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2017-10-15 『周恩来的秘密情感世界』

fookpaktsuen2017-10-15

農暦八月廿六日。香港の南400km圏に入る程度でシグナル3になるかどうかといはれてゐた台風が香港に近づき200km圏を抜ける影響で朝9時すぎにシグナル8となり強風から午後にはかなり強い雨模様。外出もできず朝から読書。途中になつてゐた蔡詠梅著『周恩来的秘密情感世界読了。晩に自家製餃子。新西蘭のオイスターベイが合ふ。ワイングラスは飲む前にグラス専用クロスできれいに拭いてあげるとグラスの汗までが美しい。食後に大班𣲙皮月餅。大量に市販の月餅のなかではこれが一番好き。今年の最後の一つ。

▼蔡詠梅著『周恩来的秘密情感世界』について。南開中学時代には演劇で女形を演じ、秀才容姿端麗の周恩来にとつて親友・李福景の存在f:id:fookpaktsuen:20151122182750j:image:w170:left東京留学時代に兄のやうに周恩来の面倒を見た呉瀚濤が恩来にマルクスの『資本論』を貸さなかつたら(瀚濤国府系の人生歩み恩来とは決裂)。日本留学は失意で帰国した恩来は福景と同じく赴英を願ふがエジンバラ大学合格したもの民国政府の奨学金審査に落ち留学叶はず(もし英国のエジンバラで学究の途に進んでゐたら)。さまざまな失意と挫折のなか恩来は職業革命家の道を歩むことになるが中共中央に入つてから西安事件当時、蒋介石の腹心であつた張冲と恩来の信頼関係や新西蘭人で中共革命シンパとなつたRewi Alleyなど恩来の結ぶ特異な信頼関係。そして毛澤東の帝王政治のなか唯一失脚せずナンバー2として中共で内政外交に尽力する恩来だが毛澤東との関係サディスティック好色、強引さと政治的野心強き澤東に対して謙虚で厳しい逆境でこそ力を発揮し最善を尽くす恩来の対比。全てが本来自我隠蔽それからの逃避、裏返しのバイタリティーなのではないか、といふ推論は見事。歴史に「もし」はいけないが青年・恩来が英国留学を果たし福景と英国での学究生活を愉しんでゐたら五四運動の当時に左傾はあつても職業革命家にもならず(映画帝一の國』ではないが)有能な恩来を得なかつた毛澤東が中共掌握できたのか、国共合作はどうなつてゐたのか……と想像すると周恩来一人のセクシュアリティ時代は大きく違つたものになつてゐたことになるのかしら。

▼衆院選挙についてネットでの拾遺。

  • 「党を作って選挙審判を受けたら、その政党でやるのが当たり前」と元民進党党首の前原君。ではなぜ「民進党」でやっていなのか?
  • 岩手県庁前をぎっしり埋めた聴衆の皆さんに「岩手3区は小沢一郎さんを!」って呼びかけた時、ちょっとふるえました。こういう日が来るとは。感無量です。……と共産党志位委員長。
  • 籠池氏を長期拘束して反論も出来ない状況での安倍晋三の一方的な「籠池氏は詐欺を働く人間。昭恵も騙された」発言。喚問にも応じず。けしからんにも程がある。

f:id:fookpaktsuen:20171016141214j:image:h170 f:id:fookpaktsuen:20171015183445j:image:h170 f:id:fookpaktsuen:20171016141210j:image:h170 f:id:fookpaktsuen:20171016141206j:image:h170

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Facebook:引用するには内容の深い記事等はこちらの顔本に無断転用で掲載しております。

2017-10-14

fookpaktsuen2017-10-14

農暦八月廿五日。昨晩は半夜三更過ぎまで飲んでゐたが今朝も早起き。周末。ジョギング。昼前から官邸で書類整理。外仕事あり晩に飲み会のあと映画帝一の國』見る。日本は折りから晋三勝手の衆院選挙だがエリート高校生徒会選挙も政治の縮図。やがて総理大臣の椅子狙ふ主人公、そのライバル、野望ないが人望と人柄から生徒会長になる外部生……とどの組織社会にもあるキャラ見立て面白い

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常無常人常無常人 2017/10/15 23:53 この期に及んでの日和見の愚、どこに転んでも民意と言われるのですから。貴方の一票なんてほとんど意味ない。だからいつ一票を決めても貴方の一票でしかない。そんなことを考えている暇あるなら投票することが先、といつも早く始まる海外投票で思います。ところで日本に住民票のない私ですが選挙権はある、もちろんここにも選挙権はある、おかしい怪しいと思いませんか、日本の皆さん。

2017-10-13

農暦八月廿四日。気温は摂氏27度ほどだが湿度がf:id:fookpaktsuen:20171013181147j:image:w220:right50%台にまで下がり秋の季節風吹き爽やか。久々に中環歌賦街の九記牛腩に寄つたら上湯牛腩伊麺がHK$48で檸檬茶がHK$20、合はせてHK$68でもはや1,000円。庶民の気軽な軽食とはとてもいひ難し。大陸客多し。

▼英国保守党の人権委員会副主席来港に香港側が入境拒否。香港政府の行政長官は香港の公安含む外交等の権限は中央政府にあり中国の主権に関はる判断に基づく今回の措置はそれによるもので、これは一国両制の弱体化といふ見方否定。この活動家は香港の人権状況についてモニタリング組織発足を企図したもので、それが中国にとつては内政干渉となる。

2017-10-12

fookpaktsuen2017-10-12

農暦八月廿三日。快晴。中秋已過、本港天氣仍火熱如夏。香港天文台が今月2度目の酷暑警報発令。赤鱲角(香港国際空港)では摂氏35.2度。2000年酷暑警報が制定されてから最も遅い発令の由。ジムのトレッドミルで走り帰宅して自家製コロッケの夕食。

読売新聞が「自民単独過半数の勢い」と威勢がいゝのはさすが自民党党紙として驚かぬが「自公300超うかがう」(毎日)、f:id:fookpaktsuen:20171014132141g:image:w180:left自民堅調 希望伸びず」(朝日)と各紙とも公示直後の分析として自民好調希望失速、立憲の勢ひ伝へるところ。共産党は民進に納得できない左傾票の拠り所としてこゝ数年堅調だつたが立憲の登場で共産議席数減。昨日まで自民議席減は必須、どこまで落とすか、晋三責任追求と毒づいてゐたのに。それにしてもこゝまで「重大な局面」でも自民党に縋る国民性近代以前。勿論、選挙序盤の予想は思惑あるところで自民減速期待したいところだが希望の浅はかさ見事に露見するところで情勢変化も期待できず。

▼昨日、香港政府行政長官リンテイゲツガ就任後初の施政方針発表。その中で一つ「へぇ」と思つたのが市民への交通費補填“Subsidies for commuters, cuts to profits tax to be announced” SCMP)。居住区が新界郊外に拡大することで、いくら公共交通機関の運賃は日本などに比べれば安いとはい通勤通学の負担増は深刻。そこで香港政府が交通費についての手当支給を決定。月の交通費がHK$400を超える場合、実額ーHK$400で上限をHK$1,600としてHK$300までの補填。月にHK$1,000の交通費場合、HK$600×25%でHK$150也。ふと気になつたのは公共交通期間を使つて営業荷物運び、はたまた深圳との「担ぎ屋」まで、この恩恵を受けるのでは? 更にHK$1600を超える場合、2枚目のオクトパスを使うと又た補填を受領できる?というコメントもあり。確かに。

2017-10-11

fookpaktsuen2017-10-11

農暦八月廿二日。快晴。在外選挙は香港は今日からで早速、総領事館で投票。アタシが出向いた際は投票者はアタシ含め3人だつたが案内、投f:id:fookpaktsuen:20171012145540j:image:w280:left票用紙準備、受け取りで計8名の職員配置。相変はらず厳粛な雰囲気投票者たる当方がどうしてもぺこぺこ頭下げ明治23年の如し。投票用紙に「鉛筆で記入してください」がどうしても気になる、と投票所で逢つたH氏と語る。我が選挙区(茨城1区)は自公と希望(元民進)との事実上の一騎打ち。いずれも普通に得票あれば比例区復活あり。比例区が北関東で立憲で枝野先生いらっしゃる。晩に先週に続きハッピーバレー競馬場。冠レースあり主催者パビリオン家人共々招かれ末席を汚す。

▼(2017衆院選)「誰のための政治か」劇作家・山崎正和さん(朝日新聞こちら

2017-10-10

fookpaktsuen2017-10-10

農暦八月二十一日。晋三勝手の衆院選公示。いつも朝、北角で陋宅からのミニバスを降りたところにある士多で何年も看板猫だつた「しまちゃん」がいなくなり店を切り盛りするオバサン二人もどこか寂しそうだつたが先週この店に新顔の「とらちゃん」登場。最初の数日は怯えてゐたがすぐに馴染んでとにかく可愛がられる性格写真撮りたいが買ひ物もせずといふのに気が咎めバナナ買ひ求めた上で堂々と写真を撮るが丁度、朝食の時間でこっちも見てくれず。早晩にジムのトレッドミルで走り帰宅してタイカレー飰す。

2017-10-09

fookpaktsuen2017-10-09

農暦八月二十日。晴。Baccaratの愛用のグラス2つ、いずれも縁のチップが少し欠けてしまつたものを浅草の創吉さんに出してみたところ見事に修理されたものが実家経由で届く。費用は2つ合計で3,500円。ほんの1mmくらいだがグラスの縁全体を削つたので口当たりの部分が少し厚みが出てゐる。晩に知己三名と銅羅湾の居酒屋一番に飲む。アタシの入れてゐた菊正宗飲み干したら在庫切れで男山の純米酒をキクマサの値段で大将のG君が入れてくれる。さすがに眠くて十時前に帰宅

2017-10-08 澳門半日遊

fookpaktsuen2017-10-08

農暦八月十九日。晴。朝九時すぎのジェットフォイル家人とマカオ。すでに何年も前からネット予約はできるジェットフォイルもやつと乗船券の発券なしで窓口でスマフォのQRコード見せれば……といふことでやつてみたが結局は改札でQRコードのデータ読み感熱紙の乗船券が発券されゲートで座席シールが搭乗券に貼られるので本当の意味でデジタルデータオンリーにはなつてゐない。ふざけてスマフォの乗船データのところにシールを貼つてみると意外とリアル。マカオパスいれた財布忘れ路線バスに乗ると料金MOP4.5のところマカオパスは半額。氹仔に渡りいつもの超級市場で食材贖ひ猛暑のなか歩き、いつも挨拶する犬を愛で百年一日の如くXiolas O Castiçoに昼を飰し肆の前の通りはバスが八月から通行止めらしくしばらく歩き路線バスに乗り昼酒の酔ひの内に市街に戻り家人と別れ何東図書館に行きキャノピーの下で午睡するが遉がに汗が滴る。セナド廣場の混雑を抜け十月初五街の方に歩くと八月末の大台風の被害一見何も痕跡ないやうで路傍に放棄された泥だらけのオートバイシャッターのかなりの高さまでの汚れだの泥水被害の深刻さ。マカオソウルに辿りつくがシャツは汗びつしょりで途中で購入したTシャツに着替へ家人とバーMのE夫妻待ち四人で格別の英国チーズと生ハム肴にQuinta do Monte d’Oiroの白はMadrigal, Viognier 2014年、赤はTemprera 2005年を飲む。食後酒に巴西のカサッシャを柑橘汁割りで供される。夕方遅く来澳のE夫妻と別れ丁度来たタクシーで波止場へ。晩十時のジェットフォイルで香港に荒れる波の上を帰還。

f:id:fookpaktsuen:20171010230055j:image:h200 f:id:fookpaktsuen:20171010230051j:image:h200 f:id:fookpaktsuen:20171010230040j:image:h200

