中央青山、業務停止処分!?

金融庁様が中央青山監査法人に対して業務停止処分を下す方向で調整を進めているらしい。時期と期間は2006年7月から1,2ヶ月になるらしい。
まあさすがにいつかはくるだろうと思ってたことだから仕方ないけど、もしかしたらカネボウの一件についてのみだったら業務停止処分には至らなかっただろうなぁと思う。何が悪いかって言えば、そりゃライ○ドアだろうな(笑)。あれは監査業界にとっても金融庁にとっても世間にとってもまさにショックだったし。中央青山も某関連会社の監査をやって適正意見出してたらしいし。ライブドアショックに関して言えば、ライブドア本体を監査してた港陽監査法人は2006年3月期決算の監査業務が終了する6月末で解散することが決まってて、港陽と監査契約を結んでいた8社も某証券会社が新日本と契約できたように他監査法人と契約できて事件は終息したように思えた。株価に関してももはや影響なんか微塵も見られないし。

ただ、金融庁様を除いては・・・。

金融庁様はこう考えたんだろう。
「あ〜あ、なんとかドアの件さえなければ中央青山タソには業務改善命令で済まそうと思ってたのにな。タイーホされた会計士も素直に罪を認めてたし。でもなぁ、なんとかドアの件が騒がれすぎたよ。港陽とかいう小監査法人を潰したくらいじゃあ見せしめが足りない気がする。・・・。そっか、中央青山に業務停止処分を出せばいっか、アハハ」

金融庁様ヒドス。中央青山と監査契約結んでる企業は800社くらいあるし、公認会計士も1600人くらいいるし。1,2ヶ月の業務停止処分とはいっても、すべての監査契約は再契約しなきゃいけないから、優良企業は他監査法人に移る可能性が高く、若干問題があって他監査法人に断られたりもはや中央青山との関係ナシでは成り立たない(←意味深だねこれ)企業だけが残って、よりドロ沼に陥る可能性も大いにある希ガス。とりあえず中小監査法人にとっては新規クライアント獲得の大いなるチャンスだろうな(笑)。