勉強の仕方(上)

というわけで、体調も激ヤバになっております、ここなっつです。
棋戦を見て元気になったのですが、
仕事で超難題を抱え、長時間打ち合わせで喋りまくっております
ので、ウェブカレと遊ぶ元気もなく、パラメータがガンガン
下がっております。


相変わらず、要らんまえがき。。


さて。信州で育ちました私は、まだ温暖化なんて全然感じさせない
幼少のみぎり、冬は毎週スキーに出掛けておりました。
初めて板を履いたのが小学1年生。それから中学2年まで
12月〜3月、毎週ゲレンデに居ました。板履いたまま、エッジも
立てずに登れと言われれば、緩斜面なら余裕で登っていけまする。


しかし「1級並」と言えるようになったのは、大学1年以降です。


スキー場に近く、親がそこそこ滑れる環境にあったりすると、
スキー教室などまず入りません。とにかくリフトに乗って、
我流でガンガン滑って終わりです。
基本の基の字もできていないわけです。


だから、そこそこ滑れるようになっても、それ以上は上達しません。
私はパラレルが「それ、できてるの?」という状態でストップして
ました。そして付いてしまった癖というやつが、ターンの最後に
山足のかかとを浮かせて引きつける。なんとこの癖は
私をスキーに連れてって」で主役の原田知世ちゃんが指摘されてた
癖と同じです!


それがどうした、と言われたらそれまでですが。


高校の時、当然スキー合宿なるものがありました。2泊3日です。
最初の2日がみっちり講習で、最終日だけが自由時間でした。


女子は学年に300人くらいでしたが、女子は中級がトップで、
たった8人1組だけでした。つまり学年ベスト8ですよ(爆)
しかし我流の私は癖が取れないまま、大した上達も無く終了。


最後の自由時間で、初めて同級生の女の子と滑走できました。
そこで「え?ここなっつがこんなに滑れるとは思わなかった」とか
言われたのですが、基本ができてないので、同級生に教えたくても
教えられない。。
緩斜面で「あの木のところまで2回か3回ターンくらいで、
長いスロープで滑ってみるといいよ」とか。
そんなアドバイスです。それでも感謝は、されるにはされたのですが。


大学のとき、間違って信州大学に入ってしまった私は
体育の必修に「アルペンスキー」が当たってしまいました。
このときも最初にクラス分けテストがあり、今思えば結果オーライ
ですが、こともあろうに上級クラスに振り分けられました。


このときもですねー・・・・・
上級クラスは1組だけ。人文学部、経済学部合同合宿でしたから
たぶん200人は居たと思います。なんとその中で上級クラスは
1組だけ。確か12人くらい居ましたが、3泊4日のうち、
途中怪我や自信喪失などの理由で5人が脱落しましたから
最後までついて行く、というのは我ながら、めちゃくちゃでした。


このときになって初めて、基本というものを学びました。
しかも「理屈」付きで。
どうしてターンで沈むのか、なぜストックを突くのか、等。
癖を取るため、最初の2日はスパルタでした(涙)
リフトには乗らない、歩いて登る。今さらボーゲンをやらされる。


ボーゲンって、すごい体力が必要です。ほぼパラレルもどき
だった私にとって、このボーゲンのターンというのは
体力的にめちゃきつい!(パラレルって極端な話、片足で滑ってます)


かと思えば3日目からは急斜面でモーグルです(泣)
こぶで飛ばされて、何メートルも落ちました。そりゃ落伍者も出るわ。
あ、しかもこれ、男女混合クラス。上級の女子は4人くらいでしたか。


でもこれで徹底的に基本を身に付けたので、スキー合宿が終わっても
自分で練習することが可能でした。こうなればあとは練習の積み重ね。
自分でも驚くほど上達し、やっと「1級並み」になったのです。
13年くらいかかってることになりますね!


しかも理屈が分かったから、社会人になってから同僚に教えることが
できるようになりました。友人の癖を指摘して、その直し方とか。
あと滑る前には15分以上、必ず準備運動をするとか。


やはりちゃんとやろうと思うなら「基本」ですね。本当に
そう思います。


ってことで、今は何を基本から学ぼうとしているかというと…
言わずもがな、って感じですがw