2017-10-07 危険なので近寄らないでください!

fookpaktsuen2017-10-07

農暦八月十八日。朝から自宅の片付け。だいぶ電気関係環境がすっきりする。午前中5kmほどジョギング。まだ暑いが風は爽やか。午後は官邸で週末の書類整理。夕方香港大学へ。家人と美術館でインドネシアの伝統的な布地の展覧会を見る。久々に午後6時の開店に合はせ光記飯店へ。西檸鶏あり何年ぶりかでこれを注文すると隣卓のオヤジが「あ、懐かしいな、西檸鶏だ」と自分もそれを注文してアタシらの飲んでゐた啤酒が美味そうに見えたのか自分も啤酒注文して飲み切れず「あんたたちも」と啤酒注いでくれる。西環からは今では地下鉄もあり便利だが空港からのA12系統バスが西環を経由して中環から北角はバイパスで東區に向かふので、これがHK$8で乗れるから快適。帰宅して岩波書店世界』9月号読む。

▼『世界』9月号で桐山桂一(美や古新聞論説委員)『「文一道」でゆく 憲法大臣・金森徳次郎議会答弁」が秀逸。終戦での憲法「改正」にあたり政治の民主化といふ点では意を一つにする時の憲法学泰斗宮澤俊義勅撰貴族院議員)との国会での金森との質疑応答が興味深い。ポツダム宣言受諾と戦前天皇大権と国民主権の問題、どこで國體が変はるのか、それを「八月革命説」で法学的に根拠ありとしようとする宮澤、明治憲法にも国民主権主義が見出され新憲法に国民主権が謳はれることに違和感はないと答弁してみせる金森。後者はさうせぬと明治憲法の手続きによる憲法改正が困難になるからで、だから革命が起きたことに」とする前者。いずれも「曲芸」の域。「国民主権」も当初の日本側の草案にあつたのは「至高の地位が国民に存する」であつたといふ。幣原喜重郎の「無防備主義」も「それは世界無防備になった時に平和が達せられる、日本はその先頭に立つであろう」といふ願ひが憲法の平和主義に表れたもので「時期的なものがあり、準備は実行より前に必要である」と金森博士。憲法大臣退任後は晩年の11年間を国会図書館の初代館長。手記に博士ユネスコ憲章の全文を愛する、戦争は人の心の中で生まれるものであるから人の心の中に平和の砦を築かなければならず……とそのために万民が公平に利用できる資料が整備された場所として国会図書館の大切さを説き国会図書館法の前文にある「真理がわれらを自由にする」の言葉にいつも心の中で最敬礼する、と遺してゐる。この「真理がわれらを自由にする」を初代館長が「誰の考案かは知らぬが」と書いてゐるのが興味深い。国会図書館といへば羽仁五郎戦後すぐの参院議員で自分国会図書館設立に尽力し羽仁五郎によれば、この言葉自分が選んだものと確か書き遺してゐたはず。国会図書館の本館ホールにある「真理がわれらを自由にする」の書の揮毫は金森博士によるものと、この記事で識る。この国会図書館と「真理がわれらを自由にする」といふ文言、羽仁、金森については『参考書誌研究』(1989年第35号)に論考がある(こちら)。

▼幣原喜重郎の1928年言葉

一般の民衆は自国と外国との間に発生する紛議に付いては何となく対手国の主張が常に不正不当なるが如き一種先天的偏見を抱くの傾向を免れない。冷静なる態度を以て双方に公平なる意見公表する者は動(やや)もすれば其愛国心を疑はれ、悲憤慷慨の口調を以て対手国に対する反感を扇動する者は却て聴衆の喝采を受ける。此人心の傾向は屡々国際関係の円滑を妨ぐる所の一大原因であります

まさに晋三こそ北朝鮮をネタに「悲憤慷慨の口調を以て対手国に対する反感を扇動する者」なり。

▼かつて秋葉原で「晋三!」コール!で最強誇つた晋三が夏の都知事選では「帰れ!」コールに「こんな人たちに負けるわけf:id:fookpaktsuen:20171008073306j:image:w280:leftにはいかない」で惨敗、そのトラウマあり今回の自分が仕掛けた衆院選では応援演説したくとも「帰れ!」コール恐れ応援演説日程も事前に公表できず演説中は聴衆を近づけず警察が守るなか非常に孤独感漂ふ状況。独裁権力がどれほど虚妄ものか、この首相にはわかるのかしら。その演説聴くからするとケーサツが「危険なので近寄らないでください!」と市民を近づけてゐないやうにも見える。

▼「戦後日本」といふのは新生のものが70年で「良き保守」として培はれてゐたこと。加藤陽子教授が、その戦後日本の国家原理と、それを毀さうとする晋三について語られてゐる(朝日新聞こちら)。

戦後日本が培った原理に、「私的領域」と「公的領域」の明確な区別があります近代立憲国家として必須のこの原理に、安倍政権第一次の時から首相主導で手をつけ始めました。

2006年に60年ぶりに改正された教育基本法では、前文の「真理と平和希求」が「真理と正義希求」に修正されました。「平和」は一義的ですが、「正義」の内容は価値観によって違い、国家が定義すべきものではありません。

明治の日本が学んだ西欧の憲法は、過去の宗教戦争の惨禍に学び、国民の思想信条に国家の側は介入しないという良識確立していました。だから、教育勅語という精神的支柱の必要性が説かれたとき、明治憲法の実質的起草者だった井上毅は「君主臣民の良心の自由干渉」すべきでないとして反対しました。

結局、教育勅語は出されましたが、国務大臣が副署しないことで、政治上命令でなくなった。国家は国民の「私的領域」に立ち入るべきではないとの良識が、この段階では保たれていたのです。(略)

国家が国民の私的領域を侵そうとする姿勢は、自民党の改憲草案にも見えます。憲法13条の「すべて国民は、個人として尊重される」が、「人として」となっている。「個人」を「人」に修正するのは、内面の良心の自由が守られるかという点で大きく違います

国家と国民の関係の変化は、内閣と立法府である国会との関係の変化として顕在化します。今年6月の「共謀罪」と「天皇退位特例法」の審議過程がそれです。

「共謀罪」では、安倍内閣は参院の通常の手続きを省き「中間報告」という異例の手段を取りました。法案を早期に通すためです。同時期に成立した天皇退位特例法は、与野党全会派の全体会議で事前に意見集約され審議が進みました。どちらも奇策です。

来たるべき憲法改正論議で、こうしたことは十分起こりえます。内閣と国会の関係は、確実に静かに変わりました。私たちが直面する政権「信任」選挙は、このような地平での闘いにほかなりません。

常無常人常無常人 2017/10/10 14:17 どこかに書きました。何十年も前、湘南のビーチで戯れる若者達に「8月15日って何の日?」と放送記者が訊いたら「えっ、花火?」。当時多分大学生だった私と同じような年の若者達。私がその後あの戦争について読んだのは「失敗の本質」、加藤陽子先生の「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」くらい。もうほとんどのあの戦争の本は読んでいた。「えっ、花火?」のおにいちゃんおねえちゃん達も同じに爺婆になった今、同じような本を読んだか? ‘45年3月10日の空襲で麻布の家の庇が焼け落ちたところを見ていた家族の無念を聞いただろうか? 想像力を発揮してあの戦争を思うことがあっただろうか? ポピュリズムはあのように始まりこの様に続いているのです。

fookpaktsuenfookpaktsuen 2017/10/10 22:10 私だつて戦争は直接知らない世代なのですが三月十日の空襲で母が四谷の家から焼け出され、水戸からも東京の方の空が夜明るいほど燃えてゐたといふやうな話、それどころか大震災で祖母は日本橋が類焼に類焼で何より熱さで火傷しさうで皇居のお堀に飛び込んだといふやうな話まで祖母などから話を聞きながら、それが空想でもリアルにくっきりと映像で脳裏に刻まれる……それが歴史の記憶だったのかもしれません。

2017-10-06 ユリノミクスは「おしっこ経済」垂れ流し

fookpaktsuen2017-10-06

農暦八月十七日。昼から深圳。人民元の財布忘れ羅湖に入るなり香港の口座から人民元で引出し売店で水とガム買ひ100元札恐る恐る出すと拒まれず小銭をつくり地下鉄で国贸まで行き日本人ほんと多い粤海酒店の蕎麦人で昼に鳥南蛮蕎麦啜り向西路で足浴按摩して夕刻香港に還る。数日前に「安半」で供され食べきれなぬので予め折りにしていたゞいた真鯛のカマを家人が塩昆布出汁の炊き込みご飯にしてくれる。美味至極。書室に据へWi-Fiが不便となつてゐたプリンタを廊下の酒瓶をだいぶ整理した棚の上に置く。自宅のネット環境で香港テレコム契約は何年も前に100Mbpsと宣伝してゐたのを覚へて見るが今日測つてみると上り下りとも300Mbpsなのには驚いた。AppleのAirMac Extremeは居間の見えるところ(電波拡散が良いところ)に置いても洗練されたデザインはまるで置物の静物のやう。

財界で経団連に対して堤清二氏のころの経済同友会は毛色の変はつた経営者多く面白いと思つてゐたが最近何だかリトル経団連化してゐると見えてゐたところ同会代表幹事の小林喜光氏(三菱ケミカル)が

今回は安倍晋三首相が5年近くやってきたアベノミクス、原子力政策憲法改正論議などが「これでよいのか」を有権者に問う「総括選挙」だ。解散大義があるとかないとかい議論もあるが、安倍首相が比較的強引な解散をしたことにより、政策論議活性化するとしたら、良かったのではないか。

と物申してゐる(毎日新聞こちら)。「希望の党や立憲民主党の誕生で3極が争う構図となり、選挙活性化するのは大いに結構だ。しかし、有権者は劇場政治を楽しむだけではいけない。安倍政権を総括し、次の政権選択する国民の責任は重い。」と婉曲的ではあるが賞味期限切れで構造疲労生じてゐる晋三政権に対してもはや否定的。しかも経団連に対してなのか、三菱ケミカルといふ東電とは違ふ企業の立場もあらうが東電柏崎刈羽原発6、7号機について政府が原子力規制委に「実質合格」としてゐるような状況で、東大理学博士でもある小林氏は

