ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

富柏村香港日剰 日記 ブログ 網誌 博客

2017-01-18

2017年01月18日の呟板

2017-01-17

2017年01月17日の呟板

2017-01-16

fookpaktsuen2017-01-16

農暦十二月十九日。早晩に突然、上海I君より連絡あり湾仔で独飲中といふので湾仔へ。Coyoteといふバーで寒いが啤酒飲みたく「室温のはある?」と尋ねるとバーテンダーがどの銘柄でも裏の倉庫から持ってきますよ、と優しい。他の客がかなり飲んでゐるコロナビールを使つた奇想天外なマルガリータ、これを「コロナリータ」と呼ぶらしいが、これを遊びで飲む。逆さまのコロナビールは気圧のバランスでマルガリータを飲むほどに少しずつ落ちてくる。今年初めて六國ホテルの粤軒。家人来て名前失念のチリのシラーズ2本飲む。

▼北京中央が香港の政務長官キャリーラムの辞任認め、このオバサンも行政長官選挙に正式立候補表明。先に財務官辞任を決め1ヶ月余も辞任批准されずにゐたジョン=ツァンもやっと辞任認められる。北京は結局のところ政府派の候補者の絞り込み頓挫だが、いずれにせよ親北京な候補者であれば誰がなつても漁夫の利を得る、で形の上では自由立候補できる民主主義体制が香港で維持できてゐるといふ見せかけとしてはこれでいゝのかも。それにしても煽りを受けたのがかつては親中派で最有力候補だつたレジーナ=イップ。有能な政務官だがタカ派ぶり目立ち官僚として後輩のキャリーラムにお株を奪はれやうとは。

--------------------

顔本:引用するには内容の深い記事等はこちらの顔本に無断転用で掲載しております。

富柏村の呟板

富柏村サイト(2004年以前の日記、過去の雑誌出稿記事)

富柏村写真 at Flickr

2017-01-15

fookpaktsuen2017-01-15

農暦十二月十八日。日曜だが官邸で周末の書類整理。夕方、陋宅からジム、ジムのトレッドミルで走る。晩はホワイトシチュー。f:id:fookpaktsuen:20170117195432j:image:w280:left何気なくGoogle地図眺めてゐたら赤坂御所に「高円宮亭」あり。寄席じゃないんだから天皇退位と改元での「安晋」も悪い冗談。日曜晩は気持ちブルーで睡眠導入剤服して寝入る。

世界で最も裕福な8人の資産合計が世界人口のうち経済的に恵まれないしたから半分(約36億人)の資産合計と同じ(それぞれ49兆円)。1988年から2011年の間に下位10%の所得は年平均US$3も増えてゐないのに対し上位1%の所得は182倍。格差の開き。驚きもしない。

2017-01-14

fookpaktsuen2017-01-14

農暦十二月十七日。霧雨。気温は摂氏15度の寒波。朝イチで銅羅湾で散髪済ませ官邸で週末の残務整理。金鐘太古広場のMont Blanc商店万年筆の調整託す。万年筆知識も浅き店員にあれこれ指図され不愉快。午後遅く上環で整体。早晩にFCC家人と待ち合はせ軽く夕食のはずがビフテキ。

▼昨年香港訪れた旅行者の数が前年比▲4.5%で2年連続現象。この▲4.5%は2003年のSARS疫禍除けば最も大きな現象。当然ながら大陸漢の来港減少。2015年に深圳居民の来港も無制限から週1に絞られたことなど影響。品のない大陸客に罵声浴びせつ来ないのも困るといふ香港も勝手だが。

⇧何故に御本尊博物館入りでお寺にレプリカなのか理解に苦しむ。

D

⇧初め聞いたときに広東語?福建語?と思ったらシングリッシュ😅 「小国」シンガポールは従前から台湾で軍事訓練してきたが台湾から送り戻す途中のシンガポール軍車両を中国税関が香港で押収してしまい国際問題に。それを揶揄したこのシンガポール歌曲はなかなかの上出来。

2017-01-13

fookpaktsuen2017-01-13

農暦十二月十六日。寒雨。帰宅して独酌。八郎潟産のワカサギの佃煮を肴に熱燗(菊正宗)。家人帰宅でおでん。f:id:fookpaktsuen:20170114133020j:image:w280:leftRoux Père & FilsでChassagne-Montrachet "La Goujonne" 2013年飲む。

最近自動車運転から碁までAI(人工知能)とかいはれるやうになりApple電脳もSiriといふシステムが口頭での指示を良く聞く。使つてはゐないが暇に任せ質問したら回答もなか/\妙で笑つてしまつた。映画2001年宇宙の旅』のやう。

2017-01-12 Empire Theatre in Hong Kong

fookpaktsuen2017-01-12

農暦十二月十五日。晩に霧雨。

▼北角で取り壊し待つばかりの元映画館State Theatre)。昨年、取り壊しのため大きな商業看板外したら現れたテラコッタが話題となりアタシも慌てゝ見に行つたが、それを戦後モダニズム建築として保存すべきといふ声が。元々は1952年に建てられたEmpire Theatreで、建築家George GreyとS.F. Lewの二人で1928年にペニンスラホテル本館もこの方たちださう。1962年City Hallができるまで、このEmpire Theatreは香港では(Lee Theatreと並ぶ)ホールで、チェロだけでもGregor Piatigorsky、Issac SternやPierre Fournier、ソプラノのHelen Traubel、ジャズではBenny Goodmanなど錚々たる演奏があつたとは驚いた。それだけの文化殿堂戦後、新開地の北角に出来た、といふことは国共内戦で香港に逃げてきた上海閥が北角の新開地に住みつき戦前上海の芸能文化が香港で再開したと考へて間違いないだろう。SCMP紙の記事“Hong Kong’s faded Empire Theatre back in the spotlight with vote to give it historic status”(こちら)。

2017-01-11 Clare Hollingworth刀自ご逝去

fookpaktsuen2017-01-11

農暦十二月十四日。昏刻に深圳の羅湖入り。向西村。深圳では早くから普通市街として開け小ぢんまりとした飲食店や按摩など多し。中上健次が好きさうな路地の東北餃子屋。店の者のネットでの電話の会話が春節はハルビンで云々と。南湖路まで歩き識る飲み屋へ。独飲でiPhone見てゐてふと思ひ出したのが滴滴出行のこと。日本など比べものにならぬネット化進む中国で滴滴は4年前に北京で始まつたタクシー呼び出しサービスだが今では全国で180万台!のタクシー白タクなど網羅するシステム。これがすでにキャッシュレスとなつてをりデポの入金は独自ではなく単なるSNSからサービス全般システムに発展した微信(WeChat)でとなるが中国国内の銀行口座とIDがないと使へない。銀行口座があるが外資のStandard CahrteredだしIDがない。タクシーくらゐなら滴滴がなくとも路上で拾へば良いとタカをくくつてゐたが青島で痛感したのはとにかく「流し」のタクシーが少ない(それだけ滴滴になつてゐる)上にタクシー運転手が余り現金持つてをらず釣り銭が不足。微信に入金するには誰かに入金してもらふのが手っ取り早い。そこで聡明なこの飲み屋の若い女将相談すると「いいわよ!」と即諾。微信の「紅包」といふシステムでさっと200元を入れてくれる。だがそれがアタシの須磨帆の微信アプリに反映されず他の店子も交へ「何で?」とあれこれ操作するがよくわからず、やつとのことで「地域変更」見つけ香港設定になつてゐたものを中国にすると200元入金済み。一件落着。だが何とアタシの現金が150元しかない。お恥ずかしいかぎりで飲み代と一緒に200元をカード払ひ。この店の女子は皆さん聡明で話も面白いが晩10時半で〆る。これから羅湖に出て香港に入境し……で自宅まで2時間近くかゝる。f:id:fookpaktsuen:20170114002048j:image:h170:left f:id:fookpaktsuen:20170114002049j:image:h170:left

▼上述の中国のネット化にかゝはる話だがNHKスペシャル「巨龍中国14億人の消費革命」について。中国で急激に広まるネット通販経済成長しても小売業は今更拡充せず、そこを補ふのがこれ。小売店に行つたところで満足な品揃へなく専門店など頼れず、なら最初から通販で3、4年前でも広東省の都市部でも何かほしいものがあれば通販といふのには驚いたが中国でも拠点となるのが浙江省の何とかといふ小鎮。経済成長を謳ふ政府もネット通販後押しで首相が訪れるほどの田舎町にネット通販の会社がいくつもあり一攫千金狙ふ若者が全土からこゝに集まる。その影には「大学は出たけれど」の就職難もあり。それにしてもこの番組で驚いたのはアイデア商品売るのならまだしも近所の問屋仕入れ何の変哲もないTシャツや詰まらないダサいデザインの携帯電話カバーなどをネット通販で売る方も売る方なら、そんなTシャツを1枚60元で買ふ消費者もゐるのだから

記事の書き方が良くない。江戸城天守閣については記録も残っているが、天守閣は二度焼失しており、現存する天守台は元々の場所から移り新しい天守閣を建てるために造られた基礎建築のため、そこに史料を元に天守閣の「復元」はできない、ということ。

