マッチポイント/★★★★
スカーレット・ヨハンソンの圧倒的な存在感。
抑制と省略が効いて、あっさり味。いいところで切れるので、"後はご想像にお任せします"と言われている感じ。こうゆうのを語り口っていうんですかね。
難解な気がしてなんとなくウディ・アレン作品は敬遠していたのですが、普通に面白かったです。
話自体はよくあるパターンなので別段珍しくもないのですが、途中からは、まさかそこまでいくと思っていなかったので、結構ビックリしました。
主人公が男(ジョナサン・リス・マイヤーズ)なのに見た後、記憶に残るのは女性ばかり。シャロン・ストーンと紙一重のスカーレット・ヨハンソンは圧倒的な存在感。
子作りの話ばかりする嫁はマーゴット・キダー(「スーパーマン」)似のエミリー・モーティマー。どこかで見たことあるなと思ったら「キッド(00)」の恋人でした。朝食中にいきなり基礎体温をはかり出すところなんか、いい味出してます。好きだなーこの人。
※因みにジョナサン・リス・マイヤーズも時々ジュード・ロウに見えます。
物語の舞台もそうなんですが、ちゃーんとイギリス映画になっているところが、"カメレオンマン"監督だなと思いました。
参考
■「Scoop」予告編(Yahoo!)
次回作(「スクープ」)の予告編。スカーレット・ヨハンソンのコメディエンヌっぷりが絶好調でウディ・アレン自身も出演している模様。これも話題になりそうです。