祝日のランチは、エスパニョル♪

 先月始めたLINE。ひと月経った今も友達が見つからず、ひとりぼっちのツマラナイLINE…。やめよっかなぁ、どうしようかなぁ。と思ってたところに来たのです!連絡先がわからなくなってしまい、ずっと探していた友人からでした。彼女も私と連絡をとりたかったらしく、もしかしたらと、LINEで探してたそうです。「1年ぐらい会ってないよね、すぐ会おう、いっぱい喋ろう!」。…彼女(Sさん)とは、とあるフランス語教室に通っている時、知り合いました。その教室は3ヶ月に一度、生徒全員を集めてレストランで食事を兼ねた交流会を開催していました。学生もいましたが、ほとんどが社会人。料理家、レストラン経営者、空港勤務にツアーガイドetc,と、職業柄フランス語が必要な人が多く、その中でSさんは歌手でした、って過去みたいな言い方ですが現在も歌手です。昔から私はどういうわけか同年代の女友達が極端に少なく、女性ならぐんと年上か、男友達なのですが、Sさんとは話のテンポが合うし、笑うツボも同じ、会えば数分に1度は笑ってる、珍しく何年も続いている間柄なのです。


 で、LINEです。「食事どこ行こう。トルコ料理は?」「あたし、パエリアが食べたい」「いいねぇ、じゃあスペイン料理にしよう」。Sさん、以前も確か私がトルコ料理にしようと言ったら、それとなく否定してたよな(笑)、別にいいけど、美味しいんだぞ、トルコも。店まかすと言い、Sさんが提案してくれたお店がこちらです。寺町二条付近はスパニッシュレストランが3軒もあります。また外見がよく似てるから、Sさんが送ってくれたお店のHPをよくよくチェックして間違えないよう気を使いました。ドアを開けると、「えっ!」、ほぼ満席です。三条四条ならまだしも、祝日のこの界隈はひっそりしてるんですけどね。ランチは1600円のひと手。前菜5品、メインはパエリアか肉料理を選ぶのですが、すでにお肉は終了してました。


前菜。左から、ニシンの酢漬け。貝のサラダ。玉ねぎのロースト。トルティーヤ(じゃが芋の入った固焼きオムレツ)。隣の茶色っぽいのはお店が焼いたライ麦のパンだそう、甘味があって美味しかったです。そして、ひよこ豆のスープの以上5品。隣のカップル、さっきアヒージョを食べてたけど、アラカルトだったのね。いい匂いしてたなぁ〜〜

パエリヤは3種類から選べます。「イワシとトマトのパエリア」「イカ墨のパエリア」、あと忘れましたが、どれを選んだかはおわかりですね。…私、考えてみたら、パエリヤって食べたの初めてかも。これ、2人分ですが、けっこうボリュームあるんですね、最後の方は二人ともふぅふぅ言って食べました。赤ワイン2杯。ご馳走様でした!

この時点でも、Sさんとのお喋りはおさまることなく、気がついたらもう店内は私達だけになってました。

パエリヤは一人一人好きなものを選べます。その場合は左端の一番小さなサイズ。私達のように偶然2人が同じものを選んだら、左から二番目の少し大きな鍋になります。「同じものを召し上がれば、その分、お出汁も濃くなります」とはお店の方のメッセージです。

「ご馳走様でした!」お店を出る時、そう言ったら、「グラシアス!」と答えてくれました。条件反射で「アディオス・アミーゴ!!」「アディオース!!」。

笑いながらお店を出た後は、斜め向かいのSさん行きつけのブティックへ。お店の存在は前から知っていましたが、中に入ったのは今日が初めて。女性オーナーが季節ごと、フランスとイタリアへ買いつけに行くのだそうですが、まあ素敵なものがあるわあるわ、特にニット製品なんて素敵で質もいいのに、聞き間違いかと思うほど安い。Sさん大量買い。私も欲しいのは山々ですが、去年すごーーく太ってしまい、何を着ても似合わない悲しい状態。でも、ここのオーナーがとても素敵な人で、お茶を淹れてくれ、ソファに腰をおろして色んな話をしてくれました。何時間いただろう…。その話というのが、自分が女でに生まれたことを楽しめる内容なんです。今の私にはこういう話が必要なんだ!と真剣聴いた!そしてがぜんヤル気になった!Sさんのおかげで楽しかった今日1日。明日から私、生まれ変わります、イエイッ!!! 


スペイン海鮮料理La masa(ラ・マーサ)
http://www.lamasa.jp/