できることなら原発はゼロにするのがいいに決まっている。だけど、コストを低くするためには、30年ほどかけ徐々に原発をフェードアウトしていくのがよい。エネルギーの最適化に向け、現実的議論をしてほしい。

とまで提言本来理想的な形で政界再編があれば自民党=経団連に対して保守リベラル経済同友会が支持できるはずなのだが。

小池暴走と枝野奮起で「立憲民主が健闘も希望は伸び悩み」といふ見方も出てきてゐる。希望の党が政策も何も不明朗ななかで出してきた「ユリノミクス」は笑へる。Yurinomicsださうだが英語では「ユリ」は音的には“urine”で、ネット上での書き込みで“urine”が接頭語にある単語には尿器やら放尿やら尿関連の言葉が多いから百合のみくす」には英語人には「おしっこ経済」→「垂れ流し経済」ぐらゐに聞こえるんでは……と(笑)

中村文則氏の朝日新聞への寄稿「総選挙、日本の岐路」(こちら)より。安倍晋三の欺瞞、これに異議を唱へる自分への周囲の意見について書いたあとを引用

選挙の先にあるのは何だろう。

政権勝利すれば、私達はこれまでの政権の全ての政治手法を認めたことになる。政権は何でもできるようになる。あれほどのことをしても、倒れなかった政権ならすさまじい。友人を優遇しても何をしても、関係者が「記憶にない」を連発し証拠を破棄し続ければよい。国民はその手法を「よし」としたのだから。私達は安倍政権をというより、このような「政治手法」を信任したことを歴史に刻むことになる。

感情的に支持する人はより感情的になり攻撃性も増し、本当の説明不要から、発展途上国の独裁政権のように腐敗することも理論上可能となる。「私は悪いことをしている」と公言する独裁者はいない。いい加減な説明をし、国民は納得していないのに権力に居続けるのが典型的な独裁政権からだ。明治というより昭和戦前・戦中の時代空気に対する懐古趣味もさらに現れてくるように思う。そもそも教育勅語を暗唱させていた幼稚園を、首相夫人は素晴らしい教育方針ともうすでに言っている。

改憲には対外的危機感必要から外交はより敵対的ものになり、緊張は否応なく増してしまうかもしれない。改憲のための様々な政治工作が溢れ、政府から使者のようなコメンテーター達が今よりも乱立しテレビを席巻し、危機を煽る印象操作の中に私達の日常がおかれるように思えてならない。現状がさらに加速するのだとしたら、ネットの一部はより過激になり、さらにメディアは情けない者達から順番に委縮していき、多数の人々がそんな空気にうんざりし半径5メートルの幸福だけを見るようになって政治から距離を置けば、この国を動かすうねりは一部の熱狂的な者達に委ねられ、日本の社会の空気は未曽有の事態を迎える可能性がある。

北朝鮮との対立を煽られるだけ煽られた結果の、憎しみに目の色を変えた人々の沸騰は見たくない。人間は「善」の殻に覆われる時、躊躇なく内面攻撃性を解放することは覚えておいた方がいい。結果改憲のために戦争となれば本末転倒だ。

最後に、投票について。こんなふざけた選挙は参加したくない、と思う人もいるだろうが、私達はそれでも選挙に行かなければならない。なぜなら、たとえあなた選挙に興味がなくても、選挙あなたに興味を持っているからだ。

現在の与党は、組織票が強いので投票率が下がるほど有利となる。彼らを一人の人間として擬人化し、投票日の国民達の行動を、複眼的に見られる場面を想像してみる。「彼」は、投票日当日のあなたの行動を固唾を飲んで見守っている。自分達に投票してくれれば一番よいが、そうでない場合あなたには絶対に、投票に行かないでくれと願う。あなたが家に居続けていれば、よしよしと心の中でうなずく。結果投票に行かなかった場合、「彼」はガッツポーズをし、喜びに打ち震えワインの栓でも抜くだろう。こんな選挙に怒りを覚えボイコットしている国民に対しても「作戦成功」とほくそ笑むだろう。反対に、野党は投票率が上がるほど有利となる。野党の「彼」は、当然あなた選挙に行って欲しいと固唾を飲んで見守り続けることになる。有権者になるとは、望んでいなくてもつまりそういうことなのだ。

この選挙は、日本の決定的な岐路になる。歴史には後戻りの効かなくなるポイントがあると言われるが、恐らく、それは今だと僕は思っている。

小林よしのり氏の保守立場から枝野立憲民主党への期待と保守と嘯く晋三と小池への批判朝日新聞こちら

枝野幸男さんへ

わしは保守立場から、いくつかの点で立憲民主党には期待をしている。

一つは格差を解消し、資本主義に活力を取り戻してくれるのではないかということだ。わしは資本主義自由と表裏一体の重要な社会システムだと考えている。ただ、新自由主義的な政策の継続で、日本は貧困と格差の広がる国になってしまった。将来への不安ストレスで、人々は日々の生活で精いっぱい。結婚もままならず、共同体も弱体化し、資本主義の停滞を招いているとみている。この解決に取り組んでくれるのでは、という期待感だ。

もう一つは各自尊重する自由闊達公共空間を取り戻してくれるのでは、という点だ。社会には今、攻撃的な言動が目立ち、政治の現場にすら、熟議を許さない状況が続いている。乱雑に物事が決まるあり様には、保守大事にする「経験知」が生きているとは言えない。そうした現状に対する反発への受け皿が、この党に期待されている大きな役割の一つだと思う。

■安倍晋三さんと小池百合子さんへ

それぞれ「保守」を掲げている。しかし、保守とは伝統や慣習を大切にしながら、社会システム時代に合わせて漸進的に改革していくといった姿であって、熟議もなく、急進的に進めていくやり方ではない。

ましてや日本は異なる価値観であっても柔軟に取り入れ、内包してきた国柄だ。異なる考え方だからといって頭から排除するような国ではなかったはずだ。

価値観多様化し、将来の不確実性も高まる現代において、保守こそが最も有用な考え方だとわしは考えている。各自思想自由だが、もっと議論をし、それぞれの知恵を生かしていくやり方はできないものか。

熟議なき保守など、絶対にない。

2017-10-05

fookpaktsuen2017-10-05

農暦八月十六日。終日の外仕事。天気予報は雨だつたが晴れて気温も摂氏30度超へだが風はどこか秋めいてゐる。夕方、ジムでシャワーして着替へる算段が時間がなく公共運動場のシャワーで着替へ早晩に銅羅湾のそごうへ。昨日来港のヤンゴンT君がミズノのショップゴルフシューズを選んでゐる。アタシ自身ゴルフに全く興味ないが中共や印尼、ヤンゴンなど娯楽少ないところに済んだら休日など暇持て余しゴルフでも……の気持ちもわからぬでもない。ハッピーバレー競馬場へ。何年振りかでStable Bend Terrace食事しながらの競馬観戦。日本語堪能の競馬好きのL氏と家人も来る。6R中3Rで単勝的中で勝率5割だが最後2Rの三連単で負けて±0となる。

田中秀征先生小池批判が秀逸(朝日こちら

小池さんの決断を私は当初、大歓迎しました。憲法を軽んじ、大国主義に傾く安倍政権に対し、新党を率いて戦いを挑み、現在の自民党では衰えてしまった健全保守、鮮烈で強靱(きょうじん)な保守の潮流をよみがえらせることに期待したのです。

しかし、この期待は「創立メンバー」の顔見せ会見を見て、早くも半減しました。さらに、希望の党が民進党の前議員に「憲法観」と「安保法制」の踏み絵を突きつけたことで、落胆に変わりました。それは、自民党の「憲法観」「安保法制」そのままだからです。

小池さんがやろうとしているのは、自民党の基本政策を変更しない外から安倍追い落とし。いわば自民党乗っ取り戦略ではないか。私が期待した、税金の無駄遣いをなくす行政改革、脱原発の早期実現、集団的自衛権の不行使を徹底する、もう一つの保守勢力をつくることではなかったのです。

戦後保守思想の核心は、憲法尊重と、先の戦争は間違いだったという歴史認識。安倍首相の路線とは大きく違います。そして、希望の党は、基本的安倍路線と同じです。

保守思想にはリベラルな考えを尊重する特徴もあります吉田茂鳩山一郎、石橋湛山など戦後保守の先覚者は、いずれも自身第一級のリベラリストでした。リベラル系の民進党前議員を排除する希望の党は、その点でも戦後保守の流れとは異質に見えます

国民の多くは、現在の自民党による政治に不安を抱き、もう一つの健全保守の流れを渇望しています。言い換えると、大国主義に陥らず、言論の自由を守りリベラル意見にも耳を傾ける、真の意味で寛容な保守の政治勢力が求められているのです。しかし、その渇望は、どうやら今の希望の党では満たされそうもありません。

民進党の枝野幸男代表代行がリベラル系の議員を中心に新党「立憲民主党」を立ち上げましたが、期待は限定的でしょう。むしろ、岡田克也、江田憲司など自民党を源流とするメンバーで政党をつくってリベラル系を包含すれば、国民の渇望に応えて大化けする可能性があるのではないでしょうか。

f:id:fookpaktsuen:20171008065317j:image:w280:rightそして週刊文春での連載で林真理子先生が「魔女のたくらみ」と題してかつて都知事当選まで拍手した小池批判する。希望の党設立会見でどうしてみんなと同時に座らないのだらう。(閣議と一緒で)みんな並んで座っているところに「コツコツとハイヒールの音」がして党のプロモーションビデオが流れ小池登場。演出過剰。皆が立ち上がる。大きな勢力女王としての君臨。権力。都知事選、都議選での成功。都知事として都政投げ出しで間違いなく衆院に立候補する、と林先生は断言。もうそんな小池食傷気味、魔女と呼び山尾志桜里に「あなた応援している女性は実はとても多い」と再起を期待してみせる。

