茨城不安定労働組合

2100-05-30 五月の労働相談

五月の労働相談

茨城不安定労働組合では月2回、第二第四水曜に労働相談を行っています。

解雇された、給料が払われない、休みがとれない、嫌がらせをされている、入ってみたら条件が違う、と言った労働相談から、解雇されて金がなくなり家賃が払えない、既に部屋を出されている、生活費がないと言った生活相談まで、正社員、アルバイトなどを問わず受け付けます。自営業、管理職でも大丈夫です。まずはご相談を。

五月の相談会は下記の通りです。

第一回相談会 5月10日 水曜日 20:00〜22:00

第二回相談会 5月24日 水曜日 20:00〜22:00

電話番号 029-875-9289(日中は不在です。また、仕事を終えてから事務所にむかうため、もしかすると八時に間に合わないかもしれません。その際は何度か電話していただくか、下記の携帯へ電話してください。なお、下記の携帯電話への相談はいつでも受けつけています。お急ぎの時は労働相談日を待たずに電話してください。)

     090-8441-1457(加藤) 

会場 土浦市中1184−51 自由生存の家・茨城 一階 茨城不安定労働組合事務所

2017-05-22 2017年度茨城不安定労働組合定期大会

「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」を廃案にすることを求めます

以下の声明に組合として賛同しました。


天皇の退位等に関する皇室典範特例法」を廃案にすることを求めます

【要旨】天皇の「発議」による法の制定は違憲であり、日本国憲法体制の根幹を否定する。異なった見解を排除してなされる立法は、民主主義に反するもので許されてはならない。あらためて広く議論を喚起するべきであり「退位特例法」は廃案にせよ。

 現在制定されようとしている「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」には、その立法の前提に憲法上の重大な問題があります。このような法律を、十全な論議も経ないで制定されることがあってはなりません。

 日本国憲法は、第四条において、天皇の国政に関する権能を否定しました。さらに、第九九条において、天皇自身に憲法の尊重と擁護の義務を課しています。

 二〇一六年夏のいわゆる「天皇メッセージ」において、明仁天皇は、天皇高齢になり身体が衰えても「国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくこと」は無理だとし、重病などによりその機能を果しえなくなった場合に、天皇の行為を代行する摂政を置くことについても、適用を否定しました。天皇による「拒否権」の事実上の行使により、皇室典範上に規定のない「天皇の退位」を求め、天皇皇室関連法の改定を要請したのです。これは、明らかに国政に関する干犯であり、違憲行為であることを十分に認識しながらなされた、天皇による政治行為です。

 現天皇は、即位にあたって「日本国憲法を守り、これに従って責務を果たすことを誓い」、それからのちにも「護憲」の意思を繰り返し表明しています。にもかかわらずなされた今回の天皇自身による違憲行為は、明確に否定されねばなりません。事実上、天皇の「発議」による皇室関連法の改定は、現憲法皇室関連法の法的位置を、大日本帝国憲法と旧皇室典範のそれに、限りなく近づけるものです。

 現天皇は、さきの「天皇メッセージ」においても、またそれまでの多くの発言においても、「国事行為」として憲法に規定のない自らの公的な行為のすべてを「象徴としての行為」としています。このように、天皇皇族たちにより現実に進められていることは、一貫して天皇の権能の拡大であり、解釈改憲とも呼ぶべき事態がそこにはあります。

 天皇の「退位」は、現憲法においても皇室典範においても規定がなく、憲法制定の当初から、むしろ意図的に天皇の「退位」は否定されてきていますが、それでも、天皇の究極の「人権」として、天皇の地位からの「脱出の権利」を認めるべきではないかという有力な憲法解釈が存在します。しかし、今回のいわゆる「退位特例法」は、まったくそのようなものではありません。

 今回の「退位特例法」には、第一条に「趣旨」として、天皇のこれまでの国事行為のほか「象徴としての公的な御活動」を賛美し、「国民」が天皇を「深く敬愛し」「お気持ちを理解し、これに共感」という、法として他に類例のない記述で満たされています。これらはいずれも立法にあたって議論の対象とすらされていません。そのことは、この法案がきわめて異質なものであることを表しています。

 また「退位特例法」においては、現天皇は退位後に天皇に準じる「上皇」となり、現皇后皇太后に準ずる「上皇后」となります。「上皇」が憲法上の国事行為を行うことができないのは明らかですが、そもそも憲法上の規定のない「象徴としての行為」については、さらに憲法上の制約があいまいなものとして、恣意的に維持されることになるでしょう。「上皇后」については、皇太后と同様の存在とされており、摂政となることも否定されていません。

