α-7000…あれは良いものだ
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先日ヤフオクで落札したα-7000が届きました。
→写真 (MinoltanLycee)
※ 高解像度版
ボディピカピカ。レンズのズーム,フォーカスリングともにスムースに動きます。とても20年前の製品とは思えません。これはかなり当たりだったかも。
ちなみにα-7000はミノルタが世界ではじめてAFを実用化した一眼レフカメラ(銀塩)で、発売当時はアルファショックと呼ばれ各社に多大な影響を与えたそうです。
【関連サイト】
→メーカーサイト
→KITAMURA's CAMERA MUSEUM [ カメラの博物館 ]
→ミノルタ α7000 簡易マニュアル
→2cbのスレ
→カタログ画像 (MinoltanLycee写真の背景はこのサイトの画像を使用した)
● ボディ
外装はプラですが、フレームは金属なので持つとずっしり重いです。そしてとてつもない剛性感。かなりしっかりしたつくりです。
大きさはいまの入門機と同じくらいでそんなに大きくありません。ボディの容積はE-10より少ないです(でもE-10より重いです)。AF機なのでモーターをボディ内に収めないといけないのに一号機からこんな大きさに詰め込めたのはすごい。
露出調整はダイアルではなくて、ボタン(+,-セレクトボタン)です。マニュアル露出用にサブセレクトボタンもあります。ダイアルじゃないと操作がしづらいのではと思いましたが、それほど気になりませんでした。
ボタン類のデザインは、結構古臭いですがこれはこれでよいです。
● ファインダ
覗いてびっくり。広い〜。フォーカスもかなり合わせやすいです。なんだこれならAFいらないじゃん(ぉ
● AF
で、このカメラの最大の特徴(当時)はAF搭載ということなのですが、1号機ということもあってあんまり期待はしていませんでした。
が、これ結構つかえます。といか普通に使えます。
さすがにいまの一眼レフのようなスピードは望めませんが、だいたい1秒以内に合焦するので下手なコンパクトデジカメより速いです。でも、ときどき行き過ぎて小刻みに戻して調整という動作を繰り返したり、端から端まで行ったり来たりするのはご愛嬌。
ファインダー内表示で特徴的なのは緑丸の合焦マークの左右に赤い三角矢印がありフォーカスが遠近どちらにずれているのかを表示してくれます。
MF時も表示されるので、強力なフォーカスエイドとして使えます。これは便利。いまのカメラにないのはなんでだろう。
AFポイントは中央の一点のみ。これは特に困らない。
AFの精度については、まだフィルムを現像していないのでよくわかりません。ファインダーで見る限りでは正確なようですが…
● 露出
露出は、プログラムAE、絞り優先AE、シャッタースピード優先AE、マニュアルの全てが使えます。
露出調整は、セレクトボタン(+/-)で行いますが、ボタンは2セットあるのでマニュアル露出もスムースに行えます。
測光は中央重点的平均測光のみです。
うーん、スポットか部分測光ついてないと逆光時がつらいなあ。このカメラの機能で唯一不満なところです。
AEロックは出来るのでこれを活用するか、ちゃんとマニュアル露出が上手く出来るよう練習するか、単体の露出計を買うか。露出計代わりにデジカメを持ち歩くのもありかな。
● まとめ
歴史的に重要なポジションをしめるカメラということでコレクション的に持っていよう入手したのですが、完成度の高さに驚きました。
AFも十分実用になります。
外でフィルム1本分試撮りしてきましたが、なかなか使い勝手が良いですし撮影していて楽しいです。
当面はメインの銀塩カメラとして使っていきます。