2017-10-04 撐傘尋月

fookpaktsuen2017-10-04

農暦八月一五日。中秋。ビルマ(ミャンマー)のラングーン(ヤンゴン)よりT君来港。当初の曼谷経由の予定は昨晩ラングーンで空港へ行く道路渋滞でT君は曼谷行きのフライト逸しビルマ国営航空の今朝の直行便となつたが14:15着で到着予定時刻f:id:fookpaktsuen:20171005155138j:image:h160:leftはラングーン出発から定刻通りなものフライトレーダーで見ると13時半でもベトナム上空にあり定刻で到着とはとても思へない。14時半頃当方も空港に着き掲示板見ても到着予定時刻は14:15のまゝで他のフライトは刻一刻と情報がアップデートされるなかビルマ航空だけがそのまゝ。結局15:13に到着して、その到着時刻だけはアップデートされたがA出口となつてゐたが客人が出てきたのはB出口。本日幾度か驟雨あり。中秋の日で市街は午後から帰宅渋滞。晩はT君とFCC中華に飰す。Château Fleur Lescureのセコンド 2007年FCCを出るとFCC横の石畳の坂も夜二更にいつもにもまして中秋で若者少なからず。まだ歩くタンクトップホットパンツ若い女の子もゐるがT君、神妙な表情で「彼女らは皆、売春婦ですか?」と。ヤンゴンでは夜更けに暗い街角にうろうろしている若い女性は企街の娼婦くらゐか。T君は宿泊は1泊US$100の予算だつたが香港の宿泊費の高さに驚くなか見つけたのが尖沙咀はMirador Mansion内にあるゲストハウスで1泊US$78だといふ。最近は重慶マンションや同列のゲストハウスのレベルも低くなからう、とMirador MansionまでT君を送る。この建物は中央に巨大な吹き抜けのあるロ字型のフロアでネーザンロードから入る直近のエレベーターばかり混んでゐるが奥にも何機かエレベーターあり、そちらから14階にあるValentine Guest Houseのレセプションへ。セキュリティは慎重でインターホン越しに予約番号確認してからドア開けるほど。強盗警戒かといへばオンライン決済が主流で現金など動かぬだらう宿泊施設でこゝまでやるか……と感心。狭いが清潔でけして心地悪くもなき部屋。中秋の晩の市街、公園、沿岸は折角の月も厚い雲に覆はれた空に見えぬのに多くの市民家族や友人と提灯を手に漫ろ歩き。節句の習慣とはいへ熱心なもの

f:id:fookpaktsuen:20171005155144j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20171005155150j:image:h180

朝日新聞(終わりと始まり絶望の一歩手前で「それでも、愚直に選ぶ」池澤夏樹こちら)。

この数年間、安倍晋三という人の印象はただただ喋るということだった。枯れ草の山に火を点けたかのようにぺらぺらぺらと途切れなく軽い言葉が出てくる。対話ではなく、議論でもなく、一方的流出。機械工学で言えばバルブの開固着であり、最近言い回しを借りればダダ洩れだ。

安倍晋三は主題Aについて問われてもそれを無視して主題Bのことを延々と話す。Bについての問いにはCを言う。弁証法になっていないからアウフヘーベンもない。

⇧「私は真の保守とは「社稷*1を守り保つ」ことに尽きると考える……これほど明歴々と分かりやすい「保守」の言があるだろうか」と久ヶ原T君の弁。御意。

*1社稷(しゃしょく):(archaic, literally) the gods of the soil and the harvest(archaic, figuratively) a nation; a country

2017-10-03 ファッションでファッショを隠す濃い化粧(小池)

fookpaktsuen2017-10-03

農暦八月十四日。早晩に上環。安半にO氏と飰す。暑さ続くが味覚はすでに秋。この食肆では夕張の清酒「まる田」いたゞくが本晩は鹿児島の太久保酒造の芋焼酎「森の妖精」。四合瓶をすこんすこんと二人で飲んでしまひコップで「まる田」も振舞はれる。晩九時だといふのに、もういゝ気分で沈没す。

2017-10-02 立憲民主党

fookpaktsuen2017-10-02

農暦八月十三日。昨日の気温は香港天文台で摂氏33.5度記録し十月で20年ぶりの暑さの由。国慶節代休。鑑定で書類整理。午後遅くジムのトレッドミルで走る。人気のないTaikoo Placeを抜ける。各々のビルロビーの休憩用ソファには行き場のない老人らが「屯ろ」かといへば誰彼も話すでもないから屯ろに非らず恍惚と。静かで冷房が涼しく心地よいから来るのだらがシャツ1枚でよくぞ凍へぬもの。Taikoo Placeの拡張工事凄まじ。かつては香港島の場末の軽工業ビル地帯でSCMPの編集部印刷所、凸版印刷などもあり。90年代から再開発以前のビル(地図中の赤枠)取り壊し。その建設の影響で何度も通つてゐるが気にもならなかつたオフィスビルだがOxford Housedだけが孤島になつてゐる。そのG階にパブがあるやうでオープンフロア子連れ家族ファミリーパーティで賑やかだが、かういふ場所子どもも気兼ねなく遊ばせながら親は親で酒を飲んだりも楽しいことだらう。そのパブはRITESといふベルギー酒場でパルムエールがあつたので「常温で頂戴」と請ふたら「啤酒がお好きなんですね」とバーテンダー君が笑顔で。はい家人が具合芳しからず晩も食欲ないといふので岡田屋太古店の板長寿司で寿司つまみ帰宅本日「立憲民主党」立ち上げた枝野幸男君の一時間余の記者会見の録画をじつくりと見る。これはこれで立派なものだが一番困るのは小池希望枝野新党をば敵にして有権者がそれに惑はされ反自民の票の喰ひ合ひ。

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▼一昨日ザ=ゴスペラーズコンサートでお会ひした仙台B社長にメールしたら返事いただく。いつも感情欠如かと思ふほど感慨もなにもないアタシだがBさんからのメールの一節に不覚にも感涙緩む。

僕が若かったとき富柏村(の本名)に何もしてあげれなかったので、これからは僕が困らないような「リクエスト」を下さいね。

と。お世話になつたころ、よく何かにつけ叱られてばかりゐたが叱るときはいつも「おまえのミス責任は俺がとつてやる」といふ信頼のある方で叱られても自分でもなぜ叱られてゐるかはわかることなので不愉快でもなかつたが、その方から30年も経つた今、突然の再会にこのメッセージはないだらう。自分の部下、仕事仲間には自分が施し与へることが当然といふBさんの信念。その機会を逃したから、と今でも「何かあれば……」とはさう易々といへることではない。敬服。

2017-10-01 国慶節

fookpaktsuen2017-10-01

農暦八月十二日。国慶節。それにしても習近平って首が斜になる上に何かいつも表情が憂鬱で楽しくなささう。天安門広場の人民英雄記念碑で献花済ませた党政府要人の塔のf:id:fookpaktsuen:20171001115915j:image:w160:left南側からリムジンカーでの脱出→祝賀会開く人民大会堂への移動の素早さは毎年見ものNHKの日曜討論聞いてゐたら希望の党の若狭某が党として政権奪取目指す時期は「次の次」と発言。あれだけ話題になつても今回は政権選択選挙ではないと示唆か。そりゃ党是も何もなき烏合の衆で、かつての民主党政権交代より怖い。それでも選挙前にこの発言で小池都知事も不出馬、民進党リベラル大物たちの排除……すでにダメ。今回の選挙で願はくば自民減、希望そこそこで、ある程度、二大政党制になり(中身はまるっくり自民とネオリベだが)、そこで民進党リベラルから共産党の善戦でキャッチングボードになると面白いのだが。銅羅湾。昨日ランニングシューズ購つた運動具店に預けてあつた「○ドル以上買ふと15%オフで何とかがついて」のシャツ靴下スポーツバッグ受け取り(かうしたバッグは全て知人の子どもにあげてしまふのだが)。消費場所にはすでに大陸から連休観光客少なからず。習近平似の男が運動具店の店内で周囲の視線のなか堂々と上半身裸になり試着。強國人は形振り、他人の視線など全く気にせず。ジムのトレッドミルで走る。家人と待合せ買ひ物の前にCitysuperフードコートの八番拉麺。銅羅湾で買ひ物。午後3時から国慶節デモまで時間もあり帰宅国慶節記念の競馬では馬主W氏のDON’T LISTENING’TOMEは2着。何度か驟雨あり。夕食前に外を走る。銅羅湾のマンション内の韓国食材問屋で買ひ求めた肉で韓国焼肉。iPhoneとiPadにOS11インストール。今回はiPhoneよりも圧倒的にiPadで使ひ勝手の良さ実感。f:id:fookpaktsuen:20171002120126j:image:w180:left晩の競馬中継で凱旋門賞ではサトノダイヤモンド応援するが3歳牝馬の強さでJohn Gosden伯楽のENABLEがFrankie Dettori騎乗で圧倒的強さで優勝。f:id:fookpaktsuen:20171001222108j:image:w300:left

首相には、北朝鮮情勢を踏み台にし危機に強い姿勢で臨む自らの指導力アピールする狙いがあるのではないか。安倍政権は2年前に安全保障関連法を成立させた。従来の憲法解釈を強引に変えて集団的自衛行使限定容認し、野党が反対して国論は二分した。f:id:fookpaktsuen:20171002084653j:image:w330:right政府は安保法制によって北朝鮮をにらんだ米艦防護を実施し日米連携がより強まったと主張する。しかし、活動公表されておらず、国民は判断のしようがない。首相には、選挙勝利すれば安保法制への国民の信任は得られたと言ってフリーハンドで防衛政策に取り組めるという読みがあるのだろう。自民党内には敵基地攻撃能力保有すべきだとの意見がある。憲法解釈では「自衛範囲内」とされるが、攻撃的な装備体系が必要になり、いまの自衛隊にはハードルが高い。さらに、首相の目標である憲法改正を有利に進めたいという計算もあるとみられる。首相は9条に自衛隊を明記したいと表明した。解散表明後には「北朝鮮がこういう状況で自衛隊最前線で頑張っている」と語っている。しかし9条改憲によって自衛隊活動を広げようとしているのではないかという疑念も同時に生む。衆院を解散し、北朝鮮問題選挙の争点にする背景にこうした狙いがあるとすれば、危機の政治利用とみられても仕方がない。首相は「民主主義の原点である選挙が北朝鮮の脅かしによって左右されてはならない」と言う。だが衆院解散は首相の判断であり北朝鮮の「脅かし」を持ち出してくる理屈がわからない。(略)「国難」とは国家の存亡にかかわる危機のことだ。まるで開戦前夜のような、きな臭さを感じさせる。

