- 恐竜絶滅の原因は「ユカタン半島の地球外天体衝突」 国際グループが「論争に終止符」
（ITmedia News：http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/05/news063.html）
約6550万年前に恐竜が絶滅した原因は「メキシコ・ユカタン半島で起きた地球外天体の衝突」と結論──東北大、千葉工業大の研究者ら世界12カ国・41人の専門家による研究結果が、3月5日に米科学誌「Science」電子版に掲載される。白亜紀末に恐竜を含む大量の生物種が絶滅した原因をめぐってさまざまな説が唱えられてきたが、研究グループは「論争は決着を迎えた」と自信を見せている。
・多少でも理科の地学や考古学に興味のある人なら、大ニュースであることが理解してもらえるのではないかと。
・前提知識のリンク
- チクシュルーブ・クレーター（またはチチュルブ・クレーター、英語: Chicxulub crater）
（Wikipedia：wikipedia:チクシュルーブ・クレーター）
- K-T境界（ケイ・ティーきょうかい）
（Wikipedia：wikipedia:K-T境界）
・で、その時何が起きたか？
- 恐竜絶滅、原因は小惑星 国際チーム結論、論争に決着か
（asahi.com：http://www.asahi.com/science/update/0305/TKY201003040492.html）
小惑星は直径１５キロほどで、毎秒２０キロの速さで当時は海だったユカタン半島にぶつかったと推定された。衝突時のエネルギーは広島型原爆の１０億倍に相当し、衝撃波と熱線が走り、マグニチュード１１以上の地震と、高さ３００メートルの津波が起きたとみられる。１千億〜５千億トンの硫酸塩やすすが大気中に放出されて太陽光を遮り、酸性雨や寒冷化を引き起こし、植物プランクトンの光合成が長期間停止するなど生物の約６割が絶滅したとみられる。１億５千万年以上続いた恐竜時代はここで終わったとしている。
・「広島型原爆の１０億倍」「マグニチュード１１以上の地震」「高さ３００メートルの津波」．．．1週間前に起きたM8.8のチリ地震と比べても、桁が違いすぎて具体的な想像が出来ない。