⇧アタシが15年ほど前に香港外国人記者倶楽部FCCf:id:fookpaktsuen:20170112191615j:image:h160:right f:id:fookpaktsuen:20170112191616j:image:h160:rightのメンバーになってメインバー横のラウンジでいつも午後遅くなると「このテーブルは20時までClare Hollingworth女史専用」と札が掲げられ、ご本人が現れなくても、その時間はどんなに混雑しても空けてある。そこにCH刀自が女中の手をかf:id:fookpaktsuen:20170112223458j:image:w260:leftりながら現れ白ワインを飲みながらラウンジモニタで常時流れてゐるBBCワールドサービスニュース番組の音声をヘッドフォンで聞きながら何か独り言なのかもぐもぐと口を動かしながら聞いてゐる。痴呆症も進み女中への注文は理屈っぽく、そこで女中から読んで聞かされてゐたFTの週末版で英国の故郷のLeicester近郊のKnightonが特集記事になつてゐた時は、その頁を「くれ」と給仕強請り「これは回覧用で保存する新聞なので差し上げられない」と言はれても呆けもあり「やだ、やだ」とゴネて結局、給仕も諦めて、その新聞を上げたのを眺めてゐたが、それも最早回顧談。晩年彼女の口座の管理を預かる知己がかなり勝手な出納をされたり難儀。それにしても英国のデイリーテレグラフ記者としてポーランド駐在となり1週間も経たぬ1939年8月末にKatowice(プロイセンドイツ帝国領→第一次世界大戦後はポーランドに割譲)で英国総領事の外交車両を借りてドイツ領に写真フィルムやワインなど買出しに出かけGleiwitz(現在はポーランド領)でドイツ軍戦車集結を見てポーランドに急ぎ戻り総領事に報告の上、それが8月29日デイリーテレグラム紙の特報となり第二次世界大戦勃発を告げたといふ、現代史のとんでもない一瞬に遭遇したのがHollingworth記者戦後も戦場取材を続けベトナム戦争を経て80年代から香港に住まはれる。FCCでは彼女記者としての経歴を表しての特別待遇。FCCラウンジでその尊顔を幾度と拝して何度かワケのわからないことを語りかけられた。FCCの刀自の専用卓はもうだいぶ前から刀自が寝たきりになりFCCにも来られないことで専用の仕来りも失せてゐたが昨晩はさふいへば、その卓はR.I.P.で追悼といふやうなこともなく誰か客が坐つてゐた。FCCによるObituary(こちら)。

常無常人常無常人 2017/01/14 13:58 この番組見てました。15年も前、深圳のハイテク展示会事務局(そこらの工場で物を作る員工がきれいなスーツに着かえたような若い娘達)と話したとき、一様にネット商売がしたい、でも何を売るか聞いてもはっきりした答えが返ってこない。当時工場勤めは月に1500元、いつクビ切られるかも分からない、ネット商売でも始めて外れても失うものなし親兄弟親戚同郷友人頼って次の機会を待てばいい。親元離れて地方から出てくる(深圳原居民人口なんてほとんどない)のも勇気の要ること、そんな小エンタープライズ意識が当たり前にあったからこその今のネット社会、いい思いするのは上澄みだけで死屍累々でも未だチャンスはいくらでも。格差社会に沈むだけじゃない貧乏耐性も満足感も懐もずっと深く広いあの国。

fookpaktsuenfookpaktsuen 2017/01/15 12:32 あの番組で1枚60元!のTシャツ売りで一儲けした青年がTシャツ売れなくなり11月11日に何か売るものをと適当に問屋で秋冬物仕入れている光景には思わず画面に向かって「手を出すな、絶対に損するだけ」と伝えたくなりました。それにしても、あの番組の取材協力が三菱東京UFJ銀行上海……というが何とも。

2017-01-10

fookpaktsuen2017-01-10

農暦十二月十三日。皮鞄の手入れは「下手に専用クリームとか使ふと脂分が多いので普通の中性ハンドクリームでいゝんです、手にハンドクリームをつけた時、そのまゝ鞄を撫でてあげれば」と銀座タニザワでお店の方に指南を受けて以来、鞄の手入れはいつもそれ。(画像の)この皮鞄は銀座タニザワ謹製ではなく意太利のConte Max医者鞄。ミラノ土産吉村文章兄より授けられたもの。昨日に続き早晩にFCCへ。火曜なのに早くからかなり賑はふ。岸和田Y氏来港で家人と飲み鼎談

⇧セイロンといへばアーサーCクラーク先生を回顧せざるを得ない。

2017-01-09 孔子は君たちが学ぶべきことだ

fookpaktsuen2017-01-09

農暦十二月十二日。今朝は寝台から起き上がれないのではないか、と思つたが足腰の痛みは昨晩ほどひどくない。早晩に中環。半年間、東京から訪問学者で某大学に来られてゐるT教授FCCでいろいろお話しながら夕食。体力消耗してゐるのだらう、酒を飲んだらさすがに眠い

▼今日の画像は行政長官選挙戦に二度目の立候補が取りざたされるRegina葉劉淑儀の怖い画像。深水埗の寝台一つの居住空間(の展示施設)参観した際に実際に、その籠屋に入つてみせたときのもの一言でいへば絵として怖い。さらにこの人だと、どこか全てが苦笑系のお笑ひになつてしまふ。

毎日新聞の連載「考・皇室 憲法と歩む」第10回「国民とともに」努力陛下、戦争の歴史踏まえ)より(こちら)。聖上は「先の大戦への反省メッセージ」を積極的に発信し「心配なのは次第に過去の歴史が忘れられていくこと」と歴史を学ぶ大切さに触れる。それがどういふ思考なのかにかなり迫つた内容。

(満州事変からの)「軍部の暴走」は国民の支持があって初めて可能になったという歴史を学んだことで社会とのつながりを保ち続けなければ皇室は存続の危機に陥るという教訓を得たとみられる。

小泉信三は)現憲法では天皇政治的権能がなくても君主人格や見識が政治に影響を与えるとして国民へ思いをはせる取り組みが必要だとした。小泉は福沢諭吉の『帝室論』を教材で使った。「帝室は政治社外のものなり」として「利害の対立する政治から天皇距離を置くことで国民統合の要として機能できる」と説く。小泉象徴天皇制正当化する考え方として活用した。

中国の古典から君主のあり方を学んだ。学友の橋本氏が高等科のころ「夜に枕元でどんな本を読んでいるの」と聞くと陛下は「孟子」を挙げたという。「孔子は君たちが学ぶべきことだ。孟子は天子の教えを勉強する書物から僕は読んでいる」中等、高等科で漢学を進講したのは諸橋轍次東京教育大名誉教授。諸橋は著書「孟子の話」で「孟子の常套語は『王者はよろしく民とともに楽しめよ』。王者は常に民と好悪を共にしようということである」と説いた。陛下が言う「国民とともに」の源流といえる。

生まれによる差別を前提とする世襲天皇が生まれによる差別否定から出発した民主主義に基礎を置く。「国民統合象徴」であり続けるには「国民の総意」を得る取り組みが不可欠になる。

陛下が取り組んでこられた被災地訪問などの公的行為は広く支持されている。一方で日本国憲法を含めた民主主義憲法は君主制との闘いの伝統起源に持ち君主を厳しく制約する性質本来的に持つ。陛下が作り上げた公的行為の姿は憲法上期待されていないだけでなく行うべきではないという議論もある。

今回のおことばは「象徴としての行為天皇地位は一体」という新しい天皇像を示し、その是非を問いかけた。非人間的な近代天皇制天皇個人高齢化やそれぞれの家族問題に引きつけて考えるべき人間的なものに転換することで初めて安定的に続けられるという考え方も示した。民主主義のなかで天皇がどうあるべきか、答えを出す必要がある。

それにしても「孔子は君たちが学ぶべきことだ。孟子は天子の教えを勉強する書物から僕は読んでいる」とはさすが。孟子は民本主義および革命説の論、しかも同書で君子美徳キリスト教道徳に通ずる「怵綃惻隠」也、と久ヶ原T君。このご覚悟諸刃の剣。行く行く「妙な人格天皇」お出ましになり「社会とのつながり」を考へ始めたら、それは大ごと。だから天皇を縛るといふ部分もある。

2017-01-08 5年ぶりにハーフマラソン

fookpaktsuen2017-01-08

農暦十二月十一日。AXA Hong Kong Streetathon @Kowloon 2017である。朝五時に起きタクシーで観塘。本当は牛池湾まで行けば良かつたのだが九龍タクシーつかまらず香港タクシーに乗り運転手が九龍はお手上げレベルだつたので交通規制未明から始まつてゐるし下手に迷つたら面倒なので観塘でタクシーを降りて歩く。観塘のハーバー沿ひは10kmのスタートで準備中。そこを抜けぐるりと迂回して啓徳碼頭の集合場所へ。すでに何千人ゐるのか万を超へるのか、の混雑*1。こゝからアタシも参加する半馬(ハーフ)と中途半端だが32.195kmがスタート。とにかく東九龍を縫ふやうに走る。路面の道路も頭上の高速道路コースとなる。ランナーは多い、空気はよくない、さらに気温は摂氏24度で暑いの三重苦。道路封鎖して走れるコースもあるが歩道に上がりf:id:fookpaktsuen:20170110072315j:image:w260:left極端に狭いコースランナーなだれ込むから渋滞で詰まつてしまいひ立ち止まるほど。何度もの折り返しで、かつて同じペースで走つてゐたランナーたち何人か見かける。彼らのずっと後ろを走るアタシ。不甲斐ないワースト記録でゴール。家人応援に来て途中2箇所とゴールで応援。啓徳埠頭から東九龍への連絡バスは長蛇の列と聞き朝、レース本番で行き来したコースをまた歩く気もせず啓徳埠頭を経由する連絡船に。日曜は1時間に1便で北角行きまで40分ほどあつたので10分待ちで観塘行きに乗船。いつもガラガラの船が爆満で10分遅れに。観塘に着き、そのまゝ啓徳経由北角行きに折り返しで乗船。啓徳から角行きはそれほどの混雑ではなかつたが啓徳の船乗り場で炎天下で待つよりは船に揺られてゐる方がマシ。北角の七囍で啤酒飲み軽く昼を飰す。ジムによりサウナに入り帰宅。昼寝か、と思つたが書室片付ける。机上には15年以上使つてゐるBoseのパソコン用スピーカーあるが同社のSoundLink miniもあり音質良く旅行用にだけは勿体ないので、これを机上に。前者は表面のプラスチックはかなり劣化してゐるが、お払ひばこにする気もせず風呂場には元々どうせ湿気で痛むだらうから、とヤマハの安いスピーカー置いてゐたが、これをリサイクル処分としてBose風呂場に。村上春樹1Q84読了。やはり後半はアタシ的には面白みに欠けた。果たして、これだけの長けが必要小説なのか。主人公の二人が「偶然に」再び出会ふのにこれだけの物語必要なのか。その出会ひのためにリトルピープル(結局これが何だかさっぱりわからない)が出てこないと必然にならないのも鳥渡……。前半は編集者小松がトリックスター的だが途中でお役御免で去り、後半は弁護士崩れの牛河の探偵まがひの行動が二人を結びつけることになるのだが、それも無理やり。結局やはり私には何だかよくわからない。晩に韮と大根おろしの鍋で豚肉をしゃぶしゃぶ。さすがに疲れて早寝。

