世界一周
2月4日からたっぷり2週間、世界一周の海外出張に行って来ました。
私にとってもここまで長い出張、しかも世界一周航空券を使うのも初めてです。また、当然ながらめいちゃんにとってもこんなに長いお留守番は初めて。でも、1月に既に1週間、私の研修で留守番をしているので(この時、私は都内のホテルに缶詰でしたが、何かあればすぐに帰れる距離で気楽でした)、まあ何とかなるだろうと2人とも思ってました。
むしろ心配で仕方がなかったのはおじいちゃん、おばあちゃん。泊まりに来るかと聞いても、差し入れをしようかと聞いても、「いや、要らなーい」とつれないめいちゃんだったので、とにかく毎日帰宅したら電話をする約束だけはしたような状況でした。にも関わらず、時々忘れたりするので心配をかけました(^_^;。
2月4日(土)Amsterdamへ
さて、私の方はというと、4日(土)に出発。これも実は今回の出張で少し不便なところ。世界一周の席数は各便限られており、物理的に空席があっても世界一周の割引を使おうとすると乗れないケースがあるのです。仕事のアポイントからすると日曜出発がよいのですが、申し込んだ時には既に日曜の席はなく、やむなく土曜出発となりました。
加えてANA便でなくルフトハンザ便。でも意外と快適でしたし、搭乗した時にはピローのオシャレな色に思わず、めいちゃんに写メを送ってしまいました。
ちなみに今回は部下のAちゃんと2人旅。イタリア育ちの彼女は気を遣わなくて済むので楽ちんです。
15:20羽田発で現地時間19:15にFrankfurt着。トランジットで20:45に出発してAmsterdam着は22:00でした。すぐにホテルに向かい、その日はすぐに就寝です。
2月5日(日)AmsterdamにてOff
翌日は、仕事に取り掛かる前のオフ。
少し遅めの時間に朝食を頂けるホテルのレストランで待ち合わせをしました。行ってびっくり。泊っているホテルはSWISSOTEL AMSTERDAMという一見ビジネス向けのホテルだったのですが、アメリカのホテルでよくある、果物数種類とベーコン、スクランブルエッグ、パン程度のコンチネンタルブレックファーストを想像していたら、まず、生野菜たっぷり(嬉しい!)。チーズは大好きなブリーやブルーチーズなどが何種類もあるし、スモークサーモン、数種類のオリーブまで。温かいお料理も豊富で、チーズを乗せて焼いてあるトマトは本当に美味しかったです。加えて、パンも焼きたてのものを自分で切るものあり、周りがサクサクで中がもっちりしているものあり。たっぷり食べてしまいました。
それから、ホテルを歩いて出発。とりあえず、国立美術館Rijksmuseumを目指して行ったのですが、途中、道を聞いているうちにAmsterdam Museum(歴史博物館)に間違えて入ってしまったりしました。それでも、Amsterdamの歴史の展示がそれはそれで面白かったし、Amsterdamは本当に可愛らしい街で歩いていて楽しいので全く気になりませんでした。運河沿いを歩いていると、イタリアやフランスの街と違って、芸術の街というより本当に商人の街という雰囲気。建物は色とりどりだけれど華美でなく、都市のビル群のような直線的な感じでなく、建物の輪郭や窓枠がどことなく歪んでいます。それが何ともいえない温かみを醸し出しているのです。
運河沿いのあるフラワーマーケットを通り、
国立美術館では、有名なレンブラントの「夜警」などの作品を観て、アトリウムのカフェで少し休憩。それから、ゴッホ美術館の前まで行ったのですが、物凄い行列に入るのは断念し、たまたま近くに見つけた小さな美術館、MOCO Museumに入りました。
古そうな煉瓦造りで存在感があるので、最初に通り過ぎた時から気になっていたのですが、再度通った時にポスターをみてAちゃんが「このBanksyって知ってます?ストリートアートで有名なアーティストなんですけど、正体を明かしてないんです」と教えてくれて、興味を持って入りました。
入ってみて、ほんと良かったです。とてもシンプルでありながら美しく、考えさせられる作品が多かったです。
