「野宿者襲撃」論 作者:生田 武志 人文書院 Amazon 排除の現象学 (ちくま学芸文庫) 作者:赤坂 憲雄 筑摩書房 Amazon 『<野宿者襲撃>論』生田武志著を読み出す。村上春樹の『パン屋襲撃』に似たタイトルだが、きわめて今日的なテーマでもあり、「日雇労働者・野宿者支援活動」など、現場からの事実から積み重ねられた既成概念、固定観念にとらわれない作者のロジックには、感心させられる。 「野宿者」を襲うティーンエイジャーたち。公園(公共の空間)にいるからムカつく。働こうとしないからムカつく。いてもいなくてもいいが、どちらかっつーと、害悪だからムカつく。 ただし、こういう気持ちはぼくにもあるし…