 「上皇」「上皇后」という存在とともに、同じく新たに規定された「皇嗣」という存在ともあわせ、天皇および皇族の地位や権能は、明らかに拡大されており、日本国憲法体制における天皇皇族の制約もまた、同時に緩和されています。これらはいずれも、立憲主義に基づいた法体制を突き崩し、「天皇制」を強化安定させるためのものです。敷衍するなら、それは即ち、憲法上の国民主権をも揺るがすものとしてあります。

 天皇皇族の権能やその行為について、厳密な議論をすることなく、それどころか国会での開かれた議論自体があたかも「不敬」であるかのごとく拒絶して、衆参両院議長の与野党間調整により、法制定の内容や経過を隠蔽しつつ進められていることは許されません。

 さらに、天皇の「退位」に伴い、新天皇による「皇位継承」がなされることになります。「退位特例法」制定における、このような憲法上の問題をそのままに、なし崩しの退位や即位が行なわれることに対して、私たちは強く懸念を持ち、批判せざるを得ません。私たちは、まずもって「退位特例法」の廃案を強く求めます。

2017年5月19日

天皇に対する抗議文

以下の抗議文に組合として賛同しました。


天皇に対する抗議文

天皇明仁 殿

 国の機関である天皇は、憲法上いくつかの制約を受ける存在です。

 立憲主義の基本原理は、主権者人民によって国家の恣意を縛ることにあります。だからこそ、憲法第99条は国家の機関を担っている人間に対して、憲法尊重擁護義務を課しているのです。そしてこの条項のトップに上げられているのは天皇、すなわちあなたです。

 いうまでもなく天皇は、憲法第7条に列挙されているところの「国事行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」と、第4条において明記されています。

 しかしあなたは、2016年7月13日のNHKリーク放送、8月8日には「国民」に直接訴えかけるかたちでのビデオメッセージを放送させ、そのことによって政治家を動かし、「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」を国会に上程させるに至りました。

 この一連のあなたの行動は、紛れもなく憲法違反の行為です。私たちは、まずこのことに対して強く抗議します。

 そもそも、あなたは退位の理由として、「天皇象徴的行為」が十分果たせなくなったということを挙げていますが、この、「国事行為」とは区別される天皇の「公的行為」なるもの自体が、戦後象徴天皇制が発足して以後も行われ続けた天皇の逸脱行為を、後付けで正当化するために生み出された、いわば天皇条項の「解釈改憲」の産物です。あなたは、「天皇象徴的行為」といういい方で、憲法解釈上も議論がある天皇の役割を、自分で決めたのです。

 今回あなたが発議し、政治家忖度することによって、「皇室典範」の事実上の「改正」とそれに伴う関連法「改正」がおこなわれようとしています。民主主義とは真逆な態度と言わざるをえませんが、天皇の行為を認めた政治家の責任と共に、そのような権利がないのに「法改正」を発議したあなたの責任も大きいと言わなければなりません。

 あなたの父親である昭和天皇は、「天皇家の家法」といわれた戦前の「皇室典範」を廃止し、新たに国会の下で制定される一般法律としての「皇室典範」が作られる際に、「皇室典範改正の発議権を天皇の手中に留め置けないだろうか」という願望を強く抱いていたといいます(『芦田均日記』)。もちろん、現行の「皇室典範」に、天皇による「改正発議権」は認められていません。しかし今回あなたは、違憲の行為を重ねることによって、実質的にそれを自らの「手中」のものとしました。

 私たちは、将来的に天皇制という身分差別の制度をなくしていくことを求めています。ですから、あなたが天皇を辞めることに反対はしません。しかし、それが「上皇」や「皇嗣」などという新たな皇族身分の新設と制度化を行い、天皇制の拡大をもたらすことになる法改正には反対します。退位するなら天皇を辞めるだけでなく、皇族からも離脱して下さい。

 「天皇の地位は主権の存する国民の総意に基づく」と憲法では明記されています。この総意には私たちは含まれていませんし、ましてやその総意とは決して「一般意志」ではありません。

 上記の通り考えるものも少なからず存在することを認識されるよう、書状としてお送りします。

2017年5月19日

2017年度茨城不安定労働組合定期大会

 遅くなりましたが、四月九日に自由生存の家・茨城において2017年度の茨城不安定労働組合定期大会が開かれました。今年度方針、決算、予算などが議論され採択され、執行委員長に加藤匡通、執行委員に藤田康元が選ばれました。組合員は現在十名です。組合して取り組めている案件の他にも相談は寄せられており、県内の労働者失業者、困窮者を取り巻く状況は悪くなるばかりと確認してしまい、なんとか超低空飛行状態を脱しなければと決意を新たにしました。フリーター全般労働組合府中緊急派遣村の方からの連帯の挨拶を頂き、またAPFS労働組合からは以下のメッセージを頂きました。