Banksyを観て、かつ運河の街も満喫して大分満足した私たち。ホテルに戻りがてら入れたらアンネフランクの家に入ろうと前まで行ったのですが、ゴッホ美術館と同様何時間待てばいいの?というくらいの列に断念。ホテルに戻ってきました。
夜は、新人の時の上司だった会社の専務が、会社のIRのためにやはりAmsterdamに出張してきていることを偶然Facebookで知って連絡をとり、専務に同行している本社の方、証券会社の方などと一緒に食事をとりました。
SNSっていいな、と思えた瞬間です。
2月6日(月)AmsterdamからLondonへ
この日も美味しい朝ごはんをたっぷり頂き、レストランでチェックアウト時間まで打ち合わせをしつつインタビューの準備をし、チェックアウト後はホテルのビジネスセンターで仕事の続き。
午後2時にタクシーで1件目のインタビュー先に向かいました。社員用のカフェテリアでフレンドリーな雰囲気で迎えて下さり、こちらの質問に丁寧に答えて下さりました。
それからすぐに空港に向かい、18:50Amsterdam発のKLMで2国目のUKはLondonに向かいました。
19:15着とやや遅かったのですが、Londonに数か月前から駐在している同僚と待ち合わせをし、宿泊するHilton London Paddingtonホテルのすぐそばのカジュアルなイタリアンで3人で食事をしました。
写真はPaddington駅前のホテルに相応しく、ロビーにあたPaddington Bear
2月7日(火)LondonからMunichへ
この日は9:30からのインタビューを済ませてから、会社のLondonオフィスにお邪魔させてもらい数時間作業をしてから、16:50Heathrow空港発のルフトハンザ便で3か国目のGermany Munichへ。
ここでのホテルALOFT MUNICHは、駅前のややゴミゴミしたところにありましたが、モダンでオシャレな内装。フロントの人たちもTシャツにジーンズというラフな服装です。
夜はホテルのすぐ横にあるビアホールで食事をしました。
2月9日(木)VeveyからBasel、さらにZurichへ
レマン湖畔のGrand Hotel Du Lacでの朝食はまた本当に美味しかったです。
ここでのアポイントは8:30と早め。済ませると、10:06Vevey駅発のSBBの電車に乗りBaselへ。途中、バレエのコンクールで有名なLausanneで乗換ましたが、当然ながら観光する時間はなし。
お昼過ぎにBaselに到着しました。
駅前のホテルのレストランでサラダとスープでランチ。2時からは製薬会社でのアポイントです。キャンパスと呼ばれている通り、本当に大学のキャンパスのような本社でした。
インタビューを終えて再びBasel駅から電車に乗り、今度はZurichへ。
ホテルSheraton Zurich Neues Schlossで地図をもらい、夜の旧市街まで散歩。とっても治安がよいようでたくさんの観光客がぶらぶらとウィンドウショッピングを楽しみながら散歩しています。旧市街でホテルに教えてもらったRacletteのお店で食事をしました。
2月10日(金)Zurich
10:00からのアポイントを終えた後は、翌日のアメリカへのフライトまで少し時間があるので、ちょっと観光することにしました。インタビューと移動の連続で、Aちゃんも私もやや疲れ気味。Londonはともかく他の街は私にとって初めてだったので観たいところもあったのですが、出張なので仕方がない。少し時間があるZurichくらいはということで、まずは駅の方へ行って、私はNYで会う予定のOさんの赤ちゃんのためにぬいぐるみを買い、Aちゃんは郵便局に行って荷物を出し、それから駅前のStarbucksでコーヒーを飲みながら少し仕事の打ち合わせをした後、昨夜はほとんどお店が閉まっていた旧市街へ向かいました。可愛らしい雑貨屋さんなどを覗きながらぶらぶらし、Fraumunster(聖母教会)でシャガールのステンドグラスを観て、少し早目の夕食をということでCheese Fonduを食べました。
Amsterdamも良い街でしたが、Zurichもこじんまりとした素敵な街でした。
