白澤社ブログ このページをアンテナに追加

2016-11-12

[]「出版ニュース」で『近代日本公娼制の政治過程』紹介

出版ニュース」11月中旬号で、関口すみ子著『近代日本公娼制の政治過程――「新しい男」をめぐる攻防・佐々城豊寿・岸田俊子山川菊栄』が紹介されました。

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記事は、本書の第一章冒頭の文章の引用から始まっています。

公娼制は決して日本政治の末端の問題ではない。むしろ、日本に関する政治学という学問領域において、公娼制をめぐる政治を、末端へ―さらに圏外へ―追いやってきたと言うほうが妥当であろう。

『近代日本公娼制の政治過程』14頁より。

この引用に続けて評者は次のように本書の特徴を描き出してくれました。

該当箇所を抜粋させていただきます。

近代日本の公娼制をめぐる攻防を政治過程の問題として捉え返す。明治国家は江戸時代から続く「身売り」に手をつけないまま、近代国家公娼制として再編した。ここでは公娼制帝国議会はどう対処したのか、公娼制制度の政治過程を明治期から戦後の売春防止法による解体までを考察。続いて、廃娼を訴え女性の労働問題を重視した山川菊栄ら女性運動家の活動を取り上げ、歴史的な意味を提示する。

出版ニュースさん、ありがとうございました。

2016-10-31

[]平和力フォーラム横浜/時代に挑む思考――高橋哲哉氏に聞く

小社刊『反・哲学入門』、『憲法のポリティカ』(岡野八代氏との共著)などの著者である哲学者高橋哲哉さんの登壇するイベントのご案内をいただいたので、ここにご紹介します。

平和力フォーラム横浜/時代に挑む思考――高橋哲哉氏に聞く

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会場は、横浜市港北区新横浜のスペース・オルタ。

全三回の連続講座で、第一回(10/21)「フクシマ――3.11以後をあらためて考える」は終わってしまいましたが、第二回(11月11日)と第三回(12月6日)はこれからです。

第2回:11月11日(金)午後6時開場、6時半開会、9時閉会

「日本問題としての沖縄米軍基地」

第3回:12月 6日(火)午後6時開場、6時半開会、9時閉会

日本国憲法の行方――歴史認識と未来志向のはざまで」

詳しくは、下記のサイトをご覧ください。↓

http://maeda-news.blogspot.jp/2016/09/blog-post.html

各回とも前田朗さんによるインタビューというスタイルで、高橋哲哉さんと現代の問題を考えるという趣向のようです。

前田朗さんと言えば、昨年、三一書房さんから『ヘイト・スピーチ法研究序説―差別煽動犯罪の刑法学―』を刊行された法学者です。

同書は、ヘイト・スピーチ法についてのさまざまな議論を網羅した800頁近い厚さの大著で話題になりました。

版元・三一書房さんのサイトに詳しい紹介があります。→http://31shobo.com/

土人」発言もあった沖縄問題、九条だけでなく人権条項の改悪が憂慮される改憲問題について、高橋哲哉さんと語り合うには、前田朗さんはまさにうってつけ。好企画と言えましょう。

2016-10-18

[]岡野八代さんが『近代日本公娼制の政治過程』(関口すみ子著)を推薦!

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小社新刊『近代日本公娼制の政治過程――「新しい男」をめぐる攻防・佐々城豊寿・岸田俊子山川菊栄』(関口すみ子著)について、気鋭の政治学者、岡野八代さんがご自身のツイッターで推薦してくださいました。

たいへんうれしかったので、ツイッターをご覧にならない方にもご紹介いたしたく、以下に勝手に引用させていただきます。

岡野八代 ‏@yot07814 · 10月14日

戦前の家族制度(正確には、「家制度」だ)にはいいところもあった、などという者たちに反論するために、白澤社から新しく公刊された、関口すみ子『近代日本 公娼制の政治過程――「新しい男」をめぐる攻防、佐々城豊寿・岸田俊子・山川菊枝』を読む。日本軍慰安婦」問題を考える上でも必読。

岡野八代さんは、『戦争に抗する』(岩波書店)や『フェミニズム政治学』(みすず書房)などで知られていますが、小社からも『シティズンシップ政治学』、『憲法のポリティカ』(高橋哲哉氏との共著)などを刊行されています。

岡野さん、ありがとうございました!

2016-10-07

[]ビースタ『よい教育とはなにか』二刷出来

本日、品薄になっておりましたガート・ビースタ著、藤井啓之・玉木博章訳『よい教育とはなにか』の重版(二刷)が出来あがってまいりました。

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これもご愛読いただいた読者の皆様のおかげです。

あつく御礼申し上げます。

また、本書は「出版ニュース」3月中旬号を皮切りに、藤井佳世先生(横浜国立大学)執筆の「図書新聞」(6月11日号)、神代健彦先生(京都教育大学)執筆の『教育』(2016年9月号)と、書評記事にも恵まれました。

ご高評くださった「出版ニュース」ご担当者、藤井佳世先生、神代健彦先生に、この場を借りてあらためて御礼申し上げます。

なお、ビースタ『よい教育とはなにか』二刷は、明後日10月9日(日)に東京大学で開催される教育哲学会・第59回大会に何冊かお持ちしてお披露目します。

教育哲学会・第59回大会のご案内はこちら↓

http://pesj.matrix.jp/taikai.html

2016-09-26

[]第23回国際ブックフェア

日曜日に、東京ビックサイトで開催されていた第23回国際ブックフェアに行ってきました。

プラトンティマイオス/クリティアス』と『三木清『人生論ノート』を読む』でお世話になった岸見一郎さんの講演会に出席したあと、本会場へ。

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会場の展示やイベントは、これまで以上に読者の参加を意識しており、どこも盛況。特に児童書コーナーはご家族連れが大勢いらっしゃっていて通り抜けられないほどのにぎわいぶりでした。

興味深かったのは、郷土出版パビリオンのコーナー。

旭屋書店さん、今井書店さん、大垣書店さん、笠原書店さん、勝木書店さん、煥乎堂さん、金港堂さん、啓林堂書店さん、晃星堂書店さん、好文堂書店さん、三和書房さん、島森書店さん、自由書房さん、田中書店(都城)さん、田中書店(宮崎)さん、東山堂さん、なにわ書房さん、成田本店さん、八文字屋さん、久美堂さん、ブックエース/川又書店さん、別所書店さん、豊川堂さん、柳正堂書店さん、流泉書房さんといった、地域文化の担い手である各地の老舗書店さんによる出版物が展示されていました。

いずれもユニークな本ばかりで、たいへん刺激になりました。