2017-09-30

fookpaktsuen2017-09-30

農暦八月十一日。未明から雨。朝、散髪。長年履いてゐたASICSの黒皮のフィールドウォーカーなるウォーキングシューズかなり痛み買ひ換へのところ普段リーガル靴店のリーガルウォーカー愛用してゐて雨用にはRockportの革靴もどきも重宝。このASICSのウォーキングシューズは専ら週末用だつたが、これで走れるかといふと形状も違へば重さもあり週末にホテルとなると別にランニングシューズ持参となる。そこで今回は週末お出かけにも耐へるであらうNIKEの黒のランニングシューズ贖ふ。ジムで小一時間走る。プエルトリコの巨大台風被害に対するトランプ馬鹿発言対応CNNで見る。こんなバカが米国大統領でも地球が回つてゐるとは。昼にミーティング兼ねて日本人倶楽部の食堂で食事。週末の残務処理。いたゞきもののペニンスラとスターバックスの月餅一旦陋宅に持ち帰り観塘へ。観塘は旧市街の大規模な再開発進むなか、家人と落ちあひいつもの通り裏町の「雲南風味」に往くと已に廃業の由。小ぢんまりと美味い雲南料理を供してくれてゐたが地味な食肆は次々と消えるばかり。一軒おいて隣の川滬料理「榮華川菜館」へ。ここも地味な老舗。常連が好きに飲つてゐる。フロア切り盛りする青年が無愛想だが要領かなり良く跡取りかしら。土曜晩の人混みのなか観塘から九龍湾へ。站のバスターミナルからのシャトルバスで九龍湾国際展覧中心。日本からザ=ゴルペラーズの香港初公演。ポップス殊に日本のポップスに疎ひアタシで香港で日本のポップス2003年松任谷由実以来かしら。今回この公演を香港で仕切るのが知己のU氏で今ではベテラン投資家だが元々は仙台で業界筋。その関係もあり仙台よりG社のB社長も来港でお会ひするのは25年ぶりかで旧交温める。U氏から充てがはれたお席が銀座4丁目の交差点みたいな最上席で恐縮するばかり。

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▼昨日に続き築地H君の政局についての見立てより。日本の政党史上でも常に相対的に「右派」の党と「左派」の党の二大勢力存在してきたのではないか、と。しかもその右と左がかなり「目まぐるしく入れ替わってる」こと。……としてH君が挙げるのが、藩閥打破掲げた自由民権運動指導部たる自由党がいつのまにか藩閥の首魁であるところの伊藤博文を総裁に戴く立憲政友会になったり、左派の自由党に対する右派の改進党を母体し且つ第1次憲政擁護運動に対抗して桂太郎が結成した立憲同志会がやがて憲政会→立憲民政党になり地主在郷軍人会を基盤とする政友会に対する「軍縮と自由主義」基調とする都市型リベラル政党になる。つい最近も「非自民8派連合」が普通の国をめざしたネオリベラル右派勢力になるや、自民党がハト派標榜し社会党と連立するなんていうことも起きた。今回、希望の党が純化路線をいくなら、安倍下野後の自民党がむしろ相対的な「リベラル勢力」になるということもじゅうぶん起こり得るでしょう、と。面白い

朝日新聞より「改憲道理、主権者が吟味を」(高橋純子)こちら

目的のためには手段を選ばず。勝てば官軍負ければ賊軍道理は後からついてくる……。そんな首相の政治観は、憲法を扱う手つきによく表れている。

「国民の手に憲法を取り戻す」。憲法改正要件を引き下げる96条改正を打ち出した時、う胸を張った首相だが批判を浴びるやスッと引っ込め今度は「教育無償化」をあげて日本維新の会に秋波を送り、さらには歴代自民党政権が「合憲」としてきた自衛隊を「合憲化」するため9条に明記すると言い出した。

何でもいいからとにかく変えたい。そんな首相の情念に引きずられ今回の選挙では憲法がかつてなく重いテーマとなる。さすればまずもって自覚すべきは主権者は私たちひとりひとりであり憲法は公権力に対する私たちから命令であるという基本だ。

それがいつの間にか回答者席に座らされ「改憲に賛成か反対か」二つの札を持たされていることの不思議。「さあどっち?」と迫られるままつい札を上げてしまうようでは、主権者としていかにも怠慢である

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Facebook:引用するには内容の深い記事等はこちらの顔本に無断転用で掲載しております。

常無常人常無常人 2017/10/02 16:49 昨日の日曜討論、解散の大義?聞かれて一番は「もりかけ」と言ったのは共産党だけって、その通りだけど宰相の破廉恥罪問う解散も情けないし、隠そうと躍起になって何かと屁理屈つけている自民党に便乗して正義面の公明山口もお笑い草。前原と言う人は会社潰れるときに揉み手しながら再就職先斡旋しますからと平社員にへらへら言いながら無意味なことやってる人事部のごとし。民主党どうなってもいいが、いまだに安倍がいいっていう人が半分近くなど悠久の日本愚民ローカリズム(に無論海外はない)から見ればなるようにしかならないのかなあと思います。

2017-09-29

fookpaktsuen2017-09-29

農暦八月初十。早晩に香港大学美術館で展示中のインドネシアのIKATの布を見に行こうと思つたが金曜晩は遅くまで開館のつもりでゐたが港大に往く途中で閉館は連日18時だといふことがわかり月末の金曜夕方交通渋滞も激しいなか家人と上環で落ちf:id:fookpaktsuen:20171001100901j:image:w320:left合ひ皇后街街市の熱食中心へ。そこのタイ料理で夕食を済ますが、このホーカーズにある曽記といふ潮州点心の店の月餅は人口膾炙もので中秋前で製造販売がピーク。2つ贖ふ。

小池希望」の出しゃばりと民進党瓦解で全く見えぬ政局。築地H君の見立ては、いきなり前提として「自民希望の大連立」だが、そこで憲法改正案を出させて国民投票で否決が条件。両与党とも分裂、相対的リベラルな新政党誕生……くらいがいちばんマシな未来か。いま起こつてゐることは結局のところ細川政権誕生劇の繰り返し。行き場のない左派・リベラルは「下駄の雪」になるしかなく「頭数としてなら使ってやる」といはれてもついていくか、落選してのたれ死ぬかの二択。しかし安倍下野さへ実現すれば自民党にも流動化が起きる。安倍と側近たちが失脚すれば自民党は小池新党よりも「相対的リベラル勢力」になりうるのでは?と。さうなればそこに民進党左派が合流できる。つまり次の小池政権が第二次細川政権で、その次にくるのが第二次自社さ政権。その場合宏池会的な保守党で岸田首班とか。……いずれにせよ本当なら一度の選挙で政局が動けばいゝのに、ここまで「たら、れば」を繰り返さないと理想に近づかないとは……なんてジレンマかしら。

The election may make things worse, if it ends up sapping Mr Abe’s authority, and with it his enthusiasm for reform. At the very least, the LDP seems likely to lose a few seats, simply because its current majority is so big. If the losses are bigger than expected, ambitious underlings in the LDP may try to eject Mr Abe as leader of the party.

But however big the LDP’s majority, and whoever ends up in charge, it would be a grave mistake to leave the job of reviving the economy half done. Fixing things will only get harder as time passes. As it is, public debt is over 250% of GDP. The population is ageing and the workforce shrinking―drags on growth that will grow ever heavier.

The economic malaise has lasted for so long that many voters and politicians may think they can live with it. But big budget deficits and loose monetary policy can only paper over the problem. In the meantime, the opportunity to fix things without great upheaval is slipping away.

晋三不在では重要改革が進まないと晋三を未だもつて指示する経済学人誌……晋三も負の面を全く見ておらず。

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2017-09-28 敵の敵と敵の敵の敵との連合

fookpaktsuen2017-09-28

農暦八月初九。国会解散。あの「万歳〜!」はどうにかならないものか。海外メディアであれを見るとまさに「近代以前で大政翼賛的に映るから怖い。その場面、晋三は解散悪魔の首謀者だから万歳しないにしても「なぜ野田聖子が粛々としてゐる」f:id:fookpaktsuen:20170928211132j:image:w290:leftのか。もはや次は自分のつもりで何かが野田聖子に憑いてゐるのかしら。もはやカルト政治。ジムのトレッドミルで走らうと思つたらNHKラジオ第1の晩7時のニュース時間で(香港時間午後6時)それを聞きながら走ったが足がもたつく。小田嶋隆先生曰く

  • 敵の敵が味方だというぐらいのところまではなんとか理解できるのだが、敵の敵と敵の敵の敵が手を組んだ連合軍が味方なのかどうかは、残念だが、オレには判断がつかない。

なのだから走るときに、このニュースは危ない。もともと日本にとつてかなり危ない選挙なのだが。帰宅して気分は初秋で栗の炊き込みご飯。TBSラジオ荻上チキセッション22を聞く。

▼突然「政局」が動き出したが民進党がまさかそこまで、の潔さ(といふか何といふか)。何よりも前原代表共産嫌ひのなせる技で、共産と組むのなら民進党を崩してまで中身全くわからぬ「希望」に無理やりの足入れ婚も辞さぬ、と。新聞各紙の見出し面白い読売「民進分裂へ」と野党第一党の崩壊傍観日経は「民進、希望に合流へ」とするが朝日の「民進の「希望」合流 提案へ」はこの動きに多少疑問を残すニュアンス。それに対して毎日の「民進事実上解党」が一番あからさま。毎日新聞世論調査比例代表制投票先は自民29%に対して希望18%、安倍内閣支持率は36%(3ポイント減)、不支持は42%(6ポイント増)と逆転と民進党がなくなつても自民一強崩すことに力点を置く。この前原の動きに民主党時代からシンパである山口二郎先生は「民進党はここまで自らを安売りするのか、今まで苦労して運営してきたのは何だったのか」と嘆く。このところ政局分析が最も冷静な石破先生曰くf:id:fookpaktsuen:20170929045735j:image:w280:right

  • 自民党に代わる保守が出てくればそちらに支持が行く現象だ。与党が長くなり我々にそのつもりがなくても国民は「奢り」を見ている。小池氏を侮るな、国民をナメるな、ということだ。

御意。それにしてもつかみきれぬ小池新党。党の理念につき「ベースにあるのは伝統文化、日本のこころを守る保守精神だ」といふが本来保守とはこれまで培つてきた知恵や経験を重んじる立場であつて伝統文化、日本のこころなんてもの政治的に主張することは保守ではないのだが、この人のかうした浅慮で国政が動くと思ふと怖い。民進党の傍流に置かれたリベラル派がどう動くのか、党内でも左派的な北海道など親共産で地域政党立ち上げなんて噂も。民進党議員にしてみれば民進のまゝではさらに議員数減は確実で藁にもすがる希望への押しかけ婚、晋三自民にとつては目論見崩れる民進解体希望合流、つらい立場共産党で民進党は協力できても希望選挙協力も難しく、このまゝでは野党乱立になりかねず漁夫の利得るのは自民となることだけは避けたい。共産が鼻をつまんでも晋三退陣のために希望にどこまで歩み寄るか、かしら。……で衆院解散本日といへば小沢一郎先生のまぁ力の抜けた「小池への同調容認発言、この人(小沢)はもう終はつた。その小池は衆院出馬否定し都政への専念、都政から日本を変へると宣ふが、もはやどこか「日本のアウン=サン=スーチー」的。晋三は街頭演説で「北朝鮮の脅威*1と少子化といふ深刻な問題に直面し」と嘯くが2つは全く次元の違ふ話。それで国民の不安煽つてのペテン政治。公明党の山口は晋三と並んだ街頭演説で今までより何歩も踏み込んだ晋三べったりの姿勢を強調し野党をボロクソで、あれぢゃ創価学会信者さんも退くだろ。不気味なほどの焦り。山口にとつても今回の選挙は自らの公明党での政治生命(といふほどのものでもないが)を賭けたことになる。

