「蜻蛉迷宮」第7話ロケ地

 谷川流さん原作、菜住小羽さん作画のコミック「蜻蛉迷宮」の単行本第1巻発売日が決定。2009年8月10日です。予告で「第1巻」と明記されているので少なくとも2巻もあると考えて良さそうです。

以下、「電撃文庫MAGAZINE」Vol.8掲載の「蜻蛉迷宮」第7話を読んで、分かったロケ地。

  • 関連
    • 2ページ目〜3ページ目

嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る


藤原道綱母蜻蛉日記

 のちに小倉百人一首にも収録される、「蜻蛉日記」を代表する和歌。「蜻蛉迷宮」という題は「蜻蛉日記」から採られているのかも知れません。

 中央部の柱が省略されていますが、まず間違いないと思います。

↓こちらに写真を掲載しました。
京都御所承明門 - 「蜻蛉迷宮」第7話ロケ地

 京都御所のものと考えていたのですが、違うようです。調査中。

    • 7ページ目1コマ目:神戸北野異人館のディスレッセン邸(2009-7-1、写真追加)


    • 12ページ目1コマ目:神戸北野異人館のシュウエケ邸(2009-7-1、写真追加)

 シュウエケ邸、ディスレッセン邸ともに、菜住小羽さんのブログの2009年2月12日に写真が掲載されています。同じ建物のように描かれていますが、実際には隣接する2つの建物です。

 シュウエケ邸の庭には蜻蛉の石像が置かれています。

    • 11ページ目5コマ目、12ページ目1コマ目:神戸異人館の「風見鶏の館」玄関ホール(2009-7-1、写真追加)


    • 16ページ目4コマ目:西宮市甲陽園目神山から西宮市南部と芦屋市南部を眺めた風景

 中央左上の緑は夙川公園。その先に香櫨園浜も見えます。左端にわずかに大社中も見えています。左下が甲陽園駅で、そこからキョンの通学路が右へと横断していきます。位置関係が分かってくると、この光景は意味深です。

 なお、作中では南の水平線に太陽が描かれていますが、現実の地球上でそのような光景が見られるのは北極だけです。




 源氏物語ミュージアムに展示されている実物大の復元牛車と細部まで同じです。同型のものが他にもあるのかも知れません。