沖縄旅行記(2004年10月7日〜12日)

1日目(10月7日)
今日はかねてからの希望だった沖縄離島への一人旅の出発日。
沖縄にはそれまでに2回行っていて、沖縄の魅力に惚れたのだが、
どちらも本島への旅行で、より海がきれいでゆったりしていそうな離島へ
行ってみたいという欲望がたまっていたのだ。


さて、1日目は羽田から那覇経由で石垣島に行くことに。飛行機代はANA
マイルを使ったので、タダ^^ 現地を自転車で回ろうと思ったから、出発
する少し前に地元で8000円くらいの折りたたみ自転車を買ってある。
そしてその相棒となる自転車を飛行機で運んだのだが、安い折りたたみ
自転車は重いってことを知らず、15キロくらいある自転車を
「重いなぁ〜」なんて思いながら運んでいた。高い折りたたみ自転車は
ちゃんと軽量化されているらしいですが。
んで、飛行機で運ぶときは当然機内へは持ち込めないから、預けるための
カウンターに行くことに。そうすると、「万が一壊れても責任は負い
ません」みたいな紙にサインをさせられる。まぁもし壊れたら
ボクは現地での移動手段を失うわけですが… 
それで、現地に着いたら着いたらで、預けた荷物は普通コンベアーで流れて
くるところが、自転車はでかすぎてベルトコンベアーで運べないせいか
直接手渡しされることに。職員の方にご迷惑をおかけした上に、なんか
周りの人から視線を浴び恥ずかしい…
まぁそんなことを経験しつつ、ボクと相棒の自転車は無事石垣島に上陸した。
ちょうど正午の頃だっただろうか。


…天気は晴れ!!日光がまぶしい!!そして何より暑い!! やっぱり秋の陽気の
東京と比較するとものすごく暑い!!
さぁ、最初に何をしようか。やっぱり初めて石垣島に来たんだから、まずは
川平湾に行こう!!
ということで、自転車を組み立てて、川平湾に向うことに。距離に
すると20kmくらいだろうか?? ここで、思わぬハプニングが発生!!
石垣島はそれなりにアップダウンがあるのだが、車輪の小さい折りたたみ
自転車だと、坂道がやたらときつい↓ 体力には結構自信があるボクでも
相当きつい… こんなんだったら、現地で普通の自転車をレンタルすれば
良かった…
...っと、バテ気味になりつつも川平湾に向かっている最中に出会う風景は
まさに感動もの。自転車で旅をしているとクルマでは見逃してしまう風景に
出会えるし、またそのたびに足を止めることができるし、そんな自転車の旅の
メリットを感じつつ、川平湾に到着!! まさに、ガイドブックで見たままの
風景でした。よく、ガイドブックでみるよりもしょぼい事ってあるけど、
川平湾についてはそんなことはなかった。



(写真は川平湾)


川平湾に行ったあとは来た道とは少し違う道で市街地まで戻ったら
もういい時間になっていた。意外ときつかった自転車旅で体も結構疲れて
いたので、コンビニで弁当を買って宿で翌日のプランを軽く考えていたら、
だんだんうとうとしてきたので、寝ることに。なんか怒涛のように過ぎて
いった気がする初日だけど、沖縄の離島の魅力に早くも虜になっていそうな
自分がいた。



(写真は底地ビーチとボクの相棒)


2日目(10月8日)
2日目の朝は気持ちの良い目覚め。昨日、自転車移動で思いのほか疲れて
いたせいかぐっすり寝られたため、目覚めは抜群!! カーテンを開け
外を見てみると、空には雲がかかっているが、天気は悪くないようだ!!
実は、昨日に今日の行動予定を2パターン立てていた。竹富島小浜島
コースと西表島コースだ。しかし、本島を直撃している台風の影響で
波が高く、西表島の上原航路、船浦航路が欠航になっている可能性が
あるので、船が出ていれば西表島、欠航ならば竹富・小浜島に行くという
プランを立てている。