随筆の手本のやうな文章

f:id:fookpaktsuen:20170110073504j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20170110073503j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20170108112001j:image:h160

*1公式発表では10kmが3,840人、半馬が3,400人で今回初の32.195kmが4,199人だそうな。

2017-01-07

fookpaktsuen2017-01-07

農暦十二月初十。明日は東九龍で啓徳埠頭(空港滑走路跡)から距離走の大会あり珍しいコースなので、つい申し込んでしまつたがハーフも走るのは何と5年ぶり!で日頃全く走り込んでもゐないので大丈夫か。走るぞ!といふテンションも上がらず、せめて今日数キロでも走ればいゝのに周末の書類整理で晩に至る。かういふ状況を見越して、せめて精神的にだけでも気分高めようとApple Watchとbeatsの藍牙のヘッドフォン購入したのは正解。これを使ふ=走る、である。晩に自家製コロッケ揚げて食し早寝。

2017-01-06

fookpaktsuen2017-01-06

農暦十二月初九。自宅に還ると台湾の烏来温泉から来た二匹の子熊が楽しそうに遊んでゐた……なんて思ふのは柄にもなく村上春樹なんて読んでしまつたからかしら。f:id:fookpaktsuen:20170108184034j:image:w180:left

▼日本では「高齢者」を75歳以上とする学会提案があつたとか。冗談じゃない。どうにか寿命など縮めることはできないものか。寿命が長いのも憂鬱だが晋三が衆院解散につき「今年はない」と口を滑らせ官邸が否定に焦る。もはや長期政権で首相の座に「君臨」することだけが晋三の祖父にも誇るべき執着で他のことなどアベノミクスもどうでもいゝのだらう。改憲もぜひ諦めてほしいが。(翌7日の朝日新聞で)長谷部&杉田の両先生時事放談こちら)より下記引用

(長谷部)安倍さんは「実」より「名」をとる人。変えたという実績をのこせれば、中身は何でもいいという考えだと思います。

杉田)いずれにしても、憲法を変えても何の問題解決にもならないことだけは確かで、政治的エネルギーを浪費している場合ではない。明らかに解とはなり得ないものを、自らの支持獲得のためだけに掲げるのは、極めて不健康な政治だと言わざるを得ません。

▼香港の無意味f:id:fookpaktsuen:20170108184033j:image:w260:rightな西九龍の開発区に突然降つて湧いた「故宮博物館」香港分館の計画。行政長官選に立候補の噂される政務長官のCarrie Lamがこれ見よがしに計画披露したが誰にとつても寝耳に水の計画。これが公聴会諮問もないまゝ「決定」に反発なきはずもなし。Carrie Lamは「優秀な官僚の一人」なのだらうが優等生なだけで上が逃げてゆくなかで押上げの結果の要職で、政治的な勘に欠けるところあり。北京にしてみれば香港に喜ばれるべき国宝級の贈答なのだらが地元で誰も知らぬまゝ勝手に決められ授けられて誰が喜ぶか。北京が何をするのも勝手だが香港側でこれが災ひのタネになるとCarrie Lamは察しなかつたのか。そも/\北京の「故宮博物館」など紫禁城ぢたいを史跡としてゐるが建物遺るだけで中身は空っぽ。国宝級財宝の殆どは蒋介石が台湾に持つて逃げたわけで、かりに香港に故宮博物館香港分館を設へるなら台湾政府との連携で「台北の故宮博物館の分館」造り台北から定期的に国宝を入れ替はり香港で拝見できたら、これこそ大評判になるだらうが北京中央は当然そんな屈辱計画など受け入れるはずもない。ともあれ突然のワケのわかならない故宮博物館計画はCarrie Lamにとつては汚点。だが本人がさうわかつてゐないのが痛い。中環のMTR站には巨大な故宮装飾。Carrie Lamは先達のAnson Chanが1997年の香港返還に合はせ鼠楽園誘致成功させたことに顰みに倣ふつもりでもあつたのか。いずれにせよ了見といふものがない。

FTJapan rallies to defend Toyota after Trump warning”(こちら

記事じたいは“Queen 'nearly shot' by Buckingham Palace guard during late night stroll”(こちらバッキンガム宮殿内で丑三ツ時、宮内護衛が暗闇に怪しい人影を見つけたら女王様深更の独歩だった、と。

2017-01-05 yellow-crested cockatoos

fookpaktsuen2017-01-05

農暦十二月初八。暦では小寒といふが今日も摂氏20度超。昨年12月の平均気温は摂氏19.6度で平年より1.7度高く12月としては1968年1994年に続く暑さの由。晩に家人Happy Valleyで待ち合わせ佳餚美饌(Gastronomic Passion)に飰す。奕蔭街の向かひの料理屋はミシュラン香港に載つてゐるらしく慌たゞしさう。

▼「黄紋付きオウム」といふのださう、yellow-crested cockatoosといふ鳥を香港で初めて意識したのは1990年代始めに今はなきTom Turk's Fitness Ctr(Citibank Tower→中国工商银行大厦)で室内のジムなのにガラス窓の向かふ=香港公園の方から耳障りなけたゝましい鳥の鳴き声聞こえ、だが眺めてもそれらしき鳥はをらず不思議に思ふこと何度かあり、それでも樹木に数羽止まる白い鸚鵡の姿あり。まさか、あのオウムが?と驚いたが南アジア原産オウムペットとして香港で飼はれ、f:id:fookpaktsuen:20170107080632j:image:w260:leftそれが放たれ野生化したら香港に適合したさうで繁殖。まぁ兎に角、耳障り。これが絶滅危惧種で下手に捕獲したり育てたりは不可。香港での繁殖数は200羽ほどで世界では(インドネシア筆頭で)第10位の生息数なんださう(SCMP)。誰が愛玩のため連れてきて野に放つてしまつたのか。

▼芝翫襲名の橋之助が大成駒についての思ひ出話が面白い朝日新聞)。

まだ小学1年生のときだ。自分は「重の井子別れ」の三吉役、歌右衛門は生き別れた実母の役を演じていた。三吉は歌舞伎の子役としては最もセリフの多い大役だ。何日か無難に役をつとめたある日、楽屋にあいさつにいくと歌右衛門から「いい加減にしろよ。何をしているんだい」と一喝された。わけがからず涙をこらえていると、歌右衛門は「役者は舞台に慣れてはいけない。行儀の悪いことだ」と諭した。「人間は楽な方にいく動物。どこか流れ作業で演じるようなそぶりが出ていたんでしょうね」

型を守ることが大切になる歌舞伎だが、毎日の芝居を同じにやらなくてはいけないというわけではない。もっと自由なものだというが、しかし「それは付け焼き刃ではダメです。山ほど稽古して、本を読み込んで、役が自分の血となり肉となることで、ようやく芸を究められる」。逆に、演じていても自分の中で「おい、これでいいのか」「そうじゃないだろう」と5人、6人の声がすることがある。「そんな時は芝居もつまらなくなる。一つに重なった時、役になりきれるんです」。忠臣蔵の七段目で歌右衛門が演じたおかるをビデオで何度も見返しているが「そこにはおかる一人がいるだけです。天才、いや天才以上の人でした」と大おじへの尊崇を隠さない。

歌右衛門が亡くなったとき、自身はまだ30代半ば。「今、会いたいですねえ。楽屋や稽古場でいろんなことを言われましたが、耳に残っていないこともあるはず。今ならきっと、それもわかると思うんです」

岡本町の叔父さん……おっと、違ふ/\、先代の芝翫の父(5代目福助)の弟が大成駒なんだから橋之助から見たら大叔父といふことになるが、それにしても「役者は舞台に慣れてはいけない、行儀の悪いことだ」は格言。それの「いい加減にしろよ、何をしているんだい」も大檀那の声色でやると何とも。この記事、おそらく書いてゐる記者が芝居のこと、そして何より大成駒のことをわかつてゐる感じあり橋之助もさぞかし話し易かつただらう。ところで、この記事の読者プレゼントが新・芝翫のサイン入り写真集なのだが応募の宛題が「中村芝翫プレゼント」。芝翫プレゼントといはれると何だか神谷町(亡くなつた父芝翫)が当選者の自宅にサプライズで現れ傾城か何か素踊りで披露しさうだわ。

