講談社から人文系の雑誌『アリエス』が創刊される模様。気になる。誌名の「アリエス」はあのフィリップ・アリエスからとったものだとか。アナール派の名前を出されては、チェックせずにはいられまい。▽創刊号の特集は、姜尚中氏へのロングインタビュー▽編集長の横山建城氏は、京極夏彦の担当でもあるらしい。うむむ、そのツテで、いづれ京極も登場するか?
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3e6a03324bfdf010586f?aid=&bibid=02483549

栃折久美子 『装丁ノート 製本工房から』 集英社文庫
読了。あたり。著者の装丁に対する真摯な姿勢を、端正な文章で綴る一書。こういう人に装丁をほどこして貰った作家さんは作家冥利に尽きることでしょう。

高橋源一郎サイト
http://www.funk.ne.jp/~gen1rou/index.html/
日記:「考え方」を添削する 9月28日より

用事を済ませた頃、加藤典洋さんが現れたので、雑談して、すぐに、加藤さんの授業を参観する。言語表現法の授業だったが、加藤さんは、学生たちに文章を書かせ、一つ一つていねいに添削していく。だが、添削といっても、言葉というより、「考え方」の添削なのだ。もちろん、「考え方」を添削するためには、文章を添削しなければならず、とはいっても、ただ文章を添削するだけでは、「考え方」の添削にはならない。そこのところがむず難しいのだが。