で、離島桟橋に行ってみると…上原・船浦航路は欠航↓ 大原航路は
運行しているのだが、自転車で移動するボクには大原に着いたところで、
行動のしようがないので、西表島は翌日いけることを祈って、今日は
竹富島小浜島に行くことにする。


まずは、竹富島にいくことにした。時間はまだ9時前。さっそく竹富島
行きのフェリーに乗ることにする。自転車を折りたたむこともなく
そのままフェリーに持ち込むことができた。
竹富島までは石垣島から船で10分ほど、あっという間だ!!
竹富島に着く頃には、朝空を覆っていた雲もとれ、すっかり晴れ模様に!!
今日も一日楽しむぞ〜!!

竹富島に着いたら、まずコンドイビーチに向かった。すごく綺麗だ…
今まで訪れた浜の中では一番綺麗だったので、当時のボクにとっては
コンドイビーチが一番好きな浜となった。ここで、ボクは2時間ほど
音楽を聞きながらゆったり。海はぎりぎりは入れるかなという水温で、
カップルや子供や女性グループが海に入っていた。男性グループは
いなかったな…
「日光強いなー」と思いながらも、海で遊んでいる人たちを眺めながら
2時間ゆったりしたあとは、となりのカイジ浜に行くことにした。
ここは星砂が取れることで有名なので、ボクも例に漏れず星砂を取ることに。
星砂はボクがイメージしていたものよりもずっと細かく、はっきり言って
目が疲れた…(笑) 取った星砂はビンに閉まって、今もボクの部屋に飾って
ある。
カイジ浜で星砂を拾った後は、竹富島を自転車で適当に散策。竹富島
とても平坦な島で、折りたたみ自転車のボクには非常に優しい島だった(笑)



(写真はコンドイビーチ)


かれこれ竹富島観光をしていると時間も13時くらいになったので、石垣島
帰ることにした。次は小浜島だ!!
ご存知の方も多いと思うが、小浜島は「ちゅらさん」のロケ地だ。そんな
ちゅらさんをボクは一度も見たこともないが興味をそそられて行くことに
したのだ。
石垣島から小浜島まではフェリーで25分ほどだっただろうか。竹富島行きの
フェリーと比較すると乗船している人がとても少なかった。
さぁ、小浜島に到着だ。さぁてと、何をしようか??小浜島はよく分からない
から、ちゅらさんのロケ地めぐりでもしよう!!
そんなこんなで小浜島観光を始めたわけだが、小浜島はとにかく観光客が
少なかった。ゆったりした時間を満喫するには最適な島だなと感じた。


そして、シュガーロードやこはぐら荘やちゅらさん展望台などのちゅらさん
ロケ地にに行ったわけだが、ちゅらさんをみたことがないボクは、予想通り
「?????」状態に…
まぁ、予想はしていた結末だったけど、小浜島自体は観光地開発されていない
手付かずの沖縄が残っているといった感じで、ゆったり過ごすには
いい島だなと思った。そしてこの島をとても気に入った。ただ、アップ
ダウンがかなりため、車輪の小さい自転車には不向きかな…
小浜島には今年の6月にも行き、そのときはスクーターで回ったのだが、
小浜島観光には自転車よりスクーターを使用することをお勧めする。



(写真は小浜島)


そんなこんなで、もういい時間になっていたので、石垣島へ帰ることに。
今日も疲れたなぁとおもいつつ、よく分からない食堂で(名前忘れた...)
八重山そばを食べ、宿に帰って寝ることに。
なんだかんだで、今日もけっこう自転車をこいだので疲れていたので
すぐ寝ることができた。
あしたは、西表島にいけるかなぁ…