日本版プレイボーイ』誌創刊の頃に当時の中学生にとつてはお宝雑誌であつたが中学生にとつても、あの肝心な部分がつるんとした修正は性欲もげんなりするほどだつたか。エロ雑誌のやうで実はモハメド=アリがジョージ=フォアマン破った「キンシャサの奇跡」描いたノーマン=メイラーの『ザ・ファイト』のドキュメンタリーであるとか、ピーター=フォンダとか相手の大人のインタビュー記事中学生が大人になるなかで実は大変面白かつた。

*1:(安倍首相は)北朝鮮への不安を煽り支持を高めたいのだろうが戦争の具体的な前兆もなく日本を狙ってミサイルが発射される状況でもない。(柳澤協二)

2017-09-27

農暦八月初九。猛暑。風が吹かず摂氏33度で尖沙咀を昼に歩いてゐたら実際の体感気温はいつたい何度なのか滝のやうな汗。暑さ避けジムに寄りトレッドミルで走る。

▼政局が大きく動こうとしてゐる。元々は晋三の「今なら勝てる」の大義なく勝手解散総選挙だつたが「希望」が予想以上に抵抗野党になつたのは民進党の不甲斐なさのゆゑ。もはや民進党では選挙で勝てない議員らのディアスポラが起きるのかしら。所詮その程度で変はる程度の国政の権力なのかしら。

ヘーゲルのAufheben(止揚)は「高次の段階に物事が進む」とされるが低次のレベルになつてゐはせぬか。

2017-09-26

fookpaktsuen2017-09-26

農暦八月初七。快晴未だ猛暑。晋三の身勝手解散総選挙で香港の在外選挙10月第2週だとか。身の回りの物の整理整頓はしつかりしてゐると自負するアタシだが一瞬、在外選挙人証がどこにあつたか焦る。なにせ前回の衆院選が2014年12月。在外投票できるやうになつて一度も棄権してゐないが今回の選挙はとくに一票を投じなければならぬ。

▲安倍政権2012年末に政権に復帰した際の衆院選を含め、国政選挙で4連勝中だ。これまでの選挙では特定秘密法も安保法も「共謀罪」法も、主な争点に掲げることはなかった。なのに選挙で多数の議席を得るや、民意を明確に問うていないこれらの法案を国会に提出し、強行成立させてきた。きのうの会見で首相は、持論の憲法9条の改正に触れなかったが、選挙結果次第では実現に動き出すだろう。もう一度、言う。今回の衆院選の最大の「争点」は何か。少数派の声に耳を傾けず、数におごった5年間の安倍政権の政治を、このまま続けるのかどうか。民主主義と立憲主義を軽んじる首相の姿勢が問われている。

常無常人常無常人 2017/09/28 11:19 悪意のない世界でここまで来た朝ドラみね子ちゃんご一行、このまま歳を重ねればただのアホとして暮らせるのかと改めて思いました。ノホホンと生きれば社会とのかかわりも薄くていいわけで、TVに守られてそこらに居る政権応援団に無事加入となるわけでしょう。先週末のNスぺ「総書記 遺された声〜日中国交 45年目の秘史から」を見ていて思ったのは、中曽根大勲位が靖国参拝をめぐって当時の総書記胡耀邦の指摘を受けて翌年の参拝を中止したことで英霊と戦犯合祀についての思いを語る部分があって、あのチャラ男(原発導入科学技術庁長官時代やロンヤスを見よ)でもこんなに見識があったんだ、と。胡耀邦が南の口音で磊落に語る民主主義にも印象深いものがありました。時代背景のせいか、世は教養にあふれていたようです。

fookpaktsuenfookpaktsuen 2017/09/28 12:51 あの当時、中曽根大勲位を「風見鶏」だのと嗤つてをりましたが今となつてみると旧海軍からの伝統的リベラル保守、立憲を理解する偉大なる大首相。カウンターパートのロンとてハリウッドの二流俳優あがりの単なる反共主義者と見てゐたものがトランプ時代になつてみれば……。時代がここまで退化するとは。

2017-09-25 国難突破?

fookpaktsuen2017-09-25

農暦八月初六。昨日の銀行話の続き。なぜ家人との共同口座と家人の口座の担当マネージャー異なるか、といへば5年ほど前だが、私らの口座の担当者が異動で新しい担当者(G嬢)の態度が劣悪で中環の某支店支店長担当者換へ願つたが共同口座のことばかり気にかけ家人の別口座あること失念で、連絡とることもなく時間が過ぎてゐたもの。で昨日このG嬢の電話メッセージ入れておいたら今朝電話あり。なぜ急に手数料発生なのか?と尋ねると、家人の口座は規定額に満たぬので手数料発生といふ。そんなことは20年前からで合算で規定額超へてゐれば問題ないと当時の担当者から説明で別口座にすること勧められた結果で、それを急に、と反論すると「規定規定」と立て板に水。規則遵守だといふ。さうなら何故に担当者なのに電話一つ寄越さぬ、怠慢だろ、と言ひ「いつもご親切にありがたう」と電話を切る。エコエコアザラク。とにかく不愉快なG嬢だが、先方にしれみればアタシに対しては自分担当外された怨念がまだあるのだらう。まだこの支店にゐるとは思つてもみなかつたが。で共同口座の方の担当といふのが5年前に同じ支店で別な行員に換へてもらつたものゝ、そのA君も融通のきかない輩で専らこゝ数年は別の支店担当でもない行員V君ばかりを贔屓にしてゐる。昨日もこのf:id:fookpaktsuen:20170926173620j:image:h250:left f:id:fookpaktsuen:20170926173616j:image:h190:leftA君の電話メッセージ入れておいたが3週間も休暇だといふ。するとG嬢との不愉快電話のあとにA君のアシスタント(つまり同じ支店でG嬢とも同僚なのだが)から電話あり。「A君へのメッセージ代理で聞きました」と、このアシスタントはかなりレベル高く状況の理解判断も確か。とにかく客遇らひなるもの客の不満をどう解消させるかに尽きるわけで「状況はわかりました、お急ぎでなければA君に間違ひなく伝へ善処します、休暇後になりますが宜しいですか?」と十月アポまできちんとさせる。この銀行のこのセクションは以前からマネージャーダメアシスタントが優秀といふ傾向あり。何といふジレンマか。これでこの問題解決させるとG嬢の「アタシのメンツはどうなるのよ?」と激怒はさらにエキサイトするのだらう。早晩に久々にFCCでT氏と軽く会食。ブリティッシュプレミアムジンプロモーション中。T氏から荃湾のMali Homeといふ榴槤使つた菓子専門店の月餅いたゞく。早速帰宅して頬張る。美味。

▼晋三が28日の国会開会冒頭解散宣言国難突破のため、と開いた口が塞がらず。なぜそのために国会解散必要なのか。晋三の存在自身国難である。晋三の記者会見で「民主主義の原点である選挙が北朝鮮の脅かしに左右されることがあってはならない。むしろ対応について国民に問いたい」などまったく意味不明。この大義なき衆院解散で失はれるものとして青木理氏曰く「解散は究極の自己都合。今だったら選挙をしても負けないから。戦後日本の原則を次々となぎ倒し今回の解散は今までとは違うレベルでモラル破壊し憲政の筋を壊す」と(こちら)。御意。冷静な分析のやうで時々わからないのが毎日新聞(風知草)山田孝男氏で真の争点は「戦争寸前の歴史的危機を的確に制御しうる政治家指導者は誰か、の一点に尽きる」って、それじゃ今は敵なしで晋三の思うツボだと思ふのだが。

2017-09-24

fookpaktsuen2017-09-24

農暦八月初五。未明に雨音で寤める。銀行口座をネット確認して納得できぬ手数料あつたので銀行の24時間ホットライン電話するが担当者の客対応が下手な上に要領悪く当方不愉快にさせるばかり。かういふ時はこれを相手にせず、と一度電話を切りもう一度掛け直し少しでも要領よき相手だと埓もあくが今回は2度目の電話でもダメ家人の口座に関することで家人本人確認必要といふのはまだわかるが本人確認の上でアタシらの共同名義口座から手数料が引かれてゐるのでアタシが話そうとすると家人の口座のことだからとアタシが話すのを拒み面倒なのは二人の共同口座と家人の口座の口座担当マネージャーが異なることで、誰だか覚へてもをらぬが家人の口座のマネージャーに連絡せよ、といふ。その相手すらアタシには教へぬ個人情報管理は末期的。アタシもかなり蛇のやうな性格だが3度目の電話で、この相手は「手数料徴収されなたくないのなら口座をダウングレードするか閉めれば?」とつい口にしてしまひ「20年来の顧客に何を申すか!」とアタシが烈火の如く電話口で叱り「上司を出せ!」と言つたら暫く待たせられた挙句上司は不在」と(明らかに嘘だが上司も面倒な電話に出たくないのだらう)言ひ訳も泣いたのか鼻を啜りながら、もうこちらも呆れるばかり。ただしこの相手家人の口座のマネージャー名前をぽろりと口にして、おそらくそちらにこの件をどうにか降つてしまひたかつたのだらう、そこまで1時間日曜日無駄時間を費やす。雨上がつたの見計らひハーバー沿ひジョギング。まだ残暑あるが気温少し下がりジョギングの少し頻繁なことで身体は軽い。昼抜きで官邸にきて夕方まで書類整理。帰宅して夕餉済ませ今秋初の月餅は大班冰皮月餅頬張り恥ずかしながら午後8時には早寝。

▲首相動静だって官邸の記者クラブや首相盤の各社記者で内容確認しあって落ち度なきように、あるいは1社の記者が二日酔いでサボっていても抜けのないように、同じ内容を発表しているのか、と思っているが、地味にこうした内容の差異もあるのだね。会食の際に参加者メンツ微妙に違う場合新聞社要職の参加など微妙に調整されて書かれているが。