2月11日(土)ZurichからNew York Cityへ
この日でヨーロッパはお別れ。9:50発のSwiss AirでNew Yorkへと向かいます。
実はヨーロッパはどこもそれほど寒くありませんでした。零下を覚悟していたのが、そのような日はなく東京と同じくらい。
ところが、ニュースでは北米東部は寒波でBostonなどはすごいブリザードだというし、NYCも雪が積もっているらしい。週末をNYCで過ごすのにあまり歩き回れそうにもないし、せっかくなので、欧州にいるうちにネットで日曜のNew York City BalletのSleeping Beautyのマチネのチケットをとっていました。
この日NYに到着したのは午後1時。Sheraton New York Times Squareにチェックインした後、夕食まで自由行動にしようということで、私は一人外に出て最近来ると必ず行くバレエ用品店2軒をハシゴ。前回レオタードを購入したSanshaで今回も1枚購入をしました。
夕食は、Aちゃんが調べておいてくれたフードコートでエスニック料理となりました。
2月11日(日)New York CityでOff
この日はAちゃんもお友だちに会うということで、別行動。私はみぞれ交じり天気の中MOMAのShopへ行ってめいちゃんのお土産を買い、それから5th Ave.まで行ってHolisterでまたお土産を買い、それからLincoln CenterのDavid H.Koch Theaterへ。マチネということもあり、子供がたくさん来ています。そしてNYCBのSleeping Beautyは本当に子どもが楽しめる演出がたくさんで、会場からは笑い声や歓声が多く聞かれました。
Aurora役はLauren Lovetteだとよかったのですが、Megan Fairchildも可愛らしく演じていてよかったですし。Sara Mearnsの魔女役は踊りはないものの演技がとてもよかったです。
終わった後、まだ横殴りのみぞれが続いていて、我慢できずにColumbia CircleにあるTime Warnerのビルに逃げ込み、H&Mでニット帽を買ってしまいました。NYの寒さにはニット帽は欠かせませんね。
One Wayの標識からつららが下がっているのが分かるでしょうか?
夜は2回目の日本との電話会議をし、しっかりと仕事も進めました。
2月12日(月)〜15日(水)New York City
この3日間は1日1件のアポイントかつ移動なしという比較的余裕あるスケジュール。都合のよいことにホテルの目の前が会社のNYオフィスがあるということで3日とも場所を借りて仕事をさせてもらいました。
水曜の昼にはNYオフィスの人たち数人と、そしてまた偶然出張してきている同僚のAさんと一緒にDon Antonioというお店で美味しいピザを食べました。ちなみに、もう1軒
Trattoria Trecoloriというイタリアンのお店もたまたま見つけて夜行ったのですが、とても美味しかったです。
水曜のアポイント後には少しだけDown townへ買い物に。めいちゃんに可愛らしいハリネズミの小さなぬいぐるみを買いました。
写真でぬいぐるみの下にあるのはMOMAで買った絵葉書集
2月16日(木)NYCからSan Franciscoへ
この日は10:00Newark発のUAでSan Franciscoへ。実は数日前までもしかするとOregonやBostonでアポが入るかもしれないという状態が続き、なかなか決まらなかったのでフライトも決められませんでした。が、結局、OregonとBostonのアポは入らず、San Franciscoで最後のアポを済ませてから帰国ということになったのです。
時差の関係で6時間くらいのフライトですが、NYでの時間から3時間後の現地時間にはSan Franciscoに到着します。
いったんHyatt Regencyにチェックインし、3時からのアポイントへ。帰り、AちゃんとUberを試してみましたが、安いし本当に便利だと実感しました。
2月17日(金)帰国
この日は帰国だけ。
長い出張だったので、会社に多めのお土産を買いました。