スティーヴン・コヴァセヴィッチ&読売交響楽団 @オペラシティ 9/5(月)

シルヴァン・カンブルラン(指揮)

Allベートーヴェン プログラム
・「エグモント」序曲
・ピアノ協奏曲第4番
交響曲第7番

さて、コヴァセヴィッチのベト協が遂に聴ける!と興奮して行ったのですが...

コヴァセヴィッチ、もう引退した方が良さそうでした。体調とかもあるんでしょうけど、あそこまで演奏に波が出るようになったらもう引退した方が良いかと思われました。指も回ってないし、ゆっくりした静かなところでも音がコントロールしきれていなかった。結構堅い大ぶりな演奏を展開していたと感じました。

本人も拍手している観客に「あまり上手く演奏できなかった」的な微妙な表情でありました。
一応アンコールでパルティータ4番からサラバンドか何かを演奏してました。こちらは非常に素敵な演奏でしたね。

日本のオーケストラに全然期待してなかったのですが、読響は良かったです。
バランスが良いし、演奏がキビキビしっかりしてる。もうちょっとベースが強いと良かったんですけどね。
でも、指揮者のシルヴァン・カンブルランが良かったのかな、スッキリした運びの良いエグモントと交響曲で凄く良かった。交響曲の第二楽章がちょっと見通し悪くなってたところがいくつかあったけど。

交響曲の時は、コヴァセヴィッチが私の斜め後ろ4メートル辺りに座って聴いていました。一言言ってあげたかったな。
「今までの素晴らしい演奏とレコーディングの数々、ありがとう」