2017-09-23 映画 “In Wound”

fookpaktsuen2017-09-23

農暦八月初四。秋分。朝かなり天気荒れる。午前中にジョギング済ませ昼に銅羅湾で知己二人と日本人倶楽部食堂で会食。同じ銅羅湾で一つ打ち合わせで末席汚したあと久々に整体按摩。夕方から映画見るのに慌てゝ尖沙咀に行つたら30分早く誤解してゐて丸亀製麺でうどん啜り小腹満たしてThe One映画館。“The Wound”見る。(“Variety”雑誌映画こちら)南アフリカを舞台に原住民の辛うじて残る伝統的社会で適齢期の若者を集め儀式は割礼からまり若衆宿で若者たちにはそれぞれ兄貴分が付き大人の男となるための集団生活の「訓練」が行われる。かうした若衆宿の風習はアフリカから極東まで広く見られたもの。大方の装置行為は同じで男だけの隔絶された環境での期間に男に精を齎らすため強制的に年上による肛交行為が施されたり精神的にも衆道的なものであることは間違ひない。この映画(John Trengove監督)はさうした若衆宿を経て都会で孤独に働く青年Xolani(Nakhane Touré)が、この若衆宿のある辺境の集落に還るところから始まる。裕福な叔父に今年その若衆宿に加はる「息子Kwanda(Niza Jay Ncoyini)がどうにもヤワすぎる」と指導役を任された。父親としては若衆宿での試練を知つてゐるがゆゑ甥に息子を守つてほしいといふところもありか。Xolaniはその若衆宿で精力的に活動してゐる幼馴染の青年Vija(Bongile Mantsai)に再会する。筋骨隆々の彼はXolaniを見つけると人里離れた廃屋でXolaniを犯す。さういふ経験がかつてあつたのだらう。Vijaにとつては女でも男でもヤレるものなら、だがXolaniはゲイでありVijaを慕ふ。Kwandaはこの土着の風習文化、若衆宿に馴染めないまゝ過ごす。Xolaniには少し心許すが若衆宿の日々も終盤を迎へた日、指導上の諍ひから男たちの間でVijaが疎まれ、Xolaniが後を追ふ。集落にとつては神聖な滝近くの水々しい草むらで混じり合つた二人が全裸で臥せてゐるのをKwandaが見つけてしまひKwandaはそのまゝ行方不明に。翌日の若衆宿の最後の日、祝祭のなかにVijaは憂鬱な表情で混じつてゐるがKwandaと、それを探してXolaniは戻つてきてゐない。……その話の大詰めでアタシはVijaが「じつは僕もゲイなんだ」的な楽天的な結末かと思つてゐたが予想以上に深刻な「結論のでない結論」なのが見終はつてもいろ/\考へさせられるところあり。この映画、かなり文化人類学的だが同性愛カテゴリー作品といふことで今季の香港LGBT映画祭での上映だつたが地味な内容で客少な。上映前にゲイ団体男子二人が会場でノベルティ配つてゐて何かと思へば性病防止のPR安全套と潤滑液のセット。アタシの目の前に座つてゐた女の子二人が(レズなのだらう)「要らないよね?」と返そうとしたら隣の男子が「それなら貰つてもいゝ?」と。映画終はり漫ろ歩いてゐたらAustin Aveでもはや老舗の「北京餃子店」で扉が閉まり晩二更だといふのに「準備中」の札かゝり店内で老闆が仕込み中。えっ?、そも/\路面のお世辞にもキレイはいへない店で扉などなければ正月除けば年中無休で深夜まで。何か様子が違ふと思つたら元々あつた店から数軒離れた場所が此処で、旧店舗は依然として営業中。苦節四半世紀?で事業拡張か現店舗家賃高騰か再開発で出るハメになつたのか。祝移転開業だが個人的には汚くても美味い食肆が店が好き。若いから顔見知りの老闆もずいぶんと味のあるオヤジになつてゐた。バーWで2杯だけ独酌で帰宅

f:id:fookpaktsuen:20170925170057j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20170925170051j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20170925170046j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20170925170037j:image:h180

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▲以前から拉致問題に取り組んできた安倍首相を被害者家族は深く信頼し「きっと拉致問題解決するだろう」と期待してきた。しかし家族はい不安なんです。核実験やミサイル問題で拉致問題が吹き飛ぶんじゃないかと。「今年中に救出を」とした期限まであと3カ月余りしかない。いま解散・総選挙に踏み切るのだけはやめてほしい。「拉致問題は最優先」というのは口だけだったのか。選挙で「改憲勢力」を確保するほうが優先なのでしょうか。(蓮池透)

2017-09-22

fookpaktsuen2017-09-22

農暦八月初三。早朝の驟雨のあと空に虹。金曜早晩に三週続けてハッピーヴァレイ家人と待合せそぞろ歩き。トラム終点近くf:id:fookpaktsuen:20170923114849j:image:w280:leftのThe Derbyといふパブがいつもビール飲むだけだが近くに住まふOさんからこゝのインド料理がイケると聞く。が食譜になくだうしたものか、と思つたらインド料理は月〜木に提供で忙しくなる週末は供せず、といつも優しいウェイトレスの話。西洋人なら女性でもペロリ、のハンバーガーを家人と2人でシェア。店内のモニタでは豪式ラグビーでアレデード対ジローンの試合に豪州人多数。猛獣の中の小鳥の気分。やはり戦争はやつてはいけない。負けるに決まつてゐる。北朝鮮もそれをわかつて政治カードとしてミサイル飛ばしてみせる。それを晋三が上手に政治カードとして使ふばかばかしさ。

▼(朝日新聞手続き軽視の解散権力への制限陰る恐れ」藤原帰一こちら)。

私は憲法を改正してはならないとは考えない。しかし、立憲政治の基礎が政治権力行使に対する制約にある以上、憲法の個別の条文の修正ではなく憲法の正統性否定するような憲法改正の試みは、立憲政治の基礎を壊してしまう。臨時国会の冒頭における衆院解散はそれ自体手続き合法性を軽視する態度を示すものであるが、それが自民党の大勝に終わるなら、立法府による行政への制約を期待することはできなくなるだろう。

第2次安倍政権のもとで政治の安定と経済の安定が実現したことは大きな成果である。だが、そのプラグマティックな政治指導は、政治権力に対するさまざまな制限の結果でもあった。総選挙によってそのような制限が弱まるならば、制限されざる権力という立憲政治の対極に立つ状況が生まれることになるだろう。

2017-09-21

fookpaktsuen2017-09-21

農暦八月初二。快晴。中環の用事あり日本総領事館入居するビルの前通ると韓国の団体が据へた慰安婦像は香港の対日歴史賠償f:id:fookpaktsuen:20170921132059j:image:w280:left領土問題訴へる団体支援し展示がバージョンアップされてゐる。かうなると法輪功と同じで市民世論に訴へるレベルを超へたもの。どこまで運動効果あるのか疑問。晩に居酒屋一番でK氏、I氏と飲み会。K氏は3度目の駐在だが最初が1988ださうで居酒屋一番になる前の「見城」を知つてゐる貴重な御仁。帰るつもりがふとバーSに寄るとF君香港に帰省中でN君と飲んでゐて四方山話

▼国立競技場の工事で自民党の議員が国内林業の活性化もあり打ち出した日本の木材を使つた木製椅子案は木製にすると数十億円費用がかゝることで廃案に。それの可否は別として、あの無駄紆余曲折あつての国立競技場の改築費用は1,600億円だといふ。ばかばかしいとは思つたが「晋三選挙」の費用6,000億円に比べると、まだカネをドブに捨てる(選挙)よりは(競技場の方が)マシかとすら思へる。

▼尖沙咀站のMTRホームが全面広告で壁が青色となり金鐘と間違へる客あり、と蘋果日報の記事(こちら)。香港のMTR站の色はいくつかの色パターンで配色されており金鐘は青、尖沙咀は黄と乗客は慣れてゐるので、これでは確かに金鐘站だと錯覚してしまふ。とにかく站構内の広告化、猫の額ほどの面積でも賃貸に余念なきMTRなり。

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2017-09-20

fookpaktsuen2017-09-20

農暦八月初一。晩に湾仔。岸和田Y氏(元曼谷Y氏)が1988年からの香港での商売を閉じ光榮退休といふことで、これまで隔月でほゞ定期的であつた恒例の飲み会も定例では今日最後。辛党のY氏なので湾仔の渝川菜館といふ四川料理屋にしたがアタシは未踏の食肆で官邸の執務室に携帯忘れ渝川菜館が湾仔のどこか、朧げに皇后大道東とJohnston Rdの間と思ふがY氏や家人に連絡もとれず、だが皇后大道から勘で廈門街に入つたら、そこにあり安堵。家人の話では在港邦人人口膾炙してゐるさうだが確かに噎せるほど麻辣の麻がきゝ美味。Y氏と昔を偲び北京二锅头の烈酒、盃を重ねる。

▶銅羅湾のエクセルシオールホテル老朽化オフィスビルとしての再開発が取り沙汰されるなかSCMPの記事で、この土地が香港の英国植民地としての開闢以来「最初に民間に払い下げられた土地」とあり。銅羅湾一帯が当時のヴィクトリア市では市の境域外の辺鄙な場所で、其処の広大な土地をジャーディンマセソン商会が払ひ下げ受けた史実は有名だが、その払ひ下げが植民地香港で最初とは知らなかつた。

▼衆院解散総選挙費用6,000億円は晋三が負担すべきである。この勝手な総選挙にあたり民進党の前原代表曰く、共産党とは消費税や日米安保の考え方が根本的に違うため「一緒の政権運営は難しい」。当然。今回の選挙はあくまで自民党一強の状況打破のため。全く政治的センスのない御仁。その消費税について共産党は反対とするが、単にかつての社会党のやうに「なんでも反対」なのではなく、志位委員長曰く「消費税10%引き上げを前提に「教育子育て」に使うなどと言い出した。増税の是非は総選挙の大争点となる。8%への増税が深刻な消費不況を作りだしているもとで10%増税ができるか。大企業に大減税をやりながら庶民増税が許されるか、と。御意。

2017-09-19

農暦七月廿九日。まだ随分と暑い。先々週月曜の尿路結石の経過観察で養和病院泌尿器科へ。Y國手曰く3年前も結石あり(その時は多少の血尿見られたが今回のような激痛なし)MRIで見ると腎臓に結石あり自然に小さくなるか、これがひどくなるかできれば1年に1度はエコー検査をと勧められる。術後の低血圧は投薬の結果でよく見られる症状で110/80くらゐで落ち着いてゐるのなら血圧上昇がなければ毎日の血圧抑制の薬は控へて良いし体重の減少も直接、尿路結石とは結びつかないがMRIでもX線、尿検査でも問題が見当たらず昨日提出の検便も異常なし。本人も不調や部位の痛みもなければ3週間余で4kg+の減少なら許容範囲といはれる。今後も体重減少が続くようなら精密検査しませう、と。f:id:fookpaktsuen:20170921120345j:image:h180:right f:id:fookpaktsuen:20170919222852j:image:h180:right

安藤忠雄氏が大阪市に児童図書館寄贈の由(毎日新聞)。素晴らしい行動だが安藤先生のドローイング、あれ、これどこかで見たやうな?と思つたら澳門の大三巴とそっくりなのである。勿論、それの模倣ではない。崗の上と大阪の中之島の地形の違ひ、建物も焼け残つた教会と安藤先生設計する図書館は違ふ。だが安藤先生のドローイングが(上手下手はいはないが)図書館の建物が平面的で、その前のアプローチがどう見ても傾斜に見える。非常に基本的な遠近法とか何かがズレてゐるからで、これが建築科の学生のドローイングなら指導教官から「基本の基もできてない!」と叱られるところだが安藤先生ほどの巨匠となると「これでいいのだ〜」かしら。

