不惑で上京

★不惑で上京

リストラ解雇された後に、東京で再就職したブラック企業を退社した後に、実家に戻らされた田舎者の独り言。

オレ、おっさんだけど『君の名は。』観たよ。2回目。

http://www.kiminona.com/index.html
https://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=013132

本当は『金メダル男』の予定だったが
出かける前にチェックするの忘れてて
劇場に着いたらほぼ売り切れだったので
(前列で観ると疲れるんだもの)
大劇場でやってる本作に切り替えた。

ウッチャン舐めてたぜ。

2週間前に初めて観て
http://d.hatena.ne.jp/fuwakudejokyo/20161008

翌日に「原作小説」を衝動買いして
http://d.hatena.ne.jp/fuwakudejokyo/20161009

その後、都会の誘惑に負けて(笑)
「Another Side:Earthbound」
「公式ビジュアルガイド」
新海誠Walker」
と、一通り買い揃えた私は、分かり易い客(笑)


彗星が落下したのは随分と終盤だったのねとか
糸守の場面は常に隕石湖が映ってるとか(違ったっけ?)
三葉が体育の授業でノーブラだった理由とか
三葉の父親が家を捨てた理由とか
新幹線の3列席が実在と逆(西進する場合は進行方向の左側)とか
瀧が御神体の山に登る時のラーメン屋の主人が送った時の話とか
三葉が再び突入した町長室に一葉ばあちゃんと四葉が居たこととか
テッシーとさやちんが(三葉もだけど)唐突に東京で登場した理由とか
初回に「?」だった所の確認も幾つかできた。


RADWIMPSの音楽(劇伴ていうのかな?)が結構よかった。
ミュージクビデオのように途中でパッパッと切り替わる所や
何曲か用いられる映像が、なんかよかった。
こういうのが流行っているのかな?

雰囲気は全然異なるが『コクリコ坂から』も
劇中に7曲ぐらい歌が流れて、ミュージカルみたいでいいなって。



結局「瀧が歴史を書き替えた」ということでいいのかな?
瀧・司・奥寺が読んでいた災害記録誌や犠牲者名簿も
強行された防災訓練で運が良かったという内容になってるの?

瀧の友人、司と真太、いい関係だなと思った。
都立高校だから家の資産はそこまで差はないだろうが
(瀧の父親は中央の官僚よね?)
三葉のイメージのようにキラキラした面の東京を上手に描いていた感じ。

東京の学生生活はお金がかかる点は可哀想になったが
(多少の誇張もあろうけど)
私の故郷のような何もない田舎(それはそれでイイ所だよw)と違って
若い頃から数え切れない刺激を受けて、いい方向に転がれば
未来に無限の可能性を想像できるなって、羨ましかった。
ホンマに。


三葉が「三葉になる」作法(三つ編み+組紐アップ)手間のかかる設定。
確かに可愛い。ヒロインだからね。
だがしかし
瀧に(勝手に)フラれたと思いバッサリとショートカットにしたほうが
可愛く仕上がっているというと、原作サイドに怒られるかな?

瀧と別れて御神体の山から町長室に戻る場面での、傷だらけの姿で
もう結末は分かっていても、思わず泣いちゃったもの。

ほんま、簡単な客(笑)



だからといって聖地巡礼するほどでもない。

パンフレット片手に、千駄ヶ谷駅須賀神社など行ってたら
ただでさえ怪しいおっさんなのに
完全にキモいおっさんだもの。自重(笑)
有り難いサイドの例。
http://blog.livedoor.jp/rkmagica/archives/1058730520.html

外苑はまた行きたい。イチョウ並木を見たい。
聖徳記念絵画館は見覚えある。
劇中最後の場面は西暦2021年だから東京オリンピック後なんだよね。
いわくつきの新国立競技場は、さすがに描かなかった。
信濃町の歩道橋は何度か渡ったことあるはず。

新宿駅・代々木駅は利用するが、四ツ谷駅は下りたことないはず。



三葉が瀧の中の人だった時の「東京やぁ〜♪」は、分かるぞ(笑)
4年を過ごした今でもその感想が出まくりだもの(笑)



それにしても、よく入ってた。
公開から随分と経過し、さすがに前列は空いていたが
通路より後ろはかなり埋まっていた。

朝1回目だったが若い子が沢山居た。
コスト感覚に鋭い若者の琴線に触れる作品でもあるのね。
オレの前の中年バカップルは1800円も払って寝てたがな。






築地本願寺、参拝。

父の葬式からもう一年ということもあり。

自分の人生について考えたよ。
「いかに死ぬか、死に向かって生きるか」をmね。

会社は無論、自宅は日々のことで追われており
こういう特別な場所でないと、思考できない。

結論としては、目の前のことを淡々とこなす、という
極めてありふれた、どうしようもないことしか思い浮かばないほど
知性も教養も無い自分に嫌になった、という所。





というわけで、父の他界から1年。

1年前、会社の業務過多や人材募集などの数々のパワハラから
こんな形でも逃れられたなー・・・というイメージで思い出す。


状況は余り変わってないが怒!


あんまりしんみりすると正直、かなり滅入るので
胸キュンな恋愛映画を観て
賑やかな大都会の喧騒を浴びて
心を穏やかにして現実逃避して
「ハピクロ」聴いて
真田丸」見て
「ももくら」聴いて
寝る。