極楽浄土への願い / 藤原清衡「中尊寺・金色堂」

2012年8月18日 放送

今週の芸術家


・作者 藤原清衡
・国籍 日本
・職種 奥州藤原氏初代頭領



  • 陸奥の豪族の長男として生まれる
  • 奥州の覇権を争う度重なる戦で父を失い、妻子を殺される。
  • 陸奥と出羽を平定すると、衣川に臨む平泉に本拠地を移す。
  • 豊富な金を使い、独自に宋との貿易を行う。
  • 1105年には中尊寺の造営に着手。
  • 1124年、清衡が69歳の時に金色堂を建立。
今週の作品


・作品 中尊寺金色堂
・場所 岩手県平泉

  • 2011年に世界文化遺産に登録
  • 昭和37年に創建後初の解体修理
  • 保存のためにガラスケースに入れて保持している。
  • 一辺が5.5mの小型の仏堂。軒下から柱、壁、扉、床まで全て漆を塗った上に金箔が施されている。
  • 須弥壇の上に並ぶのは、阿弥陀三尊を始めとする金箔で包まれた11体の仏像
  • 中央の須弥壇の両脇には、あと2つ須弥壇(息子・基衡と、孫・秀衡のもの)がある。
  • 使われている夜光貝は、沖縄など南洋の特産品
  • 須弥壇の高欄に貼られている紫檀も、日本にはないインド辺りのもの
  • アフリカゾウの像牙など世界中の宝物が使われている。
今週のショートストーリー
  • いつものバー


放送500回記念アルバム「美の巨人たち」音楽集