▼李怡先生今日の蘋果日報の連載「大倒退」(こちら)。香港で<香港独立>の言論が深刻な問題扱ひとされてゐるが、そもそも中共ぢたいが国府打倒の革命政権であり、それ以前に確か民国時代に湖南で自治政府確立独立の動きがあったのではなかったか、とアタシもぼんやり思ひ出してゐたが、それについて。中共結党以前の湖南省で毛澤東も関はり湖南共和国建国の動きがあり、当時の1920年代民国はこれまで軍閥が勢ひをつけ中央政府は不能と思はれてゐたが実は共和制や自治といふ近代思想が広がり中国の近代史にとつて最も思想的に自由時代であつた、といふ歴史的見直し最近盛ん。この当時の大学がその時代のなかでどういふ役割を果たしたか、五四運動を見れば明らかだが、それに比べ<香港独立>といつた若者たちの半ば戯論のやうな主張に対して、その言論すら学内で許さぬ大学学長らの怯へを李怡先生は何といふ歴史の後退か、と嘆く。御意。

距今將近100年前的1920年青年毛澤東在長沙大公報》發表了12文章,推動湖南的「獨立」。第一篇發表在9月3日題目是《湖南建設問題根本問題──湖南共和國》。當時的背景是北洋軍閥政府時期,但2012年河北大學教授王鐵群寫了一篇長文就稱之為「民國北京政府時期」,不認為是軍閥政府,而且認為這是「二十世紀中國最民主的時期」。

當時統治湖南的譚延闓宣佈「湘人治湘」「還政於民」,毛澤東及其同路人(中共未成立)趁機推向「湖南自治運動」,要求實現「全自治」。他在一系列文章中說,「中國四千年來之政治,皆大架子大規模大辦法。結果外強中乾,上實下虛,上冠冕堂皇,下無聊腐敗……。凡物沒有基礎,必定立腳不住。政治組織是以社會組織做基礎,無社會組織絕不能有政治組織。有之只是虛偽。」「中國的事,不能由總處下手,只能由分處下手」,所以要「打破沒有基礎的大中國建設許多的小中國從湖南做起」。他主張中國27個省建設起27個國。他認為「湘人治湘」不是「民治」,他們「不僅不願被外省人來治,並且不願被本省的少數人來治」,因此要「鄉長民選,縣長民選,省長民選」的「全自治」。他說主張「湖南國」,「並不是一定要從字面上將一個『省』字改成『國』字,只是要得到一種『全自治』而不以僅僅得到『半自治』為滿足。『國』的要素為土地、人民、主權。主權尤為要素中的主要素。湖南人沒有處理自己的事的完全主權,而長被侵奪於益我則少、損我則多的中央或鄰省」。

毛澤東將近100年前的主張,揆諸今日中國和香港,仍不過時。中國的政治100年沒有進步,而且實際上是大倒退;而香港,在主權轉移後,也迅速倒退。上引毛澤東寫的「湖南」,若換成今日香港,「湘人治湘」換成「港人治港」,幾乎每一句論述都適合。

中國100年前仍然有言論自由,因此毛澤東主張湖南獨立的言論還能公開發表,也有胡政之、張季鸞主筆政的《大公報》刊登。現在這種意見大陸不可能發表,《大公報》也今非昔比。

「民國北京政府時期」實際上是中國現代最民主的時期,大學的學術自由大師輩出;報刊言論自由新文化運動在這時期產生,大量優秀作家湧現;各地實行地方自治,地方官員不是由中央任命而是在地方憲法基礎上產生。

近年,大陸作家岳南寫了三冊叫《南渡北歸》的書,講中知識人在近百年的漂泊命運。有人讀了第三冊後概括北洋時期、抗戰前期和後期、台灣時期、中共建政時期,其中最好是北洋時期,知識人「獲尊重,覺醒,有骨氣,生活優裕,大師輩出」;最糟是中共建政時期,知識人「遭打擊,滅絕人性的迫害思想禁錮,無人格,無骨氣」。

現在輪到香港,連講「獨立」的自由都不比100年前的大陸;而大學校長呢,比之於五四運動保護學生的北大校長蔡元培的風骨,相去何異霄壤?

▲首相自身が渦中にある加計学園森友学園問題は何も解明されておらず、引き続き国会の焦点だ。首相も先の通常国会終了直後は「今後、真摯説明する」と約束していた。ところが、それを避けて解散に持ち込むのは、よほど疑惑を隠しておきたいからだろう。首相がそれでこの問題は忘れ去られると考えているのなら国民はなめられたものだ。解散・総選挙によって政治空白が生まれ、「北朝鮮問題への対応大丈夫なのか」との不安もある。自民党からは「北朝鮮問題は長期化するから、いつ解散しても同じ」との声を聞く。ならば、なぜそう判断するのか、そして、この問題をどう解決しようと考えているのか、説明すべきだ。確かに内閣支持率は一時と比べて回復している。しかし、それは北朝鮮問題という対外的危機感が現内閣への期待を生んでいるからに過ぎない。首相の努力の結果ではない。首相は先月、改造内閣を「仕事人内閣」と自賛した。成果どころか、仕事の中身さえ国会で示す前に解散するということでもある。2014年11月、消費増税先送りを理由に衆院を解散した時以上に大義はないと言うべきである。首相は米国から帰国後に最終決断するという。冒頭解散は国民不在の選択である

2017-09-18 次の北朝鮮ミサイルは28日の模様

fookpaktsuen2017-09-18

農暦七月廿八日。この日記のページビューが140万超へ。こんな拙い物語に皆さまの貴重な時間を割いていたゞけるとはありがたいかぎり。本日いずれの朝刊も一面トップは晋三のおちゃらけ解散選挙ネタだが「総選挙 来月22日軸」(朝日)、「首相、冒頭解散で調整」(毎日)に対して自民党御用紙たる読売は「衆院選 来月22日」として「首相、28解散へ」とさすが党紙は明確。その上で、この選挙をの消費税10%について「使途変更問う」と明らかに論点のすり替へ。どこまでダメになれば読売新聞やつてられるのか開いた口が塞がらず。それにしても首相の勝手判断による衆院解散がいかにおかしいか。築地H君が書いてゐたが

7条解散が合憲であるという最高裁の判断はいまだ存在していません。ただし憲法学の主流学説は「合憲」。総選挙で有権者の意思を問うというのは日本国憲法が想定している最終判断の場なのであって、不適切解散があれば総選挙有権者の審判が下るだろう、というのが理由です。有権者の信を問うに値する事態が出来しているのに任期満了までそれを聞かないのは、かえって非民主的であるということでもありますね。「憲法には解散には大義必要だとは書いていない」という子どものような理屈をいう人もいますけど(略)憲法には、いついかなるときも任意解散してもよい、とは書いてありません。素直に読めば内閣不信任案可決以外の解散を想定した条文はない。それでも学説上、7条解散が合憲とされてるのは、「民主主義なんだから、総選挙をやること自体が悪いことであるはずではない」という前提に立って「重要な政治課題に直面した場合には、○年前の民意ではなく、最新の民意によって成立した政府により正統性がある」ということだと思います。わりとアクロバチックといえば言える綱渡りの合理化です。そのギリギリさが忘れられ、なんか単純に「いつでも解散してよい」というのだけが習慣化してしまったように見えます。

見識である。そして何が歯がゆいかといへば、その解散で衆院選となつても民主党にとても戦ふだけの力もない。或る人が前原に「腹を決めろ、勝てばお前が総理になる」「実戦に役立たない青臭い理論は棚上げし、自公が恐がる小沢軍師に強固な野党共闘を構築せよ」と書いてゐたが前原に果たしてそこまでできるか。かうなると反自民票を全て共産党に投じてしまひ少なくとも「それくらゐ晋三はダメ」といふ意思表示をするしかないだろ。一つだけ確かなことは「次の北朝鮮のミサイル発射は今月28日の模様」といふことだけ。臨時国会冒頭で晋三が衆院の解散選挙を宣ふのに合はせ、祝砲とはまさにこれ。

香港十間大學校長就校園港獨言論發表的聯署聲明,若是代表了他們的知識水平的話,那麼他們不僅與知識分子無緣,甚至連「活書櫃」的資格都夠不上。且看這75個字的聲明:「我們珍惜言論自由,但我們譴責最近濫用言論自由行為言論自由並非絕對,有自由就有責任。所有下列的大學,特此聲明,不支持『港獨』,並認為這是違反基本法。」

何謂「濫用言論自由行為」?你們知道言論行為的界線嗎?自由的界限,就是不能以傷害他人自由來實現自己自由。行動對人傷害,自有刑責。但言論對人傷害沒有刑責,只有被控誹謗的民事責任言論自由的刑事界線只有一條,就是不能造成「明顯和立即的危險」。違反基本法的言論不是犯法。沒有一個文明國家的言論被限制於不能批評憲法,不能要求地方獨立,否則,魁北克、蘇格蘭的所有支持獨立的輿論都被封殺,所有發出獨立之聲者都得坐牢啦。

人人有權對自己生活所在地的前途表達意見,但用權力去禁制你們不支持意見,就是要窒息學校自由討論的空氣,就是壓制言論自由思想自由。莫說有此行動,即使有此想法都不配做大學校長

2017-09-17 適応障害?

fookpaktsuen2017-09-17

農暦七月廿七日。晴。遠くの台風の影響なのか大気芳しからず。とりあへずジムまで5kmほど走り一旦帰宅して官邸で周末書類整理といひつゝ今日無性に机まはりを片付ける。何らかの記事で「適応障害」の説明に「ストレスが原因で感情や行動が制御しづらくなり社会生活に支障を来す精神疾患」とあり自分がほとんどこれぢゃないか、とすら思ふ。さうならないことで精神衛生を保つことにどれだけの精神力と体力を使ふことか。今月は今日まで19日のうち1日しか休んでをらず。かうした状況でヒトは精神を病んでゆくのではないか、と。まぁ一生のうちかういふ時期もあるだらうと気軽に考へるべき。帰宅して書棚にキャセイパシフィック航空の昔のトランプ10年くらゐ前?のを見つける。さう、昔は機内で暇つぶしトランプで一人でゲームしてゐたり酒を飲みながら連れとブラックジャックしてゐたり、なんて時代があつた。それが今じゃモニタばかり見てゐる。今でもCXで機内にトランプなんてあるのかしら?と思つたらCXに近いC嬢から「それがあるのよ」と見せられた。Cathay Dragonの赤いのはまだしもCX現在トランプの、まぁなんてダサいデザインだこと。今どき雲海の上を飛ぶ機体の大写しなんて1970年代ぢゃないんだからアウト。しかも写真はピンボケで(印刷がお粗末?)数字側といへばあまりにベタなデザイン。よくぞこんなものを供すもの、とC嬢に作り変へに画策しては?と伝へる。

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