2017-01-04 清邁→新加坡→香港

fookpaktsuen2017-01-04

農暦十二月初七。シャングリラといえば高級ホテルイメージあるがチェンマイは開業当時でこそチェンマイの最高級ホテルであつたが建物も老朽して超高級なマンダリンやフォーシーズンズがチェンマイの遠い郊外にリゾート展開で城内にもシティリゾート的なsmall & luxuryなブティックホテルもいくつか出来てゐる。かつて泊まつたTamarind VillageとかAnantara Chiang Mai Resortの方がシャングリラよりも宿泊料金が倍近く高く驚くばかり。朝九時半すぎに退房してトゥクトゥクで空港へ(฿150)。マカオ行きのAir Asiaが3時間もかゝらぬところ11時半発のシルクエア(MI701便)でシンガポールへ南下。A320の機内では天井からモニタが現れ何か映画も流してゐるがヘッドフォンやイヤフォンも配らず、どうなつてゐるのか、と思つたらスマフォに機内ワイファイで接続すると、この映画の音や音楽まで聴けるのだつた。椅子毎に椅子の背にモニタや肘掛にコントローラーがある煩はしさより、こちらのほうが快適かも。座席は3-3配列で往路同様に3席並びの内、真ん中開けで窓側と廊下側を押さへたら、それなりに混んでゐたが思惑通り真ん中は誰も座らず。マレー半島から南下で眼下にシンガポール、それも空港が見下ろせるが、あれよあれよといふ間に海峡を渡り一旦、インドネシアの島に渡り、そこで180度方角を変へて北上ルートからチャンギ空港着。シンガポール空港では3時間近く待ち時間あつたが乗継客相手の市内無料ツアーは5時間くらゐないとダメ。そりゃ飛行場側がこんな遊興に乗継客を誘つたことでフライト時間遅れたら航空会社にとつてはいゝ迷惑。シンガポールやKLもさうだが空港のターミナルの賑やかぶりは到着客と搭乗客が同じエリアにわさわさゐるから。これが日本の成田や羽田、香港や台北も到着客はあくまで搭乗客とは交はらぬやうな構造なのでスムーズといへがその通りだが流れが単調で雰囲気は殺風景で何だか追はれる感じ。空港がハブ化してゐてもトランジット場合、長い距離をイミグレの方に向かふ流れで歩かされ、そこでパスポートと搭乗券チェックで搭乗客のエリアに通され、またゲートに戻り……といふのも面倒な話。それがシンガポールやKLだと飛行機を降りたところから賑やかでトランジットは、そのへんで時間を潰してゐれば、すぐにゲート毎の待合室に入れるのだから。空港内の商店なども絶対にこの環境のほうが売り上げは伸びるはず。f:id:fookpaktsuen:20170106005941j:image:h240:left f:id:fookpaktsuen:20170106005938j:image:h240:leftT2からT3に移りラウンジに寛ぐ。出発時間の30分前にラウンジ出たらT2ターミナルの余りの広さにゲートに着くとすでに最終案内。往路と同じB777でも今回は最新鋭(でもないが)の300ERなので(往路は200)ハイテクぶりに驚く。座席まわりのパーツが多すぎる気もするが。このフライトも3-3-3配列のうち窓側と廊下側を押さへ真ん中は空席。混んでゐるのにありがたい。香港に着き荷物を待つてゐると家人が「えーっ」と驚くので何かと思へばマカオ在住の英国人H氏で夫人もご一緒。シンガポールからの戻りで偶然に同じ便。さうさう、マカオソウルで先日、今年(2016年)で目出度く金婚、年末年始はシンガポールでゆつくりと仰つてゐた。でラッフルズホテルに寛いださうな。浦山しいかぎり。H氏にチェンマイからシンガポール経由で香港戻りとは「阿呆ちゃう?」と唖然とされる。さうだらう。4人でエアポートエクスプレスに乗らうとするとAsia Expoから列車は超満員。何か保険会社の会員相手イベントだかあつた模様。空港から立ち席でエアポートエクスプレスとは初めての経験。香港站でマカオに還るご夫妻と別れ三更に帰宅村上春樹1Q84』の後編3巻目を少し読み寝入る。

朝日新聞で原真人編集委員)の「経済成長永遠なのか」が面白い。この200年の経済成長こそ人間の社会史的にはむしろ例外といふ認識最近では一般常識的に定着しつゝあり(こちら)。

2017-01-03 チェンマイ3日目

fookpaktsuen2017-01-03

農暦十二月初六。薄曇り。目はまだ赤目の上に右目にも赤目が感染つたが少なくても痛みや腫れ、それに視界は狭まらず。昨日ほど暑くもなく市中漫ろ歩きチェンマイ大学まで。大学図書館。城内に昼すぎに還ると待合せ場所(三人の王子の像)に行く途中で地図を見てゐた家人声かけられる。それくらゐ狭い市街家人がカオソーイの有名店があるといふので訪れたのがSirichai といふ食肆で正式名称はข้าวมันไก่ ข้าวซอย ร้านศิริชัย ศาลากลางเก่าอนุสาวรีย์สามกษัตริย์といふらしい。王様名前でもバンコクの正式名称でも寿限無のやうに長いタイ語だが、この店の名はチキンライスショップカオソーイシリチャイ旧市庁舎三人の王の記念像となる。店の名はチキンライスなのでカオソーイとチキンライスも頬張る。ホテルまででれでれと裏道を散歩。ジムのサウナ夕方ソンテウでワローロット市場。ピン川を歩道橋で渡りブッティクなど並ぶCharoen Rajd Rdに出る。Sop Moei Artsといふカレン族の村の布製品扱ふ店で家人が買ひ物。通りの向かひの細い路地をピン川の方に下るとท่าน้ำต้นกุ่ม(Ton Goom River Front)といふリバーサイドレストランといふには苫屋の食肆あり。そも/\ピン川なんて、ほんと薄汚れた川で、その川沿ひにこの周辺だといくつか飲食店が並んでゐる。宮本輝の泥の河に出てくる「なには食堂」が地元の若者観光客スポットになつてゐる感じ。おかしな話。チェンマイぢたいお寺、お寺の数より多い按摩屋、ゲストハウスばかりで、そこになぜ観光客が集まつてくるのか不思議で、何もないといへば何もなく、ただぼーっとするだけ。有閑を決めこむならプーケットとか、もつと山あひのブルマ国境とか選べるのに、市街自動車排気ガス汚染で空気もひどく、埃っぽいチェンマイのどこが人を魅了するのか。さういひつゝアタシだつて5度目。歩いてホテルまで還る途中、州知事公邸のCharoen Prathetといふ通り、かなり歓楽街の印象あつたが今でも飲み屋点在するがあまりの人出のなさ。十年ほど前には日本人相手の卡拉OKとかも並んでゐた記憶ホテルに還るとまだ夜八時。ジムのサウナ村上春樹1Q84』の前編2〜3巻読了し(といつても半分くらゐは流し読み)後編1の途中まで読み深更にやつと寝入る。前編はハルキ作品にしてはアタシとしてはエンターテイメント作品として面白くも読めたが後半に入りホテルオークラでの劇的な出来事が済んでしまふと(この章はかなりの筆致である)リトルピープルなる者たちが現れ「ほうほう」「へいへい」あたりからはアタシにとつては「あ、ハルキワールドの始まり」で一寸苦手。

皇后さま昨年1月のフィリピン訪問で読まれた御歌

許し得ぬを許せし人の名と共にモンテンルパを心に刻む

そして熊本の被災地

ためらひつゝさあれども行く傍らに立たむと君のひたに思せば

f:id:fookpaktsuen:20170106000623j:image:h200 f:id:fookpaktsuen:20170106000622j:image:h200 f:id:fookpaktsuen:20170106000620j:image:h200 f:id:fookpaktsuen:20170106000618j:image:h200

2017-01-02 チェンマイ2日目

fookpaktsuen2017-01-02

農暦十二月初五。昨日から左目に違和感あつたが充血がひどい。夜中に目が痛み眠りから覚めるほどで涙と膿もひどく朝は瞼もf:id:fookpaktsuen:20170102103335j:image:w200:left腫れて目があまり開かず。朝食の頃には腫れも少し治つたがラウンジスタッフ相談するとラム病院紹介される。曼谷で2年に1度してゐる人間ドックをチェンマイでできないか?と調べた時に記憶にあるチェンマイでも屈指の総合私立病院電話してもらひ9時半には専科も診療開始で予約してもらふ。家人トゥクトゥク城壁の掘添ひに東南端から西北へ。すぐにチェックインして眼科の専門医に通され診察から抗生物質入りの目薬の受け取りまで30分余。快適。当然だが英語ばっちり。医療費は海外旅行者保険クレームできるのは幸ひだがお会計は฿1,530也。地元でも当然、格が違ふのだらう。処方薬入れる紙袋までセンスが良い。堀端を北側に曲がり、あまりお寺参拝の趣味はないがWat Lok Moleeに寄り赤目の治癒祈願でお布施。何年振りかのチェンマイで土地勘取り戻さうと城内市街をそぞろ歩く。ターペー門を出てカフェで軽く昼食。家人と別れホテルに還る途中で良さげなアロマ系按摩で2時間スクラブタイ式按摩。ホテルに戻りスパで一浴。ラウンジハッピーアワーの後、日暮れて家人とまた城内を歩く。チェンマイに来ると一度は必ず市中のLa Villa Pizzeriaといふピザ屋に飰してゐたが通りかゝると何気に面影はあるが隣の大きな施設の一部に化け別のピザ屋になつてゐる。そのまゝRatchpakinai Rdを北に上り城内も東北にあるBy Hand Cafeといふピザ屋へ。石窯で薪で焚くピッザが人口膾炙し大した賑はひ。東に歩き掘割を出てソンテウに乗りホテルに帰還。

▼トルコのイスタンブールのナイトクラブで銃乱射あり40人近くが命落とす。IS関連の犯行の由。焦臭きイスタンブールで正月の祝ひに外国人や地元の富裕層多きナイトクラブとは何とも狙はれ易い場所。今年もまた「テロを恐れテロをも憎む一年」になるのかしら。うんざり

f:id:fookpaktsuen:20170102072051j:image:h200 f:id:fookpaktsuen:20170102094147j:image:h200 f:id:fookpaktsuen:20170102100231j:image:h200 f:id:fookpaktsuen:20170102110003j:image:h200

