運命の高校生ドラフト

 前にも書きましたが、私が知っている高校球児の情報は殆ど甲子園で活躍した人に限られます。そんなわけでこの日のドラフト指名選手には知らない人も多いわけですが、もちろん甲子園で活躍した選手もいる。お仕事しながら結果がどうなるかドキドキでしたよ。ちなみに職場ではネットが見られないのでケータイのiモード経由でしたが。

〜競合〜
田中将大】 ◎楽天 ×横浜 ×オリ ×日公
堂上直倫】 ◎中日 ×阪神 ×巨人
増渕竜義】 ◎ヤク ×西武
大嶺祐太】 ◎ロテ ×ソフ
〜競合なし1位(外れ1位除く)〜
前田健太】 ○広島

 4人を巡って11球団が燃えた1日だったようですね。では以下、私の知っている球児を取り上げてちょこっとコメントを。

楽天[1]:田中将大駒大苫小牧
 今年のドラフトの勝者はなんと楽天。他の球団ならともかく、投手不足な楽天ですから、いきなり1年目から活躍の場が与えられることでしょう。楽天田中……ちょっとイメージが想像できませんが、これは楽しみですね。田中についての詳細は敢えて触れるまでもない、間違いなくプロで活躍できるはずの選手。小型松坂になるか、あるいは馬原or岩瀬型になるかは不明。

・広島[1]:前田健太PL学園
 すでにガッチリ確保してたようで、唯一の無風ドラ1。夏の高校野球では温存したあげく負けて甲子園に出られなかったとか? 黒田が移籍してしまいそうな現状では次代のエース候補の一人としてじっくり育てられていくことでしょう。

・中日[1]:堂上直倫(名電)
 早くからラブコールを送ってきた中日がクジでもGET。内野手を一番必要としている球団は競合の中では間違いなく巨人だったので個人的には残念。甲子園では活躍できなかったため私の印象にはあまり残っていないのですが、投手以外で唯一のドラ1という時点で、やはり凄い将来性を持った子なのでしょうね。 野球エリートだし。

・ロッテ[1]:大嶺祐太八重山
 素材買い。どうもマジメという印象からかなり遠い、荒々しさを持った選手らしいですが、ストレートの伸びだけで見れば田中将より上。まだ制球的に難があるものの、体格的にも恵まれており、開花すれば確かに大当たりになりそう。

・ヤクルト[1]:増渕竜義鷲宮
 この人について私はよく知らないのでした。夏の甲子園に出られなかった高校の中で優れた投手という話題では前田とこの増渕で占領されてたくらいですから、やっぱり凄いのでしょう。
 イメージ的にヤクルトは合っているような気がします。

・巨人[3]: 田中大二郎(東相)
 堂上の獲得に失敗した巨人は、残り3人を内野手内野手捕手、という風に取りました。すごく切実さが反映されています。ハズレ1位の坂本よりも私はこの田中大のほうを期待しちゃうかな。

阪神[3]: 橋本良平智弁
 甲子園ベスト4の実績に加え高校日米遠征試合で大活躍した選手。普通にいい買い物でしょう。

日本ハム[4]: ダース・ローマシュ匡(関西)
 素材買い。190cmの身長で150kのストレート。確かに素質はある。問題はコントロールの劣悪さで、春も夏も炎上神として活躍。日ハムってことは要するにダルビッシュの成功再びを狙ったのでしょうね。果たしてそううまくいくかどうか。まあでも、高校生は素材買いってのはそれなりに正しい選択。

 競合ドラ1については、楽天田中がニュース!でしたが、他はそれぞれ早くから希望していた選手を取ったといった感じで、良かったんじゃないでしょうかね。(※大嶺はソフトバンクに行きたかったみたいだけど)