3日目(10月9日)
…プルルル、プルルル♪


そんな電話の着信音とともにボクは起きた。電話の
内容は「今から飲み会だから来い!!」....え、いま
朝の6時なんですが↓
そこで、石垣島にいる旨を説明したのだが、その中で石垣島が晴れている
ことも伝えると、どうやら埼玉は台風が迫っているようで、いまいち晴れて
いることを信じてもらえない。まぁとにかく無事に飲み会を断ったところで、
朝の6時に起こされちゃったものだから、二度寝するのももったいないため、
地元のテレビ番組を見ることに。
まぁ一般的な地方のテレビ番組って感じだ。


そんな沖縄離島の旅3日目の朝は、昨日と同様空が雲に覆われているため、
いまいちスカッとしない。どうやら沖縄の離島の朝は、すっきり日が射さ
ないようだ。


そして、朝の8時半に宿を出て、昨日行くことのできなかった西表島に行く
ために離島桟橋へ向かった!!
…!?
……!!??
………!!!???
上原・船浦航路は欠航…まだ台風の影響が残っているみたい。
…さて、どうしようか…しばらく考えた結果、きょうはのんびりする日と
決め、竹富島でのんびりすることに。
そして、フェリーで竹富島に行き、再びコンドイビーチへ。ビーチにつく頃には、
空もすっかり晴れもように。そして、昨日に引き続き、ビーチでのんびり
することに。今日は昼寝までしてしまった。
だが、途中で非常事態発生!!カンカン照りの中、日よけもなく日焼け止めも
塗らずに寝ていたため、あまりの痛さで起床… 軽いやけどをしてしまった
みたい↓


コンドイビーチでゆったり過ごすも、さすがに何もしないのも苦痛になった
ので、14時頃に石垣島へ戻ることに。
石垣島では白保に行ってみた。すごく綺麗な海だった。八重山ってホントに
きれいだなぁ…


かれこれ、いい時間になっていたので、フサキビーチにサンセットを見に
行くことに。なぜ、ここにしたかというと、地図を見たらここが最適かなぁ
なんて思ったから、ただそれだけ。

そして、フサキビーチに着いたわけだが、予想したとおり、サンセットを
望むにはいいロケーションのビーチだった。そんな中サンセットを眺める
ことに。
ボクが驚いたのは、サンセットをみるにはいいロケーションだったのに、
ボク以外一人もいなかったことだ。沖では1人のウインドサーファーが
風を捕まえて、波に乗っていた。そんな中、

…夕焼けの独り占め…

これは、なかなかに素晴らしいものです。みなさんも、綺麗な夕焼けを独り占め
をしてみてはいかがですか?



(写真はフサキビーチとサンセット)


綺麗な夕焼けを拝んだ後は、市街地に戻り夕飯を食べて宿へ。今日はたいして
自転車をこがなかったので、疲労感もなく、コンビニで酒とつまみを買って
部屋で1人で晩酌しながら、石垣島での最終日を楽しんた。


明日は、いよいよ宮古島への出発…


4日目(10月10日)
♪♪♪♪
目覚ましで起こされ、沖縄離島の旅4日目は始まった。朝の
空には相変わらず雲がかかっていて、スッキリしていない。
そんな中、今日で石垣島を発つので、荷物を整理して
お世話になった宿に挨拶をして、宿を出た。


さぁ、何をしようか。宮古島行きの飛行機は昼なので、時間がある。
やっぱり、今回の旅行の目的はゆったりすることだから、白保にでも行って、
ゆっくりしよう!!ということで、白保に行くことに。
石垣島とは、今日でお別れかと思うと、悲しくなってくる。ボクはいつも
そうだ。旅行をしている最中に、「もしかしたら二度とここを訪れることは
ないのかも」と考えて、悲しくなったりしている。今回の石垣島も例外では
なかった。結果として8ヵ月後に訪れはしたが、このときは「もう来る事は
ないのかも」という事も頭をよぎっていた。一期一会。