2017-01-01 香港→星加坡→清邁

fookpaktsuen2017-01-01

農暦十二月初四。元旦の日本の新聞の朝刊は大した抜キもなし。朝六時前に家を出てタクシーで香港站。エアポートエクスプレスで空港。ラウンジで軽く朝食済ませSQ857便で新加坡に向かふ。新加坡もシンガポール国際の競馬観戦から6年ぶりならSQに乗るのは下手すると20数年ぶり。これまでCX命でSQに乗る機会なかつたが今ではKrisFlyerの銀である。主力のB773ERやA350A380とは比べものにならぬ前世代のB772のYは3-3-3配列で元旦はほゞ満席最後から1つ前の2人席。f:id:fookpaktsuen:20170102163532j:image:w180:leftシンガポールに到着近づきモニタに乗換便の知らせが出るインドネシアなら自然だが、その最後にチェンマイと出て我ながら笑つてしまふ。香港からチェンマイに行くなら直行便で3時間もかゝらぬのにシンガポールまで南下して更にマレー半島を北上といふV字コース時間無駄だが(航空運賃はあまり高くはない)今回はKrisFlyerの金狙ひなので致し方なし。シンガポール空港はT3に到着。雨模様。シャトルでT2に移動してラウンジ小一時間待ちSQ子会社のシルクエアMI706便でタイのチェンマイに向かふ。3-3配列で家人と二人の間は空席。こちらのA320は機体も新しく服務員のサービス高得点。機内食も充実で大きなクッキーの他にアイスクリームまで。チェンマイも小雨。タクシーシャングリラホテルに向かふ。さすがに市民黒服国王逝去の喪に服すではないが街の至るところにプミポン国王哀悼黒字看板やポスターあり。金輪のラウンジチェックインするが翡翠会員でも期待のアップグレードは満室でできかね〼。施設としてはすでに老朽化ホテル。小雨のなかナイトバザールの方に歩き路地裏の小汚いが客で賑はふ店で麺を啜る。テレビでは新国王新年の辞が流れてゐるが誰も気にとめるでもなし。原稿を読まれるがかなり辿々しいところあり。市街にまぁ中国の看板の多いこと。今日古本二束三文で入手の村上春樹1Q84』の1前編を読む。ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』が、あまりに崇高に扱はれ何だか、それだけで読んでゐて恥ずかしくなる。

1Q84 BOOK1-3 文庫 全6巻 完結セット (新潮文庫)

1Q84 BOOK1-3 文庫 全6巻 完結セット (新潮文庫)

2016-12-31 オルテガ『大衆の反逆』

fookpaktsuen2016-12-31

農暦十二月初三。晴。まるでまだ秋のやうな雲。もう陽暦大晦日だといふのに。早晩に中環に寄つたので今晩は新年カウントダウンで発狂騒ぎとなる蘭桂坊を抜けてみる。すでに通行制限のための鉄柵が準備され警備の警官の数多。FCCも今晩のご乱痴気パーティ準備中帰宅して自家製餃子。餃子は本当は夜中でも年明け、しかも春節なのだらうが。ふとベタ行為だが貝多芬の第九を聞く。それもカラヤン指揮の維納。何となく無性にスコアを追つて聞いてみたくなつたのだ。スコアネットで気軽に下載できる時代。拍子、テンポ、調の変化だけも本当にスコアで追つてみると何て凄い曲だと改めて痛感。大学生のとき以来でオルテガ大衆の反逆』をここ数日読んでゐた。読了。晋三のまやかしと国民の支持、英国のEU離脱、米国でトランプ当選と、こんな年にはやはりf:id:fookpaktsuen:20161231132948j:image:w200:leftこの本で〆るにかぎる。饒舌著作最初の20頁くらゐ読めばほゞ内容はわかるのだが。20世紀第二次世界大戦前に欧州で共産主義とファシズムと隣り合はせの時代に書かれた啓蒙書だが21世紀の今も全然色褪せず。我々の時代がすべての過去時代よりも豊かであるといふ奇妙な自惚れ。古典的規範的な時代を認めない。万物支配してはゐるが(これはAIであるとか核や染色体など怖いところまできてゐるが)自己支配者ではない。そして大衆の力をもつた動きが、それまで築きあげてきたはずの秩序をいつも簡単崩壊させる……21世紀は異常はのではなくオルテガ懸念する時代と全く同じか。文明の諸原理を全く理解できぬ愚か者が社会の主導権を握る……嗚呼、まさに晋三然り、トランプ然り。過去の歴史から学びもしない。国家の権力の膨張はまるで生命をもつ有機体のやう。オルテガは当時さうした大衆と国家の怖さに対峙するなかで欧州の国家を超へる、国家の規範凌駕する組織体誕生することだけが世界の甦生とオルテガは語るのだが残念ながら、これだけはオルテガ時代から今日までに現実化して、そして、その限界がすでに見えてしまつたかのやう。ちょうど読了したころに遠い市街の方から人々の歓声が聞こえてくる。年が明けたやうだ。

ニュースキャスターは「乗客に日本人はいませんでした」と、けして「嬉しそうに」は言つてゐないだらう。あくまで身近に被害者はゐないやうだ、といふ安堵であつて。

毎日新聞社説:5年目の安倍政権「アベノミクス 的は外れツケが増えた(こちら)。

アベノミクス最大の罪は、重要課題を先送りし、将来世代に回すツケを一段と膨らませたことだ。異次元緩和に出口は見えない。2017年度末の国と地方を合わせた長期債務は1094兆円となる見込みで、2012年度末から約160兆円増える。(略)せっかく働き方改革など構造問題に取り組んでも、同時に将来の不安が増大するツケ回しを続けていては効果台無しだ。政策コストは誰が負うのか。

日本でカジノ解禁に晋三政権は熱心だがシンガポールの観光カジノとて中共がUnionPayでの資金引出しに制限かけただけで経営が深刻と噂されるわけだから……。

f:id:fookpaktsuen:20161231170200j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161231170244j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161231170345j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161231170458j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161231170536j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161231170732j:image:h160

大衆の反逆 (中公クラシックス)

大衆の反逆 (中公クラシックス)

常無常人常無常人 2017/01/01 12:07 ハワイに行くのが本気か茶番か問わず続いて靖国に行くセンスがバカげているくらいのことが分からない上にくだらないコメントしているのが防衛大臣、、、傘の下だの薩摩守だのって息巻いてる二次情報筋がたくさんいるけれどこんなセンスのまま軍備増強ではとんとんとんからりなんて歌いながら欲しがりません勝つまでは、ですよ。うーむ、あの駆け出しを知る者にとっては宇多田はどうしちゃったんだ? でした。行く年を忘れつつ視る紅白の批評幾重に歳あらたまり、ははは、ここは新年ではありませんからもうミーティングとやらです。鳥さんの飾り早く花園街で買ってこないと。

Mickey@新庄Mickey@新庄 2017/01/08 18:01 「大衆の反逆」、私も川普当選の日に本棚から取り出し久々にページを開きました。

fookpaktsuenfookpaktsuen 2017/01/08 18:14 貴兄のそれをtwitterで読んで私も倣ったのでした。

2016-12-30

fookpaktsuen2016-12-30

農暦十二月初二。曇。二ヶ月だか前に注文したノルウェーのVarier社製のバランスチェアが自宅に届く。15年近く坐つてきた椅子を廃棄。それは元々日系某商社支店部長クラス椅子改装で大量に処分したのが周り回つて。もう20年以上前の椅子でかなりガタがきてゐた。午後は家人と出街。北角で椰子店の猫はお正月のやうな晴れ着で恥ずかしそう。埠頭の係員の伯母さんの溺愛する猫を愛でハーバーを観塘に渡る。もう開館から二年近くになる一新美術館。Y館長は香港大学美術博物館の元館長でいつも展示新しくなる度に招待状送つてくれるが失礼続け今日が初めて。参観は予約制でY館長はこの年末なら休暇と連絡もせず「香港新晉油畫家 不凡年代」(Hong Kong Aspiring Oil Painting in Phenomenal Times)といふ特集。呂華といふ中国出身の画家の人物画が招待状で印象的だつたが会場で家人が参観中の女性声かけられ、その人が今回も作品を何枚も出してゐる顔潔明治Joyce Ngan)といふ画家。この人の風景画が独特の印象で聞けば、まだ本格的に絵筆を握り3年だといふ。今夏に台湾を旅行した際の風景画があつたが、無題の何でもない海沿ひの舗装道路と青い空の風景画があり「これは台北から東海岸に出て?」と尋ねたら、その通りで驚かれる。いかにも台湾の沿海の風景だが何より自動車道が右側通行で電線があるのが、やはり台湾。参観済ませ去らうとしたところで廊下でY館長に邂逅。事務所の中まで見せられると館内と全く同じモダンで鮮明な壁の色だが落ち着いたトーンで、聞けばY館長自身がかなり設計から関はつた由。この一帯は六十年代から香港の軽製造業支へた工業地帯で今ではほとんどの工業ビルが役目終へ倉庫となつてゐるが最早歴史的価値あり。工業からすつかりお洒落なオフィス街に変貌しつゝある観塘から牛頭角。

f:id:fookpaktsuen:20161230134639j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230135451j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230142343j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230142418j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230144502j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230151138j:image:h160

