観劇。おやすみのあいさつ。

 少し前のことですが、久々に観劇に行ってきました。鴻上尚史が主催する虚構の劇団」第三回公演『ハッシャ・バイ』です。
 前に観た『リアリティ・ショウ』はわりとエンタメ性のある話だったのですが、今回観た『ハッシャ・バイ』はちょっと話がわかりづらい。私がアホなだけかもしれないですが。観る側としては、つい「現実」と「夢」「虚構」で分けて、立ち位置を「現実」に持っていきたくなりますが、そういう話ではないのだろうな。
 後日、(単語を円や線でつなぐような)図にしてみて、いろいろと、もしかしてこれはこうだったのかなぁ…と。芝居の場合は小説とちがって、戻って読み直したり、立ち止まって考えたりができないので、むずかしい。思い返すのも自分の記憶が頼りだし……。消化不良なので、もう一回観たかった、残念。(内容説明できなくてすいません)
『ハッシャ・バイ』は「第三舞台」の再演ものなので、前のDVDとか観ればいいのかもしれませんが、芝居ってやっぱりその場でみるのがいいと思うので、なかなかそんな気にもなれず。あ、戯曲に関しては、文章なので、芝居をみるのとはちがう面白さがあったりしますけど。
 小野川晶ちゃんのうさぎがかわいかったです(笑)。

ロビーで買った本。

『恋愛の1/2』(鴻上尚史
 ダ・ヴィンチ恩田陸との対談時に話題に出てた本。そのエピソードが文庫版ではまえがきに書かれています。
 けど、芝居を観に行ったときにロビーでサイン本を買ったので、帯がついてないんですよね(エピソードに帯が関係している)。帯ついてないとダメでしょう?って感じですが。 
 この本は、映画や小説を題材に、性について語っているエッセイです。ここで言われている、恋人やパートナーと性(セックス)について話すことは重要というのは、すごく納得なんですよね。

男女ともにぜひ読んでもらいたい一冊です。

途中の本屋で買った本。

トーマの心臓』(森博嗣萩尾望都・原作)。
『いつも旅のなか』(角田光代
 珍しいかもしれませんが、私は原作の「トーマの心臓を読んだことがありません。なので、どう小説化されているか、というより、森博嗣の著作として買ってみました。
『いつも旅のなか』は、文庫ダ・ヴィンチで取り上げられていたもの。旅に関するエッセイです。紀行ものは自分が旅に出るときに持っていきたい本のひとつですが、こういうのって読みやすいので、出かける前に読んでしまっている場合がじつに多い。しばらく寝かせておきます。

いつも旅のなか (角川文庫)

いつも旅のなか (角川文庫)