の、このシニカルギャグ映画に私は随分と笑ひ香港に対しての関心大いに高まつたものタクシーでEasten Highwayに入ると渋滞は四重衝突。車間距離とつてないから夕方に湾仔のAIA大厦に所用あり。香港の典型的なモダニズム高層建築の一つ。1967年建立で半世紀。外壁の幾何学的な装飾部分の劣化改修工事直前か。それでも壊さないのは立派。

空だけは、もはや秋かと高き雲

f:id:fookpaktsuen:20180825101335j:image:w250:left湾仔道のラーメン太郎へ。O氏、T氏早酒で、それに交はる。明日中元盂蘭盆。陋巷では火を熾し呪なひでお札など焚く者多し。湾仔消防署の横は火の始末も安全かと思ひきや消防署の消防士たちも同じく。消化活動で常に死の怖れに直面する彼らは信心深い。三人でバーSに飲み午後十時に私だけ先帰り。

▼香港年轻人倾向支持台独是对国家不满的投射こちら

港独议题炽热之际,香港年轻人对台独问题也渐趋关注。学界一项调查发现,香港人整体支持台独的只有34%,但29岁以下的年青人就有6成人支持台独,反对的只有3成,而市民对台湾重新加入联合国的赞成净值,亦升至正30个百分点,是93年以来最高。

⇧九月二十三日に香港〜深圳南の高速鉄道開通の由。香港から広州南まで47分と謳つてゐたが、この最速列車は日にわずか3本で74分かゝる列車もあるといふ。北京、上海へも日に1本、9時間弱。在来線の寝台特急なら快適だが誰がこんな高速鉄道に乗ろうかしら。

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2018-08-23 蒸した日の 宵の独酌 秋遠し

fookpaktsuen2018-08-23

農暦七月十三日。処暑今日も天気不安定毎日乗つてゐるCityBusで「安全のためシートベルトを締めてください」が”Please バクラーテ seatbelts”といつも聞こえて「バクラーテ」が何かと気になつていたが、これが”buckle up the”だと、やっと今日気づいた。侮れない香港英語。晩7時に湾仔で短い打合せあり早晩に時間もて余しバーМへ。いつもならドライマティーニ→ハイボールの二杯だが今晩はスーパーニッカのハイボールちゞ/\。

蒸した日の 宵の独酌 秋遠し

湾仔の路上に駐車した運転手が周囲をちら/\と気にしながらフロントガラスのワイパーに何か紙を挟んでゐる。これが路上駐車で警察に切符を切られた車に見せかけた小細工。呆れつゝ感心。六國ホテルで短い打合せ済ませ帰宅に乗つたタクシーフロントガラスに4台もスマホ並べナヴィと配車連絡。危ないったらありゃせぬが、その操作に気をとられてゐる運転手案の定か道を間違へる。料金は遠回りになつた分、減額を要求する。

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⇧さらに原研の核燃料サイクル工学研究所(茨城県東海村)で6日、作業員1人にプルトニウムが付着する汚染事故があったが健康影響なしといふことで公表せず。

2018-08-22 Ta Vie

fookpaktsuen2018-08-22

農暦七月十二日。晴れたと思へば驟雨、またそれの繰り返し。夕方に中環で打合せ済ませ知己とTa Vieに飰す。前回、長野T氏のお招f:id:fookpaktsuen:20180824083212j:image:w220:leftき受けたときは見た目はフュージョン系、ヌーベル系だが素材を見事に活かした佐藤シェフのマジックにたゞ/\驚くだけだつたが今回は2度目で落ち着いて供される料理を吟味。やはり美味い。刺し身とかステーキとか単純でも美味いものはそのまゝで良いと信じてゐるが、それを更に独創的に調理することで更に旨みが増すこと。(画像で)おまかせのお品書きに、龍吟、伯楽星、青海苔や金目鯛と書いてゐるのは、ご一緒した方への漢字での説明。たゞし”Hoba”が「ほうば」で朴葉は解らなかつた。遅晩に雨強し。