茨城不安定労働組合定期大会へのメッセージ

 定期大会の開催、おめでとうございます。貴組合の日頃からの奮闘に敬意を表し、連帯の挨拶を送らせていただきます。

 今、私たちはこれまでになく不公正で希望が持てない時代を生きています。多くの不安定労働者が劣悪な労働環境にあえぎ苦しむ一方で、富める者たちはやりたい放題です。私たちAPFS労働組合にも使い捨ての労働力として酷使され、使い捨てられた移住労働者外国人労働者)が相も変わらず駆け込んできています。労使対等の原則など、実際には絵に描いた餅でしかありません。

 また、安倍極右政権のもとで「沖縄」「原発」「共謀罪テロ等準備罪)」等々、私たちを苦しめる危険で醜悪な政治が我が物顔で突き進んでいます。

 こうした世相に、あきらめることなく抵抗しましょう。

 公正で自由な社会を求め続けましょう。

 私たちAPFS労働組合も、これまで同様、茨城不安定労働組合の皆さんとともに闘う決意を表明し、連帯のメッセージとさせていただきます。

                                        APFS労働組合 執行委員長 山口智

 

 

2017-05-04 賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(372)

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(372)出でよヤメタランス!

加藤匡通

四月××日(水)

電気屋の手元は続いている。なし崩しで三時の休憩がなくなったり五時になってから「今日残業できますか」と言ってきたりと相変わらず振り回されている。三人いる番頭が互いの仕事を把握していない上に番頭を経由しない搬入まであったりする。そりゃスケジュールなんて立たないよな。

  僕たち派遣会社は基本的には資材搬入のために呼ばれているとのことなので、他の作業中でも休憩に入っていても搬入があると呼び出される。搬入する資材は照明機材やコンセント、スイッチと言った小さい物やぶっとい電線の巻かれたドラムだのその電線を通すラックだので、こちらは大きくて重い。特に大きなドラムは本体は木製の車輪だが電線が巻かれている状態だと二百キロを越え、転がすのはともかく向きをかえるのは一苦労だ。まだまだ電工の様には扱えない。こいつらを大雑把に階数ごとに台車に乗せ、ロングスパンエレベーターで番頭の指示した階に運ぶのが僕の仕事である。搬入は毎日十二時四十五分に定期便があり、他に一日何便かある。番頭が把握しているのは半分から八割で、一日一便以上番頭の把握していない資材が届く。台車は各階に資材ごと置きっ放しなので毎日午前中に僕が回収して廻っている。番頭たちの段取りが悪いので搬入はスムーズには進まず、三時の休憩はよく流れる。エレベーターのオペレーターは振り回されている僕を見ており、番頭より僕と段取りを話している。その方が早いからだ。派遣会社から電気屋には、あらかじめ忙しいとわかっている場合は二人入っているが、基本は僕一人が行っている。番頭が把握してなかったが忙しい場合、僕がひいひい言うことになる。最近、番頭に面と向かって「どうしてこんなんで一人なんだよ!」と毒づけるようになったが、そんなの嬉しいはずもない。頼むから段取り考えてくれ。て言うか、そんなこと雑工にまで言われてどうするよ?

  派遣会社が社会保険加入を進めて1ヶ月経ち、給料日だか払い戻し日だかを迎えた。今までは全額日払いが可能だったが、社会保険加入と同時に形の上では月払いに移行、日払いは前借りの名目で一日七千円が払われる形になった。僕はこれまでは交通費の払い戻し(千円までは自己負担なのでそれを越えた分)を含めて一日一万円強を受け取っていたが、それが七千円である。この差額の三千円強から社会保険を引いたものが払い戻される日をやっと迎えた訳だ。期待しないようにしないようにと思っていたので予想より多い金額ではあったが、公共料金の支払いであっと言う間に全てなくなってしまった。

  社会保険料を払っている分給料は下がっているので全額日払い時代より手取は減っている。何度も言ってきたけど、今回本格的に首廻んないよ。本屋で気になる本を見つけても買えなくなったし、今月は二本しか映画を見ていない。建設業界の社保加入は個人消費の増加どころか抑制する働きが強そうだ。同僚たちも飲みに行く回数を減らしたとか言ってる。もっとも、日本国政府は建設や土木の下層労働者なんて生かさず殺さず、個人消費をする存在だなんて思っていないんだろうが。