地下鉄で石薢尾。f:id:fookpaktsuen:20161230151832j:image:h160:right今では歴史的建造物ともいへる初期の公共団地の大坑西邨を抜けて大坑東の広大な運動場の方に向かひ滙基中学。1月に何年振りで参加する(つもりの)九龍東での長距離でゼッケンなど出場者グッズ受領。大坑東の運動場に出るが、この西北に九龍でどこからも眺めると目立つ小高い丘があり一度も訪れたことがないので一新美術館で館長からいたゞいた画集二冊が重いが丘を登る。周囲の九龍市街一望できる標高もあり名前くらゐついてゐさうだが、あくまで水務署管轄の貯水地。その丘を頂上からかなり穿ち貯水池を造り蓋をしてゐるのだらう、頂上は一応立ち入り禁止フェンスがあるが平地はバドミントンだの遊ぶにはもってこいでフェンスは破らた所があり平地には誰が拵へたのか遊具まであり。こんなところに山を穿つてまで貯水池かと思ふが周囲は石薢尾の「難民アパート」や大坑邨など大型公共団地のある人口密集地で当時は水の供給が深刻であつたはず。石薢尾に下る。石薢尾の旧式の公共団地は徐々に高層の公団住宅に建て替へが進んでゐる。それでも住民の多さには変はりなし。街市の盛況。それでも寧ろ公共団地の外、深水埗に出る手前の巴域街、耀東街の一角は古い密集建築も解体待つばかりで路上の大排档もその多くがすでに閉業。深水埗の元州街は玩具店並ぶが、もう4週間後の春節正月飾り販売で華やか。北河街近くの茶餐庁で軽く夕食済ませ長沙湾道から荔枝角道まで歩き三和模型玩具並びの康瑞甜品。家人の話で漢方医が始めた台湾産の仙草のゼリーが評判で、専門のデザート屋始めたのだといふ。仙草に芋圓、地瓜圓、小丸子など混ぜ、非常に微妙な甘さが見事。長沙湾道から路線バスに揺られ眠りながら港島に還る。

f:id:fookpaktsuen:20161230163430j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230171607j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230172828j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230173040j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230173419j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230173639j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230173828j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230173845j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230174840j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230174955j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230175025j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230175822j:image:h160 f:id:fookpaktsuen:20161230190501j:image:h160

f:id:fookpaktsuen:20161231123844j:image:w220:right

日経一面トップで日銀黒田「経済は良い方向とハッキリ言える」。アベノミクスはさっぱりだがトランプさまさま。晋三はハワイ訪問もウケて内閣支持率64%に上昇とは(こちら)。ところで、その「真珠湾訪問」について、昨日読んだ朝日ジャーナル刊号の「メディア日記」にあつたのだが、伊勢志摩サミット前の日米首脳会談(5月25日)の記者会見で晋三に対して米記者から訪米の場合に「真珠湾を訪問するのか?」といふ質問があり、それに晋三は「計画はない」と素っ気なくコメントしてゐたといふ。どういふ経緯での質問かはわからないが少なくとも年末の真珠湾訪問半年から予定されてゐたものではなく晋三の「トランプ詣で」後のオバマ政権との関係調整で現実化した企画であることは確か。それで支持率上がるのだからお目出度い。

▼俳優・根津甚八逝去享年六十九。病苦に悩む年月。哀悼。何といつても柳町光男監督の『さらば愛しき大地』の幸雄

2016-12-29

fookpaktsuen2016-12-29

農暦十二月初一。快晴。毎日新聞週刊エコノミスト8月30日号)特集天皇と憲法」今ごろになつて読む。

男系固執する勢力は、皇室典範改正を阻止するために「一代限りの特別立法」などと憲法違反まで犯そうとしている。安倍首相は(略)「女性活躍」と言いながら、もう一方で女系天皇は許さない。そんなばかな話はない。

小林よりのり氏。

押し付けられた憲法だから変えるなどと上辺の勉強だけでは、憲法の本質を学ぶことにはらない。戦後70年を振り返れば、あの憲法があったからこそ、平和を維持できた。過去をしっかり学んだ上で、憲法をどう大切にしていくべきなのか、政治家には自分なりの学問が求められている。

憲法改正は自民党の党是だ。だが50年、60年にわたって今の憲法で平和繁栄が築かれてきたということをしっかり学ぶげきで、党是だから改憲しなければならないということではない。

と古賀誠先生。もう一冊はやはり夏前に入手してゐた『緊急復刊 朝日ジャーナル』(7月7日増刊)。島薗進菅野完日本会議について」にある「晋三の革新性」についてが面白いこちら)。

2016-12-28

fookpaktsuen2016-12-28

農暦十一月晦日。やつと聖誕祭の連休終ひ平日だが仕事のメールも殆ど来なければ電話は全くない。夕方、銅羅湾で散髪済ませ尖沙咀。知己お二方との恐らく今年唯一の忘年会。おでんなど肴に三人で角をすらすら、っと飲んでしまふが(半分近くアタシが飲んでゐた)別なお客が自分の角もさらに分けてくれて長居。同じビルの卡拉OKに行くといふお二人と別れ一旦帰ろうかと思つたが「酒血」が同じビルで階を引っ越しと聞いてゐたので三更に寄り女将四方山話

原節子エッセイ手帳抄」1946年より。

敗戦前の日本人日本人自身をおめでたいほど高く評価してゐた。(略)日本人にあいそがつきたといっつても自分日本人である以上、めいめいが何とかして一日でも早くお互いに愉しく生きてゆけるやうに仕向けようでではないかといふこころになつて手近な自分の周囲からその実現につめめなければいけないと思ふ。

2016-12-27

fookpaktsuen2016-12-27

農暦十一月廿九日。もういゝ加減連休開けてもいゝが今日は聖誕節が日曜だつたので、その代休ださうな。快晴。今日も官邸で残務整理してゐたが気力もなく、ふと湾仔電脳中心に出向きGlocalMeといふ海外どこでも使へる4G対応携帯Wifiのディバイス購入。昔のiPhone4に似てゐるが(写真5sだが、これにも似てゐる)箱が厚いのはバッテリパック兼用(6000mAh)だから携帯Wifiとバッテリパック持ち歩くなら合体は便利。この会社(GlocalMe)にアカウント開き必要に応じて海外用途に合はせたパッケージ購入すれば良い。渡航先別(国別もあれば日韓とか東南亜といふ地域別もあり)、期間、容量とさまさま形態選べ全世界1年で€335まで。空港で現地のSIM購入やルータ借りるのは面倒だしローミングが(香港CSLで)HK$198/日(€25)だと思ふと2週間でGlobalMeの1年料金に匹敵。よくできたもの。外で試すと速度もCSLの4Gに匹敵で全く見劣りせず。昼近く久々に永華麺家に寄らうと思つたら未だ早いのか祝日休みか。ヘネシー通り東往。甘記焼鵝の前は歩道に溢れる人の行列f:id:fookpaktsuen:20161228133728j:image:h170:left f:id:fookpaktsuen:20161228133727j:image:h170:left泉記で紫菜魚蛋粉。仕事済ませ帰宅してカレーライスの夕食はさみ石橋健一郎『昭和歌舞伎 名優列伝』読む。淡交社(京都)の出版で著者は国立劇場の調査養成主任芸能調査官。11代目仁左衛門から6世歌右衛門まで31人の名優たち。このうちアタシが実際に記憶にあるのは8代目の三津五郎から。3代目寿海はわからない。それでも明治の團菊左から2代目左団次、5代目歌右衛門、15代目の美貌、6代目、弁慶役者の幸四郎、吉右衛門(初)と祖母の思い出話やいろいろな著作で知つてゐて、3代目時蔵の子長男から全部言へて、それどころか時蔵の父(歌六)の長男が吉右衛門で時蔵、腹違ひの弟が勘三郎で……とわかつてゐるから自分昭和50年代から最後の黄金期の歌舞伎を見られたのだ、とあらためて思ふ。午後から北風強くなり今晩は気温摂氏15度以下。

▼消費支出11月は1.5%減、と日経。ハワイに行ってる場合ぢゃないだろ、と思ふが第2次政権発足から4年で、まだ「改革道半ば」などと宣ふのだから始末におへぬ。ならばあと4年で計8年首相やれば日本は良くなるのか。ならねぇだろ。そして明治150年で政府は「明治以降の歩みを次世代に遺す」「明治精神に学び、更に飛躍する国へ」とわけがからない。

昭和の歌舞伎 名優列伝 (淡交新書)

昭和の歌舞伎 名優列伝 (淡交新書)

2016-12-26

fookpaktsuen2016-12-26

農暦十一月廿八日。快晴。今日はBoxing Dayの休日だが引き続き官邸で残務整理。日本も年末モードでメールも電話も来ず気楽。早めに帰宅岩城けい著『Masato』読む。晩にうどん煮て啜る。山川三千子著『女官』(講談社学術文庫)読む。

岩城けい著『Masato』(集英社)は著者の小説の組み立てと書きっぷりが見事とかなり評判を聞いてゐたが納得。小説嫌ひのアタシが一気に読んでしまつた。海外の「異文化」の中に放り出された駐在家族子どもの成長……といふ海外に住む日本人としては「ありきたり」で違和感どころか「わかりやすすぎる設定」で読んでゐても飽きるか、と思つたが、とにかく上手い。ただ上手すぎて12歳の男子一人称で書く小説としては不気味(笑)。よほど大人になつて、しかも自分作家にでもなつて、の半生記とでも納得しようか、と思つたが、少なくても村上春樹の『海辺のカフカ』の僕のやうなナルシスティックな気味悪さはないのはマシ。それにしても家族の中で母親けが何だか可哀想。