石垣島の最終日を満喫しているうちに、宮古への飛行機の時間が近づいて
きたので石垣空港に向かうことに。ホントにこれで石垣島とはお別れなんだ…
ありがとう、石垣島


宮古へはJTAを使った。ANAを使いたかったけど、ANAは石垣−宮古に就航
していないので、仕方なくJTAを使ったのだが、宮古を中継してそのまま
羽田に向かう便だったので、混んでいた。
…30分ほどのフライトで宮古島に到着…
宮古島の天気は晴れ!!ボクを歓迎してくれているかのようだ。さぁ、どこへ
行こうか、やっぱり宮古島に来たからまずは東平安名崎に行こう!!
ということで、東平安名崎へ向かった。距離にして20kmくらいだろうか。
けっこう遠い。その上、石垣島の3日間で軽いやけど状態になってしまった
ボクの体に容赦なく日光が降り注ぐため、自転車をこいでいて痛い↓


1時間半くらいかかっただろうか。東平安名崎に到着した。
…きれいだ…
宮古島の海は青い。とにかく青い。水の透明度なら石垣より圧倒的に上な
気がした。東平安名崎の灯台に登り、宮古の風を感じながら海の綺麗さに
感動をしていた。もし、沖縄に海の綺麗さを求めて旅行される方が
いらっしゃるなら、宮古島をお勧めしたい。絶対に期待にこたえてくれる
島だと思う。



(写真は東平安名崎)


さて、次はどこへ行こうか。悩んだ挙句、与那覇前浜に行くことに。
東平安名崎からは20kmくらいあるだろうか。行く途中で、ボクは七又海岸と
いうところを通ることにした。ここは、断崖絶壁が続いてることで有名なの
だが、そのせいでアップダウンが激しい…
この七又海岸でだいぶ体力を吸い取られた。しかし、この七又海岸沿いの
道路にはわき道がいくつもあり、そのわき道に入ったりしていると、すごく
開けたところがあってすごく眺めが良かった。ガイドブックには載っていない
ような自分でみつけた場所という感じがして、なんかうれしかった。



(写真は七又海岸)


そんなこんなで、与那覇前浜につく頃には日もだいぶ傾いていた。
来間大橋を自転車をこいで渡ったりもしたが、これは実に爽快だった。
来間大橋は税金の無駄使いとよく非難されるが、この爽快さが得られるなら
無駄使いも許せるかなと思った(笑)


那覇前浜は宮古島では最もポピュラーなビーチだと思うが、時期が時期
なのか、人がほとんどいなくて、ゆっくりするにはうってつけのビーチ
だった。そこで、自転車もずっとこぎっぱなしで疲れていたこともあって、
潮騒を感じながら浜辺で寝ることに…


…寝ているうちにだいぶ日が落ちたので、平良市街に帰ることに。
市街地まで与那覇前浜からはけっこう遠いので、市街地に着く頃には相当
疲れていた。


市街地に帰ったボクは、宿に荷物を置いて、居酒屋に行くことに。
今日行った居酒屋は「海鮮酒屋 中山」というところ。海鮮ものに自信が
あるらしい。
疲れきっていたせいもあり、アルコールがはやく体に回り、楽しい1人酒の
時間を過ごすことができた。ここで、飲んだ泡盛はなぜかとてもおいしく感じた。
ちなみに飲んだ泡盛は「菊の露」の古酒8年。
あと、この居酒屋での衝撃的な出会いは、おつまみの島らっきょうとアーサー
のてんぷらとの出会い。この2つはあまりにもおいしすぎる。


かれこれ、居酒屋に3時間くらいいただろうか。夜も更けたので宿に帰る
ことに。宿に帰って、テレビくらいは見ようと思っていたのだが、今日は
なんかとても疲れているようだ…
もう寝よう。あしたは、自転車で宮古島を一周する日だから…
…zzzzzz…