戻ってきた金が多かった理由は働いた日数が普段より多かったからでもある。この一ト月で二十五日働いている。いつもなら二十ニ、三日だ。以前は二十日を割ることもあったが、風邪で寝込んだり仲間が逮捕されたりしない限りそんなこともなくなった(仲間が逮捕されたら一日も早く取り返すための救援をしなければならない。真面目に運動していれば弾圧はあって当たり前だし仲間を救援するのも当たり前である。逮捕された側を非難したり目の前で起きている弾圧を無視する運動なんて最低だと思う。)。とにかく金がないのでシャカリキになって出たのだ。なんとか最低週五日、出来れば六日目指して平日に用事で休めば日曜に出ていた。その結果の二十五日である。サラリーマン時代だってこんなに出たことはなかったんじゃないか?僕はこの日記でも常々書いているように食うために仕方なく賃労働しているのであって、働くのは嫌なのだ。それが二十五日も働いてしまうとは、恐るべし社会保険

かくなる上は、出でよヤメタランス、戦え小山内美江子!勤労を美徳とするこの社会を、資本主義をぶっ壊せ!

2017-04-30 茨城反貧困メーデーinつくば セーフティネットはチャリティーじゃ

茨城反貧困メーデーinつくば セーフティネットはチャリティーじゃない

茨城貧困メーデーinつくば

セーフティネットチャリティーじゃない

4月30日日曜 集会14時から16時半

        デモ17時から

集会 つくばカピオ 中会議室(つくば市竹園1ー10ー1 つくば駅徒歩8分)

デモ 集会場近辺からつくば駅方面

お話 浅井和幸さん(特定非営利活動法人 若年者社会参加支援普及協会アストリンク)

   森美智子さん(特定非営利活動法人 居場所サポートクラブ ロベ)

参加費 五百円(困窮者無料)

主催 茨城貧困メーデー実行委員会

連絡先 090ー8441ー1457(加藤)

セーフティネットついて考えるメーデーやりマス。

働いても報われず使い捨てが当たり前、社会保障制度は極めて貧弱な上に切り下げられ、利用者は社会的ないじめにあっている状態です。公的社会保障セーフティネットが、機能不全である以上、民間でセーフティネットがはられているのは必然でしょう。けれども、それを「善意の奉仕」の枠に入れることは私たちを使い捨てる企業やそれを容認している政府と社会を免責することになります。

今回は民間のセーフティネットとして「ひきこもり」「ニート」等の支援の現場から、また「子どもの学習支援」という子ども貧困を支援する現場からそれぞれ支援者をお招きしてお話いただきセーフティネットについて、私たちの働き方や社会のあり方について考えてみたいと思います。

働いている人も働いていない人も、大人も子どもも、障がいのある人も生活保護を利用している人もetc…。

ふるってご参加ください。集会のあとはデモもありマス。声をあげないといないことにされてしまう社会に対して私たちの姿を見せてやりましょう。

2017-04-23 賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(371)

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(371)友人の結婚式

加藤匡通

四月××日(土)

 友人の結婚式があった。今年で四十九才、これで同い年の友人の結婚式はもう終わりだろう。いや、部下を持つこともないから年齢から考えたら結婚式に行くこと自体最後かもしれない。

  当然御祝儀を持って行くが問題はいくらなのかである。やはり出席する友人に「いくら包んだらいいんだ?」と聞いてみた。三万と返ってきて、やっぱりと思いつつ頭を抱えた。日払い一日七千円、五日働いて三万五千円しか入って来ないのにどうやって三万包むんだ?金に窮すると冠婚葬祭から足が遠退くと言うが、ありゃ本当だな。次の機会があってもこれじゃ行くのをためらう。

 前に国保を滞納して差し押さえ手前になり、市役所に毎週八千円ずつ払う破目になったと書いたが、その話をしたらある友人から「税金くらい払えよー。」と言われたことがある。うん、君は労働者階級だからそう言えるよね。彼は日当が僕の倍額の真っ当な職人である。なのに公務員を叩くんだから笑ってしまう。僕にはどちらも上層の階級にしか見えない。肉体労働をしている者の間でも、労働者アンダークラスの間には溝があるのだ。

 革靴もとうになくなり、新品の安全靴で行こうかと少し悩んだものの安物の革靴を買い、白ネクタイもとうになくなっていたがこちらは買わずに行った。すると別にみんながみんな白のネクタイをしているのでは全くなく、半分は普通にネクタイをしていたし、礼服ではない者も多かった。友人同士だとそうなるかな。御祝儀は二万包んだ。久しぶりの友人たちとの会話は楽しかった。三次会にも行きたかったが会費の二千円を払えば月曜日に現場に行く金がなくなるし、金を作らなきゃならないから明日も仕事、そろそろ帰らないと。残念だな。