山川三千子(1892〜1965)は公家の久世通章(子爵)の女で1909年宮中出仕し内侍として明治さんと皇后に仕へ大正さんの関心も余所明治崩御のあとは昭憲さんに従ひ青山御所に移る。昭憲さんお隠れで京都の実家に戻り山川操(明治宮中仏語通詞)の倅に嫁ぐ。宮中でも御内儀で、そこに綴られる話が目上の典侍から供された細長い魚が公家を里にする女官らには珍しく美味しい珍しいお魚と思つていたゞいたのが秋刀魚だつた、とか里で親族の不幸に返れぬ場合のため宮城内に「下り所」といふ忌服の場所があり家来も連れ女官はそこに籠るのだが、そこで東都生まれの侍女内緒で作つてくれた牛肉のすき焼きが美味しかったとか(忌中に!)、明治さんが晩年、京に行幸したいが費用もかゝると悩み(日露戦争後の国庫資金繰り難)そこで「な、天狗さん(鼻の高い昭憲さんのこと)、本願寺坊主大谷侍従長にしたらいい」と、これは「大谷が馬車で方々歩くと生き仏様だといって信者がお賽銭をたくさん上げるそうだ、だからね、侍従長にして陪乗させれば、その費用も出るよ」と笑つた……そんな内儀の女官からこその「ちょっといゝ話」なら他愛ない。しかい三千子の語る話は実に生々しい。それも女官同士のあれこれなら江戸城の「大奥」のやうだが、女官が見聞の一切は外に語るはご法度のところ戦後明治から大正宮中物出が作家らによつて綴られ発表されるのを読むにつけ三千子は自分の識るお上皇后実像とは違ふと感じ、かなり露骨に(殊に大正さんと貞明さんについては)三千子の主観でもつて記述。「解説」で原武史も指摘してゐるが、明治帝がもつと長寿であつたらとか、もし昭憲さんが明治帝の男子を産んでゐたら(大正さんの母は権典侍だつた柳原愛子)「日本の歴史の一部に変更が」等と、かなり強い主張は驚くばかり。

毎日新聞山田孝男(風知草)が天皇について(居てくださるだけでなく)。明らかに聖上自身が目を通すであらうこと意識したやう。2004年秋の園遊会での米長邦雄への国旗国歌での苦言、2013年の晋三による主権回復式典についての沖縄復帰(1972年)への言及天皇陛下万歳三唱への困惑等取り上げ聖上の「国民の間で意見が分かれる問題では一面的な断定は避ける」平衡感覚をほめる。杓子定規に言へばいずれの例も天皇言及は憲法4条(天皇は国政に関する機能を有しない)違反の可能性あるとしつゝ「大方の国民も法律家もそれを問うまい」。聖上が政治的微妙問題では「平和人権などの憲法原理を踏まえ必要判断された時のみ言葉を選び考え抜かれた表現で発信される」(これが晋三らにとつては癪なのだらうが)。今年8月の退位に関する言及

退位に反対、または慎重な専門家念頭には昭和天皇があるようだ。「陛下は居てくださるだけでいい」という。(略)陛下即位以来、形作ってこられた象徴天皇は、皇居の中におられるだけではない<動く天皇>だ。<動く天皇>の最大の障害は年齢と健康である。だから国民は退位の表明に共感した。国民は、居てくださるだけでなく<動く天皇>の継承を求めている。

際どいところだが果たしてさうだらうか。さう思ふと怖い。本来なら天皇象徴行為など求めなくても良ければ、それにこしたことはない。聖上も自らが動かずに済むなら、さうしたいだらう。だが皇居に隠遁してゐるには世の中がかなりヤヴァい、脆いとわかるから動かざるを得ぬ。今上様のそれは良いが「好ましからぬ」人物天皇になる可能性もあること考へると安易に<動く天皇>など求めてはいけない気がするのだが。

Masato

Masato

2016-12-25 有馬記念

fookpaktsuen2016-12-25

農暦十一月廿七日。快晴。聖誕祭の日だがアタシは異教徒として一切関せず。蘋果日報に「日本でなぜクリスマス=ケンチキなのか?」といふ記事あり(こちら)。言われてみると確かに。記事によれば日本ケンチキの大河原毅・元社長が創業当時、直営第1号店の店長のときに外人客がクリスマスのローストチキン懐かしみながらフライドチキン頬張つてゐたのにヒントを得てバスケットサイズのクリスマス用を発案なのだとか。今日も官邸で一人残務処理。とはいへ有馬記念。香港でサイマルキャストで馬券買えるどころか出走馬資料も充実なら(こちら)、なんと今日は中山競馬場から有馬記念含む7レースが香港で。直近の週刊ギャロップで柿沢未途君が「香港国際レースG1の4レースについて日本での売り上げが凱旋門賞1レースに満たなかつたのは香港が日本との時差1時間で当日が日本でも競馬開催日とあつては時間的に無理もあり世界レースサイマルキャストするなら日本のレース開催時間の調整も考えるべき」と指摘してゐたが今日の香港は昨日から実質的連休で競馬開催は連休最後の27日で何もすることもないオヤジなら「有馬記念ならまだしも他はわからないが賭けてみるか」となるのかしら。今回はサトノダイヤモンドを選んだ私。昨日の香港でのオッズでは1番人気だつたが日が明ければやはりキタサンブラックが1番人気。f:id:fookpaktsuen:20161226104630j:image:w320:leftでサトノは2番で5.5倍、マリアライトは22倍ときたもんだ。この3頭で三連単までいつてみる。ラジオ短波の実況聴く。キタサンブラックが良い感じのレース展開にゴールドアクターが着いてゆく。サトノダイヤモンド懸命に追ひ残り50mでキタサンに並び首差で優勝。素晴らしいレース。マリアライトは10着で三連単はならず。サトノダイヤモンドの馬主里見氏は2週間前には香港ヴァースでサトノクラウンで優勝したばかり。帰宅してかなり飲む。早川書房の『悲劇喜劇』2017年1月号「特集:落語と演劇」読む。長野H氏来港で譲られた一冊。落語と演劇といへば何といつても志ん朝師匠。それ以降については語れず。この地味な演劇雑誌、隔月で次号は特集平幹二朗追悼の由。偶然にテレビでNHK BSスペシャルで「悩んで踠いても笑わせて」といふ番組を見る。創作の春風亭昇々と古典の柳亭小痴楽(故・痴楽師匠の倅)。噺家の苦労話や涙など番組にしては面白くもなにもない。

晋三動静12月24日10:31東京西新宿のホテルヒルトン東京の村儀理容室で散髪。(11:53)永田町のザ・キャピトルホテル東急、レストラン「ORIGAMI」で橋下徹前大阪市長、日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事と食事。菅義偉官房長官同席。

2016-12-24

fookpaktsuen2016-12-24

農暦十一月廿六日。本日クリスマスイヴ土曜日。官邸で残務整理。創刊40周年となつた『香港街道地方指南』の1977年創刊版舊圖選輯を入手。まさに垂涎で眺め入る。夕方、蘭桂坊の上を通つたら未だ人通りほとんどない一帯に警察がすでに今晩のご乱痴気騒ぎ対策で警戒準備中。焼鵝の一樂は一碗の焼鵝麒貫気襪燭瓩砲箸鵑任發覆行列。こゝもまた静かなFCCのバーで早酒二杯。帰宅してNHKで「動物の赤ちゃん」見ながらお好み焼き。昨晩に続き雑誌読みかけの本いくつも目を通す。

毎日新聞が「おことば案 昨秋官邸に」と一面トップ。宮内庁長官(更迭の風岡氏)が官邸に文書で示し天皇誕生日に合はせた公表打診したが当時は今年夏の晋三ら衆参同日選を検討してゐたやうな事情あつてか、この件は流される。それでも、すでに2010年宮中の参与会議では天皇から80歳での退位の意向も出されてゐたが動き出したのは昨年(2015年)になつてからで、そもそも宮内庁の対応も悪いと政権や晋三色のついた「有識者会議関係者反論するところ。更にこの記事で興味深いのは内閣法制局関係者の話として宮内庁は昨年、このお言葉原案を官邸に提示する前に内閣法制局に「水面下で相談があった」といふ。本来は宮内庁から官邸、官邸から法制局のはずだが明らかにルール違反。それに法制局もトップの横畠某が晋三系なのだから宮内庁の動きなど即、法制局から官邸へ、と思ふが、この関係者曰く「首相の支持層に潰されてしまうことを恐れ、正面から持ち込めなかったのだろう」。政府が典範をいぢらず特例法で今上様だけに、と決めたら、それに抵するかのやうに天皇の「内閣と相談した」発言や、あれこれ裏話のリークが続くこと。f:id:fookpaktsuen:20161225115807j:image:h180:left

▼晋三と小浜馬樂師匠との年末の真珠湾訪問。結局のところ晋三が就任前のトランプにすり寄つたことで小浜現政権不愉快収めるため慌てて日米間で組んだ、とつてつけた協調企画。政府も「現職初」と強調してみせたが読売新聞報道1951年吉田茂が報恩してゐたといふ。さらにハワイの日系紙『ハワイ報知』が現職時代鳩山一郎1956年)と岸信介(1957年)に訪問してゐると指摘。当時の太平洋航路ではハワイ立ち寄りは当然か。

▼行政長官CY梁が来春までの任期最後となる上京での奏上。習近平から香港の一国両制体制の維持つまり港独派などゴミをよく片付け……と(それだけか)お褒めの言葉f:id:fookpaktsuen:20161225115808j:image:h180:right

▼香港の文化エリアとする漠然とした計画だけの「西九」に今度は故宮博物館計画浮上。台北に多くの財宝移り北京だつて品薄のところ何を考えてゐるのか。大江戸温泉物語なる施設のニセモノが上海に出現と話題になつてゐるが、この香港の故宮博物館とて出来たら立派な山寨ぢゃないか。

f:id:fookpaktsuen:20161225115809j:image:h180 f:id:fookpaktsuen:20161225115806j:image:h180