5日目(10月11日)
♪♪♪♪
今日も、携帯電話のアラームで気持ちよく起床!!
昨日、たくさん自転車をこいで疲れていたし、
居酒屋でけっこう酔ったので、ぐっすり寝られた
ようで、なんかすがすがしい朝♪もちろん天気は
晴れ。今日は朝から天気が良い。


今日は、宮古島を一周すると決めているので、朝食でたくさんエネルギーを
補給。沖縄のコンビニでは定番のポークたまごのおにぎりが最高にうまい。
水分補給用に買う飲み物はもちろんさんぴん茶
よし!!準備万端!!ってことで朝の8時半に宮古島一周の旅をスタートした。
平良市街地にある宿から、まずは砂山ビーチを目指すことに。
砂山ビーチは宮古島の観光地の定番だが、決して広いビーチではない。
独特の形をしているビーチだ。ビーチに向かうまでに砂山を越えなければ
行けなかったり、ビーチにアーチ上の岩があったり…
そんな、独特なビーチの砂山ビーチで少しゆっくりしたあとは、池間大橋
を目指すことにした。池間大橋宮古島池間島を結ぶ1425mの橋である。
砂山ビーチから池間大橋までは15kmほどだろうか。もう15kmなんて短く
感じる。この沖縄に来て感覚が麻痺してきたようだ。
ボクは、体力がけっこうあるため、昔から体力任せで、一般人とは感覚が
ずれているのだが、この沖縄で一層感覚のズレに磨きがかかったようだ(笑)


沖縄の風を感じながら池間大橋に到着。これは綺麗だ…眺めが素晴らしい。
池間大橋にある売店の屋上に登らせてもらって、風景を眺めながら
しばし休憩… さんぴん茶がうまい♪



(写真は池間大橋池間島)


その後、池間島をぐるっと一周し、西平安名崎に向かうことに。西平安名崎
には、沖縄電力風力発電設備があったのだが、どうやら1年だか2年前の
台風で壊れてしまったようで、風車の支柱だけが残っていた。
風で発電するものが風で壊れるって…(汗)
西平安名崎はこれといって見所があるわけでもないが、逆に人がいなくて
ゆっくりできてよい。(宮古島はただでさえ観光客が少ないが、メジャーな
観光地でもなくなると、ホントに人がいなくなる)


西平安名崎で宮古の風を感じた後は、昨日も行った東平安名崎を目指す
ことに。時間はまだ11時くらい。昨日行った東平安名崎は午後3時くらい
だったが、真昼に行ったら、きっと違う表情を見せていてくれること
だろう。


…ということで、東平安名崎に向けて自転車をこぎだした。…が!!ちょっと
問題発生。東平安名崎までは30km以上あることが判明。若干やる気を
なくす↓
しかし、東平安名崎に向かう道は海沿いの道でとても景色が良かった。
アップダウンも激しく、体力を相当吸い取られたが、景色のよさは
何事にも代え難かった。


2時間くらいこいだだろうか(もちろん途中で少し休憩している)、
東平安名崎に到着した。相変わらず綺麗な景色だ!!
再び灯台に登ることに(笑) 何度見ても良いものは良い♪


東平安名崎を堪能した後は、昨日と同様七又海岸を通って来間大橋を目指す
ことに。途中で海宝館というところに寄ったのだが、そこで、おばちゃんに
「君すごい日焼けしてるねぇ」とお褒め(?)の言葉をいただいた。
もう、日焼けというよりはやけどなんですけどね…(ボクは本来どちらかと
いうと色白です)


