関本麻巳子日本画展ーat 札幌大丸デパート


 久しぶりに日本画の展覧会に行った。日本画は福島で開催された「伊藤若冲展」に足を運んで以来だ。
大丸デパートの8階のギャラリーには本人と画商らしき方?がいらして絵の説明をしていた。
 北海道の自然を描いた作品はどれも素敵で、こんな絵が部屋にあったら、穏やかに時間を過ごせるだろうなと思う。
 絵にはそれぞれ値段が付けられていて50号くらいの作品がわたしの年金より高くてびっくり!
 ーーー日本画って顔料が高いと聞いてはいたけど....。どんな方がお買い上げになるのかと思う。


 それはさておき、日本画特有の深とした感覚が好きだ。
ヨーロッパやアメリカの美術館を歩き回ったあとに、日本画に出会うとほっとする。なぜだろう?平面的だからだろうか、空間があるからかな? 落ち着いた色調がすっと心に入ってくる。
 日本絵画の究極は水墨画だろうか? 炭の明暗に色彩を感じさせられるから、恐れ入る。ゴッホセザンヌなど、印象派の巨匠たちが日本画に憧れたのがわかるような気がする。


 雨の週末、色の決まらないキャンバスと格闘している。
パレットナイフでガーッと色を載せてはザーッと拭き取るのを繰り返していたら、左官屋のコテのように手首を使うパレットナイフの扱いが上手くなった。もしかして左官屋になれるかも?と思った週末でした。


 関本麻巳子日本画展ーat 札幌大丸デパート:6月27日(火)まで。