2016-12-23 どこの国でも其国のたましいが国の臭気也(秋成)

fookpaktsuen2016-12-23

農暦十一月廿五日。天皇誕生日。香港は一つも寒くならないが札幌では半世紀ぶりの大雪ださうで1m近くつもり空路鉄路とも運休本日札幌から香港に還るはずのI氏より空港で足止めと連絡あり。食前酒にウヰスキー、食事で焼酎でいつもなら睡魔に襲はれるところ目が冴えて読みかけの本や雑誌に目を通し深夜に至る。仲良くさせていたゞいてゐる放送作家村上卓史氏の『感動競馬場』イーストプレス読了新潮社考える人2016年春号を今更。特集に「漱石を読もう」とあり改めて朝日新聞で連載中の『猫』を読むがやはりダメ池澤夏樹氏の連載「科学する心」で原子力について専門家のやうな内容に驚いたが、この稀有作家が埼玉大で理工学部物理学科(中退)だつたとは今日まで知らず。青土社現代思想2015年4月号「教育クライシス」も今更。教育改革、それは自民党でまさに晋三的な「あるべき姿」への改革だが「なぜこれに自民党が熱心なのか」について藤田英典先生分析が興味深い。一つの理由は小選挙区制にあるといふ。政治家が「次の選挙当選するため」実績づくりに熱心になり(本来は当然のことなのだが)政策改革に力点をおく。あくまで当選のためで、その改革責任を取るものではない。そこで教育政策が手っ取り早い。それが福利厚生や農業政策だと具体的に何がどう変はるか、誰が利益を受けるか、が明らかになり合理性、適切性や有効性が問はれるが教育政策は影響や結果が短期的には表面化せず悪い影響や結果が出ても何が原因かの特定は難しく誰が具体的に責任を取るものではない。そこで政治家の言ひたい放題、しかも戦後教育左傾非難される。そこで素人集団諮問機関などで自分たち偏見や思ひこみで改革の大枠や基本方針を決め首相直属の諮問機関が具体的な改革案答申にして実施に。最悪。新自由主義とグローバリズムについても考へさせられること多し。もう一冊は水原紫苑『桜は本当に美しいのか』平凡社新書近代天皇制と戦争に至る桜についての原武史のやうな考察か、と一瞬思つたが副題が「欲望が生んだ文化装置」で作者は春日井健の弟子詩人からもっと詩歌にそつた桜の話と察したが読んでみると古代の桜は自然近代天皇鉄道による行幸に合はせ全国にソメイヨシノが植樹されてゆく、さういふ構図と思つてゐたアタシだつたが古今集から新古今の時代にも「国家による桜文化創造から変容の流れ」があつたといふ。紫苑さん曰く「桜が、いかなる幻想からも解き放たれて原始の不逞な花を咲かせてくれることを望む」。この家人が桜について書こうと思ひ年月ばかり過ぎてゐたが一冊にまとめる決心をさせたのが藤圭子の死だつたといふ(あとがきより)。現代の桜をテーマにした歌についての中で最後宇多田ヒカルの『桜流し』が取り上げられてゐる。桜を読んだ歌といふと晋三の御代になつてからのチャラい国家主義が謳はれるなか宣長

しき嶋のやまとこころを人とはは朝日ににほふ山さくら

がすぐ浮かぶ。これについて上田秋成が大の宣長嫌ひといふこともあるが歌の下手さに苦言した上で「どこの国でも其国のたましいが国の臭気也」と宣つたといふ。晋三に聞かせてやりたい一言。新潟の糸魚川で大火。

▼聖上が誕生日に先立つ記者会見で8月の退位所望の発表について触れ「多くの人々が耳を傾け、各々の立場で親身に考えてくれていることに深く感謝しています」と述べる。あの内容は「天皇としての自らの歩みを振り返り、この先の在り方、務めについてここ数年考えてきたこと」と説明。「この先の在り方」は短絡的には(政府与党的には)天皇自らの今後のことのやうに聞こえるが聖上の意図するところは皇太子以下将来の「象徴天皇としての在り方」でせう。そして何より「山椒は小粒で」なコメントは8月のお気持ちの内容は「内閣とも相談しながら表明しました」といふ一言。さすが。

感動競馬場 本当にあった馬いい話

感動競馬場 本当にあった馬いい話

2016-12-22

fookpaktsuen2016-12-22

農暦十一月廿四日。早晩に湾仔のバーM。口開けで建築U氏との待合せまで1時間ありマティーニ二杯独酌。U氏には予め氏が自家薬籠中の物とするRicoh GRの使ひ方でいくつか指南受けたきことあり教へ請ふた次第。一つは接写の不具合で、もう一つは暗いときに焦点測る緑ランプの点灯。前者は昔のGRは数センチの距離から見事な接写できたが今は仕様が違ふことで故障に非ず。後者は設定で消すことが出来た上でピンボケ対策も教はる。U氏との語らひは本当にネタが尽きず可笑しい。小腹空いて広島ばくだんつけ麺。バーSでキープした残りのウヰスキー空ける。半夜三更すぎてお開き。f:id:fookpaktsuen:20161221175616j:image:w280:left

▼(医療行為に)何千万円もかけ、負担を子や孫に押し付けて、我々はいつまで生きるのか? どんなに医療が発達しようと人はいずれ必ず死ぬ。医学が(見かけ上)死を遠ざけた今こそ、自らの死を考え、準備しなければならない。……と国頭英夫(日赤医療センター化学療法科部長毎日新聞

もんじゅ廃炉でも高速炉開発は維持。東京五輪は招致時の予算見積8千億円が1.6〜1.8兆円と倍付け。政府(外務省)はベルリンのアクシデントを受けてテロに対する注意喚起を呼びかける(こちら)。

2.以下のテロ対策をお願いします。

(1)最新の関連情報の入手に努め「日本ではない」ということを忘れず注意を怠らない。

(2)テロの標的となりやすい場所(※)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる等,安全確保に十分注意を払う。

(※)クリスマス等のイベント会場,観光施設,レストラン,ホテルショッピング モールスーパーマーケット等人が多く集まる施設,教会・モスク宗教関係施設,公共交通機関,政府関連施設特に軍,警察,治安関係施設)等

「日本=安全」という前提なのかしら。日本はテロが起きないといふ。テロ以外でも安全じゃない状況はいくつもあるのだが。

常無常人常無常人 2016/12/24 08:48 家内の質問「何でもんじゅは難しいの?」「プルトニウムは何に使えるの?」に答えたら「あんたが言わないと日本の酒盛り友達誰も知らないよ。」とのご宣託。そうかも、ヤレヤレ、もう日本の宴会はいいや。香港人含む中国系の人は日頃国と個人は別扱い、でも大陸ではとっくに日本人マネジメント低空徘徊、私みまかるまではこの辺の日本人愛何とか続いてほしいものです。

2016-12-21

fookpaktsuen2016-12-21

農暦十一月廿三日。冬至文章綴るのに改行とか余計な句読点とかが嫌ひ。段落なるもので一文字下げるのもよくわからずにゐたが岩波f:id:fookpaktsuen:20161222095720j:image:h220:left f:id:fookpaktsuen:20161222095716j:image:h220:left図書』十一月号で宗像和重が「漱石の一字下ゲ」で書いてゐる。漱石原稿用紙(松屋製)使ふやうになり万年筆原稿を書き『猫』の途中から段落の行頭に「一字下ゲ」の指示が入つたといふ。段落は鷗外や一葉に見られ始めるが行頭の一字下ゲはまだ見当たらない。一字下ゲは欧文の由来で漱石が日本の小説にそれを持ち込んだのではないか、と。その一字下ゲも宗像氏のいふ通りで横書きのメール普及等で急速にその習慣は姿を消してゐる。日本語記述でいへば漱石時代末期。この岩波の『図書』という冊子(六十数頁で雑誌といふより冊子)は読むと本当に面白い記事ばかり。シンゴジラよりもモスラを、と畑中章宏。『モスラ』の原作「発光妖精モスラ」で主人公福田善一郎)の名前は、この話を合作した中村真一郎福永武彦堀田善衛名前組合せだとは寡聞にして知らず。晩に湯豆腐。今日は久方ぶりの雨。

▼右上に掲示の成報の1面トップの巫山戯た記事は行政長官CY梁が行政長官辞めた後も初代長官董建華が北京中央の要職(政治協商会議副主席)にあつて頑として不動の石ならば中央の公職もなく待ち惚け、と。

2016-12-20

fookpaktsuen2016-12-20

農暦十一月廿二日。三日ぶりにリファビリで食前酒にウオツカ。アルコールが胃に染み渡る。餃子、小白菜、紹興酒に二锅头酒。f:id:fookpaktsuen:20161220180434j:image:w240:leftさすがに二锅头酒に酩酊

新聞の夕刊で一面を埋めるのはベルリンでトラックが繁華街に突入12人死亡、トルコでロシア大使射殺とテロ関連。さらに国内ニュースでは福島核禍に関して東電負担減=電気使用者(国民)にも賠償転嫁閣議決定。なんてことを。こんな晋三の内閣に対して世論は日露交渉「進まず」70%、カジノ法反対64%なのだが(朝日新聞調査)、それでも晋三のやりたい放題に委ねるのだから。その晋三の今晩の動静は19時22分、東京京橋の日本料理店「京都つゆしゃぶCHIRIRI」。石川一郎・BSジャパン社長、小田尚・読売新聞論説主幹、粕谷賢之・日本テレビ解説委員長、島田敏男・NHK解説副委員長曽我豪・朝日新聞編集委員田崎史郎時事通信特別解説委員、山田孝男毎日新聞特別編集委員食事。21時57分、東京富ケ谷の自宅。……こんなマスコミとも仲良しでまともに晋三批判などできはしまい。