これ以降は昨日と同じような感じなので、これ以上書かない。
もし、知りたい方は昨日旅程をご覧いただきたい。


…さて…
市街地に戻ってきたのは18時くらいだっただろうか。宿に荷物を置いた後で
再び居酒屋に行くことに。昨日行った「海鮮酒屋 中山」の海岸通り店に
行くことに。まぁ本店とメニューはほとんど一緒なのだが、こっちの方が
すいていて、なんとなくゆっくりできた。それにしても、一日で100km以上
自転車移動した後に、沖縄民謡を聞きながら、アーサーの天ぷらや
島らっきょうをつまみに飲む酒は最高にうまい!!これだけでも、宮古島
来る価値があると思える。この時点でボクはもう宮古島の魅力に取り付かれて
いるようだ。
青い海、青い空、温かい現地の人達、おいしい食べ物、うまい酒。これが
あれば、他には何もいらないのかなぁなんて思った。
すごく高性能な電気製品があったり、ITによってすごく便利になったりとか
そんなことは人間が幸せに生きるためには必要ないんだなぁって。


宮古島の最後の夜はこうして酒とともに過ぎていったのだが、ボクがこんなに
魅了された宮古島にいるのもあと1日だけかと思うと悲しくなってくる。
宿に帰る際に、酒をけっこう買い込んで、宿で1人で2次会をしつつ、物思いに
耽りながら、宮古島最後の夜は過ぎていくのだった…


最終日(10月12日)
♪♪♪♪♪
今日も、携帯の目覚ましの音でさわやかな起床!!昨日、疲れているのに
深酒をしてしまったせいか、単純に疲れがたまっているせいか、どうも
体が重い気がしなくもないが…


沖縄離島の旅の最後を飾る今日も、鮮やかな晴れ♪ 天はボクに味方を
してくれているようだ。
宿で、沖縄での想い出を回想しつつ、最後はどこへ行くべきかをゆっくり
考える。今日は、どうしてもゆっくりしたかったので、ゆっくりできる
ところに行こうとは思っているが…


しばらく悩んだ挙句、ビーチでゆっくりすることにした。朝食をたっぷり
摂って、エネルギーを補給し、砂山ビーチへ向かうことに。
時間はまだ8時ということもあり、ビーチは誰もいなかった。
…誰もいない小さなビーチ…
しばらく、潮騒に耳を傾けながら寝そべることに


「毎日、宮古島のような喧騒がないゆったりした生活が送れたならなぁ…」


砂山ビーチを満喫した後は、七光湾付近にある、ガイドブックには載って
いない磯に行くことに。これは、昨日発見したのだが、心を落ち着かせる
には格好の場所だ。時間は10時くらいだろうか。ここでも、潮騒
聞きながらゆっくりすることに。


宮古島を離れたくない…」


七光湾付近でゆっくりした後は、与那覇前浜に向かうことに。東洋一の砂浜
というのが売り文句の与那覇前浜であるが、まぁ東洋一だとは
思わないが、きれいなビーチである。ちなみにボクが東洋一のビーチ
だと思っているのは今年の5月に訪れた伊良部島の渡口の浜である。
那覇前浜ではこの6日間の旅を振り返ることに。広いビーチに
ボクだけがいる。BGMはもちろん潮騒。6日間ボクは本当にいい旅を
したなぁと思う。感慨深くなり、ちょっとジーンときたりしたが、
時間も正午になったので、お土産を買うために市街地に戻ることに。
市街地に戻ったらもう観光することはないので、実質ボクの沖縄の
旅はこの与那覇前浜で終わりということになる。


「ありがとう沖縄、ありがとう宮古島


市街地に戻り適当にお土産を買い、ボクは宮古空港へ向かった。
そこで、一応家に今日帰るという連絡をすることに。すると、電話口で
母親から思いがけない言葉が。


…すごい元気になってるね…


ボクは、母親のこの言葉を聴いてハッとした。たしかに、自分でも生き生き
していることが分かる。やっぱり東京での喧騒の中での生活できっとボクは
知らぬ間に気力を失っていたのかも…


今回の旅行で、たくさんのかけがえのない思い出と、生き生きとした自分を
得ることができて本当に良かったと思っている。一年たった今でも、この
気持ちは揺るがない。


旅は、一期一会。
旅は、自分との会話…