北朝鮮 南北閣僚級会談の中止を表明 | NHKニュース

北朝鮮は、韓国とアメリカが行っている空軍などによる定例の共同訓練を非難して、１６日に予定されていた韓国との閣僚級会談を中止すると表明し、来月の米朝首脳会談の中止の可能性もちらつかせてトランプ政権をけん制しました。
(中略)
１６日に予定されていた、共同宣言の履行について話し合う南北の閣僚級会談について「険悪な情勢下では中止の措置をとらなければならなくなった」として中止を表明し、「南北関係に難関と障害が作られたことは、全面的に南側に責任がある」と主張しました。
(中略)
ナウアート報道官は「北朝鮮側から公式、または非公式のいかなる連絡もない。われわれは来月の米朝首脳会談の準備を進める」と述べ、北朝鮮との首脳会談の準備を進める考えに変わりはないと説明しました。
(後略)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180516/k10011439981000.html

オバマとか、過去のアメリカ大統領なら、対話の姿勢を見せるだけで飴(じょうほ)を一杯くれたのに、実利主義のトランプは、一歩も譲らないので、改めてゴネ出した、という状況。
北朝鮮と言う核保有国を、アメリカ本土への核攻撃と言うリスクがゼロの内に一方的に叩き潰せる、最後のチャンスである事をトランプは理解しているから、トランプは北朝鮮の息の根が止まるか、ＡＢＣ兵器と弾道ミサイル技術を完全かつ恒久的に放棄させるまで、一歩も引かないだろう。
今回のチャンスを逃せば、次はアメリカ本土への核攻撃を交渉カードにしてくるんだから。
正直、トランプがここまで北朝鮮問題で頼りになるとは、当選直後の頃には、微塵も思わなかったよ。
むしろ、「まともな政治家」のヒラリーが大統領だったら、「中国との関係悪化を嫌って」、北朝鮮よりシリアに注力してアジアを放置し、今もなお、北朝鮮はのびのびと日本海に向けてミサイル発射したり、核恫喝を繰り広げていたかと思うと、ぞっとするわ。