⇧私はしばらく前から安倍政治は「道半ばの永久運動」だと評している。安倍首相の再登板以来6年近くになるにもかかわらずアベノミクスも地方創生も1億総活躍も全て道半ば。新しいテーマを次々と掲げては道半ばが増えていく。しかも国会で野党から追及されると首相は旧民主党政権時代比較して都合のよい数字を並べ「こんなによくなった」と自画自賛する。もう、この便法は卒業してもらわないと困る。3年前の前回総裁選は安倍首相の無投票再選だった。だから一層今回は安倍政権の実績を野党でなく自民党として厳しく総括する機会にしなくてはいけない。

2018-08-21

fookpaktsuen2018-08-21

農暦七月十一日。天気不安定昼過ぎに、とんでもない驟雨。だが日本のゲリラ豪雨といふものゝの凄さを見て(それでもまだ幸ひにまだ実際に体験したことはない)それに比べれば。昼前に打合せに出向いた先が、かなり堅い(はずの)「先生」と呼ばれる業種の事務所f:id:fookpaktsuen:20180822072352j:image:w220:leftそれが個人なら何でも結構だが何人もお抱へもゐるのだから立派な会社。で受付に入るなりあまりに低俗内装趣味に頭がくら/\。絶対にこんな環境で働きたくない、オー人事オー人事である。錦糸町のキャバクラとか、品のないラブホとか、でもさうした世界は少なくても暗いので、かうした絢爛?趣味も多少それなりの落ち着きを見せるかも知れないが白昼堂々と、これは悪趣味意外の何ものでもない。用事が終はり油麻地だつたのでラーメンの〈横綱〉の前を通ると正午開店10分余前だが既に2人が外で待つてゐて、それに並ぶ。開店10名ほどの客で5分後には満席。大したもの1987年創業で今でこそラーメンブームだが香港のラーメン専門店では先駆。いつも混んでゐる。ネギラーメンの醤油味を注文。アタシのイメージ普通ラーメンの上に生白ネギが山盛りだが供されたは味付けのネギのものでスープは鰹節かな?が濃厚で不思議な味。30年で横綱のラーメンは店独自の進化?をしてゐる。晩に文芸春秋9月号で高橋弘希送り火』を読む。相変はらず芥川賞受賞作といふのがアタシにはまるでピンとこない。同号の「この人の月間日記」がロバート=キャンベル氏。東京の匂ひで戦前の都市化、工業化で「読んでいて鼻を覆いたくなるほど匂いたつ風景が描かれている」作家として荷風ともう一人、蒲原有明をキャンベル先生は挙げてゐる。そも/\有明って誰?なアタシ。薄田泣菫の別名とは。泣菫の随筆は大好きで何冊も読んでゐるが詩情といふものに全く欠けてゐるアタシは有明を全く読んだことがなかつた。青空文庫で有明の『七月七日』を読んでみる。その戦前に対してキャンベル先生戦後の日本を「脱臭の歴史」といふ。確かに脱臭ばかり。キャンベル先生は、さういふ時代からこそ読書のときもアロマやハンドクリームなどで「その時代に合った匂いを嗅ぐということがあってもおかしくない」と書いてゐるのだが、これは一寸……。キャンベル先生最近、自民党杉田水脈のLGBT蔑視発言のあと、自分の同性の年上パートナーとの生活告白日記のせめて行間にでも、さうした生活のことが、と思つたが、それは読みとれず。

▼高校野球、甲子園第100回大会、決勝戦、大阪桐蔭史上初2度目の春夏連覇。秋田の金足農は悲願の東北勢初優勝飾れず。国民の金足農への関心と応援に昔の嘉義農への、それを感じたのはアタシだけであるまい。あれが1931年、昭和6年。当時と世相が同じでないことを祈るばかり。

2018年 09 月号 [雑誌] (文藝春秋)

2018年 09 月号 [雑誌] (文藝春秋)